オラリオに半人半霊がいるのは間違っているだろうか? 作:シフシフ
・・・・・ふぅ。11巻を読みました。いやぁ、異端児のみんなが死ななくて良かった・・・・・!
おっ母さんのためーなら、えんやこーら!おっす!ハルプだぜぃ!
現在!剣の代わりに鍬を持ってます!耕してます!
畑は結局、ジョウロを使って水撒きすることになったぜ。今のところ種はないんだけど、まぁ仕方ない。
あ、そうそう、すぐに回復しちゃうダンジョンをどうやって耕すんだよ!って思っただろう?俺は思った。
「・・・・・・・・・・・・・・・ぇ?俺、目が可笑しくなったか?」
「・・・・・いや、可笑しいのはアイツだろう」
「・・・・・・・・・・モウ歳カ・・・・・」
けど、地質調査を進めていたら分かったこと、それは西行妖が発動した地点、大穴が空いたそこ、の!ふちだ。縁だよ?周りの部分。そこの部分は再生しないことが分かった。ある程度掘り進めると再生する場所がある。
まぁ要するに余波で死んだ部分が残ってた。
「ふ、増えてないか?ハルっち増えてないか!?」
「3人二見えルね」
「あぁ、3人だな。3人で鍬を振っている」
「呼吸ガ乱レヌナ・・・・・。」
その土を運んで大きな畑とした訳です。え?死んだ土で出来るのかって?死んだのはほら、ダンジョンだけだったんだよきっと。ダンジョンが意思によって再生してるなら、その意思が死んだ部分はダンジョンの管轄外。意思が死んだ土は、ただの土みたいだ。よく分からないけどね。
「お、俺達も働かなきゃな!」
「私には関係ないな。他の同法達を探してくる」
「ウム、少シ見回リニ向カウトシヨウ」
「私も手伝います!」
「フィア、お前ハーピィだけど、鍬持てるのか?」
「水撒き、出来るの」
「まだ水撒きしないぞ」
「ショボーン」
まぁ、使えるんだから使っちゃう。肥料を撒きます。肥料の中身はモンスター。・・・・・や、野菜が生臭くなりそうだなぁ・・・・・。まぁむしろ異端児の皆も喜んでくれるだろう(目逸らし)
『『『ふぅ、終わったぜ・・・・・!』』』
良い汗をかいた!2人の俺を呼ぶ実験は大成功だった。
『ありがとな、俺』
『おう、大変だろうけど、頑張ってくれ!』
『じゃーなぁー!』
俺Bと俺Cが帰って行った。今のは可能性の能力で何が出来るか、色々と考えていたら思い付いた。平行世界かれ自身を呼び出して仕事したら効率良くね?と言う案の元試したものだ。
あれね、傍から見ると俺ってなかなか可愛らしい顔してんのね。
「帰って行った・・・・・!」
「おぉ・・・・・すごい」
あ、みんながこっち見てる。うへへ、褒められてしまった。よし、このままの勢いで作っていこう。つぎは防衛だな。
まず用意しましたのは、丸太。・・・・・丸太は持ったかぁ!!
はい、この丸太を両サイド尖らせます。刀で。
『はぁ!!』
四方向、斜めに振り下ろしてとんがらせる。そして持ちます。ジャンプします。振り下ろします。突き刺さりました。ふぅ・・・・・あと数百回これを繰り返します。壁を作るのです。
「簡単そうだな!手伝うぜ!」
『おっ!ありがとリドっち、じゃあこっち側お願い!』
「おうっ!あ、フォー!こっちだ!手伝ってくれ!」
「フォ?フーフー」
そぉい!(突き刺した)おりゃりゃ!(斬り落とした)そぉい!(ry。おりゃりゃ(ry。
なんと、たった15分で完成した。・・・・・感慨深いなぁ(錯乱)フォモールのフォー君、力強すぎやしませんかね?おかげであっさりと完成だ。・・・・・むむむ、何だかなぁ。
あっ、入口ねーや。あはは、これは酷い。えっと・・・・・ここかな。
『ふっ!!』
横、縦、横、縦。斬り割いて入口を作る。もちろん上の部分も落っこちたから付け直す。門みたいに形を整える。あとは・・・・・そうだ。
「ハルっち?次は何するんだ?」
『こうやって尖らせた丸太を交互に斜めに組んで・・・・・簡易バリケードだ。』
×の形を作るように、尖らせた丸太を組む。いくつか作って、支柱として1本を、並べた×に通す。そうすることで敵の進行を止める簡易バリケードが完成する。
これを並べておけば弱いモンスターは少し止められるかもしれない。うっし、後は防衛兵器ですな。対空用の武器が必要なのです。
能力かもーん。えっとね・・・・・バリスタとかでいいかな?あれって攻城兵器だったけど、あれくらいじゃないとモンスター殺れなさそうだしな。よし、『バリスタの作り方』を知ってる可能性ください!あるかな?
───能力を使用。検索を開始。
──0.1%の可能性の存在を確認。
知らなっ!?全然バリスタの作り方知らなかったんだね俺!?いや確かに知らなかったけども!
─────エネルギー源に霊力を選択。
────現在、霊力97%。
───検索中。・・・・・
そうだろうねッ!!いや、早いよ!?ブーストするまで待ってよ!?
───可能性の増減が可能。
わかったから、ほら、ブースト。
─────可能性
────可能性が80%まで増加。
───霊力が著しく低下。残り霊力2%。
う・・・・・・・・・・・・・・・!やべぇ、全部抜けるような感覚したぞおい。死ぬかと思った・・・・・!
────検索中・・・・・
───知識領域から情報を構築。
──構築完了。
うあっ!?頭がぁ〜!いーたーいー!割れる割れる!冗談じゃなくて・・・・・!まじで・・・・・痛い!
流れ込んできたのは、様々な兵器の設計図。人を殺すことだけを考えた沢山の・・・・・狂気の兵器達。
引き金を引くだけで、一人死んだ。あっさりと、何の感慨も無く。
うぐっ・・・・・頭ぁ・・・・・。だが、バリスタの作り方がハッキリと分かったぜ。・・・・・つってもさ、素材、足りないよね。鍛冶できないし。あ、能力使えばいいのか!
って足りるか!霊力足りません!今にも底をつきそうです。今日はダメだな・・・・・大人しくお店とか作っておこう。
『お店・・・・・つく、ろうか・・・・・』
ふぉお・・・・・霊力が・・・・・無くなる・・・・・!俺の身体は、半霊に、霊力で肉付けしてあるんだ、つまり霊力を消費する。霊力が無くなると・・・・・真っ白ボールになってしまう。
「ハルっち無理するなよ?」
『うん、お言葉に甘えるよ。』
そう言ってポンっ、と半霊に戻る。
ふぃあぁ・・・・・暫く浮かんでよ・・・・・。
命を追って私は走る。既に命を見失っていて、何処にいるか分からない。けれど、イシュタル・ファミリアに向かった可能性が高いです。
私は、いつもの装備を取り出しました。狐お面に忍び装束。素早く着替えて、走る。屋根の上を跳び、路地裏を駆け抜けます。
今はまだ、日が出ている。いつもなら夜に襲撃をしますが・・・・・そのような事は言ってられません。命に何かあれば、私はあの子に顔向けが出来なくなってしまいます。
前方にアマゾネスを発見しました。2人組、のんびりと歩くように見せかけていますが、その実警戒を怠っていない。ここ数日の私の襲撃のせいですね、精神をすり減らして警戒を続けているようです。
路地を横に曲がり、左右の建物の壁を蹴って、屋根に登る。そこから足音を立てずに走り、空中に躍り出る。下には先程のアマゾネス。空中で刀を閃かせる。
「あぁ、それで・・・・・ん、なにかs」
刀が陽の光を反射させ、アマゾネスの目を一瞬焼いた。異変に気が付き振り向けば、私はその背後に立っている。
「あ、ぁぁ・・・・・!き、貴様っ!」
先が無くなった肩を押さえ、フラフラと後に下がる。もう1人のアマゾネスが素早く、私と腕無しの間に入り込む。
さて、仲間を呼ぶまで待ちますか。少しでも命の元に向かう数を少なくしたいです。
「『お狐様』だぁ!みんな武器を持てー!」
「フッ!!」
鋭く息を吐く。地面が割るほどの踏み込みをもって、背後に回り込む。そのまま袈裟斬り。1人が血を吹き出す前に、刀の勢いを殺さずに回転斬り。一瞬にして制圧した私は、続々と群がってくるアマゾネスに刀を向ける。
「ちっ!二人やられてる!」
「取り囲め!逃がすわけにはいかないよ!」
そう言って、槍や剣を取り出したアマゾネスに、私は言い放つ。・・・・・ちょ、ちょっとくらいカッコつけたい時もあるのです。出来るだけ声を低くして・・・・・
「他愛無し。その程度、囲いとは言えぬな。」
「なんだと」
と、と言い終わるか言い終わらないか。私は地を蹴る。鮭跳びと呼ばれる跳躍術、性能的には縮地の上位互換とされるこれを使って、真後ろに飛び込む。囲いを突破して、悠々と歩く。
声は無い。既に地に伏せたアマゾネス達を置いて、私は歓楽街を練り走る。命はどこでしょうか?そう考えた時、地面を踏み締める重い音がその人物の訪れを告げた。
「ゲゲゲゲゲ!見つけたよぉ!」
あ、カエルだ。・・・・・カエル?いや、人?・・・・・カエル?
醜い形相に体躯。ヒキガエルと見て間違いない。
「カエル・・・・・?」
「誰がカエルだい!今からアンタをぶちのめしてやるよぉ!」
「カエル・・・・・。カエルは焼くと美味しい・・・・・と読んだことがあります・・・・・が、今は時間が惜しい」
という訳で、こちらに向かってくる大斧を持った巨大なヒキガエルを迎え撃つ事になった私は、即効で片付ける事にした。
・・・・・切り倒したアマゾネス達の油が刀を濡らす、そこに「妖術」を使って刀に火をつける。この妖術はこの世界の物ではなく、私がやって来た世界の妖術だ。
「燃え咲かれ轟炎。・・・・・猛ろ!終の秘剣・火産霊神!」
あの子ですら持っていない、扱う事の出来ない妖術を駆使して、技を再現する。
逆巻く火炎が竜巻を形作る。霊力で炎を制御してなお、劫炎の威光は暴れ狂う。
「な、なんだそりゃあ!?」
カエルの突進が止まる。ですが、私の一撃は止まらない。薙払う!
放たれたのは炎の津波。炎の音で、声も、建物の崩壊音も閉ざされる。
刹那の無音。
1拍置いて轟く爆音。
残されたのは私と、壊れた刀。
ふっ、ソード・ブレイカーの名は伊達ではないのです。
さて、命を探さなくては。火災により、煙と炎に蹂躙される歓楽街を、命を探すために進もうとしたその時だ。
霊力を根こそぎ奪われるような、いや、確かに奪われる感覚が私を襲った。
・・・・・うぐっ!?れ、霊力が・・・・・!?ななな、無くなってしまいます?!こんな所で倒れたら目も当てられません!出来るだけ早くホームに帰らねば!あぁごめんなさい命!また来ますから!
なんて、間が悪い。助けたいのでは無いのだろか?なぜ、こんな事を・・・・・?
私はあの子の思考が読めない。
炎が未だ燻る地、イシュタル・ファミリアが統治する歓楽街の1角で、瓦礫が蠢いた。瓦礫を突き破り、腕が飛び出す。
「ゲホッ、ゲホッ、あのクソブスがァ!!!ふざけやがって!アタイの美しい顔になってことをしやがるんだい!殺してやる!殺してやるぅ!」
醜い、蛙だ。焼け焦げて尚、耐久のステイタスに助けられ立ち上がる。その顔は憤怒の情に塗りつぶされ、作られた握り拳は血が滲んでいる。
「殺してやる・・・・・!絶対にだ!あのブッサイクな顔を踏み潰して、ぐちゃぐちゃにしてやるぅ!」
自分が世界で誰よりも、何よりも美しいと信じて止まない蟾蜍は半壊した斧を掲げ、大声で叫んだ。
見れば、沢山の娼婦や、その他人員達が消火活動に勤しんでいた、蟾蜍・・・・・フリュネ・ジャミール【
今は蓄える時期だ、武器を研ぎ、お狐様が来るのを待つ。
「奴はまた来る、それまでに武器を新調しなきゃねぇ。」
フリュネはほくそ笑む。あの計画が完成すれば、恐らく対等に戦えるだろうと踏んで。
薄暗い部屋、天幕で区切られたベッドの中で、2人はもつれ合う。
神、イシュタルは最近の鬱憤を男に向けて発散したあと、立ち上がった。男は立ち上がらなかった。
イシュタルの最近の悩み、それは『お狐様』だ。突如現れ、ファミリアの団員達を傷つけ、帰って行く。
彼女は何者なのか?そう、「彼女」という事しか分からない。銀髪である事は判明しているが、そもそも銀髪なんてオラリオには有り触れた髪色だ。
イシュタルは考える。
イシュタルはフレイヤ・ファミリアに喧嘩を売ろうとしていた。とあるアイテムを作り、全ての団員のレベルを上げ、奇襲と物量による各個撃破を繰り返すつもりだったのだ。
もしも、それがバレていたとしたら?この『お狐様』が、あのフレイヤの気まぐれな「警告」だとしたら?説明がつくか、と言われれば微妙なところだ、とイシュタルは首を捻る。しかし、他に何か原因があるか、と言うと特に考えられるものは無いだろう。
イシュタル・ファミリアはその内容の関係上、敵が少ない。何せ娼婦だ、娼館だ。様々なファミリアの男達、男神が利用する。弱みを握られては敵対も出来ないというもの。
イシュタル・ファミリアを利用しない男神と言えば、タケミカヅチやミアハ位のものだ。あの2人は年朴仁だからな。イシュタルはそう考えたあと、再び首をひねった。
フレイヤが『お狐様』を送り込んでいるならば、やはり、少しおかしいように思える。敵対者を送りこんで警告するのならば、もっとわかりやすい人物を使うべきだ。例えるならばオッタル、アレンなど、ファミリアの代表格を動かせばいい。もちろんそれによって他のファミリアにも動向がバレる訳だが。
そこを考慮した?・・・・・しかし、あの様な剣士がフレイヤ・ファミリアに居たかわからない。
・・・・・あるとすればフリュネか。とイシュタルがベッドに腰掛ける。
フリュネは薬を使って男をダメにする、故に、ファミリアと敵対する可能性はあった。・・・・・もしくはあの『お狐様』の私怨と言う線もあるか。
例えるなら、あの『お狐様』に男がいたとして、それがフリュネにダメにされたとか。
それだったらどれほどいいか。とイシュタルは倒れ込む。柔らかな羽毛がそれを受け止めた。
イシュタルがその顔を青ざめさせたのは、『お狐様』によって齎された被害、その総額だ。
既に万能薬を50個、ハイポーション200個、ポーションが数えたくないほど、コネやツテを使って優先して購入させてもらっている。更には武器が破壊された為に、新しく購入。建物が破壊されればそれの修繕。
ついこの間には一区画が燃やされた。
さらに言えば万能薬の買い占めなどは、要ら無い争いを引き起こす。今でこそダンジョンが封鎖されているため目立ったイザコザも無いものの、だからこそ今のうちに溜めておこうとしているファミリアも多い。
市場では既に、多少の口喧嘩が起きている。
イシュタル・ファミリアの信用が堕ちるのだけは避けなくてはならなかった。
総被害・・・・・考えたくもなかった。しかし流石は大規模ファミリア、まだ財政は破綻していない。
イシュタルは頭を抱えて悶える。たった1人にどうしてここまで手を焼くのか。もう自分が魅了した方がいいんじゃないか、何度もやろうとしたが、団員達が全力で止めに来た。
「常識が通用する相手じゃない」「訳が分からない」
「気がついたらやられていた」「何が起こったかわからなかった超スピードとか剣技とかそんなチャチャなもんじゃ断じてねぇ!」
などと、喚き散らし、昨日はファミリア最強のフリュネが全身大火傷して帰ってきた。次は殺すと息巻いていたフリュネ、正直そこまで見ると・・・・・イシュタルは勝てる気がしなくなってきた。・・・・・しかし、あのアイテムを得るには、まだ時間がかかる。
はぁ。とため息をついて、イシュタルは再び立ち上がった。男は立ち上がらなかった。
何にせよ、対策は取らねばならなかった。
とぉぉう!ハルプ参っ上っ!復活ですぜ復活ぅ!えっと、今俺の霊力どのくらいなんだろうか。どうやったら分かるんだ?念じてみるか?
みょんみょんみょんみょん・・・・・!はっっ!!
特に何も起きませんな、やはり効果音がいけないのか・・・・・。
まぁ、能力使ってみれば教えてくれるしね、さてさて、今度は鍛冶の知識を得るのです。剣以外でも、無限の剣製あるから作れるんだけど、それだと消費重いし、嫌なので一から作ります。
『鍛冶が出来る可能性』。・・・・・まぁありそうだよね。ほら、鍛冶チートとかあるじゃん、たまに。
───能力を使用。検索開始。
────30%の可能性を確認。
ほほー、30%ですか、なかなかなかなか。
───エネルギー原から霊力を選択。
────現在、霊力45%
─────検索中・・・・・
──────知識領域から情報を構築。
───────構築完了。
───霊力、42%に低下。
金槌が鳴る。鉄が弾け、我が身を叩けと、赤く主張する。
煌々と輝き、熱を排出する炉。垂れる汗が視界を塞ぐ。それを拭う事すら忘れただ無心に振り下ろす。
雑念は不要。
必要なのは集中力。
持ち上げ・・・・・振り下ろす。
それを繰り返す。
ひたすらに、永遠に。
・・・・・成功したようだ、ラッキーだな。・・・・・消費が少ないな、いや、今までが可笑しいのか?
わからないが、まぁいい。
作り出すのは炉、金槌、鉄床。石炭みたいな奴がダンジョンでも取れたから、それを使ったり、魔石放り込んでみたり、ヘルハウンドに着火を手伝ってもらった。
そして無心で打つ。
握りしめた金槌を振り下ろす。奏でられる金属音。
振り上げ、振り下ろす。無心で、ひたすらに。
込める想いは金槌に乗せ、自分の心は湖面のように無表情に。
アダマンタイトと金槌がぶつかりあう。それらを受け止める鉄床が放つ大喝采。
そして、それに隠れる異音。
彼は気が付けない。自らが壊れて行くことに。気が付いたとしても、それに抵抗しない。なぜなら──
いま、何時だろうか?少し天井を見上げれば、結晶が薄暗くなり始めている。推定だが、5時間ほどか。しかし、お陰でバリスタのパーツ各種や、生活には欠かせないその他諸々を作り上げることが出来た。鍛冶はやはり面白い。生き甲斐にしてきた事はある。
・・・・・!?
いやいやいや、生き甲斐どころか初めてですがな。自分にノリツッコミとか・・・・・世も末だなおい。
んで、まぁバリスタの各部位と、矢・・・・・と言うか銛?を作ったので、各地に配置していこうかな。
少々空を飛んで、上から街を見ていこう。
まず、リヴィラ(仮)は壁側に沿うように作られている。完全に壁と同化している大きな建物が、市役所的なもの・・・・・になる予定の俺達のマイハウス。
そこから直線に進めば噴水(予定地)があって、そこを中心に十字路になっている。十字路と言っても、マイハウスから直線に進む道はドーナッツホールに続いているので危険だ。羽を持ってる奴専用飛び降り口になりそう。
んで、全体を囲む様に丸太で壁を作り、その壁を守る様に、組まれた丸太がバリケードを形成している。
出入口は十字路の右と左に一つずつ。上(ドーナッツホール行き)にも一つ。下側(マイホーム)は壁なのでもちろん無い。
うむ、取り敢えず、マイホームの上に一つ仮設置しておこう。
それと、三つの入口の左右に櫓を立てて、底にも設置かな。合計七門。・・・・・むー、心許ないなぁ。
・・・・・巨大な矢を飛ばす兵器で、翼を持つ小型、中型モンスターに対処出来るのだろうか。そう思った俺は、持てる知識を最大限に使用して、こうした。
じじゃん!バリスタの左右に小型のボウガンを取り付けた!なんとこのボウガン、連射できます。なんとなんと!毎分80発!ふふふふ、フハハハハ!フーはっはっはっは!・・・・・普通の矢が足りない・・・・・。
あ、そうそう、このボウガンやバリスタ、はては矢なんだけど、
矢には幾つか種類もあって、通常の矢(アダマンタイト製)、毒矢(デッドリー・ホーネットの針)、対空用の横方向に広い鏃の矢など、無駄に種類を作ってしまった。でもデッドリー・ホーネットの針を使ったのは失敗だ。なにせ、数が集まらない。絶滅する勢いでリド達が狩り尽くそうとしているけど、集まりは良くない。
ちなみに異端児の中にはデッドリー・ホーネットの子もいるんだけど・・・・・別に怒ってはないらしい。目覚めた瞬間命を狙ってきたのは同族だったらしいし、その関係かな。
毒針とは逆に、フォー君に頼んだ、アダマンタイト集めは凄い集まる。俺が無限の剣製で作った巨大なツルハシを怪力で振り回し、壁を 粉☆砕!して大量に持ってくる。ちなみにアダマンタイトかどうかを判断するのは、赤い帽子を被った、ゴブリンのレットだ。あとグロスも時たま見てくれる。
「なぁハルっち!コイツ使えるか?」
『どうかしたか?・・・んんっ、リドっち、それって?』
「ダンジョン・フライだぜ。明かりに使えるかと思ってな」
『あぁ、あの何もしてこないやつか・・・・・明るいな。うー、なんでおもいつかなかったかなぁ。こいつ入れば建物内も明るくなるのに!』
「ははは、ハルっちにも分からないことはあるんだな!」
『うー笑うな笑うなっ!割とショックなんだぞ!』
だけど、これで明かりは手に入ったな。街灯にも使えそう・・・・・か?死んじゃうかな?
『そいつって何食べるんだっけ?要らないなら街灯にも使えそうだけど・・・・・』
「
『なるほど・・・・・』
つまりそれを定期的に補給してあげれば街灯としても使えるわけだ。いいねいいね!まさにダンジョンの街っ!て感じだ!
『よしっ!沢山の生け捕り確定で!』
「自衛能力が無い自分を恨らんでくれ、ダンジョン・フライ」
「・・・・・!!・・・!、!、?」
俺とリドがダンジョン・フライについて話しあっていると、オードと、グロスがやって来た。オードは鎧を着ているので、ガシャガシャと音を鳴らしている。両手を使って何かを伝えようとしているオード。わかる、分かるぞ・・・・・!
『お腹減った?』
「!!」ガクッ
「防具ヲ新調シタイラシイ。ヤッテクレルカ?」
『はっ!?そうだった!防具とか武器が最優先じゃん!!ごめん!今作る!』
俺としたことが・・・・・こんなところを忘れるとは。防衛兵器よりも主武装を整えるのが先だった!
待っててくれよみんな!
妖夢→VSイシュタル・ファミリア
ハルプ→作ろう異端児の街
ベル→VSアポロン・ファミリア
ハルプサイドのこの字面のほのぼのさ。やってる事は少し物騒。