小隊なんてどうでもよかった。
俺はただこのゲルググと一緒に戦いたい。
その気持ちで一杯だった。
「敵影がっ! ひぃふぅみぃ········29機です!! そちらに向かっています!」
オペレーターが訳のわからない数え方で戦況を逐一報告してくれる。
公国の時分には考えられなかったが。
やはり自分は捨てゴマだったのだろうか。そんな思いが頭を過った。
だが今こうして生きて、戦場にまた立っているのだから問題はない。
やっと敵影が目視で確認出来た。
ジムか?
違う ツインアイにツノの生えたMS
あれは········· "ガンダム"だ。
どうも両軍ともツノの生えたMSはエースらしい
その"変わったMS"がこちらにビーム砲を抱えたのが確認出来た。
この距離ならビームライフルは届かないし、弾道も予測できる。
そう思った矢先に、前に居たはずの仲間はもういなかった。
「気をつけて下さい! スナイパータイプのガンダムです!!
えぇーっと あの~ そう! ガンダム4号機です!!」
スナイパータイプなんて今の射撃を見れば言われなくても分かってくる。
4号機ということはあんな機体が他にも居るのだろうか·····
まずあれをどうにかしないことには何も始まらない。
そう思った俺は無線を切り、小隊長を追い抜かし前に出た。
距離3kmまで近付いた。 だが向こうの弾幕もそれなりに厚く、近付けない。
するとその"ガンダム"が後退していくのが見えた。
何故後退していったのか。その時は分からなかったが、後であの機体が高出力な代わりに持続能力の少ない事を知った。
安心した俺は無線を付け、戦場の中で一息をついた。
集中力を戻した俺は"ガンダム"が下がったのを良いことに敵の中隊へと突撃した。
あまり上手くないパイロットばかりだ。
「この距離でビームライフルすら当てられないのかよ!!」
敵の整列した中隊に向かってビームライフルを連射する。
ヘッドに当たればほとんどの確率で大破状態へと陥るため、俺は並んでいるジムのヘッドを狙った。
1、2、3、4
4機が音をたてて爆発する。
その爆発に紛れ込んで俺はビームナギナタを振り回した。
確実に当たったものだけでも6機くらいか。
「すごいです!! 敵の反応がどんどん消えていってます!!」
取り敢えずオペレーターは喜んでいるようだ。
ビレンはその横で頷いていた。
「それでこそあの男だ。」
この中隊はほぼ全滅させた。
数機が逃げていったが、もうあのようなパイロットは戦場には出られないだろう······· 兵士にトラウマほど恐ろしいものはない
「危ないです!!」
オペレーターの声に反応した俺はブースターを噴かした。
前いた場所をビームライフルの銃弾が通る。
「チッ」
相手から無線が聞こえた。
オープン回線だから話そうと思えば敵と話す事もできるのがMSの良い所なのかもしれない。
「地球連邦軍のルース·カッセル中尉だ! そちらは?」
「答える義務は?」
「無いな」
俺はブースターを噴かし、バーニアから火を噴かせた。
ジグザク軌道で敵へと近付き、敵を目視で確認した。
青と白のカラーリング。長いビーム砲。
それはさっきの"ガンダム4号機"だった。
どうも、作者のあるふぁべーたですm(__)m
今回は戦闘編! やっとですねー
ルースカッセル中尉は本当なら死んでるだろう!!
とおっしゃる方も居るかもしれませんので······
今回の小説は、PS2「めぐりあい宇宙」の i f ルートを中心にさせて頂いています
やった方も居るかもしれませんね このゲームは! なんと!
主人公の選択でカッセルが死なないルートが有るのです!!(ババン)
ってなわけで出させて頂いたカッセル!
と4号機です()
次回から少し方向性が変わっていくかも!!?