やあ。いきなりだけど自己紹介といこう。
僕の名前は久留米 征一。総武高校3年、A組所属。前期生徒会副会長。得意教科は数学。あと理科。好きな食べ物はチャーハン。彼女なし。趣味は計算と読書で、休日は図書館にいることが多い。友達は居ないけど、知り合いはいっぱいいる。大学生の姉がいる。家はお金持ちだけど、ずば抜けてって程じゃない。体は割りと丈夫。成績は上の中位だけど、数学は一位。容姿もそこそこいい、と思う。性格は基本的に温厚。でも皮肉屋な一面もあったりする。好きなタイプは特にないけど、すぐ怒る人は嫌い。クラス内でのカースト順位はっていうか、まずカースト内に入ってない。部活は帰宅部。通学は家がすぐそこなので徒歩。特に付き合いがある人はいない。精々生徒会の人間くらいかな。どちらかというと猫派。でも犬も好き。というか動物全般好き。そして、現在ループ世界に巻き込まれている。
そう、これで僕の青春が始まるのは1万9851回目だ。
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何度目かわからない朝を迎え、僕はのそのそと起き上がる。目を擦りながら二階へ降りると、
フレンチトーストのいい香りがしてきた。
「おはよ、姉さん。」
「おはよう征一。ご飯は出来てる。」
「いつもありがとね姉さん。」
「それは言わない約束。」
無表情なままの姉さんと一緒に椅子に腰掛け、フレンチトーストを頬張る。うん、めちゃくちゃ美味しい。何回も食べてるけど、飽きる気配がない。商品として売り出すべきだと思う。
「姉さんって今日は休み?」
「うん。今日は大学に行く必要はない。」
「じゃあ、家一人だね。大丈夫?って、そんなの聞くまでもないか。」
「心配ご無用。」
「大学って楽しいの?」
「普通。」
うん、いつ見てもうちの姉さんはクールだなぁ。綺麗だし、勉強もできるし。自慢の姉ってこういう人を言うのかな。
「そういえば。」
「うん?何?」
「最近、友達が出来た。」
「へぇ!よかったじゃん!女の人?」
「うん。名前は・・・」
「雪ノ下陽乃、でしょ?」
「・・・・なんで知ってるの。びっくり。」
「全然驚いてるように見えないからって、びっくりを口で言うかな普通・・・」
「気にしなくていい。それで、なんで知ってるの。」
「いや、大したことじゃないよ。ほら、僕って生徒会に所属してるだろ?その会長とその雪ノ下さんが知り合いだから知ってたってだけ。」
嘘だ。僕はまだ「この周」では、雪ノ下陽乃には会っていない。初めて雪ノ下陽乃に会ったのは53回目だった。それ以上の関係になったのは1万9851回の中でも数えるほどしかない。雪ノ下陽乃と会うには、「奉仕部」という部活に関わる必要があることを、僕は今までの経験から知っている。
「なるほど。納得した。」
「それはよかった。・・・・っと、ご馳走さま。」
「うん。お皿はさげといて。」
「了解。」
皿を片付けると、僕はカバンをひっ掴んで立ち上がった。
「それじゃ、僕は行ってくるね。戸締まりよろしく。」
「うん、わかってる。いってらっしゃい。」
姉さんの平坦ながらも温かみが感じられる声を背中に受け、僕は明るい気持ちで学校に向かった。
俺ガイルのループモノって需要あんのかなこれ・・・