龍哉がSだ…
ちなみに律の交渉はダイジェストに行くと
・開発した国のスパイが律のベースを盗み出した証拠を次々と提示(この間殺気ダダ漏れ)
・相手が部下が勝手にやったことと反論する(殺気の量がやばいレベルになる)
・それを次々と神奈が論破していく(殺気だけでヤレるレベルに)
・最終的に全て覇月家で所有することを許諾させる
(相手はガチ泣き寸前まで追い詰められた)
といった感じです…
…敵に回したくない。
6月に入り梅雨になり、殺せんせーの暗殺期限まで9か月を切ったある日のこと。
龍哉は陽菜乃、渚、カエデ、友人、岡野と共に下校していた。
「もう梅雨の季節か~」
「早いよね~」
「でも今日は驚いたね」
「まさか殺せんせーが湿気でふやけて膨らんだり頭からキノコ生えたりするなんてな」
「つくづく人外だと思い知らされたな」
「あ!」
「ん?どうしたんだ岡野さん」
「ひなたちゃん、どこ見て…あぁ」
岡野が見た先を見て何か納得した陽菜乃、それにつられて他の面々もその方を見ると…
「ありゃ前原君だね」
「一緒にいるのは…C組の土屋果穂」
「はっはー、相変わらずお盛んなことで」
「カエデさん、ひなちゃん、なんで俺目ふさがれてんの?」
「「悪影響だから」」
「どういう意味!?」
「龍哉」
「あ、渚、お前からも」
「耳ふさぐね、杉野、手伝って」
「おう」
「お前らもか!!なんでなんだ!?」
「「「「「悪影響だから」」」」」
「それさっき聞いた!!てか岡野さんまでって本当にふさぐな!!え、聞こえんし見えん!!」
「ほうほう、前原君駅前で相合傘…と」
「殺せんせー、相変わらず生徒のゴシップに目がねーな」
「いえいえ、それより、なんでそんな状況なんですか?」
「「「
「……まぁ面白いから良しとしましょう」
「いいのかよ」
「それにこっちとしても3学期までに生徒全員の恋話をノンフィクションで出します、第一章は名づけるなら「杉野君の神崎さんへの届かぬ思い~ライバルは親友?~」ですねぇ…ちなみに最終章は「最強生徒の純愛~月と陽は惹かれ合う~」です」
「…出版前に殺す…ライバルがだれか聞きだしてから」
(((ここにいるんだけどね)))
有希子が気にしている男子を知っている女子達は友人に同情した。
「殺せんせー今目の前にいるよな?なんか俺に対して結構ひどいこと言ってない?」
「どうしてわかるんですか!?」
「そ、それよりも前原君の章は長くなるね、モテるから、結構しょっちゅう一緒にいる女の人変わってるし」
「今の龍哉が聞いてたら前原の株大暴落だな」
「あ」
「え…」
岡野が前原を見ていて声を上げると、どうやら土屋という女は二股をかけていたようで、そいつと前原が言い争いを始め、他の男達も含めて暴行を受けかけていた。
「止めないと」
そう言って渚達が駆け出そうとすると前原達の前に理事長が現れ、気遣うふりをして前原を乏しめ、そのまま全員去っていった。
そこでようやく龍哉も解放されて全員で前原の元へ向かう。
「前原、大丈夫か?」
「お前ら…見てたのかよ」
「上手いよなあの理事長、事を荒立てずかといって差別も無くさず、絶妙に生徒を支配してる」
「そんなことよりあの女だろ!!」
「二股とかサイッテー!!」
「まぁなんとなくわかったけど、災難だったな、立てるか?」
そう言って龍哉から差し伸べられた手を前原は素直に取って立ち上がる。
「俺からすりゃ、そもそもああするために前原君と付き合っていたんじゃないかと思えるぐらいだな」
「う~ん…」
「まぁいいさ、好きな奴なんて変わるもんだし、気持ちが冷めたりゃ振りゃあいい、俺だってそうしてる」
「中三でどんだけ達観してんのよ」
「あの女が好きなのは自分をに親切にしてくれる上位者的な便利屋男…か?とにかくいい奴じゃないな」
龍哉の評価に内心全員驚いている、何せ龍哉は基本的に性善説的な言動が多かったため、それでもあの女の事を多少は評価するのでは、と思っていたからだ。
「珍しいね、あんたがそういうの」
「別に、人を便利屋扱いするのが嫌いなだけだ…昔、近い扱いを受けたからな」
「もしかして、カメラに追っかけ回されたときのこと?」
「…ああ、あいつらはギラギラした欲望まみれだったからな、そういうのも嫌いなんだ」
「まぁ龍哉がそう評するのもわかるぜ…さっきの彼女見たろ?一瞬だけ罪悪感で言い訳モード入ったけど、そのあとすぐ攻撃モードに切り替わった」
龍哉は聞こえていなかったため不思議そうにしているが、最近は空気が読めるようになったのか黙って聞いている。
「「そーいやコイツE組だった、だったら何言おうが何しようが私が正義だ」ってな」
「いや、そのE組と好んで付き合ってたのはあの女だからそれはおかしいだろ」
「そうだけどよ、それに気づいたからあとはもう逆ギレと正当化のオンパレード、醜いとこ恥ずかしげなくまき散らして…」
「あれが本当の恥知らず、か」
「上手いこと言ってる場合じゃないよ」
「ヒトって皆ああなのかな…相手が弱いと見たら…俺もああいう事しちゃうのかな」
その前原の言葉に皆自分がもし同じ立場だったら今仲間であるE組の皆にどう接していたのだろうと考え込む。
「それはないな」
その悩みを龍哉がばっさりと切り捨てる。
「もしも自分があいつらの立場だったら…を考えただろうけど、そんなたらればを考えたってどうにもなんないよ」
「覇月君…では君はどう思うのですか?」
「もしもはないんだ、今、皆はE組にいる、これは覆しようのない事実だ」
龍哉にはっきりと告げられて全員顔をうつむかせてしまう。
「でも、
「あ…」
「
「覇月」
「少なくとも、俺は
「龍君…そうだね」
「うん」
「と、それ以上に今の前原君はそのままだと風邪ひいちまうな、家に来いよ」
「いいのか?」
「どうせ皆まだ話足りないだろう?この人数じゃ俺ん家が一番広いし」
「悪いな」
「気にするな」
そうして皆で龍哉の家に移動した。
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「というわけで仕返しです」
「どういうわけだよ」
覇月家には現在龍哉に加えて陽菜乃、渚、カエデ、友人、岡野、前原のほかに
「いきなり呼び出されたと思ったら何事なんですか?」
「びっくりした」
「ああ」
「私達の力が必要ってどうしたんですか?」
愛美、速水、千葉、桃花に
「何か不穏な感じですね」
「一体何やらかすんだよ」
「俺前原がピンチって呼ばれたんだけど」
有希子、菅谷、悠馬が呼び出されていた。
なお千葉と菅谷は部屋の中ででーんと丸くなっていた悟朗を見てビビって後ずさったが、他のメンバーに「やっぱそうなるよね」とちょっと同情的にみられていたりする。
「実はですね」
前置きをして殺せんせーが前原が受けた屈辱について話し、やる気の際はあれど全員ノルことにしたようだ。
なお、龍哉はまたしても陽菜乃に両耳を防がれて前原が本校舎の人間に侮辱された、としか認識していないままだが…まぁ問題にならないためスルーすることにした全員だった。
「作戦としてはこうです、既に律さんに頼んであの生徒の行きつけの店を調べてあります。」
・女生徒の行きつけの店は雨の日でも使えるオープンテラスがあり、そこでお茶することが多いと律からの報告
・そのため女生徒達が入った後に自分達も変装して潜入組として入店
・次に潜入組が気を引いた隙に
・その際、潜入組により店のトイレは使えないようにしておく
・近くにあるコンビニに駆け込もうとするため、道中の民家の木を切り落として女生徒達の真上から落とす
「やることなすことえげつない」
「というか人の妹を勝手に使ってんじゃねーよ」
「それについては申し訳ありません…ですが、あれだけ理不尽な屈辱を受けたのです、力無き者なら泣き寝入りするところですが…」
「こんなことに訓練の成果発揮すんのかよ」
「ええ、君達には力がある、気づかず証拠も残さず
(…殺せんせーをスケープゴートにしよう)
何をやらされるのか大体察した龍哉は密かにこれが終わった後起きるであろう惨事の対策をこっそり練っておく。
「目には目を、屈辱には屈辱を、彼女達をとびっきり恥ずかしい目に合わせましょう…では役割分担といきましょうか」
その後、全員で何が出来るのか話し合って決まったのは
潜入担当:渚、カエデ
狙撃担当:千葉、速水
木落とし担当:岡野、前原、悠馬
偽装担当:菅谷
見張り・連絡担当:友人、律
交渉担当:桃花、有希子
調合担当:愛美
????担当:龍哉、陽菜乃
「おい殺せんせー、俺とひなちゃんの担当なんだよ」
「ヌルフフフ、それは当日のお楽しみですよ」
ピンクのデレ顔で言う殺せんせー…それを見て何か察した周囲の面々は…
(((((((2人をデートでもさせる気か)))))))
==========
そういったことが決まった、翌日――
前原に屈辱を与えた女生徒が行きつけの店に入ったのを確認し、渚達が連中の気を引く。
「しっかしよくバレないもんだな」
「パーティー用の変装マスクあるだろ?俺がちょいと
「殺せんせー鼻がいいんだろ?体臭とかも変えないからばれるんじゃないか?」
「あぁ、なるほど」
「う…ま、まぁあいつらならあれで十分だろ、なんせあいつらは弱そうな人間には興味ないから」
「でもこの向かいの民家よく俺達を上げてくれたな…」
「有希子さんと桃花さんが家主を押さえてる…友人?どうしたんだ?」
「なんでもねぇよ」
(そりゃ自分の想い人が作戦のための接待とはいえ中年男性をよいしょしてるのはきついよな)
「イリーナ先生仕込みの交渉接待術、かじった程度でもあんなに役立つなんてな」
「首尾は上々ですから、始めましょうか」
「よし、律、合図だ」
「はい!」
律からのメッセージが送られると、カエデが店内のトイレに向かい、渚が注文したサラダを落として女生徒達の気を引いた隙に…
バシュシュ!!
「
「マッハ20の目標と比べればちょろいね」
千葉と速水が薬品を女生徒達の飲み物に打ち込む。
なお、作戦考案の段階では下剤の予定だったが龍哉の「他の人達にあんな連中の汚物を掃除させられるっていう屈辱は味合わせるべきじゃない」の一声で疑似的に花粉症の症状を起こす薬に変更となっている。
「おぉ」
「んじゃ、悠馬達準備」
「おう」
「まっかせて~」
レインコートを着て木の枝を切り落とす準備をする悠馬達…
ここでも丸ごと落とす予定だったが「あんな連中に引っ付く羽目になる虫達がかわいそうだ」という龍哉の発言に陽菜乃が同意し、その場にいた生徒全員が賛成に回ったため虫の類は全部取り除かれている。
「お、症状出た」
「カエデさんが占有してるから、これで出て別んとこに行くしかないな」
「お、出てきた」
その女生徒達が通り過ぎようとした瞬間、悠馬達が木の枝部分が当たらないよう切り落としたのが真上から直撃する。
「では仕上げです、覇月君、倉橋さん、頼みましたよ」
「はぁ…」
「は、はい」
仕上げとして龍哉と陽菜乃が女生徒達と同じコンビニに向かうが…
龍哉の服装はかなりピシッと決められた格好いい服にして髪をほどいてポニーテールにしており、陽菜乃の格好はふわっとした可愛らしい服に眼鏡となっている。
2人の役目は追いついて先に入ろうとしている女生徒達を見て好き勝手いうだけなのだが…
(((((((どっからどう見てもお似合いの恋人にしか見えない)))))))
この見た目のせいで龍哉を除いた全員がそう思っていたりする。
「んじゃ、行こうか、ひなちゃん」
「う、うん…」
傘も1本、昨日の前原のように相合傘でコンビニに向かう龍哉達…それを見ていた皆は…
「龍哉の奴、さりげなく倉橋のほうに傘を寄せて濡れないようにしてるな」
「しかもあまり水たまりがないところを選んでやがる」
「あいつ、素で女性が喜ぶエスコートしてる」
「…負けた感が半端ないな」
「「「うん」」」
と、女性陣は龍哉の態度に感心し、男性陣はどこか敗北感に包まれて民家を後にした。
==========
コンビニ―
醜く店員が止めようとするも暴れっぷりが激しく困惑しているところに龍哉達が来店する。
「と、何買えばいいんだっけ?」
「もう、龍君忘れたの?みんなで食べるお菓子とジュースだよ」
「そうだったな」
そう言って龍哉達は籠を持ってドリンクコーナーへ向かう途中に喧嘩する2人を見て
「ありゃなにしてんだ?」
「喧嘩…かな?」
「え?男が女と?男クズだな」
どストレートにえげつない事を言った。
この会話は律を介して全員に聞こえているのだが、龍哉は構わず言葉をつなげる。
「トイレの前ってことは何か焦ってんのか?それでも普通レディーファーストだろ」
「龍君は私と被ってもそうしてくれるの?」
「当たり前だろう?(友達として)大切な人なんだから」
大切な人、と聞いて陽菜乃は顔を真っ赤に、聞いていた全員はおぉー、と感心の声を上げる…龍哉の心の声を聞いてたら龍哉は全員から糾弾されるに違いないが
「おまえ、さっきから聞いてりゃ勝手なこと言いやがって!!」
「君達の都合なんかこっちは知らないし、やってることが人様への迷惑行為だって気づかないの?」
「ああ!!」
「まず、コンビニの店内で取っ組み合いの喧嘩、しかもトイレの前、他に利用したい人がいても使いに行けないじゃん」
「なんだと!」
「第2に、君達のせいで床がびちゃびちゃ、これをあとから掃除する店員さんには余計な労力がかかる」
そばで聞いていた店員がものすごい勢いで頷いている。
「そして3つ目、君達その制服だと椚が丘中学の生徒だろう?椚が丘の生徒は公共の場で人様の迷惑を考えず好き勝手やってもいいって教えられてるのかい?そうだとしたら偏差値は高くても人としては最低の生徒が育つところ、という認識を人に与えて、ここの人から苦情が入るかもね」
それで学校の先生たちから罰則を受けることになるだろうね、と龍哉が告げるよりも早く2人ともまたダッシュでコンビニから逃げ去る…それぞれ別方向に
「大変でしたね」
「いえ、ありがとうございました」
「彼らによって出た被害は?」
「軽微なものですよ、せいぜい床掃除をまたやらないといけなくなったくらいです」
「それはよかったです」
「いえ、では失礼します」
そう言って店員は去り、龍哉と陽菜乃はあれが言い、これがいいと話し合いながらみんなと家で食べるお菓子とジュースを購入し、帰路へと付いた。
==========
事が終わり覇月家―
全員がリビング(?)に龍哉達が買って来たお菓子を広げてさながらプチパーティーのようだ
「エーと…何ツーカありがとうな、ここまで話を大きくしてくれて」
「どう出すか前原君、これでもまだ自分が…弱いものを平気でいじめる人間だと思いますか?」
「…………いや、今の皆を見て、龍哉の態度とか見てるとそんなことできないや」
「龍哉って弱きを助けて強きをくじくタイプだもんな」
「自分が弱いときにくじかれてみろ、こうなるぞ、普通」
「そうだよな、それに、一見強そうに見えず弱そうに見えても皆どこか頼れる武器を隠し持ってて、そこには俺の持ってない武器がたくさんあって…」
「そういうことです、強い弱いは一目では測れない、それを
「…うん、そう思うよ殺せんせー」
「よし、それじゃ作戦の成功を祝って~」
「「「「「「「「「「カンパー「~~~♪」」」」」」」」」」」
「誰?」
「また龍哉?」
「いや、俺じゃない」
「あ、俺だ」
「前原?」
「あ、悪い、俺これから他校の女子と飯食いに行かねーと、じゃあみんなありがとうな、覇づ…龍哉も悪かったな、また明日」
そう言って去っていく前原を見て…
「ここまでした意味って…あったのか?」
龍哉の一言に、愛美、渚、悠馬、カエデ以外が怒りを爆発させ、少々荒れたパーティーとなったのだった。
おまけ
「で、言い訳は用意してあるんだろうな?」
翌日早朝、作戦に参加した全員が烏間先生の前で正座していた。
「はい」
龍哉がはっきりと答え、全員が龍哉に注目する。
「言ってみろ」
「殺せんせーに参加しないと暗殺をしづらくすると参加した全員は脅されまして」
「ニュヤ!?」
「そうなのかね?」
烏間先生の問いに全員が「はい」と答え…
「きっちり、お前には説教をする必要があるようだな」
「ニュヤ―――――!!」
その後、烏間先生に徹底的にしぼられた。
「龍哉のおかげだな」
「ありがと~」
「どういたしまして」
龍哉が事前に烏間先生にばれた時の対策を練っていたため生徒はお説教を逃れたのだった。
おしまい
「納得いきません!!」
「ほう、足りないようだな」
「勘弁してくださーい!!」
龍「あとがきコーナー」
渚「唐突に始まったね」
龍「以前にじふぁんで小説書いてた時にやってたのを復活させたらしい、作者が」
渚「でもそんな描写一度も」
龍「昔の話でかつ当時投稿していたのは「IS」とか「リリなの」で最近飽きたのと暗殺教室のほうが面白いから忘れてたらしい」
渚「メタ発言ひどいよ、龍哉」
龍「今の俺はほぼ作者の代弁者だ」
渚「主人公をナンテ扱いしてるんだ!!」
龍「というわけで進める、今後は毎回俺とE組生徒誰かをよんでちょっとしたことをやる」
渚「どういうわけ!?そして何をするの!?」
龍「議題はこれだ『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』」
渚「あ、うん、大体なんでこうなったか察したよ」
龍「ちなみに今回は告知だ、本格的なのは次回からだ」
渚「そうなんだ、ちなみに次回の生徒は?」
龍「渚のままだ、予定では渚、カルマ、カエデときてひなちゃんだ」
渚「全員思い浮かんでるの?」
龍「寺坂組が難しいらしい、基本的に死んでないのを使うらしいから龍騎系が全滅だし」
渚「うわぁ…」
龍「それでは」
渚「次回も」
龍・渚「お楽しみに~~!!」