リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】 作:先詠む人
ここ数日はIFルートにかまけてました。
本ルートをお待ちになっていた皆様ごめんなさい。
それとうれしい報告です。名前から察していただける方もおられるでしょうが、先詠む人は6回卒業検定を受験してようやく合格しました。あとは、筆記試験を受けに行くだけです。
それでは、どうぞ!(久々に本ルート書いたから少し内容忘れかけてるかもしれない……)
「んんんん~~っ!!」
チュパッ!チュパッ!!
部屋の中に一人の男のうめき声と湿っぽい音がしている………まぁ、男の方は俺で湿っぽい音は口移しで何かを無理やり飲まされてるからなんだけど、
チュポン!
そんな音を出しながらようやく俺から舌と唇を離した
「これで体が動くようになったやろ!ほら、はよ立ち上がり!!」
そう言って俺の頬を叩きつつ、糸を引いていた自分の口を拭った。
「ゲホッ!ゲホッ!まな板。お前なぁ…あぇれ?」
さっきの
「あ、え?何で?」
というまな板の困惑した顔と声を見聞きしながら………。
絶壁胸の少女は困惑していた。
本来なら彼女がしたことによって司令官は復活するはずだったのに、今現在その司令官は顔を真っ赤にして倒れている。
流石に自分がしたことのせいかと思った彼女は司令官の頭を自分の膝の上に載せた。いわゆるひざまくらである。実は彼女、胸は堅いが腿はそれなりにやわらかいのである。本人は決して認めようとはしないが……。
その柔らかさで少し癒されたのか、司令官の顔も先ほどまでの痙攣した物からやわらかいものになっていた。
「おっかしいな~。前に隼鷹が酒と間違って響が持ち出した薬を飲んだ時にこれ飲ませたら酔っぱらう代わりに復活したんやけどなぁ~。なんで意識をまた失ったんかなぁ~。」
彼女は司令官の頭を撫でつつそうつぶやき、自身が自分が先ほど口に含んだ液体が入っている瓶を見た。
その瓶のラベルには
”スピリタス”
と書かれていた。
「う~ん。どうしたもんかね。響はまだ気絶してるやろうからほうっておくとして「ふにゃぁーーーー!!!!!」………は?復活早すぎやろ!!」
彼女がこれからどうしようか考えていると、未だ気絶していると判断して放っておこうとしていた響(大人化&ネコ化)が死角からとびかかってきた。
「司令官を渡すニャー!!!!ひざまくりゃしていいにょは私だけにゃーーー!!!!」
よりにもよってそんなことを言いながら。
「お前は多摩か!!!」
(
響が言っている内容に突っ込みを入れながらも襲い掛かってきているのを正面に見据えて必死に考えた末に、彼女は再び
そして………
「んむぐぅ!!!」
と言うくぐもった声ののち、
「ふにゃ~ん。」
と言う銀色のネコミミ女性の完全に脱力した声と、
「これでもう大丈夫やろ………。」
という胸が無い少女の声が部屋に響いたのだった………。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…………頭がいてぇ……。腹が重い……。」
冗談じゃないぐらいジンジンする頭の痛みに耐えかねて目を覚ました俺が感じたのはずっしりとした重みだった。
「ようやく起きたんか?」
いまだにかすむ視界に見えたのはこちらを心配そうに見る胸板…じゃないまな板の平らな胸。俺がそこまで考えた瞬間、
「イタイイタイイタイタイイタイタイタイタイタイタイタイアタイタイタイタイ!!!!!!!!」
…………右ひじをキメられた。
「フン!人が心配しとるのに失礼なこと考えとるからや!!」
そんなことを言いながら俺の右ひじをキメているまな板は紅くした顔を隠すようにそっぽを向いた。痛みで意識が明滅しながら頭痛と吐き気が収まらない状態で、ふと頭の後ろにとてつもなく柔らかい感触があることに俺は気付いた。
「もしかして俺にひざまくらしてくれてる?」
俺がそうたずねると、
「なんかアカンかったんか?」
と、返してきた。
「別に悪かはねぇけど……。」
と言いながらも恥ずかしさのあまりに顔を動かした俺の視界に今度は銀色のネコミミが入ってきた。というか、俺の腹の上で丸くなっていた。
「……なぁ、まな板。」
「まな板言うのは今のキミは病人みたいなもんやから許したるけど今度は許さんからな。で、なんや?」
「この響にネコミミを生やしてデフォルメしたような感じの猫っぽい生き物は何?」
「響や。」
「いや、それはないだろ。だって、サイズとかいろいろ違う。」
「キミ………それが現実やねん。諦めや。」
「いや。だって………ねぇ……。」
俺の腹の上で丸まっている謎の生物は、響みたいなきれいな銀髪を持っていて、ネコミミとしっぽを生やした3頭身ぐらいの可愛い生き物だった。
「ハァ・・・。こうなる前に止めたかったんやけどな…。」
そう言うと、まな板はポツリポツリと語りだした。
「響が飲んだ
「そんで、明石は2日間完徹して体を急成長させる成分を見つけることには成功してん。ただ、その分副作用がひどぅてな。下手すりゃ死ぬような副作用だったらしいねん。」
「そこで、ある一段階を挟むことでその副作用を減らすことに成功はしたんやけどその代わりに新しい副作用が見つかってな。」
「それがマウス実験で判明したんやけど清霜がなかなか完成しないのに我慢できんくて勝手に持ち出して飲んでしもうたんよ。」
「その結果、今の響みたいに動物の耳としっぽが生えてな。まぁ、響よりはましやけど大暴れしてん。」
「それで傷つけるわけにもいかんから困ってたらパタンと倒れよってな。今度は縮んでん。」
「そんで、清霜は今は自分自身のためにも明石の手伝いをたまにしとるよ。」
「ちょっと待ってもらっていいか?家、まだ清霜着任してないはずなんだけど…?」
俺はまな板の発言に少し引っかかる点があったから割り込んだ。
「ああ、それな。実は結構前から家の鎮守府に清霜おったんよ。そうやなぁ………前に吹雪から聞いた話だと雷がこっちに来てすぐ位に気を失って漂着しとったんだと。」
帰ってきた答えは想定外すぎるものだった。てか…
「は?漂着ってあんの?」
それが俺の心の底からの本音だった。
「ごくまれにあるらしいで。ただ、そう言うやつらは艤装が無いから海に出れんくて暇を持て余しとるらしいけど。」
「は…はぁ………それで?」
とにかく、なんとなく艦娘が漂着することがあるってことが分かったから話を続けてもらうことにした。
「続けるで。そんなことがあったから明石がその薬を厳重封印しとったんやけど、響がそれを持ち出したんや。」
「その結果、こっちに来て薬を飲んで大人になるのと引き換えにネコミミしっぽが生えたっちゅうわけや。そんで副作用で縮んだって感じやな。」
「響や清霜は一生こんな感じで縮んだままなのか?」
俺がもしそうなら不憫すぎると思って尋ねると
「さぁ?でも、縮んだ原因になった成分は明石があとちょっとで見つけれそうってこないだ言ってたからもしかしたら早いうちに元に戻るんちゃうん?」
そう言ってから
「ほなそろそろ帰るから頭下ろすな。」
俺の頭を抱えて床に下ろした………それなら体を起こさせろよ。
そんな俺の心の叫びを無視してまな板は俺の腹の上で丸まっていた響を両手で抱えるように持つと、
「ほな邪魔したで~。」
そう言ってパソコンの前に渦を作り出してから帰って行った。
暫くの間頭痛のせいでぼーっとしていた俺だったが、ふと気づいたのは
「…………あ。結局あの時なんでディープキスしてきたのか聞くの忘れた。」
そんなくだらないことだった。
その後、気絶から復帰した雷香達と一緒に響が暴れたせいで少しだけぐちゃぐちゃになった部屋の片づけをしていたら玲奈が床に置いてあったコップの中身をこっそりなめて顔を真っ赤にして倒れた。
慌てて玲奈を救急車で病院へと運んでもらってその無事を祈っていると、俺まで医者に呼ばれて検査されることになった。
検査結果をみて医者から、
「急性アルコール中毒になっていた可能性があるからしばらくの間はお酒を控えてください。というかあなた未成年ですよね。なんで部屋にお酒があるんですか?妹さんを殺すつもりですか?」
と、むちゃくちゃ怒られた。訳が分からなかった。だって俺
そんなだから酒を部屋に置くわけないし、酒…………キス………?あ。
その時、俺の脳裏にまな板にディープキスされたときの記憶がよみがえった。
「あいつ今度会ったときは
俺は心の中で医者に怒られながらそう叫んだのだった。
感想、評価を貰えると、先詠む人はうれしいです。
あ、それと以前意見があった隼人などの登場人物の容姿に関することですが、たくさんの
他の人達はいつか書きます。(なお、優先順位は雷香達が先)