リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】   作:先詠む人

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 どうも、お気に入り登録が300件になって興奮してはしゃいでその勢いで戦極ドライバー(再販)を買った先詠む人です。デジモンtriの第2章は良かった。けど、レオモンすぐ死ぬの風潮はいただけなかったなぁ…。


 さて、ここからは本編に関係するお話。
 前回の投稿時に二人お気に入り登録から離れた人がいらっしゃったので

 「うわぁ…やっぱりヤンデレいれたのはミスったかなぁ…。」

って頭を抱えながら先詠む人はTOEICの勉強と免許の試験の勉強をしてました。

今回は前前回のラスト。響がこっちを見ているところからスタートです。

 それにしても、響がこっちに来てるってことは龍驤(まな板)も来てるんですかねぇ(すっとぼけ)。それでは本編をどうぞ。



第31話 「サテ、ヤリマスカ。」「目がこぇーーー!!!!」

 ぐぬぬ…と言う唸り声が少し離れたはずの場所から自分のみに聞こえてくるとかいう軽いホラーを目の当たりにした俺は二人を撫でるのをやめて戦慄していた。

 

「ひ……響。なんでここに?」

 

 ハイライトが消えて、濁りきった青い目で見つめられたことで、そんな経験をこれまでしたことが無い俺は頬をひきつらせながらかすれるような声でそう言うだけで一杯一杯だった。

 

 そしてその本当にすぐそばにいる雷香達にすら聞こえていない声だというのに響は

 

「司令官、前に言った言葉の返事を聞かせてほしいな。だって、私は心の底から愛シテルノニソノ愛情ヲ私ジャナクテ雷ニアゲテルンダモン。」

 

 そう言いながら握りしめていた扉から手を離し、幽鬼のようにゆらゆらと近寄ってきた。…ってさっきまで握りしめていたドアの箇所がへしゃげてるんですけどぉ!!!

 

「あ……あ………ああ‥‥……。」

 

 俺がまともに喋れなくなったことでようやく俺が震えているのに玲奈たちは気付き、俺の視線を追って後ろを振り返った途端…

 

「「キャー出たぁ!!!!」」

 

 悲鳴を上げ、そのまま気絶した。

 

 その結果味方が一人もいなくなった俺だけど、二人そろって叫んだことで台所から出て来た母さんが、

 

「あら?確か響ちゃんだったかしら?今日はどうしたの?」

 

 と凍えきった空気に生ぬるい言葉を浴びせることで響のハイライトを戻した。

 

「あ、お義母さん(おかあさん)どうもお邪魔してます。」

 

 そう言いながら幽鬼のように動いていた響は俺の元まで今度は普通に歩いてきて

 

「司令官の部屋で待ってる。」

 

 耳元でそう言い残すと扉から出て俺の部屋の方に歩いて行った。

 

「ハ……ははは…。」

 

 情けない話だけど響が部屋から出た後、俺はその場で腰を抜かして動けなくなってしまった。

 

 

 

 数分後、ようやく腰が戻った俺はひとまず玲奈たちをリビングのソファに寝かせて、自信は自分の部屋に入る前にひとまず深呼吸をしながら現状整理をした。

 

()()()()()ってなんだ?もしかしてあのロシア語のあれか?だったとしても流石に幼女を妹としてではなくて恋人として愛せるほど俺は高みに昇れてないしなぁ…)

 

「………考えても拉致はあかねぇし、腹決めっか…。」

 

 そう言いながら部屋に入ると、そこには………

 

「フフフ司令官待ッテタヨ。」

 

 再び目を濁らせた響がベッドの上で待っていた。だけど何でカタコトなんだろうか?

 

「待たせたな。それにしてもまた龍驤と一緒に来たの「イイヤ違ウヨ?」…え?」

 

「コエール君ノプロトタイプヲ使ッテキタンダヨ。」

 

「プロトタイプぅ!?」

 

 話(カタコトだからるのにうまく聞き取るのに苦労した)を聞くと、明石さんがあのコエール君を作る際に試作品として作って放置していたものを響が完成させたらしい。そして完成させたそれを使ってこっちに来たそうだ。

 

 それを聞いたところで俺は本題を口にした。

 

「それで、響。さっきの話なんだけど。」

 

「ウン、司令官ナンダイ?」

 

 ハイライトの消えた目で首をかしげるという目の状態を除けばロリコンならば襲いかかってもおかしくないようなレベルのかわいらしい行為をする響を置いておいて俺は告げた。

 

「俺はお前らみたいに小さい子と付き合わない。というか、倫理的なあれこれとかの関係で付き合えないんだ。だから雷のことも妹を見る感覚で扱ってるしそれ以上を求めてない。」

 

 しっかりと響の濁っている目を見据えてこう話した。

 

「フーン。」

 

 響は俺が喋るのを感情がスゥッと抜けきったような、まるで橙色の髪をした風を操る精霊の胸がでかい妹のような顔で聞いていた。さらに俺はこう続けた。

 

「だから響のあの言葉には応えることはできない。ごめんな。」

 

 俺は彼氏ではなくて、兄としてお前らを見ている。そんなニュアンスを込めた返事だった。それはすなわち響の望みに対するはっきりとした拒絶であるし、俺の意思表示だった。

 

 だけど、それに対して響は相変わらず感情を全く感じさせない顔でしかもどんどん目の濁りようがひどくなっていたのに俺は気付けなかった。………………いや、気付いてたけど敢えてスルーしたって言うのが正解なんだろうな。

 

 もし、その時に話を強制的に切り上げていれば、その後に響がぽつりとこぼした「ふ~ん、司令官と同じぐらいに成長すればいいのかぁ~」という言葉に反応していれば。響の様子がやはりおかしいということで艦これを起動して明石さんに相談してさえいれば…

 

 いろんなタラればはあるし、後悔も尽きないけれど、その時に俺は何も対抗策を打たずに響と話を続けてしまうというミスを犯してしまってたんだ。あんなことになるとか思ってもなくて。

 

「で、これからどうするつもりなんだ?」

 

 と、俺が不安そうに響に聞くと

 

「勿論司令官ト一緒ニ永久(トワ)ニイルサ。」

 

 そう言いながら、どこから出したかわからないが注射器を取り出した…と認識したのが最後でその瞬間響が視界から消えた。…………その次の瞬間に首筋に一瞬した痛みとともに俺の意識は途切れた。

 

 

 

 

 

「さて、司令官も眠ったし…」

 

 中身の入っていない注射器を片手に隼人の部屋で一人邪悪に微笑む銀髪の少女()

 

 少女は自分の愛する司令官(隼人)が先ほど打ち込んだ薬の効果でしっかりと眠っているのを確認したのち、いそいそとどこかから引っ張り出した服に着替え始めた。

 

 いつも着ている白を基調とした第六駆逐艦隊のセーラー服から黒を基調とした少女()からすれば大きすぎる。鈴谷とか軽巡の艦娘たちが着るようなサイズのネグリジェと呼ばれる寝間着へと。

 

 そしてだぼだぼの服に着替え終わった少女はどこかから虹色の謎の液体が入ってあり、厳重に封をして<開封厳禁>と書かれている紙が貼ってあるフラスコを取り出してその封を開けた。

 

 封を開けたとたんに部屋中にはかつて鎮守府で飯テロを引き起こし、多数の重症者を発生させたある高速戦艦の次女が作ったカレーを上回る激臭が広がったが、それを気にすることなく少女は虹色と言う生理的に飲もうとは思えないそれを

 

 

 コクッコクッコクッ

 

 

 

 

 …………一気飲みした。

 

 そして、少女()はその謎の液体を飲み干した後、「これで……なれる…」と言いながらしばらくの間恍惚とした表情を浮かべていた。

 

 だがそれが不意にゆがみ、唇をかみしめて何かに耐えているようなそぶりを見せていたが、最終的に

 

「くぅぅぅうわぁぁぁぁぁーーーー!!!!」

 

 そのまま少女()は絶叫して気を失った。

 しかし、薬で眠らされている彼女の思い人(司令官)はその絶叫に気付けるはずが無く。その結果少女()の絶叫は()()()部屋の外に漏れなかったために誰の耳にも届くことは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少女()が気を失ってから数分が経った。

 

 気絶して以降、ピクリともしなかった少女()の体が急に激しく震えたかと思うとその髪がみるみると伸び始めた。

 

 そして伸び始めた髪は足元まで届いた辺りで一旦止まった。しかし、異変はそれだけでは済まなかった。

 

 グググ…

 

 と言う得体のしれない音とともに今度は体が成長し始めたのだ。

 

 そして少女(駆逐艦娘サイズ)から女性(軽巡艦娘サイズ)に、身長などを含めた体全体が大きくなったところでその急成長は止まった。

 

 その結果、先ほどまではサイズが合ってなさすぎてだぼだぼだったネグリジェが丁度いいサイズになっていたのだが………

 

 オマケなのかどうなのかは今ここにいるだれもが分からないが、頭と腰に()()()()()()まで生えていた。

 

 いらないもの、それはマニア受けとかはいいんだろうけど、普通の人にはついているはずがない()()()()()()()()だった。

 

 そして少女()は不意に金色に染まっているが濁っているその眼を見開いて

 

「にゃお~ん」

 

 と部屋の中で鳴いたのだった……………。

 




 はい。響はコエール君のプロトタイプでこっちに来てました。
 流石に明石さんも他の人に見せるものを作る前に実験機作ると思うんですよね。そして廃棄されたそれを響がこっそり回収して修理してたというわけです。
 
 そして前回の響の日記の中で響が書いていたあれと言うのはあの謎の液体です。内容は次回書きますが、効能は文中にもあったようにある副作用の代わりに艦娘を(物理的に)急成長させるものです。

 そして、その副作用の姿はこの作品の第1話を書いていた時に先詠む人が真似しようっとしていたあの作品のシリーズと関係していると思ってもらえればいいと思います。あれと違って触っても特に被害はないですが。

 …というか、あの作品のアニメの最終回見てたらどう見てもヤンデレにしか見えなかったもんだから響をヤンデレにさせたって言う裏話も有ったりなかったり。

 感想、評価を貰えると作者はFire!!します。(要はやる気スイッチに火が入ります)
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