作者は初めてここに投稿したようなカスです。
よって、文体がなってない!や キャラの喋り方変わってないかこれ?といったことがあるかもしれませんが、ご了承ください。
お嬢様口調が嫌いな方はお戻りください。
誤字・脱字等ございましたら。教えてください!
「ふぃー、久しぶりの休暇ねー!」
私は久しぶりに休暇を貰った。休暇はいつでもあったのだが、先生の仕事が終わっていなくて先生が明日は休暇だと言っても休む気には全然なれず、休暇をもらっても先生の手伝いをしていたりする。勿論、先生の仕事は今日も終わっていないのだが、先生が休暇という権利を放棄するのはもったいないと言った後、10日間休まないとお前を首にすると言ったから私はしぶしぶ休むことにした。だが、いつも働いている人にいきなり休めというのはかなり無理がある、働いていた時はあんなことやりたいなとか、こんなことやりたいなとかあったんだけど、いざ休みが貰えるとなると、そんなにやる気が起こらない、はじめ3日位はやることがあったがすぐ終わってしまった。これでは時間を無駄にしてしまうと思い、錬金術の自習をする為に森に来た。
「…やばい、迷った。」
やばいなんて言っている暇はない、自分が知っているところだとあまり自習にならないと思い、遠い所の森まで来てしまった。しかもかなり木が生えていて道がわからない、一応獣道のようなものがあるがこれが正しいとは限らない、食料は念の為持ってきているけど一日分くらいだ、さてこの絶望的な状況をどう打開しようか…。
「ふんふんふふふーん♪」
今一瞬女の子の鼻歌が聞こえたような気がする。でもここは深い森の中だ女の子なんているわけがない、もう疲労が現れたのか、と思っているうちにまた女の子の鼻歌が近づいてきた。
「あら?こんなところに旅人ですの?最近じゃ珍しいですわね。ようこそ迷いの森へ」
私が耳をすませていると、木の陰から女の子が出てきた。外見は青髪のボブカットで赤のカチューシャを付けていて、服装は紺のドレスで、体型と顔は明らかに10歳位だった。女の子は不思議と幼いという雰囲気は無く、非常に落ち着いていた。
「あなたはここで何をしているの?」
私がそう尋ねると、少女?は満面の笑みで、少女?は話し始めた。
「私はずっとここに住んでいるんですの、多分あなたは迷っていますのよね?良かったら近くの町まで送っていって差し上げましょうか?」
少女?が道を知っているという状況はとてもありがたかく、今にでもその少女?に近くの町まで送っていって欲しかったが、そんなことよりも気になることがある。
「…あなた妖怪よね?」
これを聞いた途端、少女?は驚いた顔をして、すぐに子供らしい表情から真面目な表情に変えて私の質問に答えた。
「そう、私は妖怪ですわ。でも、妖怪の可能性がある時点でよく逃げませんでしたわね。」
私がこの妖怪から逃げなかった理由を妖怪に話した。
「まず、逃げなかった理由はあなたが歌っていた鼻歌よ。」
すると妖怪は不思議そうな顔をして尋ねてきた。
「私が歌っていた歌があなたが逃げなかった理由につながるとは思えませんわ、詳しく説明してくれますこと?」
確かに、鼻歌を歌っている行為が妖怪から逃げない理由にはほとんどならないだろう。
「その歌は最近流行っていた歌でしょう。あなたがその歌を知るには旅人にきくしかないから、旅人に聞けるほど親しくなっていたってことよ。」
妖怪は鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をした。
「よくそんなことからわかりますわね…。何気なく吹いていたものだけど、すごいですわね、あなた。」
取り敢えずこの妖怪が人を襲わないことを完全に立証したので、この妖怪に案内を任せよう。
「取り敢えず、あなたとかで呼び合うのは嫌ですから自己紹介でもしませんこと?」
そう妖怪が提案してきた。確かにずっとあんたとかで呼びあってても、気分があまり良くない。私はその提案に乗ることにした。
「私の名前は夜丹 蓮華(やたん れんげ)よ。私は今修行の身なのよ。あなたの名前は?」
私が名前を教えると、妖怪も自己紹介をした。
「私の名前は碑色 翠 (ひしょく すい)ですわ、これから宜しくしますわ。私が前を歩くので後ろをついてきくださる?」
私はしばらく翠の後ろについて互いのことを話し始めた。私が最近怖かったとおもうことや、面白かったことを話した。翠は普段何をして過ごしているのか教えてくれた。どうやら翠の話によると、この森には村で過ごしている人が要らないものを捨てに来ているらしい。それで翠は本を読んだり、森には川があるので釣りをしたりして過ごしていると言っていた。
しばらく歩くと、翠は「ここをまっすぐ行けば森を出れますわよ」と教えてくれた。私はまた迷うかもしれないので、翠に村の近くまで一緒に来てと頼んだ。
「無理…ですわ。」
翠が話していた雰囲気とは違う雰囲気で言い放った。その時の翠は最初に私が妖怪かと聞いた時の雰囲気のようだと思った。一瞬だけ。明らかに翠の雰囲気は質問した時のそれとは違う物だとわかった。翠に聞いた時は、《怒り》と《不安》が大きく感じ取れた、だが今の翠からは《怒り》、《不安》も感じ取れるが、最も強く感じ取れるのは《悲しみ》の感情だった。翠の真剣な表情に、思わず私も緊張してしまう。でも、理由を聞いて置かなければ、ずっと心残りになりそうだ。
「…あら、どうしてダメなの?」
翠が口を開いた。
「…封じ込められているんですの」
口を開いた翠は、苦虫を噛み潰したような顔になっていた。そんな翠を見るのは嫌だったけれど、ここはちゃんと詳しく聞いておきたい。
「どういうことなの?」
「あんまり、人には話したくないのですが…蓮華になら話してもいいですわね。」
翠が固唾を呑んだ後に続けた。
「私は追放された者なんですの。その昔私は別の世界にいましたわ。妖怪の私はそこでたくさんの『人間』を喰らいましたわ。その話は段々と広がっていき、ついにその話は、その世界を統べる王のところまでとどきましたわ。王は何回か私に警告を出したましたが、私は無視して人を喰らい続けました。とうとう王は力技に出てきましたわ、それが私を異世界に封印するという方法だったんですの。その王はこの世界になるべく被害が出ないように、ワープの先の森に多重結界を張り、私の姿を変えてこの世界に飛ばしたんですの。」
そんなことが翠にあったなんて思いもしなかった。だって翠は私を喰らう瞬間なんていつだってあったのに、1回も喰らおうという素振りがなかったから。
「…やっぱりその王を恨んでいるの?」
私は真剣な表情で翠を問い詰める。が、翠は笑いながら返事をした。
「まさか、恨んでなんていませんわ、実は私が喰らった『人間』の中には王の1人娘もいたみたいですの。それでも私のことを殺さずに警告してくれて、更に殺さないで別の世界に飛ばしたお人好しの王を恨めませんわ、恨むどころか恩返しがしたいくらいですわ。」
するとどこからともなく、男の声が聴こえた。
『ふむ、前アポピスはそこまで成長したか…。もう、封印を解いてやってもいいかもしれんな。』
その声に翠が大きく反応する。
「その声は王ですの!?言いたいことが2つありますわ!発言させてください!」
『よいぞ、なんだ前アポピスよ。』
「ひとつは、本当に申し訳ございません。あなたの愛する国民を、娘を喰らってしまったことを深くお詫び申し上げますわ。二つ目は、本当にありがとうございました。あなたのように妖怪を軽蔑したように接しない王は初めて見ました、私を…いえ、私達妖怪を見捨てずにいてくれてありがとうございました。」
翠は涙で溢れた目を時折擦りながら言った。
『ふむ、ならばこの結界を解こう。
これで解けた筈じゃ外に出ようとしてみろ』
「本当にありがとうございます!それじゃ蓮華、行きましょう。」
私が出た後に翠も続いて出ようとした。が、翠は何か壁にぶつかったような反応をした。
「どうしたの?翠、まさか結界が解けてないとか?」
「そうかもしれませんわ、いつもこんな感じですもの」
『そんなはずないんじゃがのぉ、あまり使ってなかったから腕が鈍ったのかの』
「…ふーん、私が翠に出会えたのは、運命だったのかもね」
周りから見たら変なことを言ってるように見えるかもしれないが、あながち間違いじゃないのよね。
「翠、この飴あげるから舐めておきなさい。」
翠は私の発言に頭の上にはてなマークを出しながらも、素直に舐め始めた。
「私の能力はね、特定の時間を速めたり、遅くしたり、巻き戻したり出来るの、それでその飴は私の能力の支援ができるものよ、私が舐めてもなんにもなんないけどね。私1人だけだと、物体か生物の速度・時間を速めたりしか出来ないのだけど、その飴があると何でも速度・時間を速めたりできるの。それであの王の霊の時間を巻き戻すの。」
翠はひたすら相槌を打っていたが、わかっているかはどうか定かではない。
「まあ、とりあえず翠はその飴を舐めていればいいのよ。」
「わひゃひまひひゃわ。」
翠は口に飴を含んでいたから多分、わかりましたわ。と言ったのだろう。
「…じゃあ、いくよ。」
そう言うと私は目を閉じて全精神を時の流れを読み取り念じた。
「…ふぅ、これをすると疲れるのよね」
「なんか、私は妖力が吸い取られる感じがしたましたわ〜。」
翠はアニメや漫画などで目をぐるぐるで描くのが似合った表情をしていた。
「どうよ、王は何か感じた?」
『俺はなんか若くなった気がするな。』
王は口調や声質も変わっていた。声質はニヒルのような声質に、口調はなんだか威厳がない…。
「じゃあ、また結界を解いてみてよ。」
『おし、じゃあやるぜ!』
『これで解けたはずだな!出てみろよアポピス!』
翠はゆっくりと足を森の外へと踏み出した。
「やった!でれましたわ!」
翠からは《喜び》の感情をとても感じた。翠は《怒り》や《不安》、勿論《悲しみ》の感情も全く感じなかった。
「じゃあ、このあと翠はどうするのよ。私の家にでも来る?」
翠は一瞬嬉しそうな顔をしたが、
「あまり、人には迷惑かけないようにしますわ。」
明らかな作り笑いをしながら、すいは応えた。
『じゃあ俺の役目はもう終わりだな。これでお前を封印したことを心に残したまま成仏するということは無くなったな。じゃあな、アポピス…いや、翠よ!』
王がそういった後、私達は森を後にした。心無しか翠は泣いているように見えたが《悲しみ》よりも《喜び》の感情の方が大きかった。
十日後
「無奈星さん!ちゃんと実験道具は片付けてくださいまし!」
「えー、めんどくさいからいいじゃん、死ぬ訳じゃないんだし。」
「だめですわ!下手すると私の居た場所よりもきたないですわよ!」
「…言えてるねそれは」
「ちょ、蓮さんまでそういう事言うのはやめろよ!」
「やっぱり『蓮華』さんはわたしの味方ですわよね!」
「うーん、『翠』場合たまに変な事言うからねー、どっちでもないかな。」
「ていうか、やっぱり翠君が来てから実験効率が上がった気がするよ。勿論、蓮さんが来てる頃からかなり実験効率は高いけどね。」
あの後結局翠は泊まる場所がないことに気がついた。翠の見た目は十歳くらいの女の子で、いろんな意味で危険な目に遭うかもしれないので、翠はどうにかできないかと聞いてきた。私の家に泊めると言ったら私に迷惑をかけたくないという理由で別の方法を聞かれたので、今は翠は先生の家に泊まっている。よく考えたら私の家は二人寝泊まりしたらかなり狭かった。
もう少しお金がたまったら、今の家より少し大きな家を買おうと思う。先生がなんだか行けない方向に目覚めてきたので、翠が私と住めるようにしたいから。
~TO BE CONTINUED~
いかがでしたでしょうか。
正直このようなものにあまり自身はありません!最後の方に出てきた無奈星という人は蓮華の先生です。