悦楽な人間の幻想放浪録【凍結中】   作:Des

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活動報告にも書いていますが、前回は投稿完了を意識するあまり、
眠気との戦いだったので、後書きが失礼過ぎる内容だったので、
正直凹んでます。精神的に・・・・
皆様が気にしてないか不安です・・・(@_@;)
一応、前回のあとがきは編集していますので、
許してください!何でもしますから!

さあ、今回はタイトルから見て分かるように
スキマ勢力のシーンとなっております。

八雲一家の性格は様々な二次設定、動画を見て考えました。
皆に面白いと思ってくれるように頑張ります。

では、東方、幻想発見!




第1章 第5.5話 スキマ妖怪が見ている

静海が地底に住んでいた妖怪:狒々に勝利した戦闘を見ていたのは地底の妖怪だけでなかった。

今回は、その時の様子を覗いてみることにしよう。

 

 

 

???の屋敷

 

幻想郷に確かに存在しているが誰も場所をしらない大きな屋敷があった。

夕日が沈みかけ、屋敷に影がかかっていく。

そんな屋敷の庭で洗濯物を取り込んでいる1人の女性がいた。いや、正確には9本の尾を生やしている女性がいた。

尾だけはない。頭に被っている白い布に隠れているのは、キツネの耳のようだ。

10人中10人が皆、「美しい」というほどの美貌だ。

9本の尾とキツネの耳で分かると思うが彼女こそ「九尾の妖狐」であり、それは説明が不要とも言えるほどの大妖怪である。

 

「今日はいい天気だったから、よく乾いているな・・・」

 

凛とした声が響いた。どうやら、乾いている洗濯物に満足しているようだ。

とても落ち着いている声に美貌、まさに傾国美女と言われた妖狐に相応しかった。

取り込んだ洗濯物を屋敷の部屋にあったタンスへしまい終わり、顔を見上げ時計に目をやる。

 

「食事の準備はできている。紫様を起こす前に幻想郷の様子を見てみよう。」

 

それが日課のように呟き、妖狐は行動を開始した。

 

屋敷に多くある部屋の1つに妖狐は入った。そこには異様な光景が広がっていた。

8畳間の大きさはあると思われる部屋の空間には裂目があった。何もないはずの空間に裂目があるだけで不気味な光景となっている。

しかも、ただの裂目ではなく。まるで眼が開いたような形をしている。数も1つ2つではない、多くの裂目が存在している。

普通の人間が見れば正気を疑う光景だが、妖狐は気にしないように裂目を覗き始めた。

 

「人里は何も変わりないな。博麗神社も何もない様だ。」

 

裂目から見える景色を確認しているようだ。

 

「紅魔館は門番が血を出して倒れていて、竹林では兎の薬売りが落とし穴に嵌っているな。」

 

いや、冷静な顔で言えるような内容ではないと思われる。

 

「最後は地底か。いつもの通りに鬼が酒盛りをしているのだろう。」

 

最後の裂目に目を向ける。

 

「ふむ。あの女誑しの鬼め、今日も周りを巻き込んで酒盛りをしているのか。」

呆れているようだ。

 

「これも、いつも通りか。・・・ん?」

 

何かを見つけたようだ。

 

「妖怪が旧都の入り口に向かっている?何か起こっているのか?」

 

裂目に片手をかざし、操作するように動かす。

 

「なんだ?人だかりが・・・よくある喧嘩か?」

 

どうやら旧都では喧嘩は日常茶飯事だったようだ。だが、この喧嘩はただの喧嘩ではないこと妖狐はすぐに知ることになる。

 

「これは!?」

 

妖狐は自分が見たことが信じられないような声を出した。

 

「人間!?なんでここに!?しかもあの恰好、外来人か!?」

 

驚きの連続だ。

 

「バカな!?いくら人型になっていないとはいえ、狒々の攻撃を避けきっている!?」

 

まだ、サプライズは終わっていなかったようだ。

 

「すぐに紫様に知らせないと!」

 

妖狐が振り返り、走り出そうとした時だった。

 

「ばあぁ!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

妖狐の後ろには人の影があり、妖狐に声を掛けて(驚かして)来た。

驚いた妖狐はその美貌から想像できないような声を出して驚き、その場に崩れた。

 

「ゆ、紫様!?」

 

「藍ったら、この程度で驚いちゃって、まだまだね☆。」

 

人影は女性のようだったようだ。まるで子供が人を驚かしたことを喜ぶように話しかける。

 

「い、いつからそこに?」

 

「それも気づいていなかったの?まだ精進が足りないわよ。」

 

「うっ・・・」

 

我が子を叱るように女性は妖狐に注意をした。

 

「今来たに決まってるじゃない!」

 

「ゆ、紫様ぁ~・・・・・」

 

茶目っ気満載の女性のようだ。妖狐が頼りない声で女性の名前を読ぶ。

そう、この妖狐に優るともいえる美貌の女性こそ、妖狐を式神として自らの指揮下におき、幻想郷の創造者の1人でもある、

妖怪の賢者:八雲 紫である。

ちなみに妖狐の名前は、八雲 藍である。

 

「その恰好に今の時間・・・珍しく食事の時間前に起き、私を脅かそうと探していたのですね。」

 

「あら?そぐに分かってしまって、面白みがないわ。」

 

自らの式神の言葉が正解のようで、つまらないように返事をかえす。

 

「いや、それどこではありません!紫様、これを!」

 

「見ていたわ。すごいわね、身体能力も普通より少し上とはいえただの人間なのに。」

 

どうやら、裂目に映っていた映像を見ていたようだ。

 

「この人間、外来人ですよ。また紫様の仕業ですか?」

 

「まあ!自分の主を疑うなんて、ひどいじゃないの藍!ゆかりん、悲しいわ・・・」

 

「若作りもいい加減にしてください!」

 

「今の一言は要らないんじゃないの?」

 

お互いが睨み合い、火花が散ってるように見える。

 

「それにこの外来人だけど、ほんとに私は関係ないわよ。」

 

「・・・・・ほんとですか?」

 

「今の少しの間が気になるけど、ほんとよ。」

 

「・・・どうやら、そのようで。申し訳ありません。」

 

「だから、私も気になってるのよ?ほら見なさい、今度はお互いに距離をとったわ。」

 

「お互い様子見でしょうか?」

 

「ええ、おそらく。でも、このままでは・・・」

 

「・・・あの人間が負けますね。」

 

裂目からの映像を見ながら、主従は戦闘の勝者を検討する。

 

「でも、よく避けてるわね。何かの能力所持者かしら?」

 

「解りかねます。ですが、あの人間が狒々から一定以上の距離をとらないことに関係があるにでは?」

 

「そうね。」

 

補足だが、この主従コンビの頭はスーパーコンピューター並の処理能力を持っていたりする。

 

「?紫様、狒々の様子が変です。」

 

藍が狒々の変化に気づき、紫に話しかける。

 

「あら?弾幕勝負に切り替えたのかしら?それじゃ・・・」

 

「人間の勝機がさらに低くなります。ですが、何故いきなり?」

 

「気になるわね。ちょっと音声も拾ってみましょう。」

 

紫が裂目に向かって片手をかざす。

ここでまた補足だが、実はこの空間の裂目は八雲 紫の能力である。

[境界を操る]これが能力の正体だ。神に匹敵する力と恐れられている。

これによって、境界が存在しているモノを自在に操っている。境界のことを、通称スキマと本人は呼んでる。

空間の境界を操り、スキマを通ることで離れた場所への移動も可能である。

この部屋にある、幻想郷を覗いているスキマもそれを応用しているようだ。

 

「聞こえてきました。・・・あれは、橋姫?何か叫びましたね。」

 

「倒れた外来人の名前かしら?あの嫉妬のお嬢ちゃんがねぇ~。」

 

「なにを楽しそうに言ってるんですか。どうやら、地底の主な戦力が揃ったようです。」

 

それは、静海が狒々の弾幕を受け、倒れた場面だったようだ。

それから狒々は、自らの心に潜めていた野望を語りだす。

それを聞いた八雲従者の2人は、

 

「ご愁傷様ねぇ~。」

 

「たかが人間1人を喰って、力をつけた程度で地上の強者に勝てるはずがありません。」

 

「そうね。それくらいで崩れるほどなら、もう幻想郷は存在してないわ。」

 

対して興味がなく、脅威に感じていない様子だ。

 

「でも少し頭にきたから、スキマで幽香のところに放り出してやろうかしら?」

 

「止めてください。花妖怪の機嫌が悪くなります。」

 

「いやねぇ、冗談よ、イッツ紫ジョーク!」

 

「・・・・」

 

冗談を言えるくらい余裕なようだ。

藍がスキマに目を戻す。

 

「鬼が怒ってますね。」

 

「ええ、彼らほど人間に執着していた妖怪はそういなかったわ。」

 

「しかし、覚り妖怪に止められましたね。」

 

「ええ。あの子何を考えて・・・・」

 

「・・・・・・」

 

2人がスキマの映像を見て固まった。

そこには静海が立ち上がった姿が映し出されていた。

 

「なんと、あの状態から立ち上がりますか・・・」

 

「ほんとに人間かしら彼?」

 

「妖気や霊気の類は感じられません。」

 

「そうなよね・・・」

 

そんなやり取りをとっていると、

 

「動いた!」「!?速い!」

 

驚いたようだ。当たり前だ、特に不思議な力も持っていないと思っていた人間がいきなり狒々の目の前に現れたのだ。

しかし、それだけでは終わらなかった。

 

「「・・・・」」

 

静海が狒々に手から大木を出現させた(・・・・・・・・)のだ。

我が目を疑いかねない光景だ。

 

「あら?私目がおかしくなったかしら?ただの人間の手から木が出たように見えたわ。ゆかりん、疲れているのかしら?」

 

「気持ちは分かりますが紫様・・・」

 

「・・・ええ、どうやら現実のようね。」

 

そして覚り妖怪が戦闘終了の合図を出した。

ここで、紫はスキマの映像をテレビの電源を消すように消した。

 

「・・・・」

 

「いかがしますか?紫様が関与せずにこちらに来る人間はいますが、彼は・・・」

 

「ええ。あの能力のせいで外の世界に拒絶されたかもしれないわ。」

 

「木を召喚する程度の能力、でしょうか?」

 

「さあ、本人に聞いてみましょう。」

 

「!?危険では?」

 

「だって、いくらここで憶測を立てても仕方ないじゃない。それに彼は今までの外来人とは違うわ。」

 

「何か根拠でも?」

 

「勘よ。何か仲良くなれそうな気がしたのよ・・・」

 

「・・・招致しました。」

 

「では、彼が意識を回復したら殴り込みに行きましょう☆」

 

「・・・・」

 

「ちょっと、また黙らないでよ!」

 

どうやら八雲 紫と藍の2人が静海と会うことが決まったようだ。

 

(ちぇん)はどうすの、藍?」

 

「置いてきます。相手の実力が未知数でありますから危険です。」

 

「・・・そう。橙が拗ねるわよ?」

 

「それはないでしょう。・・・私は橙に好かれてない・・・」

 

「・・・(まったく妙なところですれ違ってるわね。)」

 

こうして、妖怪の賢者とちょいとおかしな人間の会合はそう遠くないようだ。

2人の会合することによって、幻想郷に何が起こるか。それは誰にも分からない。

 

 

 

 

 

 

 

「では紫様、申し訳ありませんが、外の世界にスキマを繋げてくださいませんか?」

 

「?どうしてよ?」

 

「化粧道具を新調するためです。」

 

「なんでよ・・・」

 

「久々に人間の前に、しかも男の前に出るんですよ?失礼がないように身なりを整えませんと・・・」

 

「お見合いに行くわけでないでしょうに・・・」

 

少し不安になる会合になりそうだ・・・

 

 




はい、どうですか?楽しめたでしょうか?
幻想郷の顔役者であるゆかりんとご藍心様も登場ですw

ここで、お知らせたいことがあります。
どうやら、回をますごとに文字数が多くなっているようなので
執筆時間が大幅にかかってしまうようです。

よって、1日1回が基本になるかもしれません。
皆様を楽しませようと頑張りますので、できれば温かい目で見守ってください。(-_-;)

では、次回は目が覚めた静海の様子を書く様子です。

ご意見、ご感想、誤字・脱字は絶賛受付中です!(^○^)

では、また次回!
ぐっばいノシ


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