リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】   作:先詠む人

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 最初に言っておきますが、2016年現在文中に書かれているあれ(・・)は一部を除いて現存していません。ご了承をお願いします。


第22話 「うわぁ・・・・」「大きい!!」「だろ?これが・・・・・」

 ・・・・・・・・ハッ!(夢よお~ど~れ~)

 

 あ~昨日のバイトとかが忙しかったせいで深夜の1時に寝て、朝5時ぐらいに元気いっぱいの二人にたたき起こされたので眠すぎてさっきまで車の中で爆睡していた隼人っす。

 

 今朝ここに至るまでのことと言えば、半分寝ながら朝飯を食べて、いつ寝てもおかしくない状態で歯磨きをし、最終的にトイレの前で力尽きて寝てた(AM8:35のこと)のをレ級に頬を優しく叩かれて起こされたりした。

 

 そんでさっきまでは呉へと移動する親父が運転する車の後部座席でヘッドフォンを耳に付けて平成仮面ライダーのOPのセットリスト(クウガからドライブ)をシャッフル再生にしたのを流しながら爆睡してたようだ・・・・・なんかさっき起きたらよだれが口の端に垂れてた。気付いてすぐに慌てて手の甲で拭ったけど。

 

 そんでようやく覚醒((ブレイド)の挿入曲に非ず)した俺が横の方を見ると、雷とレ級は朝はしゃぎ過ぎたから疲れたのか、二人で仲良く手をつないで頭をくっつけあって夢の世界だった。

 

 今の時間は10時過ぎ。家を出たのは9時前。仮面ライダードライブは根性で起きて見て来た。

 

 ・・・・・そう、ぶっちゃけちゃうと出る時間よりもめちゃくちゃ前に起こされたせいでオデノガラダハボドボドダァ!状態だったから車に乗ってすぐに俺は爆睡しちゃったのである。

 それでも習慣になっていたのか寝ながらウォークマンを操作してセットリストの再生はしていたようだけど。

 

「ん~、あとどんぐらいでつきそう?」

 

 俺は助手席にいる母さんにそう聞いた。

 

「そうね~。このまま渋滞に巻き込まれさえしなければ11時までには着くと思うわよ?」

 

「ほ~い。ならこの間に・・・・」

 

 俺はスマホを取り出して[ゲーム]と名前を付けてあるフォルダをトップ画面に開いて、

 

「さて、ぼちぼちAP回復してるはずだし早く進めておかねぇと。」

 

 アーサー王の顔の下にF/GOと書かれたアイコンをタッチした。

 

 

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 それからしばらくの間ひたすらF/GOをやり続けていると、

 

「ん・・・・おしっこ行きたい・・・・。」

 

 横で小さくレ級が寝ぼけながらそう言った。

 

「・・・・・親父、玲奈が小だと。いっちゃん近いサービスエリアか、パーキングエリアってどこだっけ?」

 

「そうだな~。高坂パーキングエリアが一番近いかな。」

 

 親父からその言葉を聞いたときに正直「あれ?」っておもったけど、レ級が漏らしたら不味いってことに直ぐに気をとられて其の違和感を俺は追求し忘れた。

 

「何分ぐらいかかりそう?」

 

「早くて5分といった所だな。」

 

「りょ。玲奈、あと5分耐えれるか?」

 

「ん~頑張りゅ・・・・。」

 

 何か眠いのと尿意に耐えてるのとどっちに見える顔でレ級はそう言った。

 

 ~数分後~

 

「着いたぞ~。」

 

「ほら、玲奈起きて!!漏らしたくないだろ!!」

 

「ん~、連れてって~。」

 

「あ~もう!!!」

 

 俺はとりあえずレ級のシートベルトを外しながら雷を起こしてから

 

「雷もトイレ行きたいんなら言えよ~。」

 

 こういった。

 

「う~ん、行こうかな?」

 

「だったらレ級の手をつないで引っ張ってやってくれ。なんか危なっかしいから。」

 

「お兄ちゃんは?」

 

「俺は女子トイレに入ることはできませんっと。おし、トイレのとこまでは一緒に行ってやるからさ。」

 

 俺は雷と手をつないで、レ級は雷と手をつないでトイレの方に向かった。

 

 雷たちがトイレに入ったのを見たのち、俺もトイレに入って用を足した。

 

 トイレの外で二人を待っていたら何かやりきった顔の雷と、顔を真っ赤にしたレ級が出て来た。

 

「(なんで顔真っ赤?)・・・・・?どうかしたのか?」

 

「・・・・・くない。」

 

「え?」

 

「え~っとね、お兄ちゃん。あのね。レ級がそこの建物の中に一緒にはいったはいいけど手を放してくれなかったから私も一緒の個室に入ったの。そしたらね?r「あ~~~~~~~~!!!!!」・・・・うるさいわよ!!!」

 

「雷もういいから。なんとなく察したから。」

 

 おそらくレ級が便座に下を脱がずに座るか何かやらかしたのだろう。

 

 まぁ、見た感じ漏らしたとかそういうわけではなさそうだけど、やはりそれでも恥ずかしいものは恥ずかしいんだろう。

 

 そんでさらに数十分の間車で移動して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結果。

 

 

 

「なんで呉じゃなくて尾道(・・)なんだよ!!!」

 

 

 

 俺は尾道港のとある場所で瀬戸内海に向けて全力で叫んだ。

 

 俺がそう叫ぶまでの至るまでの話をすると・・・・・・

 

 パーキングエリアで用を足して、その後の車中でまた爆睡してしまった俺が雷たちに揺さぶられて目を覚ますと、どこかの駐車場に親父が車を止めるところだった。

 

「ん~~~~(体が固まってるから伸ばすといてぇなぁ・・・・・)・・・・・・はぁ!?」

 

 止まった車の外に出て、長時間の移動で凝り固まった背中を伸ばしながら周囲を見回していると呉にあるはずのないものがすぐそこの海上に浮かんでいた。

 

 そこにあったのは戦艦大和(・・・・)の原寸大(おそらく)の前方3分の2を作ったレプリカだった。

 

 なんでそれが戦艦大和のレプリカかわかったかと言うと、俺が立っていた位置からまず見えたのは菊華紋章。

 そしてその次に俺が認識したのは宇宙戦艦になっても残っていた艦首の少しU字みたいになっているフォルムだった。

 だからそれを見てあ、これ大和じゃね?って思考が行きついたわけ。

 

(そう言えば、前にニュースで『男たちの大和』の撮影に使った大和のレプリカが今尾道にあるって流して・・・た・・・って尾道?え!?)

 

 そして先ほどの全力シャウトに至ったわけだ。

 

「どうしたのお兄ちゃん?」「何か問題でもあったの?」

 

 俺が港から海に向けて全力でシャウトした結果、雷とレ級が俺のことを心配してこっちに走ってきた。

 

「ああ。てか、問題しかない。」

 

「どういうこと?」

 

「ここ、呉じゃなくてそこよりもかなり東側にある尾道ってとこだ。」

 

「呉じゃないの?」「じゃあ、なんでここにきたの?」

 

「知らんよそんなのはさすがに。親父~、ここ呉じゃね~じゃん。」

 

「帰りに寄る予定だぞ。尾道に来た理由はほら、あそこ。」

 

「あぁ、やっぱりあれ見せたかったのかよ。」

 

 親父に真意を聞くと、親父は海の上にあるあれを指さしてそう答えた。あれとは、大和のレプリカだった。

 

「あとそれと大和ミュージアムにも連れて行くつもりだ。」

 

「ほいほい。あ、それならあそこのでかい店のすぐそばにある潜水艦の博物館にも行きたいんだけどダメかね?」

 

「時間的に無理だな。」

 

「う~い。」

 

「なんだその年上をなめた返事は!!!」

 

「はぁ~、わかったよ。」

 

「それでいい。」

 

「(正直言ってうぜぇ・・・・)雷香~!!玲奈~!!あそこに行くぞ~。」

 

「え!?」「でもあれって中に入っちゃいけないんじゃ?」

 

「今は無料開放されてるし、それに・・・」

 

「「それに?」」

 

「多分、あれは雷たちにとっても縁が深いものだと思うぞ?」

 

「「?」」

 

 そのまま歩いて移動して、俺たちは大和のレプリカのすぐそばまでたどり着いた。

 

「ねぇお兄ちゃん、これってもしかして・・・・」

 

「玲奈の言うとおり、これは戦艦大和のレプリカだよ。」

 

「うわぁ・・・」「大きいわね!!」

 

「だろ?これがあの大和さんのもととなったんだぜ。全然想像つかねぇよなぁ・・・・・」

 

 俺たちはさっさと進む母さんたちをほっぽいて3人でその場で大きな大和の雄大さを見ていた。

 

「さて、そろそろ甲板に行こうか。」

 

「「うん!!!」」

 

 そんでレプリカの甲板の上で46cm副砲や、主砲前にある大和板、そして機関銃を見て大はしゃぎする雷たちをスマホで写真に撮ったのち、俺らは甲板を降りた。

 

「う~し、それじゃ母さんらと合流しない・・・・・何してるんだ?」

 

「「・・・・・・・・」」

 

 甲板を降りた俺が振り向くと、雷たちは大和のレプリカに向けて手を合わせていた。

 

「(そうか。でも、ここに居るのはレプリカであってその一念はあとまで取っておいた方が良いと思うんだけどな)・・・・・。行こうか二人とも。」

 

「うん。」「そうね。」

 

 顔を上げた二人は俺の両手を取って俺を中心として歩き出した。

 

 

 

 

「え!?」「これ、何?」

 

 雷たちと大和のレプリカを見てから数十分後、俺らは今大和ミュージアムに入っていた。

 

「それは、大和乗組員たちの遺品だ。ほら、そこのパネルに書いてあるだろ?」

 

 

 正直、俺は何度もここに来たことがあったから内容はほとんど覚えていた。だから、案内員代わりになってここを案内していたんだけど・・・・

 

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・・どこいった二人とも・・・・。」

 

 

 

 はぐれた。

 

 

 

「なんだ、ここに居たのか・・・・。」

 

 結局、必死になって館内を駆けずり回って探して漸く見つけたら二人とも高速船を操ることができるシミュレーターで楽しんでいたから俺が予想した最悪の展開は避けれた。

 

「雷香~玲奈~。行くぞ~。」

 

「「は~い!!」」

 

 一度シミュレ-ターが終了したのを見計らって俺は二人に声をかけ、そしてまたさっきみたいに仲良く手をつないで建物の外に出た。

 

 そして外で陸奥の主砲身、スクリュー、主舵などを見ていたら

 

「あら。あらあら。火遊びしちゃおうかしら?」

 

 って聞こえたのは空耳だと信じたい。マジで。

 

 ・・・・・・・・・空耳なら大和さんのが良かったなぁ・・・・・・。

 

 そう思う俺の視界の端で、赤い傘を持った黒髪ポニテの美少女が海の上で微笑んでる気がした。




 前書きにも書きましたが、2016年現在。戦艦大和の前半分3分の2のレプリカは一部を除いて解体されたので残された一部しか現存していないようです。
 そして今回は呉ではなく、尾道でした。
なんで尾道なのかと言うと、単にせっかく広島が舞台なのだから大和関係出してもいいじゃない!!と思ったからです。

 ちなみに本当に大和ミュージアムには屋外展示として戦艦陸奥の主砲身、スクリュー、主舵などが展示されています。興味があれば行ってみるのもいいかもしれません。

 それと、これはいろいろ考えた結果なんですが・・・・



 どうしても仮面ライダーに変身させたかったのでIFルートの制作を決めました!!
 それに伴ってこれ以上他の来ちゃった作品との乖離を防ぐためも今後本編では深海棲艦はリアル側に登場しません。IFルートにはバンバン出す予定ですが。

 以前大空さんに言われたのですが、こちらに深海棲艦が来るのは本家大元の大空さん的にはアウトなようです。それゆえにこの決定です。

 だったら今まで出て来た仮面ライダーの武器だったりはどうすんだよ!って読者のみなさまは言われると思いますが、それに関してはこう答えようと思います。

 「いつから艦娘の敵が深海棲艦だけだと勘違いしていた?」

と。

 特に他の来ちゃった小説と違ってうちに来ているのは艤装をつけなければ小学生並みの身体能力の雷です。しかも可愛いのでレ級と一緒に動いてない状態で変質者から目をつけられたらどうなるかわかりますよね?

 それでは話を戻しまして、分岐点としては現在本編ではまな板と化したヲ級がこっちに跳んできたか来てないかで分けようと思っています。
なお、変身するのは平成2期のものと、仮面ライダーディケイドになると思います。

 どうかこれからもこの作品をよろしくお願いします。

                                   先詠む人
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