暗殺教室~拳法家の青春物語~   作:GGG-EX

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修学旅行はこれで終わりです。

次回からは皆さんおなじみのあの子が登場!!

色々とぶっ飛んだものにする予定です。


修学旅行の時間:5時間目

「うおお!!どうやって避けてるのか全く分かんねぇ!!」

 

「恥ずかしいななんだか」

 

「おしとやかに微笑んでっけど全くぶれてないな」

 

「龍哉、もう大丈夫なの?」

 

「さすがになれた…まさかゲームの画面がこんなにもちかちかするもんだとわ思わなかった」

 

「すごい意外です、神崎さんがこんなにゲーム得意だったなんて」

 

「…黙ってたの、遊びが出来ても進学校(うち)では白い目で見られるだけだし」

 

「人の趣味にとやかく言う権利はないだろ」

 

「龍哉みたいなやつは少ないんだよ」

 

「うん、周りの目を気にしすぎて…服も趣味も肩書も、逃げたり流されたりして身につけてたから自信がなかった」

 

「…」

 

有希子の独白に何か思うところがあったのか、龍哉を筆頭に全員聞きこむ。

 

「殺せんせーに言われて気づいたの、大切なのは中身の自分が前を向いて頑張ることだって」

 

「そうか…(前を向く、か…自分なりに俺も頑張ろう)」

 

有希子の言葉を聞いて龍哉もまた一つ決心した。

 

「にしても、神崎さんと茅野、めっちゃ仲良くなってんな」

 

「案外、浚われたときに何か話し合ったのかもな、メグさん達の方もそんな感じだし」

 

「確かにね…」

 

「ああ、ここにいたのか」

 

「烏間先生」

 

「どうしたんですか?」

 

「ああ、今回の暗殺だが、本日で終了とする」

 

「どういうことですか?」

 

「仕事の難易度から仕事を引き受けた唯一の狙撃手(スナイパー)も辞退してしまったからな、もうできることはいつもと変わらない」

 

「そういうことですか」

 

「分かりました、他の皆には?」

 

「すでに伝えている、君達で最後だ」

 

「分かりました」

 

「ああ、それと」

 

「なんですか?」

 

「良く、浚われた生徒達を助け出した、良くやった」

 

「「「あ、ありがとうございます」」」

 

さらわれた女子達を助けたことをよくやったと烏間先生から褒められ、全員嬉しそうな顔をする。

 

「…といっても俺と渚はほとんど何もしてないけどな」

 

「大半を龍哉とカルマ君が片づけちゃったしね」

 

「そうでもねぇよ、友人と渚の助けがなけりゃ下手すると最悪の事態になってたかもしれない…正直俺1人じゃ無理だったと思う」

 

「龍哉…」

 

「へへ…」

 

==========

 

「しっかしぼろい旅館だよな~」

 

「そうか?歴史があっていいじゃないか」

 

「そう思うのは龍哉だけだろ」

 

「俺んちもこんな風に和風だからな、落ち着く」

 

「「ああ…」」

 

今龍哉、渚、友人、大河の4人で大部屋である寝室に戻っている最中だ。

 

そのさなか、大河のボヤキに龍哉が意見を言い、その意見に納得のいく渚達だった。

 

「ん?中村さん、不破さん、何してんだ?」

 

「しっ!!」

 

「決まってんでしょ、覗きよ」

 

「覗きぃ!?それは男子達(俺ら)仕事(ジョブ)だろ!?」

 

仕事(ジョブ)ではないよね」

 

「いや、この時間帯ならだれを対象にしているかはわかる…協力しよう」

 

「「「龍哉!?」」」

 

男湯へ覗きを刊行しようとしている中村、不破に声をかけ、それに協力を申し出た龍哉に渚たちは驚く。

 

「およ?意外だね~」

 

「相手が相手だからな」

 

「でもなんで?」

 

「あれを見てもそれが言える?」

 

男湯の暖簾の先には壁に掛けられた殺せんせーの服が合った。

 

「あの服が掛けてあって、服の主は風呂場にいる、言いたいことはわかるよね?」

 

「殺せなくても欲しい情報だけは…手に入れられるな」

 

「ええ、服から下は触手だけか、胴体あんのか、暗殺的には知っておいて損はないわ」

 

「……この世にこんなに色気のない覗きがあったとは」

 

「…開けるぞ」

 

「ええ…」

 

龍哉が風呂場に通じる引き戸に手をかけて…一気に開く!!

 

そしてそこには…

 

「「「「「「女子か!!」」」」」」

 

泡ぶろに入った殺せんせーがいた。

 

「おや皆さん」

 

「何で泡ぶろに入ってるんだよ」

 

「ここ入浴剤禁止じゃなかったっけ」

 

「これ先生の粘液です、泡立ちいい上にミクロの汚れも浮かせて落すんです」

 

「ホント便利な体だな!!」

 

「中村さん、不破さん、入ろうとしないでね」

 

「「入るか!!」」

 

「…でも、出口は私達がふさいでる」

 

浴槽(そっから)出るとき、必ず俺らの前を通る、殺せねーけど、全裸にはさせてもらうぜ」

 

「そうはいきません」

 

殺せんせーはそういうと立ち上がった…浴槽にあるお湯毎だが…

 

「「「「煮凝りか!!」」」」

 

そしてそのまま

 

「窓から逃げた」

 

「おい中村…この覗きむなしいぞ」

 

「チッ…見れなかったか」

 

「龍哉もぶれないね」

 

失敗したため風呂場から出る龍哉達…

 

「修学旅行でみんなの事色々知れたけど…」

 

「殺せんせーの秘密にゃ全然迫れなかったな」

 

「大部屋でだべろうぜ」

 

大河の一言に同意して龍哉達も大部屋に戻った。

 

==========

 

―男子部屋

 

「やっぱり一番人気は神崎か」

 

「まぁ嫌いなやつはいないわな~」

 

彼らは修学旅行の定番(?)である気になる女子を言い合っていた。

 

ちなみに順位は

 

1位:神崎―4票

2位:矢田―3票

3位:茅野―2票

4位:片岡―1票

4位:倉橋―1票

4位:中村―1票

 

となっていた。

 

「で?うまく班に引き込めた杉野はどうだったんだよ?」

 

「それがさ~いろいろあってじっくり話すタイミング少なかったわ」

 

「あ~聞いてるぜ」

 

「覇月がキレたのもな」

 

「殺せんせーにお説教されたのもな」

 

「倉橋と幼馴染だったこともな」

 

「全部聞いてんのかよ」

 

と、そこにカルマが戻ってきた。

 

「お、面白そうなことやってんじゃん」

 

「カルマいいところに帰ってきた」

 

「お前クラスで気になる子はいるのか?」

 

「皆、龍哉も言ってるんだ、逃がさねえぞ」

 

「う~ん…奥田さんかな」

 

「へぇ以外」

 

「そうか?愛美さんあれで物怖じしないところあるからカルマが気になるのもわかるよ」

 

「いや、そんなんじゃなくてさ、彼女怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそうだし、俺のいたずらの幅が広がるじゃん」

 

「…絶対にくっつけたくない2人だな」

 

「カルマ」

 

「何?龍哉」

 

「クロロホルムはかなり濃縮して使わないと人を一呼吸で気絶とかさせれないぞ」

 

「マジで!?作ってもらって寺坂あたりで試そうと思ったのに!!」

 

「うおい!!」

 

「試すのはいいけど、基本的に睡眠薬系は遅効性なんだよ、だからすぐに眠るのを見るのは無理だよ」

 

「でもドラマとかだとよく使われてっけど」

 

「う~ん…作った人に薬品知識がなかったんじゃない?クロロホルムはかつて麻酔薬として使われてたからそこからだけでチョイスしたんじゃないかな?」

 

「「「「説得力はんぱねぇな!!」」」」

 

「まぁ皆、この投票結果は男子の秘密な、知られたくない奴が大半だろーし」

 

「うん、女子はともかく殺せんせーに知られたら何されるか…」

 

そう言って窓のほうを見ると…顔をピンク色にしてメモを取っている殺せんせーがいた。

 

そのままメモしきると素早く逃走した。

 

「メモって逃げやがった!!」

 

「殺せ!!」

 

「待てやこらこのクソダコ!!生徒のプライバシー侵しやがって!!」

 

「ヌルフフフ、先生の超スピードはこういう事を知るためにあるんですよ」

 

「追え!!絶対に逃がすな!!」

 

ドドドドドドッ!!

 

猛スピードで殺せんせーを追いかける皆をしり目に龍哉とカルマは…

 

「あれを逆にネタに脅すか」

 

「お、いいね~」

 

のんびり?つかず離れずの距離で話しながら追っていった。

 

==========

 

少し時間が戻って女子部屋―

 

「ええ?好きな男子?」

 

「そうよ、こういうときはそういう話で盛り上がるもんでしょ」

 

「それって先生も含めちゃうの?」

 

「いやいや、クラスの男子よ…」

 

「それだと…磯貝君?」

 

「前原も見た目だけはいいよね、見た目だけは」

 

「ひなたちゃん、なんで2回言ったの?」

 

「重要なことだからよ、フラグともいうわね」

 

「不破さん!?」

 

「まぁ優良物件というと…やっぱクラス委員の磯貝よね」

 

「頭脳明晰成績優秀素行良しだもんね」

 

「顔だけならカルマ君もね」

 

「素行さえ良ければね」

 

「「「「「「「そうだね~」」」」」」

 

「でもそんなに怖くありませんよ」

 

「うん、普段はおとなしいし」

 

「野生動物か…だから覇月と仲いいのかもね」

 

「「「「「「「ああ~」」」」」」」

 

「神崎さんは?」

 

「私は…龍哉君かな」

 

((((((杉野君ドンマイ))))))

 

「陽菜乃ちゃんもでしょ?」

 

「えへへ」

 

「でも子供のころに会ってたなんてね~」

 

「そして10年越しに再会なんてロマンチックだよね~」

 

「でもなんですぐわからなかったの?」

 

「え~と…その…言わなきゃ…ダメ?」

 

「「「「「ダメ」」」」」

 

「えっと…ちょっと雰囲気変わってたし、それに…」

 

「「「「「それに?」」」」」

 

「あんなにかっこよくなってるなんて思わなくて」

 

「惚気か」

 

「でも確かに格好いいよね、龍哉君」

 

「助けに来てくれた時は本当に安心できたもんね」

 

「「うんうん」」

 

「おやおや~、陽菜乃ちゃんにライバル登場ですかな~?」

 

「えぇ!?」

 

と、そこに部屋の戸が開いてイリーナ先生が現れる。

 

「ガキども~もうすぐ就寝時間だっていう事を一応伝えに来たわよ~」

 

「一応って…」

 

「どうせ夜通しおしゃべりするんでしょ、あんまり騒ぐんじゃないわよ」

 

「それどっちかっていうと男子のほうがありえそうなんですけど」

 

「そうなったら龍哉が鎮めるでしょ、物理込で」

 

「「「「「ああ~」」」」」

 

騒がないようイリーナ先生から注意を受け、男子のほうがあり得るのではという反論に龍哉がいるから何とかなるという返事に納得する面々。

 

ちなみに既に男子達は烏間先生から注意を受け、龍哉にその任が与えられてる事を彼女たちは知らない。

 

「あ~先生お酒飲もうとしてる~」

 

「いいじゃない、大人なんだから」

 

「あ、じゃあさ、ビッチ先生の大人の話聞かせてよ」

 

「あ、興味ある~」

 

そう言って桃花に半ば無理矢理部屋に招き入れられるイリーナ先生…そこで知った事実は…

 

「「「「「えぇ~~~~~!!」」」」」

 

「ビッチ先生まだ二十歳ぃ!?」

 

「龍哉君がいたら「二十歳って…教員免許とれるのか?」って言いそうだよね」

 

「言えてる」

 

「経験豊富だからもっと上かと思ってた」

 

「ね~」

 

「毒牙みたいなキャラのくせにね」

 

「それはね濃い人生が作る色気が…誰だ今毒蛾って言ったの!?」

 

「突っ込み遅いよ~」

 

「女の賞味期限は短いのよ…あんたらは私と違って危険とは縁遠い国に生まれたのよ、感謝して全力で女を磨きなさい」

 

「「「「「…」」」」」

 

「ビッチ先生が真面目なこと言ってる~」

 

「なんか生意気~」

 

「なめくさりおってガキども!!」

 

「じゃあさじゃあさ、ビッチ先生がいままで落してきた男の話聞かせてよ」

 

「あ、興味ある~」

 

「ふふ、いいわよ…子供には刺激が強いから覚悟しなさい」

 

それに皆真剣に聞き入る。

 

「そう、例えばあれは17の時…」

 

その時、イリーナ先生がある人物がいることに気づく。

 

「おいそこぉ!!」

 

その先にいたのは…殺せんせーだった。

 

「さりげなく紛れ込むな女の園に!!」

 

「いいじゃないですか、私もその色恋の話聞きたいですよ」

 

「そーゆー殺せんせーはどうなのよ、自分のプライベートはちっとも見せないくせに」

 

「そーだよ人のばっかずるい!!」

 

「先生はコイバナとかないわけ!?」

 

「そーよ、巨乳好きだし片思いくらい絶対あるでしょ!!」

 

「ニュ…」

 

女子達の勢いに押されて後ずさる殺せんせー…そしてそのまま…逃亡した。

 

「逃げた!!」

 

「捕らえて吐かせて殺すのよ!!」

 

女子たち全員が逃げた殺せんせーを追い始めた。

 

==========

 

「いたぞ!!こっちだ!!」

 

「ニュヤ!!しまった、男女の挟み撃ちに!!」

 

そのままどたばたと男女入り乱れて殺せんせーを殺そうと攻撃を仕掛ける。

 

「…あいつ女子部屋に紛れ込んでたのか」

 

「これでまたいじるネタが出来たね」

 

「2人とも…」

 

殺せんせーの行動をネタにゆすって動揺させて動きを鈍らせることを考える龍哉とカルマ、それに呆れ気味なのは渚だ。

 

「何だかんだで暗殺になるね」

 

「そうだね~」

 

「ひなちゃんにカエデさんか、2人は参加しないの?」

 

「そういう龍君達は?」

 

「まぁ動揺させるいいネタ入ったから十分かな」

 

「…何する気なの?」

 

「「覗き魔とか女子部屋に入り込む変態教師とか噂流して社会的に殺す」」

 

「「「精神的に地味にきつい暗殺!!」」」

 

「しかもこの作戦、俺ら生徒に聞いたらどっちも肯定されるだけってのがみそだ」

 

「確かに…」

 

「否定できない…」

 

そんな5人の会話をしり目に殺せんせーは脱出し、暗殺できなくなったため解散して全員寝室に戻る中…

 

龍哉と陽菜乃は2人で月を見ていた。

 

「明日最終日かぁ…楽しかったね修学旅行、皆のいろんな姿見れて」

 

「確かにな、俺はいろいろと貴重な経験が出来た…有意義っちゃ有意義だったな」

 

「…龍君」

 

「ん?」

 

陽菜乃に名前を呼ばれて振り向こうとした瞬間…

 

チュッ

 

陽菜乃が頬にキスをした。

 

「ひ、ひなちゃん!?」

 

動揺して頬を押えながら陽菜乃から龍哉は距離をとる。

 

「助けてくれたお礼、だよ」

 

「お礼って…」

 

もしかしたら自分以外にも…と、考えた瞬間、龍哉はひどく不快な気分になった。

 

「大丈夫だよ、龍君以外にはしないから」

 

「俺以外にはって…俺でも簡単にしないほうがいいんじゃないか?」

 

だが、その陽菜乃の言葉を聞いて安心した自分がいることに龍哉は気づいていた。

 

「じゃあね、お休み!!」

 

「あ、ああ、お休み…」

 

そうして陽菜乃と別れ、寝室たる大部屋に戻る最中…

 

「…なんであんな気分になったんだろうな…俺は…人を幸せにできないのに…」

 

龍哉のつぶやきは、2人の様子をこっそり見ていた殺せんせー以外に聞かれることはなかった。

 

殺せんせーも龍哉のつぶやきを聞いて思う。

 

(覇月君…人は失ってからその大きさに気づきます…君には…私と同じ思いはしてほしくありません…)

 

月を見上げ、何か思いにふける殺せんせー…その姿は、どこか、寂しさと後悔がにじみ出ているようだった…

 




最近、これ以外にも暗殺教室を原作としたものを書こうとしています。

具体的は
・暗殺教室×遊戯王
・暗殺教室×仮面ライダーゴースト
・暗殺教室×仮面ライダーキバ
です。

考えるだけで執筆には至ってませんがね…
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