今回から原作キャラが登場しますが、
作者の独自設定が含まれていますので
それが嫌な方はお引き取りください。
では、ビバ東方!
第1章 第1話 嫉妬の橋姫
???視点
「妬ましい・・・・・」
誰かに言ったわけでなく、私はなんとなく独り言をこぼした。
ここ地底は、地上に行き場をなくした者や、自らの能力を危惧してやって来た者、
人間に興味を失った者などの、様々な理由でやってきた妖怪たちで構成された都だ。
鬼が中心となり、毎日がお祭り騒ぎとまでいかないが、賑やかなところである。
私自身は地上から追われ、ここにやってきた。
愛した男が私を捨てたことに嫉妬し、狂気に狂い、殺してしまった。
殺した後には、何も残らず心に穴が空いていた。気が付いたら橋の上から身を投げていた。
そこで終われば、どこにでもある悲劇である。
しかし、時代がそれを許さなかった。
私が生きていた時代は魑魅魍魎が猛威を振るい、病気を妖魔の仕業、呪いが存在する。
そんな世迷言が信じられ、語られてきた時代だ。
未知に対する恐怖が形を作り、妖怪や怨念を生み出す。
そして、妖怪たちは自分たちの存在を知らしめるべく、人を襲い、存在を認識させていく。
こんな時代に嫉妬で豹変し、男を殺し、身を投げた女など、すぐに怪談へとなる。
「嫉妬で鬼に豹変した女がいたようだ。」
「嫉妬で男を殺したそうだ。」
「人間とは思えない、きっと物の怪だったのだ。」
こんな噂が都を飛び交う。しかし、噂はさらに拍車をかけ
「女の霊がまだ殺したりないと、男を夜な夜な探してる」
「女の罪深き嫉妬は、他の女に取りつくぞ」
「あの女の怨霊が原因で、あの夫婦は別れたに違いない」
身に覚えがないことまで、私の罪だと人々が言い出した。
その都の人々の恐怖の念から生まれた妖怪が、嫉妬を操るワタシだ。
この体の元となった人間の時の記憶は残っているが、今の私は誰なんだ。
私は自分の意識に関わらず、橋を通る人々を嫉妬に狂わせた。
違う、私が望んでやってるのではない・・・・・
こんな力いらない、私はあの人を心から愛していた・・・・・
そんな他人の不幸を喜ぶ私はいない・・・・・
何を言っても伝わらず、とうとう妖怪退治の術者に討伐の命が下った。
命からがら逃げきることが出来たが、人が集まる所には嫉妬は自然に集まり、私の力を増大させた。
人だけでない、妖怪にだって嫉妬心があるから、妖怪からも避けられた。
行き場を無くした私がたどり着いたのは、人や妖怪が寄り付かないここだった。
最初は私のような逃げてきた妖怪や、封印され地下に追いやられた存在が中心だった。
お互い訳有りだったので、深くかかわらず静かに暮らしていた。
そんな時に鬼がやってきた。
荒くれ者が多い彼らだったのか、いつのまにか喧嘩や酒が日常となっていった。
鬼はみんな正直であり、嫉妬が増幅され喧嘩になっても、喧嘩が終われば互いに笑い酒を飲んでいた。
心に空いていた穴が少し埋まった感覚がした。
でも、満たされることはなかった。
理由は簡単だ、彼らは強者だ。嫉妬を受け入れたわけでなく、嫉妬に身を任せたのだ。
それでも、私は嬉しかった。
鬼のまとめ役の星熊勇儀は見ていて気持ちがいいし、土蜘蛛の黒谷ヤマメは彼女自身の能力の関係もあり似た境遇でもあり気もあう、
地霊殿の彼女たちもこちらに気を使っている。地底のみんなは自慢の仲間だ。
でも、やはり人に未練がある。
愛したいのだ。愛されたいのだ。
しかし、私が妖怪になったのも人間のせいである。妬ましい。
私の嫉妬心がそれを許さなかったのだ。
これまでの人間からの反応で半ば諦めている。
これからも私の嫉妬を心から受け入れてくれる人間なんて、あらわれて、くれる、ことを・・・・・
そんなこと思いながら、私はため息をはいた。
今でも旧都では鬼たちのもとで酒盛りが行われていた。
そこにいても、嫉妬を集めてしまうので橋で一人で酒を少しづつ飲んでいる。
仲間たちは気にしないが、私が気にしてしまう。
物思いにふけっていた時だった、旧都とは逆のほうから耳にしたことがない音と、足音が聞こえた。
視線を向けると、そこには一人の人間が光を発している見たこともない鉄の塊と一緒にこちらに向かっていた。
???視点終了
静海視点
なぜかそこだけ異様に明るい橋に近づくにつれ、女性の姿がはっきりしてきた。
第一印象はハイカラ(某番町風)の一言に尽きる。
なんと、好みの髪型に目の色、古いが妙に似合っているファッション、そしてとんがり耳である。
これでハイカラでないとしたらなんなのだ、言ってくれバーニー。
話がそれたが、一見では再現の高いコスプレだ。
面白い。自分の神経が心が感じた。
彼女は普通とは違う。
これは、楽しくなってきた。
見知らぬ洞窟での不安から一転、ハイテンションMAXとなった。
自転車を止め、女性に向かい歩き出す。
女性の顔に敵意が見えていたが、
気持ちが高鳴った自分だから、気にせず、こんなことを聞いても仕方がない、
「耳を触らせてください!」
大声で、腰を90度曲げ、女性に頭をさげた。
「ふぇ?・・・・」
そんな、気の抜けたようなかわいい声が聞こえたので頭を上げるとそこには、
目を点にして口を少し開け、こちらを見ていた何ともかわいらしい女性の顔があった。
やべ、何このかわいい生き物・・・・・・
やってしまった・・・・・
1日で連続投稿のど・・・・
さて、この作品では東方キャラをこちらの設定してますので
原作に沿わないところがあります。
この作品のパルスィはツンデレ愛されキャラになればいいとおもいます。
それを了承のうえ、ご覧ください。
誤字、脱字どんとこい。(震え
次回は幻想郷の説明になるとおもいます。
更新予定は不明なのであしからず。
だってガラスのハートが痛いんだもの・・・・・
思考錯誤で投稿していきます。