転生できると思うなよ!?   作:RPS-3rd

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それいけバイト戦士編
難易度変更できると思うなよ!?


 

 

 

 目を覚ますと、セイバーの特大ポスターが目に入った。

 

 

 

 

 ゆっくり体を起こして周りを見る。

 パソコン、ところせましと置かれたフィギュア、漫画がぎっしりの本棚。この完全なニートの……いや、ニートとか横文字で呼ぶからダメ人間は付け上がるんだ。俺は働いてるし……オタクの部屋だな。うん。間違いなくこの部屋は俺の部屋だ。

 

「生き返ったんだな……ああ、もしかしたらセイバーちゃんに会えるかも知れなかったのに……神様のバカ野郎……」

 

 

 

 

 だが、あの体が潰されて死ぬときの感覚は今でも覚えている。間違いなく死んだんだけど、生き返ったなら夢じゃない。となれば、チートもちゃんと使えるのかどうか確認してみたくなってきた!

 

 

 

「うっし。それじゃ手当たり次第試してみるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結論。

 

 

 

 今のところ全部使えた。

 

 

 

 いや、まあ、ここで試すのは危険なのたくさんあったから少ししかやってないが、多分できる。実験の結果あちこち壊れたけど、持ったもの黒くなるし、点と線は見えるし、爪は伸びるし……型月の戦闘能力おそらく全部使えちゃうんじゃないかな。しかも全くつかれない。原作だと能力使いすぎるとキツいこととかあったけど、それすら無い。いやまあ、令呪とかは命令する相手がいないから、何かしら条件をみたしていないから使えないものもあったけど。今の俺は、おそらくステータスオールMAXでダメージ完全無効とか一撃死とかついちゃってる上、問答無用で女を全員落とせるとか姿が消えるとかもできる。まさしく中二病患者ならヨダレダラダラレベルの状態だ。

 

 

 もしかして……

 

 

「……エクス……」

 

ヴオォォッ!!!

 

「うおお、やべえやべえ!」

 

 

 手には刀身が見えないあの剣が握られてた……能力だけじゃなく宝具とかまで完全再現とか神様気前良すぎだろ。マジで冗談じゃないよ、確かに望んだけれど、これちょっとやそっとじゃ平和的に利用できねえじゃんかよぉ……すべての能力を把握しきったら、 完全に地球を力で掌握するのも現実味を帯びてくる。ていうかできる。重火器だろうとレールガンだろうと核だろうと俺を殺せないし止められないもん。

 

 ただ、生憎と俺にゃあそんな野心はない。だいたい世界征服したところでそのあとは全世界を管理とかしなきゃいけないし、事後処理を考え無いほどバカじゃない。そもそも今の世界を滅ぼしたい訳じゃないしなぁ。

 

「生き返ってチートを貰ってるのに、前より心労が増えるってさぁ……」

 

 いや、せっかく生き返ったのにベリーハードモードなんて。あの神様(クソジジイ)が俺に言った『イージーモードが許されるのは小学生まで』のセリフが頭から離れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 認めねー。

 

 断じて認めねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今までの分まで俺はイージーモードで生きるんだ、小学校なんざ十年前に卒業したが俺は許されてもいいはずだ!

 なら、俺は努力を惜しまない。自分が楽するための努力なら絶対に惜しまない。必ずベリーハードからイージーに難易度変更してやる!

 

 そうとも。冷静に考えればゲームは難しいほどクリアした時の快感も、クリア後のご褒美も大きいんだ。難易度変更をクリアしたら、間違いなく楽しく楽に生きられるようになれるはずなんだ!

 

 

 

 

「……これ力なかったらニート宣言だよな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 能力を使えば金も好きなだけ手に入るだろうけど、俺にもプライドはある。チートを貰っていても、金銭とかまでアドバンテージを欲しがるのは俺が許せない。我ながら可笑しな話だが、俺からバイトを取ると本当に何にもないんだ。聖杯戦争だって無いんだから、やることがなくなっちゃうんだよ。

 

 

 

 今の俺の目標は、「このチートでバイトを楽して終わらせる」ってことだ。

 いろいろ楽するために知恵を働かせるってのは悪くない。なにせ計画がうまく行けばそのぶん楽になるんだ。

 資格もいろいろあるし、ある程度各方面に友達もいる。それを使って今までさまざまなバイトをさせてもらってたから、ほとんどの仕事はわかる。あとは、それをいかに楽できるかがキモなんだ。

 現代日本で二次元の能力使えるなんて笑えるが、ものは使い方次第だってことを証明してやろうじゃん。

 

 

 

 俺は改めてセイバーの特大ポスターに向き直った。

 

 

「待っててねセイバーちゃん、俺は必ず楽してみせるよ!」

 

 

 

 さあ、どんなバイトを楽してやろうか!

 

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