リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】 作:先詠む人
文中で隼人が起こしているフラッシュバックは先詠む人が起こしたものと経緯も起きている内容も全く同じものです。
先詠む人自身は、もう少し長い間引き起こしていて、最後に見たのは中学1年の秋でした。
あの日の夕方以降、雷香が俺をすごい甘えさせようとして来るようになった。
例えば、あの事件の翌日の夕食の時には
「お兄ちゃん。はい、あーん!」
そう言いながら俺の口元の方へと豚の角煮(製作時間5時間、製作者俺)を箸で挟んで少し頬を赤らめながら近づけて来たし。
勿論それを黙って見ている玲奈ではなくて
「ん~!!!雷香だけずるい!!!!!」
そう言うと自分も豚の角煮を箸で挟んで
「お兄ちゃん!!」
そう大きな声で俺を呼ぶと
「あ~ん!!!!」
俺の方に箸を突きつけて来た。
それらに対して俺は
「・・・・・(どうしたもんか・・・・)」
黙りこくって困っていた。
・・・・・今の状況を簡単に説明すると
俺の右側に雷香がいて俺にあーんしようとしている。
そしてテーブルを挟んで向こう側には今にも箸で挟んだ角煮を落としそうでプルプルしている玲奈がいる。
母さんは「あらあら~」とか言いながら笑顔で玲奈の横で味噌汁を飲んでるし、親父に至っては無言で血涙を流していた。てか、こえぇからその血涙を止めてくれ。
テーブルの大きさは横50cm×縦90cmの大きさだから玲奈の短い腕ではこのままだと俺のすぐ横にいる雷香よりも先に角煮を落としそうでヤバイ。
・・・・・・・と言うことで、先に玲奈の角煮からおいしくいただきました。
「あぁぁぁ!!!!」
というすぐ右からの雷香の叫びとともに・・・・・・
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LIME ナスはアカン・・・ナスはアカンよ・・・
8/5 (水)
JIO 明日式典だけど、お前らみんな出るのか?
パラオ 広島に居る組は全員出た方が良いんじゃないか?
チェイス どっちにせよ、2年組は今年あそこの掃除とかの担当引いてしまったらしいんで強制参加ですね。
宇治原 俺も明日何事もなければ一回里帰りするから出ようかなぁ・・・
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「・・・・・・・(どうしてこうなった・・・・?)。」
「すぅ~すぅ~」
8月5日の朝。少しの寝苦しさが原因で起きたら雷香が俺の胸に乗っかる形で寝ていた。
(これはどうにか動かないと・・・あ、でも雷香を起こさないように注意もしなきゃなんねぇし・・・・)
そう思いながらゆっくり、そうゆっくり体を動かして雷香が起きないように体を雷香から引き抜いたときに雷香が
「・・・・・ムニャムニャ・・・・お兄ちゃんを私抜きじゃあ生きられないようにするんだからぁ・・・・・・ムニャ・・・・」
そんな爆弾発言を寝言で言った。
まぁ、それだけならお兄ちゃん冥利に尽きるなぁ・・・・ぐらいで済んだんだけど、その後の発言で俺は・・・・・
「決して「ハナサナインダカラ」」
ある記憶のフラッシュバックを起こした。
心拍が異常に跳ね上がり、しかも正常に拍動していない、目の前がぐるぐるして気持ちが悪い。そしてどんどん息が苦しくなって視野が狭くなって行って・・・・・そのまま気を失った・・・・・。
~以下回想~
俺が幼稚園の頃に遠足で平和記念公園の中にある平和記念資料館に行ったことがあった。
勿論、当時幼かった俺もその遠足に参加していて、まさか後々までずっと引きずることになるトラウマを抱えるとは思ってもいなかった。
平和記念資料館には原爆が落ちた直後の光景を再現したジオラマのようなものがあり、その奥にはそれを原寸大で
当時、今と同様に好奇心旺盛で想像力も豊かだった俺は他の園児たちと一緒に資料館を奥へ奥へと進んで行っていた。
そしてそれが展示してある箇所に到達してそして思いっきり躊躇せずに
原爆が落ちた後の光景を原寸大で蝋人形を用いて原爆が引き起こした熱風によって大やけどを負った被爆者たちの様子を再現した箇所。しかも、赤いライトを下から当てることでそれは不気味さを増していたせいで幼い俺を泣かせ、トラウマを植え付けるには余裕だった。
俺はそれを見た直後に泣きだし、そして駆け出し、そのまま出口へと駆け抜けた。
そしてそれを見た日の夜に俺は不気味な夢を見た。
・・・・・・・・・・・・真っ赤に染まった町の中で資料館で見た蝋人形に追われる夢を・・・・・。
その後、親に泣きじゃくってるのに無理やり連れて行かれた際には全力でそのあたりを手で目をふさいで駆け抜け、小学校の遠足、そして修学旅行で行った際にも同様の手段を取った。
それなのに・・・・・見ていないはずなのに遠足などで行くたびに追われる夢を俺は見続けた。
小学校の途中で一回親父の仕事の都合で広島を離れたせいか、その後見る機会はほぼなくなったがそれでも・・・・・・・・・・それでも小学校の修学旅行で資料館を訪れた日にその夢を見て部屋の中で声にならない悲鳴を上げて一人深夜に目を覚ました。
そしてその夢を見たのはその時が最後だった。
ただ、その最後に見た夢で俺はその蝋人形につかまり、耳元で「ハナサナイ」。そう言われた記憶が脳の奥底にこびりついて離れなかった。
~回想終了~
ふと目を覚ますとそこには心配そうに俺を見ている雷香の姿があったが、その姿にあの日見た蝋人形の姿が重なって俺は反射的に悲鳴を上げながら雷香を突き飛ばしてしまった。
「お兄ちゃん?」
「来るな!!!!!フゥーフゥー」
「おにい・・・・ちゃん?」
そう不安げな顔で俺に近寄ってきた雷香めがけて恐慌状態に陥っていた俺は
「来るなぁ!!!!!!」
そう叫びながら手元にあった枕を思いっきり投げつけた。・・・・いや、投げつけてしまった・・・・・・。
「痛い・・・・。痛いよ・・・・・。」
そして思いっきり投げつけた枕のせいで泣きそうな顔になった雷香はそのまま俺の部屋から出て行った・・・・・。
俺はそのまま窓のさんがある方に体を預けてそのまま自己嫌悪からうなだれ、一回立ち上がって机の上からヘッドフォンと歩く男をとり、そしてそのまま布団にくるまり寝ころんでからヘッドフォンをつけると歩く男の再生ボタンを押した。
本当に狙ってしたわけではなかったのだけど、その時に偶然再生されたのはGACKTのStay the Ride Alive だった・・・・・・。
~Side雷香~
(お兄ちゃんに嫌われた・・・・・・。)
そう思い泣きながらリビングに入ってそのまま横になると、お母さんが
「さっきのってまさか
そう言った。
「ねぇお母さん。
さっきのお母さんが言った言葉の中で少し気になることがあったから聞いてみたの。そしたらお兄ちゃんの私たちが知らない
「雷香。だったらお母さんがお金出すから玲奈と一緒に資料館に行ってみなさい。そうすればきっとわかるはずだから。」
そう言うと、お母さんは財布からお金を出して私に渡したの。
すぐに部屋で宿題をしていた玲奈を呼んで一緒に平和記念公園へ向かったわ。
そしてお金を払って資料館の中に入り、私たちが知らない私たちが沈んだ後に起きた悲劇のことを知ったの。
そして深海棲艦と戦う関係でグロテスクな物を見慣れている私や、その深海棲艦そのものである玲奈も一緒になって恐怖に震えることになるあれを私たち二人は見て悲鳴を上げて腰を抜かすことになるとは本当にそのときまでちっとも思ってもみなかったわ・・・・・。
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LIME ナスはアカン・・・ナスはアカンよ・・・
隼 俺は行かない。多分立ち上がれない・・・・俺はそんなに強くないから
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IFルートを更新したらお気に入り数が減るという謎事態はどう対応したらいいんだろうか・・・・・?