リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) 【完結済み】 作:先詠む人
自動車学校を卒業できたはいい物の、筆記試験の会場が平日にしかやっておらず、平日は朝から授業が入っているので夏までの免許取得はあきらめた先詠む人です。
作中時間で今日は大事な日です。
もともと、広島を舞台に書くと決めた時点で絶対に載せると決めてましたから。
それと後書きで報告があります。最後まで見て行ってください。
「……てわけで貞操は危うかったけど、俺はなんとか無事だよ。」
響がこっちにやってきて猫化した日の夜。母港画面の秘書艦の位置にいる暁に向かって俺はそう告げる。
「そう………。響が龍驤さんに連れて返されたとは聞いたけどなんで面会謝絶なのかと思ったらそんなことになってたのね。電のことも気づけなかったしレディ失格だわ…。」
「いや、そこはレディ関係ねぇと思うんだけど。」
「関係大有りよ!!」
「あっそ……。」
「お兄ちゃん!暁ちゃんと話してるの!?代わって代って!!!」
俺が暁をどうにか慰めようと考えていると、雷香が俺の部屋に入ってきてすぐにそう言った。
「お兄ちゃんは一回外に行っててね?女の子のお話の時間だから!!」
「お…おぅ。」
俺が一旦ベットの方に動いてパソコンの画面の前に雷香を座らせようと思ったら雷香にそう言われて、とりあえず俺は外に出た。
「………!!」
「そんなことないわ!!」
「………‥!……!!!」
「だって、電がいるじゃない!」
「……!!」
「もう!!暁ちゃんのバカ!!妹のために一肌脱ぐのがレディってもんでしょ!!!」
「!?」
………「外に出てとは言われたけど、聞き耳を立てるなとは言われてねぇよ~」と廊下で座り込んであくびをしながら部屋の様子をうかがっていた俺には暁が何を言っているのかはわからんかったけど、雷香が暁を励まそうとしているのはなんとなくわかった。ただ雷香、
「一肌脱ぐのはレディじゃなくて兄ちゃんがやることだろ………ファァ~。」
大きなあくびをして俺は暁のことを雷香に完全に任せることにして、部屋を出たついでにのどの渇きを潤すため、リビングへと俺は向かう。
「あ、お兄ちゃん。どうしたの?」
リビングに行って冷蔵庫から麦茶を出し、コップに注いで飲もうとしていると玲奈がお風呂上りらしく、頭をタオルでゴシゴシしながら入ってきた。
「お?ちょっとな……。てか、髪早く乾かして来い。髪が傷むぞ。」
「そんな今髪が傷んでも
「
「!エヘヘヘヘ~。」
なかなか髪を乾かそうとしない玲奈に髪を乾かしてやるからこっちに来い!と俺が手でジェスチャーすると、玲奈はうれしそうな顔でこっちに走ってきた。
ボォォォォォーーーーーー
「お兄ちゃん。」
「ん?」
洗面所の鏡の前でそこそこ長くなってきた玲奈の髪に櫛を入れながらドライヤーのスカルプ機能を使いつつ当てていると、玲奈が声をかけて来た。
「今日響に何かされた?」
「ん~と、お前にも言わなかったっけ?」
「うん。雷香にお兄ちゃんが説明してる時に私はお母さんのお手伝いしてたから。」
「あ~。そら悪かったな。」
「それで?何かされたの?」
「……‥未遂ってとこかな。危うかったけど。」
「未遂?何されかけたの?」
「貞操喰われかけた。」
「プッ!!」
「笑うなよ。俺だって薬で意識失ってたんだから防ぎようがないし。」
そう言いながら俺は鏡の前でケラケラ笑う玲奈の鏡越しの視線から目をそらす。なぜなら今の俺の顔が恥ずかしさで真っ赤になってるのは確実だからだ。
「それはそーとお兄ちゃん。」
「んだよ。ほら、乾いたぞ!」
「私の初めては貰ってくれないの?」
「ブフォッ!」
髪を乾かし終えて玲奈の頭をポンとたたくとこっちを向いて小首を傾げながら玲奈が爆弾を落としてきた。
「だからお前な!!!」
「だって、響に食われかけたってことは食われたのかもしれないんでしょ!!だったら「いや、龍驤が俺が食われる前に防いでくれたから問題ない。」……お兄ちゃんのケチ!!」
「何でだよ!!」
「ケチッ!ケチッ!!ケチッ!!!ケチッ!!!!ケチーーーーー!!!!!」
「ちょ!叩くな!!!痛い!!!!コラ!!!!!」
結局、胸をポカポカ叩かれてる間に雷香が風呂に入ろうと洗面台の方にやってきてそのまま俺は押し倒された。貞操はぎりぎりで守り抜いたが。
そんなことがあったりした後、雷香が風呂から上がるのを待って自分も風呂に入り、パジャマ代わりのTシャツと半ズボンに着替えてから自分の部屋へと戻ると時計は既に12を回っていた。
「今年も
俺はそう呟いてからベッドに飛び込み、そのまま眠りに落ちた………。
「お兄ちゃ~ん!!」「朝よ~!!」
「ゴフッ!!」
朝一で俺は腹に大きな衝撃を食らって目が覚めた。
「おっはよ~。朝だからラジオ体操行こー!!」「ほら早く行きましょ!!」
「うぅぅうう。おはようだけど、起こし方は考えような………。」
「とにかく行こうよお兄ちゃん!!」
眠すぎて開けたくない目を無理やり擦りつつ俺は腹のダメージを耐えて起き上がった。
「あ、そうだ。二人とも今日の午前中は予定開いてるか?」
俺は昨日決めたことを実行するために二人に聞いてみた。すると、
「私は大丈夫だけど玲奈は?」「午後からは霞ちゃんと遊ぶ予定があるからあんまり遅くに終わる予定なら無理かな?」
「それなら大丈夫だ。遅くっても昼の飯の時間までには帰ってこれるよ。ちょっと近くへ歩いていって話を聞くだけだから。」
「だったら大丈夫ね。」
「よし、それだったらさっさとラジオ体操やってる公園行くか?」
「「は~い!!!!」」
俺達三人は家を出てラジオ体操をやっている公園へと歩き出した。
AM7:28
「お兄ちゃん今からどこに行くの?」
俺が玄関で靴を履いて玲奈たちの準備が終わるのを待っていると、玲奈が玄関にやってきてそう言ってきた。
「平和記念公園。」
「平和記念公園ね~………え゙?」
「玲奈たちには嫌な思い出のある場所だろうけれど今日はちょっと行かなきゃなんないと思うんだ。」
「えぇ~!!!」
結局、雷香には玲奈が伝えたらしく、二人とも不機嫌な状態で俺の後ろをついて平和大通りへとつながる道を歩いている。
「なんで、平和記念公園に行かなきゃいけないのよ!!」「でも、お兄ちゃんが言うには行かなきゃなんないって……。なんでだろう?」
二人が後ろでぶつぶつ文句を言っているが無視する。おそらく二人は蝋人形のトラウマのせいで肝心な情報を忘れてしまっているんだろう。
「はぁ…………。雷香~玲奈~。今日は何の日でしょうか?」
そう思った俺は後ろに振り返っていったん立ち止まり、そして二人に問題を出した。
二人はその問題を聞いて顔を見合わせた後、息を合わせて
「「子日~!!」」
と言った。もし今日が別の日なら俺もそこまで怒らなかったかもしれない。ただ、今日そのネタを放り込まれるのはさすがの俺も我慢ならなかった。
「ちげーよ。ったく、トラウマのせいで肝心なもの忘れてるじゃねぇか。」
「お…お兄ちゃん?」
俺が纏う雰囲気が一気に悪くなったのを見て雷香が恐る恐る俺にそう言い、
「私たち何かした?」
と、玲奈が俺の顔を覗き込んでヒッと小さい悲鳴を上げてからそう言った。
「まず最初の問題です。今日は何月何日だ?」
「え~っと、8月6日でしょ?」
俺が問題を出すと、雷香自分の口元に右手の人差し指を当てて小首を傾げながらそう答えた。
「正解、なら次の問題。今から行く平和記念公園は一体何のために作られた場所でしょうか?」
「確か原子爆弾が落ちたことによる犠牲者たちへの慰霊と原爆の恐ろしさを後世に伝えていく場所でしょ?」
今度は玲奈が俺の顔を見てそう答えた。
「それも正解。だったらそこまでいったら今日は何の日かわかるだろ。」
「「・・・・・・・・あ!」」
「わかったか?」
俺が答え合わせをしながら思考を誘導していると、二人とも思い出したらしい。
「「原爆が落ちた日だ!!」」
二人は顔を見合わせてから息を合わせてそう言った。
「正解だ。だけど、さすがにさっきの子日は許さんからな。」
「「ゔ!」」
俺が怒気を込めながらそう言うと、二人は委縮した。
「つか、早く行こう。一般の人は式典の椅子には座れなかったはずだけど、式典自体は見れたはずだ。」
俺はそう言って、二人の頭をポンとたたいて歩き出した。
8時の開式前に平和記念公園にたどり着いた。
今年も人が多いが、やはり高齢化の影響が目立っていて白髪頭のおじいさんたちが圧倒的におおかった。
「ねぇお兄ちゃん。」
俺がその光景を見て(やっぱ伝える人の減少や戦争未経験だから
「何でこんなに人がいるの?」
とそのまま聞いて来たので、
「今から式典があるんだ。平和の鐘まではここで式典見て、それが済み次第あいつらと合流して資料館は今改装工事中だから入んないけどそれ以外の原爆と関連があるところ見て廻りに行くぞ。」
「「は~い。」」
雷香と玲奈の二人そろった返事が返ってきた。
そしてその返事が返ってきたタイミングで時計の長針は12をなぞり、平和を祈る式典が始まった。
文中のように8月6日をちゃかして返されると先詠む人はキレます。
っと、
雷香の絵をかきました↓
【挿絵表示】
太い線はサークルの後輩の芭蕉さん(女子)が修正してくれたところで、細い線は先詠む人が書いたところです。
1話の訂正がスマホのタブが全部トンだのでそれまでの訂正がすべて吹っ飛びさらに時間がかかることになってしまいました。なので、まだまだ訂正完了までは先が長そうです。
感想評価を貰えると、先詠む人はすごいうれしいです。お気に入り登録が増えてもうれしいです。
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