リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】   作:先詠む人

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遅れました。
というか、これまで課題をコツコツやってなかった付けが来たと言いますか、尋常じゃない量のレポートに死にそうです。
あぁ、単語覚えなきゃ・・・・・。

ではどぞ。(あ、今回そんなに歌ってない・・・・)


第19話 「あれ誰?」「知らない人です。近寄っちゃダメだからな。」「「「「おい~~~~~!!!」」」」

 何か雷とレ級がこっそり俺のウォークマンをもって家の中をうろうろする光景がよく見られた数日間をすごし、今日は5月4日みどりの日だ。

 

「準備できたか~?」

 

「「は~い!!」」

 

 今は昼の11時前。

 あの後、ジョジョがどうにかこうにかフリータイムで町にある”ビリー”という名前のカラオケ屋に予約を入れてくれたから俺らは今からカラオケ屋に行く前に、みんなで集合する予定のMARCO前へ行くところだ。

 

 今日は昨日雨が降ったせいで少し寒いから俺は春物の上着(色は赤のチェック柄)の上にジージャンを着て、ズボンはいつもの茶色い綿パンのちょっと暖かめスタイル。てか、大学行くときはいつもこんな感じだ。

 

 次に雷はどこかシックな色をした全体的に白目のワンピースっぽい服装にピンク色のポシェットを肩から下げていてニーソックスに少しヒールが付いた靴を履いていた。

 

 最後にレ級は黒色のフード付きパーカーを着て、藍色の綿パンに運動靴を履いていた。

 

「さて、今日は市電乗るからな。はぐれんなよ。」

 

「は~い」「わかったわ!」

 

「よし、じゃ行ってくらぁ!」

 

 俺は居間に居るであろう親二人に声をかけ、そのまま家を出た。

 

 ん?いつの間に親父が帰ってきたのかって?

 

 なんかGW最初の日に帰ってきた。で、そのまま家族会議(母不在)をした結果。

 

「ん?良いんじゃないか?それに父さんが何してるか知ってるだろう?「いや、知らん。」・・・・あれぇ?」

 

 …正直に言うと、なんかゲーム関係の仕事をしてることは知ってる。けど具体的には知らねって言うのが現状だ。

 

 そのまま紆余曲折会って、最終的には親父は二人を受け入れた。

 説明をしていくうちに親父が一番難色を示したのが戸籍のことだったが、俺がもうあるらしいってことを伝えると「それならいい。」ってあっさり受け入れた。

 俺としては結構肩透かしを食らった気分だった。

 

 正直なことを言うと、洗脳妖精さんが全く仕事をせずにこのことが済んでよかった。

 一応いつでも呼び出せるようにロックシードを腰に付けてはいたが、普段俺の話を全く聞こうとはしない以外は普通な親父にはあまり洗脳妖精さんを使いたくなかったからな。

 

 それと親父の仕事ってゲーム制作関係だからこんなことに驚いてたら心がいくつあっても足りないだってさ。

 それってどんだけストレスフルな職場なんだよ・・・・。だから娘ができて癒される~って言ってた。そんなので良いのか一家の大黒柱…。

 

 そんで話変わって今は市電の駅で市電が来るのを三人仲良く待ってます・・・・・おっと来たようだ。

 

「慌てて乗らなくても市電は待ってくれるから隙間におちたり転んだりするなよ~。特に雷香。」

 

「うぅぅぅ~~~。おにぃちゃんのばかぁ~!!」

 

 雷たちが学校に行き出した位にレ級から聞いたんだが、前に雷はバスに乗り遅れそうになって駆け込み乗車をしようとしたところ、ステップで足を滑らせてバスから転げ落ちたことがあるらしい。

 幸い大きなけがはなかったようだが、着ていた制服のスカートが少し破けてしまって学校で縫ってもらったそうだ。

 だからそれを事前に注意したんだが真っ赤になって怒られてしまった。

 

 ・・・・・・う~ん、女子小学生(現在は一応)の心情というのはやはりよくわからん・・・・・。

 

 結局、そのままぽこぽこ叩かれながら電停に到着した車両へ3人で乗り込んだ。

 

(ねぇ、お兄ちゃん。)

 

 GWなだけあって市電にはたくさんの人が乗っていたせいで3人全員が席に座れなかった。

 なので、雷たちを座らせて俺一人で進む市電の外の景色を開く方と逆の入り口から眺めていると、いつの間にか席を立ちあがったレ級が俺の裾をひっぱてから小声で声をかけて来た。

 

(ん?どした?)

 

 なにか秘密にしたい話でもあるのかと思って俺がしゃがんでレ級と同様に小声で返すと

 

(さっきからじろじろとなめまわすかのように見られてる気がするんだけど。)

 

 何かすごいこと言ってきた。

 

(!?だったら雷つれてこっちの方に来とけ。一応人の目線避けきれるかは分かんないけど壁みたいにはなってやるから。)

 

 仕方ないから俺が壁に役割を果たすことでそのなめまわすかのような視線をシャットアウトしてやろうと思って雷を連れてくるようレ級に伝えた。

 

(わかったわ。)

 

 レ級はそう言うと雷を連れてこっちに来た。

 

(う~、なんか息を荒げてる人とかいて怖かったわよ~。)

 

 雷がこっちに来て開口一番それである。

 そのことを聞いて俺は少し頭に来たのでさっきまで雷が居た辺りを睨み付けたら居るわいるわサッと視線をそらす奴が。

 

「はぁ~。」

 

 雷たちは確かにかわいいの分類に入るだろう。多分読者モデルとかその位のランクで。

 

(だからと言ってなぁ‥‥。なめまわすかのように見るとかこの車両に居るのはロリコン(紳士)じゃなくて、ただの()だな。)

 

 俺が内心そうため息をついている中、雷たちの方は俺にしがみついて市電の揺れに耐えようとしていた。

 市電は基本的にNRの揺れがひどい路線みたいに揺れがひどいことはないけど、まれにすごい揺れるポイントがある。そのせいで転ばないように雷たちは俺にしがみついてたらしいが…

 

「「ヒッ!」」

 

 しがみつかれてる腰の方から雷たちの小さな悲鳴が聞こえた。

 

「ん?」

 

 なんで悲鳴を上げたのか気になった俺が雷たちが見ている方を見ると、さっき俺が睨み付けた辺りから可視化してるんじゃねぇか?って言いたいぐらいのなんか嫉妬とかそういう系の負の感情がにじみ出ていた。

 

「あとちょっとだからもう少し頑張れ。」

 

「う…うん。」「でも、なんか怖い・・・。」(左から雷、レ級の順)

 

「大丈夫。黙らせるから。」

 

 俺は雷たちを怖がらせた奴らをある程度識別できたから、そいつらを本気で睨み付けた。

 

 すると、向こうも嫉妬とかのオーラをこっちにぶつけて来たのでそのまま膠着状態が続・・・・

 

[次は~八丁堀~。八丁堀です。]

 

く前に目的の電停に到着した。

 

「ほら、降りるぞ。」

 

 俺は睨み付けるのをやめないまま降り口の方までさっさと移動した。

 

「3人で、子供二人分でお願いします。」

 

「はい。」

 

 Pi!Pi!

 

「どうぞ。」

 

 Pipi!!

 

「ありがとうございました。」

「「ありがとうございました。」」

 

 俺達三人はそのまま市電を降り、電停すぐ横にある信号待ちをした後(市電の駅は基本的に道路の真ん中にあるので降りた後は地下街に降りる通路が無ければ待つしかない)、信号を渡ってMARCOの方へ歩きだした。

 

「お、おかもっちん来たか。」

 

「よ。ジョジョ。で、嫁さんは?」

 

「一緒に来たんだけどな。なんか寒いからってMARCOの中にある服屋見に行った。」

 

「そか。で他は?」

 

「そろそろ来るんじゃないか?あ、そうだ。もっちんとこの子って雷だったよな。」

 

「あってっけどそれがどした?」

 

「いや、姿見えないなって。」

 

「いやいや、ここに居るから。な?ってあれ!?」

 

「お・に・い・ちゃ~ん!!」

 

「ヘブゥ!!」

 

 俺がジョジョに言われて初めて雷たちがいないことに気付いて慌てたらそこにレ級が飛び込んできた。

 

 ・・・・・・よりによって死角から脇腹めがけて。

 

「な・・・・な・・・・・・・レ級!?」

 

「玲奈って呼んでね!」

 

「おい、もっちん!?ってあれ?死に掛け!?」

 

 俺はレ級が脇腹に飛び込んだせいで心臓がびっくりして脈拍が不規則になり、肺の中の空気は一気に外に飛び出し呼吸困難になったせいで、まともに喋れる状態じゃなかった。

 

「勝手に・・・人を・・・・殺す・・・・・なや。」

 

 そんな死に掛けの俺のもとにようやく雷がたどり着いた。

 

「こら玲奈!ダメでしょ!!お兄ちゃんに勢いよく抱き着いちゃ!!」

 

 レ級への説教とともに。そして説教をしながら雷は俺の背中をすりすりしてくれていた。

 

 数十秒かけてどうにか呼吸と脈拍を戻した俺がジョジョがいた方を見ると、

 

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

 今日来る予定だった全メンバーと一緒にニヤニヤしていた。

 

「ねぇ、お兄ちゃん。あの茶色い上着を着た人はさっき話してた人だよね。それ以外の人は誰なの?」

 

「知らない人です。というか不審者だから近寄っちゃだめだぜ。」

 

「「「「おい~~~~~~~!!!!!!」」」」

 

 閑話休題(カオス展開)

 

「じゃあ、自己紹介はともかく店に移動しようぜ。流石にこの気温じゃお前らの嫁さん寒いだろ。」

 

「だな。」

 

 どうにかこうにか全員集合してようやく落ち着いた俺らはジョジョを先導に店に向かった。というかなぜか家の雷とレ級、そして電以外みんなして嫁さんの恰好が薄着だった。おかげで瑞鳳に至っては顔色が少し悪いので電と雷が慌ててさすったりしていた。

 

(なあ、おかもっちん。)

 

 店に向かう途中で宇治原が小声で俺に声をかけて来た。

 

(ん?なんだよ抹茶。)

 

(抹茶言うなよ。今雷ちゃんと電ちゃんと喋ってるのって)

 

(あぁ、レ級だぞ。ただし、こちらに敵意はなし。というか、元艦娘。)

 

(ふ~ん。まぁ俺は艦これしてないからその辺は良くわかんないけど、早めに説明か何かしてくれよ?じゃなきゃ、)

 

(瑞鳳と瑞鶴のテンションがやばいってか?)

 

(そう言うこと。じゃ、頼むぜ。)

 

(おぅさ。)

 

 今のところ、レ級は雷と電の二人と一緒に仲良く話している。

 

 もともと家で一緒に暮らしている関係でこのレ級に大した敵意を持たない雷と沈んだ艦も助けたいと願う電は大丈夫なようだが、問題は瑞鳳と瑞鶴だった。

 やはり深海棲艦に敵意しか覚えないのか、さっきから二人一緒になって楽しそうにしゃべっているレ級に敵意に満ちた視線を向け続けているからだ。

 

(はぁ、この感じじゃカラオケも楽しめないかなぁ・・・・・。)

 

 俺は心の中で一人うなだれていると、ジョジョが

 

「こっちだ。」

 

 と言って、通りを横切って歓楽街の方に向かっていった。

 

「おいおい、大丈夫か?」

 

「先輩、こっちなんですか?」

 

「瑞佳とにかく落ち着いて。ね。」

 

「この辺ってそういえばこないだ酔っぱらいが暴れたってニュースで言ってましたね。」

 

「ん?」

 

 他のみんなが不安を覚える中、俺は

 

「なぁ、ジョジョ。あれじゃね?」

 

 真っ先にカラオケ屋の看板を見つけた。

 

「あぁ、あれだ。あぶねぇ・・・・。」

 

「きちんと仕事しろよ幹事。」

 

「わかってるよ。そんなの。」

 

 そうやって全員でカラオケ屋”ビリー”に入って行った。

 

「で、機種は?」

 

「BAMにしたぞ。」

 

「うっしゃナイス!!」

 

 ジョジョが店員から部屋の鍵を貰ってきて、俺たちは全員でカラオケルームに入った。

 

 

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

「あんたに私たち、ひとつ聞きたいのよ。」

 

 カラオケルームに入ってそうそう、瑞鶴と瑞鳳が不機嫌そうに俺をにらみながら部屋から引きずりだし、こう切り出した。

 

「なんで深海棲艦がここにいるの?あんたが連れて来たのよね。」

 

 そのあまりにも高圧的な態度にイラッときたから俺はこう切り返した。

 

「深海棲艦の生まれ方を知ってるか?」

 

「そんなの知らないわよ。というかそれが解明してたら今頃戦争は終わってるわ。」

 

「そうだよ。なんでそんなこと聞くの?まぁ、あそこにいるレ級は可愛いけど。」

 

 どうやら俺の質問の真意がうまく伝わらなかったらしい。

 

「あぁ、俺の質問が悪かったな。じゃあ、こういったらわかるか?沈んだ艦娘はどうなると思う?」

 

「え?そりゃ、海に還るんじゃないの?」

 

「・・・・(ブルッ)。」

 

「どうやら、瑞鳳の方は気付いたみたいだな。ってことはドロップか。」

 

 俺が質問を変えたとたん、瑞鳳は何かを思い出したみたいに震えだした。そして俺がドロップなのか確認するとそれに対しては小さく震えながらうなずくことで答えてくれた。

 

「沈んだ艦娘は深海棲艦へと改造され、そして艦娘によって殺される。運が良ければまた艦娘としての生を受けれるが、運が悪ければそのまま終わりだ。」

 

「ウソ・・・・。」

 

「事実、あのレ級も俺が沈めたわけじゃないけど沈んだ雷が改造されたものだからな。」

 

 さっきまで俺に敵意に満ちた視線を向けていた瑞鶴だったが、その言葉を聞いて顔色を青ざめさせた。

 

「だったら私たちがしてたことって・・・・・」

 

「仲間だった艦を殺していたか、もしくは自然発生型の敵をつぶしていたか、最後はオリジナルと戦っていたか・・・・だな。」

 

「そんな・・・じゃぁ、翔鶴ねぇは・・・・。」

 

 顔を青ざめながらそんなことを言いだした瑞鶴を見て俺は慌てて(なかば) (Half shell、嫁艦瑞鶴)とジョジョ(嫁艦瑞鳳)と入田(牡羊、嫁艦電)を外に呼んだ。

 

「まず最初に聞いておく。この中で轟沈させたことがある奴いるか?」

 

 俺も手を挙げて、他を見た。

 

 ・・・・・全員が手を挙げていた。

 

「これから話すことは結構ショックな話だと思うが、玲奈から聞いた事実だ。」

 

 俺は深海棲艦と洗脳の件、そしてレ級のことをその場にいる全員に話した。すると、

 

「おいおいおかもっちん。それだったらドロップ艦はどういう原理なんだ?」

 

 ジョジョがこう尋ねてきたからこう切り返した。

 

「多分、それはお前んとこの瑞鳳が一番知ってんじゃないのか?」

 

 その結果、全員の目が瑞鳳に向かった。

 

「うっ・・・・。あの、ドロップはそのぅ・・・・。」

 

「無理に話さなくてもいいぞ。」

 

 全員の目に当てられて涙目になりかけた瑞鳳にジョジョが優しく声をかけて頭を撫でた。

 

「提督・・・・。後でね。」

 

 どうにか泣かずに済んだ瑞鳳はそのまま恥ずかしかったのかジョジョの胸元に顔をうずめてしまった。

 

「じゃ、入るか。ここ寒ぃし。」

 

 あんまりシリアスとかお好きではない俺がさくっと部屋に入ろうとすると、

 

「お前(あんた)(先輩)がそれを言うのか(言うの)(言うんですか)!?」

 

 その場にいた全員から突っ込まれてしまった。解せぬ・・・・。

 

 なんやかんやの末、漸く部屋に入ると、雷が電と一緒に

 

「「~♪」」

 

 鎮守府の朝(・・・・・)を歌っていた・・・・・。おい、誰だこの二人にこの曲の存在と歌詞を教えたの。

 

 俺が部屋を見渡すと、歌っている様子を録画する宇治原と自分が歌う曲を選んでいるのかデンモクとにらめっこしている堺(ラップ)、そしてこっちに俺のウォークマンの画面を向けてニシシと笑うレ級が楽しそうに歌う二人のすぐ横にあった。

 その画面に映っていたのは艦これのキャラソン集である艦娘想歌【壱】のジャケットのマイクを持った赤城さんのイラストで、それを見て俺はすべてを悟った。

 

 (・・・・・・・・犯人はお前かよ!!)

 

 

 

 




隼人の知り合いで艦これをしている全員が深海棲艦の事実を知りました。
どうやら半は翔鶴ねぇを轟沈させたことがある模様です。
今後これがどう影響するのか作者にもわからない・・・。(疲れて若干暴走(覚醒)気味)

因みに文中に出てくる市電でなっていた電子音声はSuicaとかPitapaみたいに電子ICでお支払した音です。

感想、評価があると作者はキラキラします。

ちょっとの間不定期更新になるかな?バイトも忙しいし、テストもヤバいし。
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