リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】   作:先詠む人

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今回はライダーネタが多めです。
なので後書きにそれに関する説明入れておきますね。

ではどうぞ!


第15話 「「「・・・・・・・・。」」」

 雷とレ級が家に住むことになった翌日のことだ。

 

「雷香~、玲奈~。お兄ちゃん起こしてあげて~。」

 

「は~い。」「わかったわ!」

 

 俺がまだ昨日の疲れで爆睡している中、もともと艦娘として朝が早かったから起きている雷(雷香)と、昨日あんだけ爆睡したからかもう起きていたレ級(玲奈)に母さんが俺を起こしてくるよう声をかけた。

 

「おにぃ~ちゃ~ん!!」「あ!?抜け駆けは許さないわよレ級!!」

 

 空中を舞いながら爆睡中の隼人のもとにルパンダイブをして飛び込むレ級とそれを後ろから追う雷。そんな本来ならありえない光景が隼人の部屋には広がっていた。

 

「カハッ!」

 

「お兄ちゃんの匂いはいいにおい~♪」

 

「離れなさいよ!!司令が死に掛けてるから!!」

 

「え~。もうちょっと抱き着きた~い。」

 

「なら、あなたのすぐ下にある司令の顔を見てみなさい。」

 

「ん~?ってこれは!?」

 

「あなたが飛び込んだ時からずっと目の焦点があってないわよ。だからはやくのい・・・何してんの!?」

 

「え?はたいて正気に戻そうとしてるの。」

 

(・・・・・・何やら焦点の合わない視界の中、雷とレ級が言い争ってる気がする。起きなきゃまたキャットファイトが・・・・!?7:55だと!?)

 

 カッ!!

 

「わり、レ級のいてくんね?」

 

「あ、司令起きた。やだ、もうちょっと抱き着かせて。」

 

「無理。俺にはやらないといけないことがある。だから意地でも動く!!」

 

「ほら、司令もそう言ってるんだし離れなさいよ!」

 

「や~だ~や~だ~!!」

 

「(・・・・・このまま動くか。伊達に小さい子からこんな感じになられたこと少なくないし。こんな時はこっちが動いてしっかり振り落さないように動くに限る。)・・・・じゃあ、このまま動くからしっかりつかまっとけよ。」

 

「え!?無理だよ。だって私‥!?えぇ~~~~~!!!!」

 

 レ級が自分の体重は重いから動くのは無理だ見たいなことを言ってるけど、あれを前にした俺はフルスロットルだから止まらねぇ!!

 

「司令・・・・すごい・・・・。」

 

 俺はレ級に抱き着かれたまま起き上がり、そのままテレビが置いてあるリビングへと走った。

 

「あらあら、起きたのはいいけどなんでしがみつかれてるの?」

 

 母さんが何か言ってるけど無視。今はとにかく時間が惜しい。

 

 俺が本体の電源スイッチをONにしてテレビのリモコンにしがみつき、チャンネルを5chに合わせた丁度その瞬間!

 

 ♪~テレリレリレリレテレリレリレリレレレレレレ テーテレッテーテーレーテーレ テーレテッテテーレーリレー テレリレレリリリリテレリテリレレレ<Start your Engine!>テンッテンッテン!~♪[Surprised-Drive]

 

 画面を赤い車が走り、主人公の姿が映ったりしながら、特徴のあるギターソロから始まるOPが流れ出し劇中に出てくるトライドロンを模したタイトルロゴが画面いっぱいに現れた。

 

「おっしゃ、間に合った!!ぎりぎりセーフ・・・。」 

 

「お兄ちゃんこれ何?車?」

 

 レ級がテレビの画面を見ながらそうたずねて来たので俺は笑顔でこう答えた。

 

「うん、俺があこがれた英雄(ヒーロー)のシリーズ第16作目。仮面ライダードライブだよ。」

 

「仮面・・・ライダー?そういえば、向こうにも似たようなお話があったわね。というか、司令こんなの見るなんて子供っぽくない?それにライダーってバイクに乗る人のことを指すんじゃないの?」

 

「いいじゃんけ、子供の心を忘れてないってことでさ。あと、バイクに乗ってないことは禁句な。みんなそのことに気付いて一度放置したうえで敢えて突っ込むところだから。」

 

 俺がレ級と一緒に今やっている劇場版のプロモを兼ねた映像が流れているOPを見ていると雷がようやく追いついたのか俺にあきれ顔を見せながら俺とドライブを非難した。

 

 まぁ、わかってるさ。大学一年(この年)になっても仮面ライダー見てるのは子供っぽいってことは。でも、良いじゃんか。好きなんだし。それに主要ライダーが車に乗ったっていいじゃない。平成ライダーとしては初めてだけど昭和ライダーにRXという車に乗ったライダーがいるんだから。

 

 俺は未だにテレビとは逆向きに抱き着いたままのレ級をテレビの方に向けて座りなおさせ、そのままガチモードで画面を凝視し続けた。

 

 27分後(大体最近の仮面ライダーは次回予告がこの辺にある[作者調べ])、番組が終わって俺はテーブルの方に向かった。俺の予想通り母さんは飯を作ってテーブルの上の方にそのままおいていたが、パンなどの暖かいほうがおいしいメニューは欠けていた。

 

「お母さんが、『どうせ仮面ライダー見だしたらお兄ちゃん止まらんのじゃけあんたがこれ作ってあげぇ』って私にパンとココア用の牛乳を渡してそのまま外に行っちゃったけどよかったの?」

 

 俺がテーブルの上の状況を確認したときに”雷”と刺繍されたエプロンを着用した雷にこう声をかけられた。

 

「ん?まぁ問題ないっしょ。俺日曜朝はいつもこんな感じだし。母さんは多分どっかに買い物に行っただけだろうし。」

 

「ねぇ、お兄ちゃん。」

 

「レ級どした?」

 

「なんで人が化け物になったの?それっておかしくない?」

 

「それはだな~(カクカクシカジカ)~だからあれは人間が化け物になったんじゃなくって、化け物と人間が融合しただけってこと。それだから倒す前に化け物の中から人間を取り出しただろ?そうじゃなきゃ人間もろとも殺しちゃうことになっちゃうからさ。」

 

「ふ~ん。ってことは私もあの武器で攻撃して体を引き裂いたらなかから雷が出てくるのかなぁ・・・。」

 

「いや、それは空想のお話だから。それに・・・・」

 

 俺はレ級がドライブを見て思ったことを聞いて「レ級もやっぱり自分のことを気にしてたんだなぁ‥‥」って深く反省した。だけど、いやだからこそこれは言わなきゃなんない。

 

「たとえ、お前の見た目がレ級でもそれを俺は受け入れるだけの度量は持ってる。だから安心しろって。俺がレ級の姿をしてるからお前を嫌うってことはないし、俺がそんなことをする男だと思うか?」

 

 俺はレ級の頭の上に手を置いてそのまま撫でながら言った。するといわれて喜んでるレ級とは逆に雷からはジト目をいただきましたがなんでだよほんとに。

 

 まぁ、その原因はレ級だけが頭を撫でられてるのが羨ましかっただけだってご飯食べた後に頭を撫でてあげてたら言ってた。だからってジト目はしちゃいけません!

 

「さて、気を取り直して飯食おう。飯。俺も手伝うから。」

 

「ごは~ん!!」

 

「もう!調子いいわね。・・・・・あら、妖精さん?」

 

俺も手伝って飯を作ろうと思ったら雷がいつの間にか現れた◯猫ヤマトの宅急便の制服に身を包んだ妖精さんに気付いた。

 

「おとどけものです。ていとくさんにおわたししてください。」

 

「司令、お届け物ですって。」

 

「妖精さんから俺に?なんだろ。」

 

 雷経由で受け取った妖精さんが俺宛にと持ってきていたものは20cm四方の大きさの箱だった。

 

「(20cm四方の箱って中身何なの??)中身は何じゃい・・・・・・もしかして妖精さん。これ俺の部屋からあっちに持って帰ってた?」

 

「そうですよ。ついでにかいぞうもしました!(キリッ)」

 

「改造ってこれ俺のロックシード(・・・・・・)なんだけど・・・・。」

 

 妖精さんが俺の部屋から持って帰ってたもの、それは俺の部屋のベッドのサイドボードにおいていた仮面ライダー鎧武に出てくるロックシード。今俺が箱の中から取り出して手に持っているのはそのうちのオレンジロックシードだった。

 因みにいうと箱の中にはバナナやブドウ、ドングリとかメロンとかマツボックリとかクルミとかの俺が持っていたロックシード全部が入っていた。

 

「そのじょうまえをあけてみてください。」

 

「開けるってまぁやってはみるけど・・・。」

 

 俺がアンロックリリーサーを押してスライドシャックルを上に開かせると、聞き覚えのあるジッパー音とともに目の前に妖精さんが5人ほどなら一気に通れるサイズのクラックが開いた。

 

「は?ちょっと待って。なんでクラックが現実に開くの?というかこれの先はどこ?」

 

「わ~。(キラキラキラキラ)」

 

「え?何それ怖い!」

 

 ”空間に穴が開く”というある意味何が起きてるのかわからないものからすればカオスな現状をレ級は純粋に喜び、雷は恐怖した。

 

 そして俺はクラックの先を覗いてみた。

 

「あ。あれ家の鎮守府か?」

 

「そうですよ。これでわたしたちがあかしさんがつくってるのをみてまねた「みにこえーるくん」をつかわなくてすみます。」

 

「いつの間にそんな物作ってたんだよ・・・・。」

 

 クラックの先には赤レンガで作られた建物とたくさんの妖精さんが見えた。となるとこれは向こうの世界の鎮守府と言うことになる。

 

「ってことはそういうことか。」

 

 俺はすべてを理解した。

 

 仮面ライダー鎧武に出てくるこのロックシ-ドには別の世界からこの作品の仮面ライダーが纏う鎧を召喚するという機能がある。

 それをどこで知ったのかは知らない、というか多分俺らが外出してる間に勝手に俺のHDDから見て知ったんだろうけどそれを鎮守府に持ち込んで魔改造し、こっちにまたもってきたってことか。

 

「ま、ありがとう。工廠の妖精さんにもそう伝えといて。」

 

「わかりました~。あ、それとはこのなかにそれいがいのつかいかたをかいたかみがありますんでそちらもみておいてください。」

 

 そう言い残して俺に荷物を届けに来た妖精さんは俺がロックシードで開いたクラックを通って帰っていった。

 

「本家と一緒ならシャックルを閉じればこのクラックも閉じるはず・・・・。閉じたか。」

 

 俺は妖精さんが帰ったのでこのクラックを開き続ける意味はないと思ってクラックを閉じた。

 

「で、雷たちはその紙を見て何固まってんの?」

 

「司令、これ・・・。」

 

「お兄ちゃん。これやばいよね!」

 

「は?何がだよ。」

 

「「「・・・・・・・・・・。」」」

 

 三人で一緒に一枚の紙を見ているをそこに書かれていたのは、

 

 

<魔改造にかかった資材>

 ・燃料     Limit brake!

 ・弾薬     Limit brake!

 ・鋼材     Limit brake!

 ・ボーキサイト Limit brake!

 

「Limit brake!ってどこの見た目ヤンキーが変身するロケットライダーの必殺技の起動音声だよ・・・・」

 

 

「「そっち!?」」

 

 暫く家の鎮守府の経営は火の車になりそうだ・・・・・。




RX・・・仮面ライダーBlack RXという特撮作品 その一個前に作られた仮面ライダーBlackの続編でもある。補足で言うとこの作品は昭和期にTVで流れた仮面ライダーの中で最後の作品である。

人が化け物・・・仮面ライダードライブでは途中に敵として出てくる”ロイミュード”と犯罪者とかが融合して強くなる描写があった。それ。ちなみにそのせいで不通に攻撃したら融合してる人も殺してしまうことになるから先に融合した人を引きはがしてから倒すのが一時的にテンプレの流れになった。

ロックシード・・・平成ライダー15作目の「仮面ライダー鎧武」に出てくる異世界の果実を改良したもの。鎧武ではこれとベルトを使って様々な姿に変身することができた。種類は基本的に実在する果実がモチーフとなっている。(例:オレンジ,バナナ)

クラック・・・・仮面ライダーガイムに出てくる異世界。ヘルヘイムの森と作中で舞台となるの沢芽市をつなぐ門みたいなもの。簡単に言えば世界をつなぐチャックが全開になったようなもの。

見た目ヤンキーが変身するロケットライダー・・・平成ライダー13作目の「仮面ライダーフォーゼ」のこと。作者が今まで見てきた中で一番衝撃を受けた作品でもある。
文中でも述べてるけどLimit brake!はフォーゼが必殺技を放つ際にベルトを操作したら流れる電子音声である。

感想、評価があると作者はキラキラします。
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