リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】 作:先詠む人
今年も当作品をよろしくお願いします。
「あら、お客さん?」
俺の後ろから聞こえた声はクソ母のものだった。後ろを振り返るとそこにはまるでつきものが落ちたかのような・・・・って誰?こんなきれいな人家に居ましたっけ?
俺がその光景に困惑していると、洗脳妖精さんがフローリングの上を走ってきて・・・あ、転んでそのまま滑ってきた。
「わーい」
楽しんでるし、多分こっちに来るころには本題忘れてるんじゃねぇの?
「で、隼人。誰この子?」
「え~っと、拾った。」
「犬猫じゃないんだからそんなことないわよね~?雷香ちゃん?」
「雷香・・・・誰それ?」
急に出て来た名前。因みにいうと俺も聞いたことないし雷たちも似た反応だ。例を挙げると急に知らない親戚の名前を言われて知ってて当然みたいな反応をされた感じに近い。
「あんたの妹でしょ?何言ってんのほんとに。」
その発言で俺は悟った。あ、多分雷香って雷のことだ・・・・。って。
理由としてはホント直観だけど、雷香って雷に香か何か書くんだろうって思ったからだ。それにまな板が俺の妹扱いならば「らい」という発音が混じっていること自体があり得ないし。
「提督、あんた今失礼なこと考えたやろ。」
俺が色々と考えていたらまな板にジト目でにらまれていた。お前なんでそんなことわかるんだよ・・・・。
「そりゃ提督の顔見りゃわかるわ」
「お前絶対読心術か何か実装してるだろ!!!」
どう考えてもこちらの心を読んでいるとしか思えない発言をするまな板に俺はついにツッコんでしまった。俺の思考のプライバシーよ帰ってこーい・・・。
俺が黄昏ていると、雷が代わりに質問に答えてくれた。
「私の知り合いよ!」
と。するとまぁまな板の背丈から予想はしてたけど「だからまな板ちゃうわ!龍驤や!!」、お前一旦黙れ。とにかく、こういった反応が返ってきた。
「あぁ、小学校のお友達か何か?春休みだから遊ぶのはいいけど部屋をあまり散らかさないでね?」
・・・・てな。それを聞いた瞬間龍驤はすげぇ不機嫌になったけど俺はどこぞの愉悦神父みたいな顔してたらしい。そのとき俺は全然自覚してなかったけど、後で雷がstay night見てる時にそう言っていた。
「てか、今からちょっと出てくるわ。」
俺はこのままここで話すのはちょっとまな板的にもやばいと直感したので一旦雷とまな板連れて外出することにした。
「そう?なら最近物騒ならしいから早めに帰ってきなさいよ?」
「う~い。」
俺はそう適当に答えると、自分の部屋の方に向けて歩き出した。
因みに立ち上がったとき、俺の予想通り洗脳妖精さんは目的を忘れて他の子達とフローリングで滑って遊ぶのに必死になっていたからそれを見てなんか脱力したことを付け加えておく。
「さて、財布持って街に出よう。」
「司令。お母さんあんなになってるのにいいの?」
「せやで、どう見ても目の色がなんか変やったで。」
「気にするな、問題ない。」
俺はそう言い切ると、部屋着から着替えるためにいったん雷たちを部屋からだし、着替えてから街に出た。
「で、提督。どこ行くん?」
「とりま昼飯喰いに行こう。何か食ってみたいもんあったら高くなかったら何でもいいぞ。」
最近3月分のバイト代が入ったからある程度はお金に余裕があるし、大丈夫だろ。
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数十分後、頭を抱える俺が家の近所の世界的に有名な赤い看板に黄色い文字のファストフード店に居た。
以下回想
「司令、私ハンバーガー食べてみたい!鎮守府の食堂になかったから!」
「うちはそばが食いたいんや!!!ハンバーガーなんて敵国の食いもんなんか食えるか!!」
「あ~もうどっちでもいいから早く絞ってくれ・・・・。」
「「司令(提督)!!!」」
「おぉう・・・・。そばは高いからハンバーガーで頼む・・・・。」
俺が自分の財布の中身を見てからこういうと
「やった~。」
と雷はその場で喜んで飛び跳ね。
「何でや・・・。うちはそばが食べたいんや・・・。」
とまな板はうなだれた。
「よし、行くぞ~。ついてこ~い。」
「は~い。(キラキラ)」
「は~い。(どんより)」
俺先導の元、俺たちは店に入り、俺は巨大ハンバーガーのセットを雷は幸せセットを頼んだところまでは良かった。
問題はまな板だ。
「こーなったらやけや!すみません。ここに書いてあるセットメニュー全部下さい!!」
よりによってやけ食いしようとし始めたのだ。もちろん俺は全力で止めたし、雷も一緒にそうしてくれた。しかし・・・・
「結局半分ほどオーダーもう入ってて手遅れになるってどういうことだよ・・・・・。」
俺がその注文を取りやめてもらおうとしたときにはそのレジの対応をしてくれていた店員さんが運悪くバイト店員だったので、こっちが揉めている間にシステムに登録。
結局俺がキャンセルをお願いしたときにはすでに半分のメニューが出来上がった後だった・・・・・。
しかもまな板もまな板だ。頼んだ商品の半分くらいを食べた後、
「・・・・・・・(ス)」
「おい、どういうことだ?」
「・・・・・・・・。」
俺の問いかけにも答えず、まな板は食い過ぎでまさかの大破判定になった。
「だから止めたのに・・・・。」
結局、俺が全部残りを食いました。腹パンパンになって少し苦しかったが、食えない量じゃなかったのが幸いだった。
そしてさらにつらかったことがある。
俺とまな板が揉めてるのを誰かがSNSにアップしてその光景が”龍驤のコスプレをする娘か妹と揉める父か兄(笑)おまけでロリお艦”という名前でOh! Tubeやヌクヌク動画にアップロードされてしまったことだ。
おい、肖像権どこ行った。
しかもその結果、俺はロリコンという不名誉なあだ名をつけられる羽目になった。
だってその動画がアップロードされたというのを知ったのは知り合いからLIMEでURL付のメッセージが送られてきてそれを家に帰ってから確認したからで。
しかも、ヌクヌク動画のコメントには”ロリコン”という文字が流れる画面上に踊り狂いOh! Tubeの動画コメント欄にも”ロリコン”という文字がこちらでも踊り狂っていたからだ。
俺はこの日、財布(まな板のやけ食いのせい)と社会的名誉の二つが大破というか、轟沈寸前になった。
だけど、俺は精神的ダメージが大きすぎて周りに気を配れなかったせいで気付いてなかったんだ。
夕飯前にまな板がどこか遠くを見ていて、しかもうっすら透けていたことと、あいつが家に帰ってから脱いだサンバイザーが0と1の数字のコードとなってどこかに消えて行ったことに。
ここだけの話ですが、前回から出て来た洗脳妖精さんの元ネタは型月作品の中のあるゲームから生まれたネタです。
声優さんが病気で去年お亡くなりになられてしまったのを忘れたくなかったのと、彼女が広島出身だったことから使わせていただきました。
蛇足となりますが、もし彼女が病気で活動できなくなっていなければ艦これにも彼女が声を吹き込んだ艦が出てきていたかもしれません。掲示板でもそういった話が出てましたし。
自分としても見てみたかったなと思っています。
感想、評価があれば作者はキラキラになります。
ちなみにいうと、作者アンチは無視の方針で行きますんでそこのところはご了承お願いします。