リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】   作:先詠む人

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どうも、一時的にバグでしょうが日刊ランキング29位になってて呆然としてました。

今回は前回お眠だったあの子が起きます‼《*≧∀≦》


第13話 「これどうしよっか・・・・。」「う~ん。」「すぅ・・・すぅ・・・・すぅ・・・・・(フガフガ)」

 今、俺と雷は目の前で俺の布団にくるまって爆睡していた雷曰くレ級を見ている。

 

 ・・・・というか、この子あの雨の日の子じゃね?俺が風邪ひく原因になったあの雨の日に手をつないで町を親捜し歩いたあの時の。あの時見た感じから少し汚れてはいるけど見た感じ服も髪の色も一緒だし。

 

「・・・・・い!司令ってば聞いてるの!?」

 

 俺があの日のことを思い出してこの目の前で寝ている少女があの日手をつないで町をうろうろしたあの子と一緒かどうか思い出していると雷に声を掛けられていた。というか、ちょっとの間無視状態になっていたみたいで半ギレになっていた。

 

「あ、ごめん。ちょっとな・・・・。」

 

「ちょっとって何考えてたの?それよりもこのレ級が目を覚ます前に拘束しなきゃ。何処かにロープ置いてないかしら?」

 

「いやいや、拘束ってそりゃやりすぎ「甘いわ!」・・・・そうか?」

 

「甘いわよ。司令の認識は暁が大好きなあの激甘なお菓子よりも甘いわ!!」

 

 ・・・・・雷のこの発言で俺の中には家の暁はかなりの甘党という方程式が完成した。………て言うか、それよりも甘い俺の認識ってどんだけ甘いの?

 

「早く拘束して情報を引き出さなきゃ‼」

 

 雷はこれまで見たこと無いぐらいノリノリになっていたけれど、俺はある理由からそれに全然乗れなかった。だってさぁ……

 

「この寝顔、よだれ垂らしてるか敷き布団嗅いでるかの違い除けば雷と全く一緒なんだよなぁ…」

 

「!?」

 

「ん?声に出てた?ってちょっ‼痛いって‼」

 

 

 俺が雷にそう尋ねると雷は首を上下にぶんぶん降った後、俺をぽこぽこ叩いてきた。

 

 そんで、二人でそんなことしてたら

 

 

「ん?………うにゅう………。しれぇの声がしゅりゅう………。」

 

 レ級(?)が目を覚ました。

 

 

 

「お、起きたぞ?」

 

「早く拘束しなきゃ早く拘束しなきゃ早く拘束しなきゃ‼」

 

「落ち着けって。拘束云々よりまずは対話からだろ。」

 

「そんな落ち着いてられないわよ‼」

 

 彼女は周囲をキョロキョロした後、俺の方を見て鼻をくんかくんかした。その後焦点のあってない目をしたまま口を開き…………

 

「しれぇの臭いだぁ~。しれぇ、抱きつかせて~頭撫でて~臭い嗅がせてぇ~。」

 

 

 

 

 

 

 ………………こうのたまった。ってはい?

 

(ちょっち待て‼いや、マジで待って‼バリバリ日本語喋ってますやん!誰だよ深海棲艦はカタコトだって言った奴‼)

 

 急にそんなことを流暢な日本語でのたまうもんだから俺が唖然としている一方で、雷は

 

「何で艤装が出ないのぉ‼」

 

 艤装を展開しようとして出来ず、パニクっていた。

 

 そんな混乱したり唖然としたりしているこちら側を置いておいてレ級(?)は

 

「むぅ、来てくれないならこっちから行くわよ~。」

 

 そう言って俺の方へ歩いてきた。

 

 唖然としてた俺だけど、さっきの発言と起き上がったときに脱げたフードの下から出てきた顔を見て、少し思い当たることがあった。

 それはあくまで仮説だし当たってたら戦わなくても良いからそうだと良いなレベルの話だったけど。

 

 緊張のあまり喉を鳴らし、俺は彼女に尋ねた。

 

「もしかして、お前…………あの(・・)雷なのか?」

 

「そうだけど?だからさっきから抱きつこうとしてるんじゃん。そうじゃなかったらそんなことしようとする深海棲艦なんて居る?」

 

 返ってきたのは肯定の返事。そしてそれに対して俺と雷は

 

「え!?」

 

「マジかよ………あの話はネタじゃなくてマジだったのかよ………。」

 

 各々の理由で硬直していた。

 

 俺は艦これを始める前にジョジョ(多井)から聞いた噂が本当だったことに。

 

 雷は目の前に居るレ級が自分自身と同じ名前を持っていると言うことに。

 

「捕まえた~‼」フガフガフガフガ

 

「うわっ‼ちょっ‼止めなって‼コラッ‼」

 

 ポカン‼

 

「いったーい‼」

 

 硬直している間に、レ級は俺の腰の辺りにしがみついて俺の体臭を嗅ぎ始めたから俺はその頭に拳骨をぶつけて止めさせた。

 

「何で殴るの?」

 

「教育的にいけないからだ‼流石に抱き着くまでは良いけど嗅ぐのはダメ‼」

 

「えぇ~」

 

 俺が胸の前でばつを組んで説教するとレ級(?)は泣きそうな顔でそう言った。

 

 …………泣きそうな理由が殴られた痛みじゃないと良いんだけどなぁ……。

 

「ねぇ、司令。聞きたいことがあるの。」

 

 俺が黄昏始めたときにようやく俺とレ級(?)が話している中ただの傍観者になっていた雷が復帰した。

 

「ん?」

 

「その子が雷ってどういうこと?というよりも"あの"ってどういう意味なの?」

 

「ああ、この子は先代だよ。俺の従兄弟のせいで建造された次の日に轟沈したお前の先代。」

 

「それって……私のことをその子の代わりとして愛でてた「それは違う。」……え?」

 

「俺の秘書艦の雷はお前しかいないよ。それに……」

 

 俺はレ級の頭の上に手を置いた。

 

「例えこのレ級(?)が雷だったとしても俺と一緒に約一月の間海を駆けてくれたのはお前しかいないからさ」

 

 俺は笑いながら雷の方を向いて言った。

 

 するとそれまで不安げだった雷の顔が花がほころぶように笑みで一色になった。そして………

 

「私の方が司令のことよく知ってるもんねぇ~っだ‼だから司令は渡さないんだから‼」

 

「私の方が司令に会ったのはあなたより先だもんね。だから後から来たあなたが私に譲りなさいよ‼」

 

 雷がレ級に宣戦布告し、それにレ級が答えたことにより見た目雷、色違い同士のキャットファイトが始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………よりによってこんな狭い部屋(6畳間家具あり)の中で取っ組み合いの。というか、お前ら二人とも俺に何かあるの?俺なんかしたっけか?

 

「お前ら取っ組み合いなら外でやれよ‼」

 

 俺の悲鳴のようなツッコミはスルーされて結局俺が二人の頭を同時に小突くまで取っ組み合いは続いた………。

 

 ………その片付けの際まで気づかなかったけど、俺のベッドのサイドボードに置いてたあるものがいつの間にか無くなってたことをここで言うのは蛇足なのだろうか……?




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