すみません!勇儀さん相手に能力練習の前に、静海の体調回復の3日間をとばしてしまうのが、勿体ないので小話集を書きました。
1つ1つ短めにしたいと思っています。おそらくグダグダな感じで終わりそうですw
でも、自分が楽し・・・もとい。
読者の皆様が楽しんでいただけるように感がります。
では、もっと愛を込めて。と・う・ほ・う!!
静海の体調が戻るために3日間の日数が過ぎた。
しかし、その3日間はただじっとしていたわけではなかった。
これは、静海が旧都で過ごした賑やかな日々で起こった出来事である。
☆パルの地霊殿暮らし
静海は地霊殿の客室で休んでいた。部屋にいるのは静海とパルスィの2人だけである。
静海はベットに横になりながら自らの能力について思考していた。
パルスィは椅子に座り、紅茶を飲みながら本を読んでいた。
静かな時間が過ぎていたが、さすがに暇になってきたか静海が退屈といった顔をした。
暇つぶしに本を読んでいるパルスィに視線を向けるが、何も変わったことはない。
ただ自分好みの髪型をした可憐な女性がいるだけだった。
しかし、何かひっかかったのか、顔に変化が起きた。そして、
静海「そういえばさぁ、パル?」
パルスィ「?どうしたの?どこが痛むの?」
静海の疑問にパルスィは読んでいた本から顔を上げて、静海の方を向く。
そんなパルスィに、静海は己が感じた疑問を訊いた。
静海「いや、ふっと思ったけど、パルは昨日からずっとさとりの家にいるけど1度は自分の家に帰ったのか?」
静海の疑問のすぐ後に何か物音が部屋に響いた。
どうやらそれは、パルスィの手から本が床に落ちた音のようだった。
パルスィは慌てて、落ちた本を拾い上げた。顔が少し赤いのは気のせいではない。
パルスィ「え、ええ。昨日から地霊殿にいるわ。どうせ、家に行っても誰もいないし、町で静海さんのことを聞かれるのも五月蠅いから・・・」
言い訳くさいことこの上ない。
静海「なんだ?パルは1人暮らしか。友達とかで過ごさないのか?」
パルスィ「友達と過ごすって言っても、だいたいここではいつもお祭り騒ぎのようなものよ。」
パルスィはこれまで自らの能力を気にしており、自分から誰かと過ごしたことは少ない。
パルスィ(今までは、私から誘ったことはないけど・・・これからは自分から誘ってみようかしら?)
パルスィの中で起こっていた変化はいい方向へ向いているようだ。
静海「じゃあさ、体が治ったらパルの家に行ってみてもいいか?」
パルスィ「・・・・え?」
静海の質問にパルスィは頭が真っ白になった。
パルスィ「え、ええ、べ、別に、い、いいけど、どうしてかしら?」
(え?え?何で!いきなり!?どういうことなの!?こ、これはどういう意味かしら。ま、まさか!)
声が震えいたが、かろうじて返事を返した。心の中ではかなり動揺していた。
静海「いや、ここって妖怪の住処って感じがしないからさ。他の妖怪の家は変わってるかな、と思って。」
いつものように面白いことがあるか?という顔をしていた。いたって健全な答えだった。
そんな返事にパルスィは、
パルスィ「え、ええ!そうよね!そんなことだと思ったわ!」
大声で叫んでいた。ちなみに心の中では、
パルスィ(もう!なにを考えていたの私!なにを期待していたの!殴りたい。さっきの私を殴りたい!)
こんなことを思っていた。
静海「ん?何か不都合があるか?やっぱ妖怪といっても女の子の家だからなぁ。」
パルスィ「いえ!大丈夫よ!何なら今からでもいいわよ!」
即刻で家へ招待を決断したパルスィだった。
静海「お、いいのか。じゃ、体が治ったら案内頼むな?やっぱ気になってねん。」
パルスィ「ええ、もちろん。」
(ああ、もう!何をやってるの私!何家に招待してるのよ!グッジョブ!)
それから部屋で本を読んでいたパルスィは静海に聞かれているのも関わらず、自分も知らないうちに鼻歌を歌っていた。
☆河童の話とお空の能力
パルスィは自分の家の片づけの為に1度家に帰って行った。
そんなパルスィと入れ違いに、さとりとこいしが部屋に入ってきた。
静海は暇が潰せると喜んでいた。
静海はベットで上半身を起こし、さとりとこいしは静海の向かい側に椅子を持ってきて座った。
こいし「お兄さん、何話す?」
静海「んー。突然言われてもな・・・・なら昨日話してた河童についていいか?」
こいし「河童?にとりのことかな?」
静海「にとりが誰か分からないが、河童の技術力が気になってね。天狗が新聞を印刷出来るのも河童の御蔭っていってたけど。」
どうやら、昨日の皆が集まっていた際の河童の話が気になっていたようだ。
さとり「そうですか。と言っても、私達もそこまで詳しくは知りませんよ?彼らは基本自分の住処から出てきません。」
静海「そうなのか?あ、恥かしがり屋っていってか。」
こいし「そうだね。でもよく命蓮寺でバザーやってるよ?」
静海「命蓮寺でバザー?」
静海は何がどうして妖怪がバザーを開いているのか分からなかった。
さとり「いえ、河童でなく。命蓮寺というお寺で人間が開くバザーに河童が参加しているのです。どうやら開発のための資金稼ぎのようです。」
さとりのそんな答えに静海は明らかに嫌そうな顔をしていた。
静海「なにその妙にリアルな経済理由?」
さとり「色々開発しているので資金不足のようです。しかも、開発自体も趣味の様なものです。」
こいし「でも、幻想郷一の技術力は本当だよ?お空と協力して、地底に人工太陽つくったし。」
静海「なんですと?」
さすがに太陽を人工とはいえ作ってしまうのは嘘だろう、という顔をしていた。
さとり「いえ、確かです。それはお空の能力のお蔭が大きいです。」
静海「お空が?」
一見そんな高度な知能を備えているように見えないようだ。
さとり「まあ、簡単にいえば神に力を貰ったからです。」
静海「神!?そんなのもいるの!?」
面白いモノを見つけた顔をしている。
さとり「ええ。で、その力が核融合を操る能力です。」
静海「・・・マジ?それならお空の攻撃力はトップクラスじゃない?」
どこかの戦争モノのゲームやアニメを思い浮かべたようだ。
さとり「そんな頭に思った映像のようなことはありません。」
こいし「でも、だいたいは弾幕ごっこは攻撃力だけが強さのすべてはないよ?」
静海「そうかー。でも、そんな能力を機械で制御してることになるぞ?」
それはすごいことだと驚いていた。
さとり「ええ。原理は私も知りませんが、前に話していた宇宙人や矢守の巫女の協力もあったそうです。」
静海「ほんとにいるんだな宇宙人・・・」
さとり「ええ、います。そのうち制御室にも案内します。」
それは楽しみだと言ったが静海は眠くなったのか、そのままベットに沈んでいった。
どうやら自分では気づいていないが、疲労は抜けきってはいなかったようだ。
それを見ていたこいしは静海にそっと毛布を掛けてやった。
こいし「お休み、お兄さん。」
さとり「・・・」
そんなこいしをさとりは優しさと羨ましさを混ぜた顔で見守っていた。
☆さとりの鏡で1人練習
お燐は仕事がひと段落したので、夕食の準備をするために食堂に行っていた。
自分の主であるさとりの部屋を通り過ぎようとした時に、僅かに扉が開いてたのが目に留まった。
お燐「あれ?しっかり者のさとり様らしくないにゃー。閉めときますか。」
そう言って扉に近づいていくと、空いた隙間から部屋の様子が見えた。
さとりがいないのか?と思い隙間から覗くと、
お燐「・・あれ?さとり様いたんだ?・・・鏡の傍で何やってるんだろ?」
どうやら、さとりは部屋にいたようだ。しかも自分と同じくらいの高さがある鏡の前に立っていた。
さとり「・・・・」
なにやら真剣な顔をしていた。
お燐「さとり様、あんなに真剣に何を考えているのかな?なにか悩みでもあるのか?」
集中しすぎて、お燐に気が付いてないようだ。
そんな自らの主を心配したお燐が、声を掛けた方がいいか悩んでいた時だった。
さとり「スゥ・・・・」
さとりが大きく息を吸い込むが見えた。やはり何か悩み事かと本気で心配をした。しかし、さとりは
さとり「お、お兄ちゃん(上目)・・・」
お燐「・・・・・」
動物である自分でもやっと聞こえたほどの小さい声でそんな言葉を喋っていた。
お燐は何が起きているか分からないでいた。目が点になっている。
しばらく見守ってみることにした。
さとり「・・・私のキャラではありませんね。では・・・・お兄様ぁ♪(笑顔)・・・・これも何か違う。」
お燐「・・・・・」
さとり「お兄ぃ・・・兄様・・・兄上!・・・違う。」
お燐「・・・・・」
さとり「ですがやっぱり恥ずかしいですね・・・なんでこいしはあんなに簡単に呼べるのでしょう?」
どうやら、静海を兄と呼ぶ練習をしていた。鏡は顔を確認するために見ていたようだ。
そんなさとりを見ていたお燐はというと。
お燐「・・・・・・」(ニコ)
まるで、愛おしい我が子を見守る母のような顔をしていた。
さとり「兄さん・・・うん、これがいいですね。呼びやすいです。」
どうやらどう呼ぶかは決まったようだ。鏡の前で笑顔をつくっていた。
そんなさとりを見たお燐は、
お燐「・・・・・」
そっと静かに物音をたてないように扉を閉め、静かに足音を立てないように食堂に行った。
お燐がいなくなったがさとりは、
さとり「・・・でも恥ずかしいので、しばらくは静海さんのままでいいかな・・・」
紅い顔をして、困ったように笑っていた。
それから静海と話しているさとりを、蔭から応援するかのような顔で見守るお燐がいるのは言うまでもない。
どうでしたか?
自分ではほのぼの日常を掛けたのならうれしいです。
これから、このような話をちょくちょく入れようかと思います。
ここの河童の技術はご都合主義になります。
カッパノギジュツリョクッテスゲー!w
では、また次回!
ばいばーいノシ