リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】   作:先詠む人

16 / 49
今回はレ級の名前を決めます。
それと後書きになんでこの作品にレ級を出したのかという理由を書いてます。
そちらもよかったら読んでってください。


第14話 「レ級の名前を決めよう。」「レレレでいいじゃない。」「失礼なこと言うわね!」

 俺の部屋で始まったキャットファイトをどうにかおさめて、軽く説教をしたあと俺はあることに気付いた。

 

「そういえば雷もそうだけどレ級の戸籍とかどうしよっか。何か考えとかある?」

 

「「あ・・・・・。」」

 

「考えなしだったのかよ・・・・。」

 

「・・・・し、仕方ないじゃない!私は指令が心配でこっちに来たんだから明石さんにそんなこと相談する暇もなかったし!」

 

「私に至ってはもともと深海棲艦だからね~。そんなこと考えるっていう思考もなかったよ。それに私がこっちに来ることになった作戦の目的自体がこちらの世界で提督を殺して(・・・・・・)艦娘の指揮をなくすためだったし。」

 

「「!?」」

 

 レ級のその言葉に俺はその場で身構え、雷もレ級から距離を置いた。が、

 

「私は大丈夫だよ。そもそもこっちに来た理由はその作戦を遂行するためというか単に引っかかることがあってこっちに来たかっただけだったし。今の私は深海棲艦レ級の姿をした雷と思ってもらっても大丈夫。」

 

 彼女は俺らに笑いながらそう言った。

 

 だけど、その情報をそう簡単に信用できるもんじゃない。

 

 だって深海棲艦たちがリアルに来た目的が俺を含めたこちらの世界に居る無力な艦これプレイヤーを殺すためだとか言われた後に自分は大丈夫とか言われて簡単に信用できるか?俺はできない。

 

 いまいちわかりづらいかもしれないから簡単に例を挙げると、さっきまで殺したいほど憎み合ってたやつに急にお茶を渡されてそれを飲めるか?と言った感じだ。・・・・ってわかりづらいか。

 

 だから俺はこういう時まず最初に根拠を求める。

 

「・・・・・その根拠は?」

 

「だって、こうやって流暢に言葉を話してるのがその証拠でしょ?」

 

「それが根拠になるのか?」

 

 俺がそのあまりの根拠の信頼性の薄さにあきれていると、

 

「あ・・・・」

 

 雷が何かに気付いたようにポツッと言った後、その口を慌てて手のひらで覆った。

 

「ん?雷「「何?」」・・・・レ級、お前は違うやろ。」

 

「あ、ごめんなさい・・・。」

 

 俺が何かに気付いた様子の雷に質問しようとするとレ級も反応しちゃったからメンドクサ!!って正直思ってしまった。

 

 そんで、気を取り直して雷に聞いてみた。

 

「で、雷何か気付いたのか?」

 

「うん。このレ級、今更だけど流暢に日本語を話してるわよね?」

 

 うん。その衝撃俺は雷がおろおろしてる間にもう乗り越えた。けど、それがどうかしたんだろうか?

 

「それでね?深海棲艦ってこんなに流暢に日本語を話す個体っていないの。喋る個体はいるけれどそれもこんな流暢な日本語じゃなくて聞き取りづらい変な発音だし。」

 

「となると、今流暢に日本語をしゃべってるっていうことは・・・・」

 

「そりゃ、今の私が雷としての記憶や経験を持ってるからね。」

 

 俺がその違和感についての原因について考えようとしたときレ級が割り込んできた。というか”今”ってなんだよ。今って。てことは前はしゃべれなかったのか?

 

「・・・・・それで日本語が流暢に話せる根拠になるのか?」

 

「なるよ。だって深海棲艦たちがまともに喋れないのは洗脳のせいだもん。」

 

「ほ~ほ~なるほど~・・・・って洗脳!?」

 

 今確かにこいつ洗脳って言ったよな?ってことはあの噂を自分が否定し続けて来た理由に筋が立つ。

 

 俺が聞き続けて「それはないだろ」って言って否定し続けてきた噂。それは

 

 深海棲艦は轟沈した艦娘のなれの果てでもある(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 というものだ。

 因みにそれと同系列のうわさで雷を沈めまくった提督のもとにはレ級が復讐しにやってくると言うものもある。

 

 話は戻るけど、なんで俺がその噂を否定し続けて来たかと言うと、理由はシンプル。

 

 もしその噂通りならば深海棲艦の攻撃は同僚艦、または姉妹艦に対しては緩まるんじゃね?って思ったからだ。

 

 実際そんなことはないし、二次創作の小説とかよく読むけど、下手したら深海棲艦は基本的に全力米帝プレイじゃないかってよく思えるしな。まぁ、幼稚園とかカメラとかのお話はほのぼのしてて好きだけどさぁ。

 

 また話がずれた。本筋に戻そう。

 

 だから俺はその噂を否定し続けてきた。だけど洗脳されていたというのならば全力攻撃の理由がなんとなく想像できる。

 

 だって何者が洗脳するのかは知らないけど、沈んだ艦娘を深海棲艦に改造して洗脳することで艦娘としてではなく、深海棲艦としてのアイデンティティに書き換えてしまえばもうある意味おしまいだからだ。

 

 洗脳って言うのはそれほど闇が深いからさ・・・・。

 某ライダー出てくる鷲のマークの秘密結社も洗脳で妄信的に刷り込まれた行動をとらされてたし。

 

「とにかく、お前が先代雷の記憶を持ってるっていうのならこれは答えられるはずだ。」

 

「何なに?ど~んっときなさい!!」

 

「お前を建造したときに俺が全力で打ち付けたとこはどこだ?」

 

 あの時俺が叫んでいた声が鎮守府に届いていたってことは吹雪から聞いてるからこれがわかるってことは本人である証拠にもなる。

 

「左足の小指。鼻歌歌いながら小躍りしていてそのままベッドのサイドボードに思いっきり打ち付けたのよね?それでお母さんから変な目で見られて落ち込んでもいたわよね?」

 

 ウソダドンドコドーン!!

 そこまで俺の言ってたこと届いてたのかよ・・・・。てか、俺のパソコンのマイク思ってたより高性能だったんだな・・・・。

 

「ちょっとレ級!司令が遠い目でどこか見だしたじゃないの!!!!」

 

「こうなるなんて私も思ってなかったのよ!!それにある意味自業自得じゃない!」

 

 雷とレ級が言い争いをしている声が遠くから聞こえる。多分気のせいだと思いたい。・・・気のせいじゃないけどね。

 

 結局数分後にどうにかこうにか立ち直ることに成功した俺は雷たちに声をかけた。

 

「・・・・とにかく、レ級は先代雷で確定だな。」

 

「司令、前のときに私がそれって認めてなかった?」

 

「お前が俺を殺すために来たのかもって思ったら一気にその可能性が消えた。「ひどい!!」・・・仕方ないだろ、誰だって死にたくないんだし。」

 

 俺の発言にレ級はショックを受けたらしくってその場でうずくまってしまった。

 

「それと、こっちでのレ級の名前を決めないとな。」

 

「え?」

 

「司令いいの!?これはたとえもともと私と同じ雷だったとしても深海棲艦(・・・・)なのよ!!」

 

「で?だからそれがどうした?たとえそうだとしてもそれだからって否定してちゃ艦娘だからって言って差別する奴と一緒だ。」

 

 俺が雷の方を見て真剣な顔をしていうと雷はしょぼくれてレ級は笑顔満開になった。

 

「さて、こっから真面目な話をしよう。雷の名前は洗脳妖精さんのせいで雷香に決まっちゃったぽいけどレ級の名前をどうするか。」

 

 俺が二人に向かって尋ねると

 

「はいはーい。私個人としてはかわいい名前が良いでーす!!」

 

「レレレでいいじゃない。こんなの。」

 

「失礼なこと言うわね!」

 

 レ級は要望を言い、雷はさっきのことですねてるのか適当なことを言ったせいでレ級とまた取っ組み合いを始めた。

 

「可愛い系なぁ・・・。あ、そだ。」

 

 俺は裏紙と筆箱の中のシャーペンを持ってきて一人つらつらと書き始めた。

 

~数分後~

 

「フン、中身はほぼ一緒とはいえ身体能力は私の方が上なんだから勝てるわけないでしょ!」

 

「ぐやじぃ~!!」ジタバタ

 

 雷とレ級の取っ組み合いはどうやらレ級が勝ったようだ。実際雷の上にレ級が乗っかってるし。そこで俺は

 

「お~い、レ級。ちょっといいか?」

 

 レ級をこっちに呼ぶことにした。

 

「な~に~?」

 

 俺がレ級を呼ぶと、レ級は抑え込んでた雷を解放してからこっちに来てなぜかそのまま胡坐をかいていた俺の上に座った。

 

「・・・・なんで俺の上?」

 

「キヒヒヒ~、いいじゃない。別に。」

 

 レ級は俺の方に顔を向けてそう言うと今度は名前の候補を書いている紙をみた。

 

「そんなもんか?」

 

「そんなものよ。」

 

「ふ~ん、さて、おまえの名前なんだけどこれでいいか?」

 

 少し問答をした後、俺はレ級にいろいろと候補を書いた名前の中からあるものをシャーペンで指し示した。

 

 そこには”玲子”と書いてあった。

 

「これが私の名前?これじゃあ可愛くないからこっちが良い!」

 

 そう言うとレ級は俺の上に座ったままその少し横に書いていた”玲奈”に指先を合わせた。

 

「そっちが良いのか?だったらそっちでも問題ないぞ。」

 

「ありがとう司令!!」

 

「別に気にしなくてもいいって・・・・あ、そうだ。雷もよく聞いとけ。」

 

「ん?」「何を?」

 

「今日は言ってなかったから仕方ないとはいえ今度から外で俺のこと司令って呼ぶのは禁止な。」

 

「何で?」

 

「だって今度から兄妹として過ごすわけだしそれなのに俺が司令って呼ばれてちゃ変だろ?」

 

「そうかなぁ・・・。」「私はそれでいいけど?」

 

「俺の精神衛生上ダメなの!だから禁止な禁止!」

 

「は~い。」

 

「レ級は素直な子だな。雷はどうなんだ?」

 

 レ級が素直に了承してくれたから俺は雷に話を振った。すると、

 

「あ~、もう判ったわよ!!私も今度から・・・なんて呼ぼう?」

 

 俺とレ級は一緒にその雷の発言に崩れ落ちた。

 俺は倒れたはずみで後頭部を思いっきりぶつけて軽く悶絶し、レ級はおれから転げ落ちた際に膝を打ったのか膝を抑えて悶絶していた。

 

「イテテテテ・・・別にお兄ちゃんでもいいじゃない。なんでそんなことがわからないのこの子は。」

 

「レ級、言い過ぎ言い過ぎ・・・。」

 

 雷に向かって責めるような発言をしたレ級を俺はたしなめたが、失敗した

 

 

 

 ・・・だって雷が大泣きし始めちゃったから。

 

 

 結局雷が泣きやむのを待ってから一緒に夕飯を食べに3人でリビングに行くと洗脳妖精さんが敬礼していて母さんは俺と雷の分はともかくレ級の分までご飯を作っていた。

 

 母さんを含めた4人で夕飯を食ったときに気付いたけど、レ級のことを母さんは玲奈と呼んでいてそれを見た俺は

 

(洗脳妖精さん仕事早すぎ~!!!)

 

 と一人驚愕していた。

 

 その後は俺の部屋で3人一緒に仲良く寝た。というか、俺が自室で爆睡してたら二人がいつの間にか作られてた二人用の部屋にある布団で寝てたはずなのにいつの間にか俺の布団にもぐりこんでいた。

 

 深夜にトイレに行こうと思って起きたら両脇にしがみつかれてて、起こすのも忍びなかったからそのままトイレを我慢してまた寝たのは別のお話。




この作品にレ級を出した理由は「雷とレ級がよく似てる」というのもありますが、一番の要因は「ある作者さんが書いたレ級作品を読んでレ級に対してそれほど悪印象を持っていない。」と言う点が大きいです。

それと最初にこの作品のプロットを立ててる時にふと頭の中にレ級が胡坐の上に座って笑ってるという映像が思い浮かんだので今回書き込みました。

感想、評価があると作者はキラキラします。

ただし、作者のリアル知り合いに通告。作者のタイムラインに載せたことを感想板に書かないで!返信する際にめっちゃ困るから!!
突っ込みたいことがあるなら直接そっちに送って‼お願いだから‼
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。