すっごい、下手です。すいません。
ではどうぞ!
「はじめ!」
六花の合図とともに対戦が開始された。
「いくぜっと!」
先手は和馬だ。和馬の右手から鋭い電撃が放たれた。少量の血で小さな岩を砕くほどの威力。これだけで和馬の実力が高いレベルなのが伺える。
「っ!」
柊真はその電撃を右に避けてそのまま和馬に向かって走り込もうとする。
「あまい!」
放たれた電撃はそのまま消滅することなくまるで雷の剣を振るかのように柊真に迫ってきた。普通の新入生ならこれで終わっていただろう。いや、初撃で終わりるものの方が多いだろう。高等部からの入学生のほとんどは魔道の経験が余りない。 知識も余りなく、専用デバイスを持っている者は少ないだろう。魔道を使う時は、普通の人より肉体が強化される。車に引かれようが重症を負うことはなくなる。そのため武道をやっていた者も多くはない。魔道の名家以外は入学まで魔道に触れることはほとんどない。ほとんどの者は入学してからの1年間で自分のスタイルを見つけその練習をして2年生から魔道対戦を行ったりする。もちろん例外も存在するが。真由美たちも軽く魔道について教えるつもりで模擬戦をさせたのだ。B型は刀など刃のついたデバイス以外の武器の所持を認められているので、柊真はB型なのだろうと思っていた。しかし、
「よっ、と」
真由美たちの考えとは裏腹に、柊真は軽々とその電撃を上に飛んでかわしたのだ。電撃は和馬の右手に戻っていく。血を減らさないためだろう。
「その程度ですか?先輩?」
おまけに挑発までしてくるのである。
「なめるなよ!新入生!『雷の蛇』」
『雷の蛇』 蛇のように電撃を放ち、それを数発はなち電撃の散弾を放ったような技である。
柊真に回避をさせないためであろう。
「ハァァ!」
電撃が当たる直前、柊真は刀を抜いた。縦と横に一閃。十字に電撃を、斬り裂いた。
「ほぉ。和馬の電撃を斬り裂くとはな。ということはやはり身体系か?」
虎近が感嘆の声をあげる。
身体系とはB型の特性である身体強化を言い換えたものである。身体強化や物質などは発見時につけられた名で正式名ではあるが身体系などと呼ぶ方がメジャーである。
A型物質は実体系、B型身体強化は身体系、
O型自然現象は自然系、AB型回復は修復系
と呼ばれている。
「どうだろう?刀を使っているだけでまだ魔道を使ってないからね」
虎近の疑問に真由美が反応する。まだ柊真は魔道を使っていないのだ。新入生だから使えないと言うこともあるかもしれないが現在の実力からするとおそらく使えるのだろうと真由美たちは思っている。その状態で本気ではないとはいえ和馬を相手に一歩もひいていないのだ。新入生の中でもトップクラスの実力だろう。
「今度はこっちから行きますよ!」
柊真は和馬に向かって走りだす。
「させるかよ!『雷の一閃』」
来させないとばかりに追撃する。初撃よりもスピードが速い電撃が繰り出された。
「速かろうが関係ないですよ!」
柊真は走るスピードを落とすことなく刀を、振ろうとする。しかし電撃と刀が衝突することはなかった。
雷閃が大きな光を発したのだった。
『雷の一閃』とは相手に当たる直前で光を発する閃光玉のような技なのだ。
「なっ!しまっ!」
「ハァァッ、『雷電光』」
『雷の一閃』で目を眩ませている柊真に終わりだと言わんばかりに追撃をかける。
ドオォォン!!!!!
派手な音が鳴り響く。
終わった。この場にいる全員がそう思った。和馬も本気でわないにしろ良くやったと思っている。実際新入生の中では上位の実力だろう。魔道を上手く使用できれば自分よりも強くなるだろう。そんなことを思っていた。
「勝者、三宅和「まだ終わってないですよ」なっ、何!?」
試合終了の合図を上げようとしたとき、柊真の声が響いた。
「「「っ!」」」
全員が目を見開いた。確かに和馬の『雷電光』は直撃したのだ。なのに無傷で柊真は立っているのだ。
「桐島!お前一体何をした!?」
虎近のが疑問の声を上げる。
「それは、自分の目で確かめてくださいっ!」
言うと同時なは柊真は走り出した。
「だったらもう一度!『雷電光』」
もう一度『雷電光』を放つ。先程は『雷の一閃』の光で柊真に当たるところうまくが見えなかったのだ。和馬は先程柊真が何をしたのか見抜くつもりだ。ただ長引かせるつもりもないためか、少し威力があがっている。
「見たいなら見せてあげますよ!血液干渉!」
そう叫ぶと同時に薄い膜のようなものが柊真を覆う。そのまま止まることなく柊真は走り続ける。『雷電光』の電撃が柊真に直撃する。その時、電撃の軌道が曲がり柊真の横を通り過ぎた。柊真を覆う薄い膜のようなものが電撃の軌道を曲げたのだ。
そのまま柊真は止まることなく和馬の元に近づく。そして和馬の目の前まで来ると刀を首もとに当てると…
「チェックメイトです。先輩」
全員唖然としていた。何が起こったか分からないのだ。急に電撃のの軌道が曲がった。それだけしか理解出来なかった。
「っ!勝者、桐島柊真!」
いち早く他のメンバーより元に戻った六花のジャッチにより模擬戦は終了した。
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模擬戦が終わり柊真たちはギルドホームに戻ってきていた。
「さっきのはなんだったの?あの和馬くんの電撃が曲がったやつ」
誰もが気になったことを真由美が柊真に質問する。真由美たちの目からは和馬から放たれた電撃が柊真を避けるように曲がったように見えていたのだ。
「先輩の魔道に干渉したんです。その時に軌道を曲げて自分に当たらないようにしたんです」
「まて、干渉だと!偉く簡単に言っているがお前、干渉は同じ血液型同士でも出来なかったことだぞ!お前は一体何者なんだ?」
六花が言うとうり魔道への干渉は同じ血液型でも出来なかったことである。相手の傷を治すこともできるAB型でも出来なかったのだ。それをいきなり「相手の魔道に干渉しました」なんて言われても信じられないのだ。
「何者って言われましても…俺の血液型は「Rh null」型です。世界で約40人程にしか流れていない突然変異した血液です。」
「「「っ!」」」
全員が驚愕した。「Rh null」型。魔道が発見された当初にどのような系統か実験されている。当時は世界で30人程度の人数がいて「Rh null」型は何も起こせなかった。全世界共通で「Rh null」型は魔道を使うことの出来ない唯一の血液であるという認識である。かつて世界でごく僅かの人しか流れていない突然変異の貴重な血液、「黄金の血」と呼ばれた血液は、現在では魔道を使うことの出来ない無能の血液「怠惰の血」と呼ばれている。
「それって確かに「怠惰の血」と呼ばれてる血液だよね?確か魔道を使えなかったはずだけど…」
「俺の剣の師匠がその血だったんです。師匠は魔道の研究をしていて「Rh null」型の使い方を発見したので教えてもらったんです。「Rh null」型の特性は干渉。相手の血液に干渉することが主な使い方です。「Rh null」型の使い方が発見されなかったのは自分の血液だけでは使うことが出来なかったからだと思います。ただ、使い道は他にまだまだありそうですけど、師匠にはそういうような使い方しか教わっていないので…それに2年前に師匠は他界したので…俺が知ってるのはこのくらいです。」
「Rh null」型で現在魔道を使っている人数は分かっていない。おそらく柊真しかいないだろう。そのためまだまだ未発展の血液型なのだ。
「そうなんだ…困ったことがあったら何でも言ってね。よくわからないかも知れないけど力になるから!
それと家には伝えないから安心して!」
「っ!ありがとうございます!」
柊真は信じてくれるとは思っていなかった。信じてくれたとしても、おそらく七兎の当主に能力を伝えられるかはすらだろうと思っていた。それが疑うこともせずに協力してくれると言う。おまけに柊真の考えを読んだのか 、先に否定してくれる。
「いいよ、同じギルドの仲間なんだし。私あんまり自分の家が好きじゃないんだよね~。自分のやりたいようにしたいからこのギルドを作ったんだしね!それと……」
「「「ようこそ!ギルド《紅茶の香り》へ!」」」
「あっ………はい!よろしくお願いします!」
このギルドに来て良かったと柊真は思った。個性的だが仲間のことを考えてくれるメンバーたち。まだメンバーの全員と会った訳ではないが本当にこのギルドで良かったと思う柊真だった。
ルビの打ち方分からないんで
あとがきに書くことにします。
雷の蛇 ライジング・スネーク
雷の一閃 ライトスパーク
最後に和馬が使おうとした技は
雷電光 らいでんこう
Rh null アールエイチ ナル です!
ちなみにギルドは
《星の使徒》ほしのしと
《紅茶の香り》こうちゃのかおり
まんまのもあるし英訳するのもあります。
次回からはあとがきでキャラ紹介します!
あと、1年生はまだ増えます!
では以上です!ありがとうございました!
戦闘描写ムズい……