暗殺教室~拳法家の青春物語~   作:GGG-EX

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中間テスト直前です。

龍哉の順位もどうするか決めました、こうなったら徹底的にやってやんよ!!

タグにチートと鈍感追加したほうがいいかな?



くるくるの時間

「さらに頑張って増えてみました、さぁ授業開始です」

 

((増えすぎだろ!!))

 

昨日はマンツーマンだったのに対し、今日は1人につき3体の分身がついている。

 

((残像もかなり雑になってきてるし…雑すぎて別キャラになってねーか(ない)!?))

 

分身の中には何体か被り物をしている殺せんせーがいるようにも見える。

 

「…どうしたの殺せんせー?なんか気合入り過ぎじゃない?」

 

「んん?そんなことないですよ」

 

茅野の疑問に律義に答える殺せんせー、しかし、龍哉と渚、それにカルマは気づいている…

 

殺せんせーは昨日、理事長から言われた「スピードだけでは解決できない問題もある」という言葉を気にしていることを…

 

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キーンコーンカーンコーン

 

終業のベルが鳴る。

 

殺せんせーはさすがにバテバテになっていてうちわであおいでいる。

 

「…今なら()れるかな?」

 

「ん~、無理じゃね?」

 

「でも相当疲れたみたいだな」

 

「何でここまで一生懸命先生すんのかね~」

 

「……ヌルフフフ、全ては君達のテストの点を上げるためです…そうすれば…」

 

そう言うと殺せんせーは自分の考えを語った…

 

自分の教育のおかげで生徒達からは尊敬のまなざしで見てもらえ、

 

さらにはうわさを聞いた近所の(巨乳な)女子大生たちが教えを請いに来てくれると…

 

そしてそれを聞いた龍哉は…

 

「いや、前者は万が一にもありえても後者って絶対ありえない」

 

「だね~」

 

「そもそも国家機密以前にこのへん大学無いからそういう人いないし、加えて(異性に)モテるのがうれしいってのがわからん」

 

「…龍哉、一番最後のはいらなかったんじゃないかな~」

 

「?そう?」

 

龍哉の一言で教室内に変な空気が流れる…

 

「いる、いないはともかくとして、とにかく、先生は殺される危険もなくなるのでいいことづくめです」

 

「…殺せんせーって頭悪いよな?」

 

「俺らは例えそうなっても暗殺やめる気ないけどね」

 

「ニュヤ!?」

 

龍哉とカルマの言葉にビビる殺せんせー…

 

しかし他の生徒達は…

 

「…いや、勉強のほうはそれなりでいいよ」

 

「…うん、なんたって暗殺すれば賞金百億だし」

 

「「百億あればその後の人生バラ色だしさ~」」

 

何人もの生徒達が口々に言い、それを聞いた殺せんせーは…

 

「にゅや!!そういう考えをしてきますか!!」

 

「だって俺達エンドのE組だぜ殺せんせー」

 

「テストなんかより、暗殺のほうがよっぽど身近なチャンスなんだよ」

 

ほとんど全員がテストに対して諦めの目をしている…

 

それを見た殺せんせーの纏う空気が変わる。

 

「なるほど…よく分かりました」

 

「?何が?」

 

「…今の君達には…暗殺者の資格はありませんねぇ」

 

顔色を紫にして×マークを浮かべた殺せんせーの言葉に驚いた表情を全員が浮かべる…

 

もっとも一部は諦めの目をした連中と一緒くたにされた事への驚きの目のようだが…

 

「全員校庭へ出なさい、烏間先生とイリーナ先生も呼んで下さい」

 

そう言うと殺せんせーはドアを開けて先に校庭に出ていく。

 

「…?急にどうしたんだ殺せんせー」

 

「さぁ…いきなり不機嫌になったよね」

 

「…俺は烏間先生とイリーナ先生を呼んでくる」

 

「へ?ああ、うん」

 

龍哉が烏間先生とイリーナ先生を呼びに職員室に行き、他の生徒達は先に校庭に出ていく。

 

「烏間先生、イリーナ先生」

 

「覇月君か、どうしたんだ?今は授業中のはずだが」

 

「殺せんせーが校庭に出ろと…お2人も呼んで」

 

「はぁ?」

 

「…覇月君、そうなるまでの経緯を聞いてもいいか?」

 

「あ、はい、実は…」

 

龍哉は高速強化勉強後、殺せんせーと皆の会話を烏間先生とイリーナ先生に話した。

 

「そうか…」

 

「何よ、前にはあんなに怒ったくせに…」

 

「…覇月君は、このクラスから抜け出る救済処置があることを知っているか?」

 

「救済措置?」

 

「何よ、そんなのあるの?」

 

「ああ、定期テストで学年186人中50位に入りなおかつ元の担任がクラス復帰を許可すれば、E組(ここ)から抜けることが出来る」

「そうなの」

 

「…だから皆、テストに対してあんなに諦めた目をしてたのか」

 

「どういうことよ」

 

「ここの環境は劣悪だから、定期テストで50位以内に入るのは難しい、それゆえほとんどの生徒がそれを目指さずそのまま卒業してしまうそうだ」

 

「何よそれ」

 

「…とにかく早くいきましょう」

 

そう言って龍哉達が校庭につくと殺せんせーが校庭にある器具を避けていた。

 

そして全員がそろったことに気付いたのか、殺せんせーは全員のほうに振り替えり、イリーナ先生に質問した。

 

「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺いますが」

 

「……何よいきなり」

 

「あなたはいつも仕事をするとき、用意する計画(プラン)は1つですか?」

 

「…?…いいえ、本命のプランなんて思った通りに行くことのほうが少ないわ、不測の事態に備えて…予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」

 

いきなり聞かれて戸惑うものの、暗殺者(プロ)としてしっかりと答えるイリーナ先生。

 

「…ま、あんたの場合規格外すぎて予備プランがすべて狂ったけど、見てらっしゃい次こそ必ず「無理ですねぇ」」

 

かぶせ気味に覚悟をつぶされて悔しそうな顔をするイリーナ先生をしり目に今度は烏間先生に問いかける殺せんせー。

 

「では次に烏間先生、ナイフ術を生徒に教えるとき…重要なのは第一撃だけですか?」

 

「…………第一撃はもちろん重要だが、次の動きも大切だ」

 

龍哉は烏間先生の言葉に頷いて同意を示し、殺せんせーもそれを見ていた。

 

「強敵相手では第一撃は高確率で躱される、その後の第二撃第三撃を…いかに高精度で繰り出すかが勝敗を分ける」

 

「結局何が言いたいん…「先生方のおっしゃるように」」

 

「自信を持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる」

 

殺せんせーは校庭の中心でくるくると回り始める。

 

「対して君たちはどうでしょう…『俺らには暗殺があるからそれでいいや』…と考えて勉強の目標を低くしている」

 

もはや殺せんせーは高速回転して顔も見えない。

 

「それは…劣等感の原因から目を背けているだけです」

 

殺せんせーの回転により風が舞い上がり始める。

 

「もし先生がこの教室から逃げ去ったら?もし他の殺し屋が先に先生を殺したら?」

 

舞い上がっている風は勢いを増し、腕で顔を覆わないと目を開けてもいられない。

 

「暗殺というよりどころを失った君達には…E組の劣等感しか残らない!!」

 

もはや殺せんせーは小さい竜巻と化している。

 

「そんな危うい君達に…先生からの警告(アドバイス)です」

 

 

 

第二の刃を持たざる者は…暗殺者を名乗る資格なし!!

 

 

 

その言葉と共に【ゴゥッ!!】という音を立てて殺せんせーは竜巻と化した。

 

そして少ししたら回転をやめ、上から草木が落ちてくる。

 

「……校庭に雑草や凸凹が多かったのでね、少し手入れをしておきました」

 

「「!!」」

 

元々そうであったかのように完全にきれいになっている校庭に全員が目を見開く。

 

「先生は地球を消せる超生物、この一帯を平らにするなどたやすい事です」

 

殺せんせーは目を強く光らせて生徒達を見ている。

 

「もしも君達が、自信を持てる第二の刃を示さなければ…相手に値する暗殺者はこの教室にはいないとみなし、校舎ごと平らにして先生は去ります」

 

「第二の刃…いつまでに?」

 

「決まっているでしょう、明日です」

 

「明日って…まさか!?」

 

「そう、明日の中間テスト、クラス全員50位以内を取りなさい」

 

「「!!?」」

 

「君達の第二の刃は先生がすでに育てています、本校舎の教師たちに劣るほど…先生はトロイ教え方をしていません」

 

(そういえば…理事長が言っていた「E組はこのままではならない」っていうのと「スピードでは解決できない問題」…まさか!!)

 

殺せんせーの言葉に何か思い当たったのか考えにふける龍哉…

 

そしてそれを倉橋が不思議そうに見ている。

 

「自信をもってその刃を振るってきなさい、仕事(ミッション)を成功させ、恥じることなく笑顔で胸を張るのです」

 

殺せんせーは生徒達の方を見つめてそのまま続ける。

 

「自分たちが暗殺者(アサシン)であり…E組であることに!!」

 

そうして殺せんせーが教室に戻り、三々五々戻り始めるなか、龍哉に気づいたカルマ、倉橋が声をかける。

 

「龍哉、どうしたのさそんなに考え込んで」

 

「うん、どうしたの?」

 

「いや…今回の中間テスト…俺らにはかなり不利になってるんじゃないかって思う」

 

「なんでさ」

 

「理事長が言っていた「E組はこのままではならない」っていうのと「スピードでは解決できない問題」…この2つから恐らく…俺らが知らないうちにテスト範囲が変わっているかもしれない」

 

「えぇ!!」

 

「ありうるね~」

 

「で、でもそういうのって」

 

「俺らは本校舎に行事(ようじ)がない限りいけない…俺らへの連絡手段は…ない」

 

職員室にはなぜか外部連絡用の電話機が設置されていない、そのため、連絡は紙面で通達されることがほとんどだ。

 

「えと、えと、それって」

 

「俺らへの連絡手段がないこといいことに、変えたとしても「通達を聞いていなかった」とでも言われたら反論するの難しいよね~」

 

「…あくまで俺の憶測に過ぎないがな」

 

「でもあの理事長ならやりかねないっしょ…どうすんの?」

 

「…あまり、余計な情報を与えて混乱させるのもまずい…ここは悔しいが、静観するしかないな」

 

「でも、そのままで済ませる気無いでしょ」

 

「ったり前だ!!意地でも50位以内に入って本校舎の連中ビビらせてやる!!」

 

「…俺も、あんな連中に負けたくないし」

 

「…私も!!」

 

「でも倉橋さんって、生物以外あんまりよくないよね?」

 

「うぅ…」

 

「カルマ!!…倉橋さん、だったら俺が教えようか?」

 

「覇っ君!?で、でも覇っ君の勉強が…」

 

「俺はもう既定のテスト範囲はやり終えてるし、テンポが速くてだいぶ先のほうまでやってるから復習にもなる、問題ないよ」

 

「そ、それじゃぁ…お願いします」

 

「俺は自分でどうにかするよ」

 

「分かった、倉橋さんは今日大丈夫?」

 

「う、うん!!」

 

「ん、じゃあ戻ろっか」

 

そうして残っていた3人も教室に戻り、授業も終了したので帰宅していく生徒達…

 

そして迎えるは…中間テスト!!

 




はい、龍哉は理事長の策略を察しました。

とはいっても全員にはいわず、自分とヒロインとカルマのみで抵抗するようです。

…あ、毒の時間と一緒だ。

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