平成仮面ライダー達が幻想入り   作:祟りの生者

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今回登場ライダー

仮面ライダーディケイド(変身せず)
仮面ライダーウィザード
仮面ライダー鎧武(変身せず)


2.変化

ごたごた騒ぎが終わり霊夢、紫、士、晴人は神社本殿の奥にある生活スペースの居間で机を挟んで会議をしていた。

 

「……と言う事よ。理解して頂けたかしら。」

「大体解った。」

「いやいやいや…俺は全く解って無い!!」

「私も晴人と同意見よ。幻想卿に突然怪人が湧いてきたなんて理解出来ないわ。」

「私もなんで怪人が湧いてきたなんて解らないわよ。ただ餅は餅屋に、怪人は仮面ライダーに、専門家に頼むが一番の解決策でしょう。」

「まぁ…確かに…でも平成仮面ライダーってこの二人だけ?」

「いや違う。もっといるぞ。俺が把握している限りは20は余裕に超えているし今も増え続けている。」

「流石にそんなに連れてくるのは無理だから主な人間を連れてく事にしたの。それと今現在頑張っている人は呼べないわ。」

「「頑張っている人?」」

 

霊夢と晴人が同時に首を傾げる。

 

「使命を終えて無い奴らの事だ。ここに呼ばれたのは使命を一通り終えた仮面ライダー達だ。」

「それは解ったわ。でも何でこんなに集まりが悪いの?」

「そこは俺も気になっていた。何故だ、紫?」

「それは……」

「「「それは?」」」

「はっきり言って私のミスよ!!」

 

紫は悪びれる事なく全開のドヤ顔で自分のミスを露呈した。

 

「はぁぁぁぁ!?」

「………」

「わぉ…見事な開き直り……」

 

霊夢は思わず立ち上がり、士は頭を抱え、晴人は逆に関心した。

 

「だって、仕方無いでしょ?絞り込んだって言っても沢山いるし輸送方法が特殊すぎるし。」

「まぁ…確かにな…一人でそこまで出来た事を褒めるべきだな」

「そうそう…取りあえず全員は送ったから後は合流するだけよ。」

「合流するだけって……あんたねぇ…」

「それが一番面倒そうだな。それなら…」

『ガルーダ!プリーズ!!』

 

晴人は魔法を使いプラモンターのガルーダを召喚し、そのガルーダは空を飛びさり偵察を開始した。

 

「これで幾分か楽になる筈だ。」

「あっ帰って来た。」

「早!!」

 

霊夢が指さす方向にはまさしく今飛び去った筈のガルーダが何か言いたげに飛んでいた。

焦る晴人をからかう霊夢を他所に士と紫は目を合わせた。

 

「近く居るのかしら?」

「そうみたいだ。一つだけ手間が省けたな。」

 

すると森の方から見知らぬ白い鎧とマントを着た金髪の男が出て来た。

金髪の男は晴人と士を見るや否やまるで旧友に会ったかの様な目をした。

 

「晴人に士じゃねぇか!!まさかこんな所で会うなんてなぁ!!元気だったか!!」

 

晴人と士は、顔を見合わせた後、首を傾げた。

 

「「誰?」」

 

予想外のリアクションに金髪の男は必死に自己主張する。

 

「ちょ!?俺だよ!俺!!葛葉紘汰だよ!!」

 

その名前を聞いた途端に士と晴人は目を丸くした。

 

「嘘だろ…」

「マジか!?マジで!?」

「マジだ。」

 

驚くの当然、最後に会った時と比べればとんでも無い変わりようである。

 

「それにしても変わり過ぎだろ!!どうした!?何があった!?何に目覚めた!?」

 

晴人は紘汰の肩を掴み、激しく揺さぶった。

 

「落ち着けよ晴人。驚くのも無理は無いけどさ。今から説明するから。」

 

紘汰は居間に上がりこみ、説明を開始した。

 

~果実武者説明中~

 

「……と言うわけだ。」

「「……大体解った。」」

 

何故こうなったかの経緯を聞き大体理解した二人は平常を取り戻した。

 

「しかし…どうにかならないのか?その格好。落ち着かないんだが…」

「確かに…理解したけど実感が薄くて…」

「そうか……じゃぁ…」

 

紘汰は目を瞑ると眩い光に包まれ、何時もの格好に戻る。

 

「これで良いか?」

「「あぁ…」」

 

混乱する頭を整理している二人をよそに先程の話を大雑把に聞いて霊夢は強引に話に入りこんで来た。

 

「アンタも平成仮面ライダーなの?」

「あぁ、俺は葛葉紘汰もとい仮面ライダー鎧武!!さっき話した通り今は神様みたいな事をしてる、よろしくな!」

 

紘汰は笑顔で握手を求める手を差し出た瞬間、少しぎょっとした顔になり霊夢はその手に答えた。

神様と聞いて少し警戒していたが思いのほかフレンドリーで霊夢は少し面を食らってしまった。仮面ライダーが現れ始めてずっと面を食らいっぱなしである。

 

「よろしく。えらく友好的な神様ね。」

「神様って言っても元は人間だし日も浅いしな、偉そうには出来ないさ。」

 

紘汰は霊夢に続き紫に握手を求めた。紫はなんの恐れも無くその手に答える。

 

「よろしく!この幻想郷って所は良い所だな!!」

「そうでしょう、そうでしょう。」

 

紫はまるで自分が褒められたかのように誇らしげに胸を張った。

 

「話はさっき士に聞かせてもらったよ。こんな良い所を怪人共に好きにさせるなんて、絶対許さねぇ!俺も力の限り協力させて貰うぜ!!」

「こちらこそよろしく。神様の力があれば百人力よ。期待してるわ。」

「あぁ!任せろ!!」

 

紘汰が握手を解いた瞬間、とんでも無い速さの『何か』が紘汰の頭目がけて飛んできた。

 

「危ない!!」

『プリーズ!デフェーンド!!』

 

晴人は瞬時に魔法の防御壁を作り、『何か』は防御壁に弾かれた。

そして紘汰は『何か』を飛ばした主を見つけ、目を光らせた。

 

「そこだ!!」

 

どこからともなく現れた植物が主を捕捉し縛り上げ、地面に引きずり込んだ。

『何か』を飛ばした主とは…

 

「あややや…まさか幻想郷最速の射命丸文が捕まってしまうとは…油断は大敵ですねぇ。」

「射命丸!?と言う事はさっきのって……」

 

霊夢は『何か』が飛んで行った方を見ると士が『何か』を拾い上げて確認していた。

 

「これはまごう事なく新聞だ。内容はともかく写真は良く撮れてるな。」

「有難う御座います…って誰ですか貴方達は!!」

 

今だに縛られている射命丸は見慣れぬ姿の男達を見て驚愕した。

 

「通りすがりの仮面ライダーだ…覚えておけ!!」

「仮面ライダー?何ですかそれは?」

「簡単に言えば子供達の夢を守り希望の光を照らし続ける存在だ。」

「おぉ!チョーイイネ!まさに仮面ライダーという者を表した言葉だな」

「当然だ。なにせ色んな仮面ライダーの世界を旅してるんだからな。」

「さすがだぜ!士!!」

「まぁ今後も旅をする事になりそうだがな…」

「「それはある。」」

「主に春に」

「「あ~…」」

「……何の話をしてるの?」

「「「仮面ライダーあるある」」」

 

仮面ライダーにとって冬、春、夏は忙しくも欠かせない時期なのであり、秋も秋で色々と切羽詰まっている時期だ。仮面ライダーに休み無しとは良く言ったものである。

 

「…っていうか…さっさとこのへんな植物の拘束を解いてくれませんかねぇ…」

「あぁ…すまない」

 

紘汰は再び目を光らせ射命丸の拘束を解いた。

 

「ふう…人間風情に捕まるなど…一生の汚点ですよ。」

 

霊夢は少し考え込む仕草をして、何かを閃いた顔をした。

 

「射命丸ちょっと詫びを含めて協力しなさい」

「霊夢さんからお願いされるなんて…嫌な予感しかしないんですけど…」

「お願いじゃ無いわ。脅迫よ。」

「しかし…」

「さっきアンタさっき紘汰に向かって新聞投げつけた挙句『人間風情』って言ったでしょ?」

「えぇそうですけど……」

「彼、実は神様よ。」

「かっ…!?」

 

射命丸は驚愕と共に冷や汗を出した。

 

「それもそんじょそこらの神様と違って星一つ治める程の。ねぇ紘汰?」

「まぁ…そうだけど」

「いや~先程の暴挙及び暴言すいません。神様のご命令ならば何でもしますよ~」

 

射命丸は紘汰に対して先程の若干強気の態度とは打って変わって明らかに下手に出て来た。

天狗は強い者に下手に弱い者に強気に出る種族である以上当然と言えば当然である。

 

「清々しい程の変わり身…でもこれで大分楽になるわね。」

「確かに…射命丸?だったか?」

「文で良いですよ。」

「そうか…じゃぁ文。仮面ライダーを探してくれないか?」

「了解しました!でも…仮面ライダーってどう見分けるんですか?」

 

文は首を傾げ、仮面ライダー三人は顎に手を当て深く悩んだ。

 

「見分け方か…あ!変わった物持ってる!あと全員男だ!」

「ザックリしすぎだろ!!」

「それなら一人だけ心当たりが…」

「うそぉ!?」

 

余りにもザックリした紘汰の説明にもだがそれで心当たりがあると言った文に晴人はただ驚くしか無かった。

 

「その方は見た事が無いスペルカードを入れてる変な入れ物を持ってました。」

 

紘汰は士の方を見て、士は心当たりがある顔していたその男は仮面ライダーで間違い無いらしい。

 

「成程…今そいつはどうしてる?」

「何故か気絶してたんで私の友人に任せてきました。」

「決まりだな…晴人!行けるか?」

「え!俺!?」

 

晴人は自分を指を差して驚いた。

 

「そいつの居場所が解った以上無駄に人員を割く訳にはいかないからな。しかし何が起こるか解らない可能性もある、だからこそお前だ。何でも出来る奴が行った方があらゆる状況に対応出来るからな。」

「成程確かにな…じゃぁ案内頼むぜ文!」

「了解しました!でも…飛べますか?それが無理なら結構時間が…」

「心配御無用!!」

『シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!ハリケーン…ドラゴン!ビュー、ビュー!ビュービュービュービュー!』

 

晴人は龍の力で強化された風を操る緑のウィザード ハリケーンドラゴンに変身した。

 

「こいつを追加だ!!」

『ルパッチマジックタッチゴー!スペシャル!チョイイネ!!サイコー!!』

 

さらに龍の力の一部を宿し、ウィザードはその背中に翼を生やした。

 

「さぁ…行こうか!!」

「了解しました!付いて来て下さいね!!」

 

文は高速で空へ飛び立つとそれに負けず劣らずのスピードでウィザードは文を追いかけ、二人は瞬く間に青空に消えた。

その様子を見て紘汰と士は感嘆の声をあげた。

 

「お~速い。」

「アイツに任せて正解だったな。流石の俺も空ではあの速度は出せない。」

「で…俺達はどうする?」

「まずはこの幻想郷を知る所から始めるとしようか…霊夢!俺達を案内しろ!!」

「はいはい…」

 

魔法使いは天狗と妖怪の山に、破壊者と神様は巫女と人間の里へ。

そして、死んだ筈の鏡の戦士は戦いの輪に放り込まれた。

 




出て来て欲しいサブライダーがいましたらコメントで言って下さい。
なるべく登場させます。
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