魔法科高校の劣等生 転生チートの念能力者 【休載中】 作:黒皇
第1話 転生
俺が転生直前の進藤龍斗という自我に目覚めたのは生後間もなくのことだった。
女神を疑っていたわけではないが、本当に転生できたことに驚いた。
そして、赤ん坊なので食う、寝る以外の時間は念の修行に時間を充てられた。精孔を開くまでに要した時間はわずか一週間。そこからは、纏と練を繰り返しオーラの総量や一度に体外に放出できるオーラの量を上げながら、絶を磨き、完全に気配を絶てるようにした。
一か月後には念の応用技の修行をし始め、凝や硬はすぐに習得した。
さらに一か月後には円、堅、流を習得できたが、ギリ実践レベルであり、まだ修行が必要だ。残りの隠、周はまだだ。隠はゴンとクラピカとゼノの発でしか使わないだろうからそれらを使えるようになってから修行する予定だし、周はオーラを物に纏わせることができるが、それがどのようなレベルなのかはベッドから出られない俺にはまだ分からないことだ。
ベッドから出られないにしても声は聞こえるわけだし、それを理解できるだけの頭脳はあるので、俺がどんな環境で育てられているのかは理解できた。
まず、裕福な家であることには間違いない。部屋が異様に豪華なのもその理由の一つだが、使用人らしき人たちが何人もいて、俺を「坊ちゃん」とか「龍斗様」とか呼んでいたからだ。
そう、この世界でも俺の名前は龍斗なのだ。おそらく女神がそうしてくれたのだろう。18年間呼ばれていた名前なのだから、愛着もあるし、いまさら別の名前で呼ばれても困るのでとてもありがたかった。
次に判明したことは俺の髪の色が大問題になったらしい。らしいとつけたのは使用人たちが話していた内容から俺が導き出した答えだからである。俺が転生の特典で外見を10cm低い黒バスの黄瀬にしたので髪の色が金髪になったのだが、両親とも純日本人で髪の色は黒色だったので大問題だったんだろう。
マジでごめんなさい。
結局は超隔世遺伝か突然変異のどちらかだろうということで片付けられた。
とまあ、色々と問題はあったがすくすくと育ち、俺は12歳になった。ちなみに小学校は卒業してもう中学生だ。
勉強方面は瞬間記憶能力とIQ200以上の頭脳で余裕だった分、念の修行にかなりの時間を充てられたおかげで、オーラの総量や一度に体外に放出できるオーラの量もかなり上がったし、念の応用技もすべて習得でき、達人レベルをはるかに超えてしまった。円なんかは半径50mで達人レベルと言われるが、その20倍は広げられるようになったし、堅はほぼ丸一日保つことができるし、流は意識した瞬間に振り分けられるようになった。
身体能力の方は最初のころはそこまですごくはなかったが、年齢が上がるにつれて原作のキルアに近づいて行った。身長も不自然でない成長曲線だし、この2つはおそらく女神が調整したのだろう。
12歳にもなれば家庭環境や親族関係も完璧に把握できるようになり、俺の置かれている状況が一般の人たちと比べるとかなり特異であることが分かった。
家庭環境は特にそこまで複雑ではなく、父親は
母親は柴崎
最後のが俺の置かれている状況を特異にしている要因だ。当初は四葉家の次期当主候補に名を連ねる予定だったが、他の分家から突然変異の可能性のある俺を次期当主候補にすることに批判が集まり、辞退することになった。辞退決定時は3歳にも満たなかったので境遇が特に変わることもなく、母親も元々当主にはしたくなかったみたいだし、父親は優秀な魔法師にさえなれればいいというスタンスなので問題はなかった。しかし、辞退したとは言っても四葉家の分家であるという事実は変わらないため、発言力が低くなっただけで色んなしがらみがあることには変わらない。
まあ、色々と複雑ではあるが四葉家の者であることを隠しさえすれば、普通に生活できるようだし問題ないと思う。実際、学校の方はモテ過ぎるという点を除けば問題ないし、親戚関係も柴崎家は俺が当主候補を辞退したからなのか他の分家の人たちとはギスギスしていないようだ。母親同士が姉妹ということもあり、分家の中でも特に司波家とは仲が良く、夏休みに司波家と一緒に沖縄旅行に行く予定なのだ。
結局、真夜と深夜に妹いた設定にして四葉の分家に転生させました。