しかしプライベートの時間がなかなか取れず約一月ぶりの投稿に…
申し訳ない。
特状課―――
「龍哉ちゃん、今回は協力してくれてありがとうございました」
「いえ、でも、これで俺も逃げ隠れしたり存在をうまく隠すことが出来なくなりましたね」
「あの場合は流石に隠しようがない、ま、しょうがなかったって割り切るしかないさ」
「それもそうですね」
「しっかし、お前さんかなり強いよな」
「子供の頃からずっと鍛えてきましたから」
「それでもあの強さは…すさまじいの一言だな」
「龍哉は先程自分を逮捕しに来た刑事2人を連れてきたお祖父さんが開いた流派の申し子と言われているからね」
「どんなのなんだい?」
「インド拳法を基に天と地の霊気を父母とし、天地自然の大いなる力をうけて生まれた拳法で、特定の型を持たずに自在に変化する無形の流派です」
「…よくわからないな」
「基本的な戦い方は空手家と似ていますね、ただ相手の動きに合わせて柔軟に対応できるのが特徴ですね」
「なるほどな」
「それに加えて実践的な戦闘訓練のようなものをよく父さんからやってもらっていたので…」
「なるほどな」
「皆さん、そこまでです、龍哉ちゃん、後の対応は我々大人、そして警察に任せてください」
「…はい、分かりました」
「ふむ、では龍哉よ、戻るぞ」
「はい」
「待て」
「ん?どうしたの?チェイスさん」
「送っていこう」
「別に問題ないですよ、ここからなら走ればまだ間に合いますし」
「そうじゃな」
「走って間に合うのかい?」
「「学校までこっから全速力で走ればおおよそ20分ぐらい」」
「「「「「いやおかしいだろ!!」」」」」
「…おかしいのか?」
「龍哉君、保険の意味もかねてあなたはチェイスに送ってもらったほうがいいわ、これから一緒に戦う仲間なんだし」
「…そうですね、分かりました…お祖父ちゃん」
「皆まで言わずともわかっておる、儂は儂でのんびり戻るとするわ」
「それじゃあチェイスさん、お願いします」
「ああ」
そして龍哉はチェイスと共に学校に、秀治は1人走って学校に戻っていった。
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「ここでいいか?」
「はい、送ってくださってありがとうございました」
「ではな」
そう言ってチェイスは踵を返してバイク―ライドチェイサーに乗って学校から去っていき、龍哉もE組に戻る。
「…どうなるんだろう…」
龍哉の心配していた、それは…
「陽菜に嫌われたらどうしよう」
恋人である陽菜乃に嫌われることだった。
「仮面ライダーと知り合いで変身できるっていうのを騙していたというか隠していたのは事実だし、それに一部巻き込んで殺せんせーに暗殺しかけたし、いや、でも…」
どうも仮面ライダーと先程の暗殺関連で陽菜乃が自分を嫌うかもしれないと思っているようだ。
「あ…」
E組に続く山道の入り口に人がいた、その人は…
「陽菜」
「龍君」
互いにゆっくりと歩み寄りあうが、途中で龍哉が怯えるように止まる。
「龍君、どうしたの?」
「あ、いや、その…」
「もしかして…さっきまでのこと?」
ビクッ!!
龍哉は何とも分かりやすく動揺する。
「…暗殺の事は桃花ちゃんから聞いたし、仮面ライダーさん達の事も律ちゃん介して全部見てたよ」
「あ、うん…」
「それでね、龍君に言いたいことがあるんだ」
「…何?」
「約束通り、無事に帰ってきてくれたね、お帰りなさい」
「!!」
「龍君、私ね、仮面ライダーさんの事と変身できることを隠してたことなんかで怒ったりしてないし、嫌ってもいないよ」
「…」
「言ってくれなかったことへの不満はあるけど、でも、龍君が決めたことだったら、応援してあげようと思って」
「陽菜」
「だって、私は龍君のことが」
そこまでで陽菜乃の言葉が途切れる。
理由は…
「陽菜、ありがとう…ただいま」
龍哉が感極まって陽菜乃を正面から抱きしめたからだ。
龍哉から告げられた言葉と行動に陽菜乃も抱きしめ返して答える。
「うん、改めて、お帰りなさい」
すっと離れる龍哉と陽菜乃…そしてしばし見つめ合い…顔を近づけていくと
―バキッ!!
木の枝が折れる音がしてバッと顔を離して音のした方を見ると…
「あ…」
ピンク色のにやけ面をした殺せんせーがいた。
その手にはメモ帳があるのをしっかりと確認した2人は…
「「殺す」」
2人ともナイフと銃を持って殺せんせーを追いかける。
「ニ、ニュアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
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「陽菜乃ちゃん、龍哉君と会えたかな?」
「心配する必要はない、龍哉はちゃんと陽菜乃ちゃんと会っておるわい」
「分かるんですか?」
「む?ああ、気で相手がどこにいるのか分かるからな…ただ…」
「ただ?」
「殺せんせーの気配も(龍哉達の)近くに感じるな」
「皆!!巻き込まれないよう逃げるぞ!!」
「「「「「「「「「「「おう(うん)!!!」」」」」」」」」」
「…確かに、龍哉は怒ると割と容赦ないしな、わしも逃げるとするか」(←ロヴロの時に実感済)
その後…校舎付近では…
「は、覇月君!!倉橋さん!!お、落ち着いてください!!冷静に話し合いましょう!!」
「大丈夫だよ殺せんせー、私達は冷静だよ」
「ああ、これ以上ないくらい頭は最っ高にクールだぜ」
「「だから大人しくそのメモ帳ごと死ね(死んで)」」
「それ冷静とは程遠くありませんか!?というか倉橋さん強くなってません!?せんせーもうお2人に合計で4本持ってかれてるですけど!?」
「ちっ、流石に速い…」
「龍君、狙いかえよ」
「それもそうだな、まずは…」
「「俺(私)達以外のタメにもなるあのメモ帳を消そう」」
「ダメですよ!!これは皆さんが卒業する時に実録小説の元ネタにするんですから!!」
「「ならなおさら消さないとね」」
「ニュアアアアアアアアアアアアアアア!火に油を注いでしまいましたぁァァァぁ!!!!」
「「というわけで!!」」
と、恋人同士の抜群の連携により屋外に関わらず追い詰められる殺せんせーが見られたと烏間・イリーナ両先生から他の生徒達は後程聞いたのだった。
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――放課後、全員集合したE組教室内
「…えーと、すまなかった、色々と」
「まぁ、そんなに気にしなくてもいいよ」
「しっかし、お前んちホントどうなってんだよ」
「…覇月君、1つ、確認したい」
「なんですか?」
「仮面ライダーの力、暗殺に使うのかね?」
「「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」
「…いいえ、使いません」
「なんで!?」
「あんなに強い力なのに…」
「強い力だからこそ、だよ…仮面ライダーの力は
「強すぎるから皆を巻き込まないようにするためだよね?」
「ああ、陽菜の言う通りだ、仮面ライダーバーストになると『どんより』現象を発生させられるが、発生させると俺以外は無防備になるからな、下手に流れ弾が飛ぶと危険だ」
「そっかー」
「ま、そういうことならしょうがないね~」
「…それにしても、イトナ君はどうなったんだろうね」
「あのシロって男、俺の知り合いであることは間違いないな…出なければあの時俺に対して攻撃を仕掛けてきた理由が想像つかん」
「でも、龍哉君はその人に覚えがないんでしょう?」
「ああ、というより俺より年上の人は基本的に親繋がりの人が多いからな、そっち方面から俺を恨んでいると考えるのが妥当だろう」
「そっか…」
「…でも驚いたわ、あのイトナって子、まさか触手を出すなんて」
「…ねぇ殺せんせー、説明してよ、あの2人との関係を」
「先生の正体今まで適当にはぐらかされてきたけどさ、あんなの見たら聞かずにはいられないぜ」
「俺達は先生の生徒だ、先生の事をよく知る権利はあるはずだぜ」
「……仕方ない、真実を話さなければなりませんねぇ…実は、実は先生」
ゴクッと皆が殺せんせーの言葉をつばを飲み込んで待つ。
「実は先生、人工的に作り出された生物なんです!!」
「………で?」
「え?」
「それで?」
「ニュヤ!!反応薄ッ!!これ結構衝撃告白じゃないですか?」
「…と言ってもね、殺せんせー、マッハ20で動けるタコなんて自然界いないよ」
「ま、それで次に考えられるのは宇宙人だが…」
「そんなわけないでしょう!!生まれも育ちも地球ですよ!!」
「と、本人が否定しているのでそれもありません、ですので人工的に作られた生物以外ありえないのです」
「そして堀部君は弟って言ってたから殺せんせーの後に研究成果を使って作られたか改造されたかと想像はつく」
陽菜乃、龍哉、律の言葉に生徒達全員が頷いている。
(察しがよすぎる!!恐ろしい子達です!!)
「知りたいのは
「…殺せんせー、どういう理由で生み出されて、何を思って
「…………残念ですが今それを話したところで無意味です、先生が地球を爆破すれば、皆さんが何を知ろうと全て塵になりますからねぇ」
「だが、何も真実を知らないままでいるよりかはるかにましだと思うがな」
「ええ、ですがもし仮に君達が地球を救えれば…君達は後でいくらでも真実を知る機会が得られる」
「という事は」
「もう分かっているようですね、知りたいのなら行動は1つ…殺してみなさい、
その殺せんせーの言葉に皆の顔つきが変わる。
「先生の中の大事な答えを探すなら…君達は暗殺で聞くしかないのです…質問がなければ今日はここまで、また明日!!」
そう言って殺せんせーは恥ずかしがりながら教室を出ていく。
そして殺せんせーの言葉を聞いて全員覚悟を決めた表情をして教室を出ていった。
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―――校庭
そこでは烏間先生、秀治指示のもと新しい訓練設備が整えられていた。
そこに…
「烏間先生!!秀治さん!!」
「む?」
「君達か、一体どうしたんだ、こんな大人数で」
「龍哉もか…なるほどな」
「あの…もっと教えてくれませんか、暗殺の技術を」
「…?今まで以上にか?」
「そりゃそうじゃろう、烏間よ、こ奴らの目をよう見んか」
「目を…!!」
烏間先生も皆がどういう覚悟を持ったのか気づく。
「今までさ、"結局ほかのだれかが
「ああ、この間のイトナをみて、龍哉の言葉で確信したんだ」
「「「「「「「「「「「誰でもない、俺らの手で
「もしもこの先強力な殺し屋に先越されたら俺ら何のために頑張ってたのか分からなくなる」
「だから、限られた時間
「殺して、自分たちの手で答えを見つけたいんです」
「ふふ、意識がまた一つ変わったこと、言葉でも確認できたな、烏間よ」
「ええ、とてもいい目をしています…分かった、では希望者は放課後に追加で訓練を行う、より厳しくなるぞ!!」
「「「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」」
「龍哉、放課後の訓練、お前には指導も実施してもらおう」
「俺も!?」
「以前言うとっただろう、希望する奴に護身術とかを教えたいと」
「でもお祖父ちゃん達が中々許可をくれなかったんじゃないか」
「当たり前ぞ、今日この時までの目つきでは、精神的に未熟で変に強力な技のみを覚えようとしかねん、そのような奴らに教えても無駄の一言!!」
「…まぁそれはそうだけどさ」
「じゃが、今なら問題ない、儂のほうから神奈に皆の分のこういう時の運動用の服を用意してもらっておくように言うておく、今後、好きな時にやれば良い」
「本当!!お祖父ちゃん、ありがとう!!」
「なーに、気にすることはない」
((((((((((秀治さん、めっちゃデレた顔してるなー))))))))))
「まぁ、今日は普段の体操着でやってもらおう」
「そうですね、では早速、新設したこの垂直20メートルロープ昇降、始め!!」
「「「「「「「「「「「厳し!!」」」」」」」」」」
「どこがじゃ?」
「割とコツ掴むと簡単だよ、見てて」
そう言って龍哉が両腕だけでスルスルスルっとロープを登り切って下りてくる。
「これ、瘻付きだから常に瘤の上に手や足を置くようにすれば行けるよ、ほら、やってみて」
「「「「「「「「「「「言うのは簡単だけどやるのは難しいんだよ!!」」」」」」」」」」
「うん、頑張る!!」
「ふん、大半の奴より倉橋さんのほうが根性あるのう…まぁ、龍哉が好きになった子じゃし、それも当然か」
「……何で知ってるの?」
「…律…」
「(∀`*ゞ)テヘッ」
「…おまえ、ほぼ全員に喋っただろ」
「いえ、殺せんせーとお祖父ちゃん達と烏間先生達だけです!!」
「…はぁ、お前、今日はタイミングが同じだったから見逃すが…マジで次はねーからな!!」
「うぅ…ごめんなさい」
「ま、まぁまぁ、家族公認でよかったじゃないか」
「…それもそうか」
((((((((((切り替え早っ!!))))))))))
そうして、皆で新設されたッ訓練器具で訓練し、龍哉が週末特訓することを約束してこの日は終了となった。
龍哉「あとがきコーナー・第九回、進行の龍哉だ」
陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」
悠馬「ゲストの磯貝悠馬です」
龍哉「悠馬とってあんまり関わりなかったな、まだ」
陽菜「そういえば…」
悠馬「確かに、修学旅行以降ないよな」
龍哉「ほぼ作者が描写しなかったのが悪いんだけどな」
悠馬「まぁそれもそうだな」
陽菜「実際は結構仲良くしてるんだよね」
龍哉「まぁな、ちょいちょい互いの家行き来してるし」
悠馬「龍哉って来るとき弟達用にお菓子とか持ってきてくれるから結構助かってるんだよな」
陽菜(それって餌付けじゃ……)
龍哉「大体前原とかメグさんも一緒だけどな」
陽菜「そうなんだ…」
龍哉「そんじゃ本題行くぞ」
『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』
龍哉「今回のゲスト、悠馬が変身するであろうライダーは…これだ!!」
仮面ライダーオーズ(原作:仮面ライダーオーズ)
龍哉「仮面ライダーオーズに登場する、火野映司ががオーズドライバーを使って変身する仮面ライダーだ」
陽菜「あ~、これはピッタリだね」
悠馬「そうかな?」
龍哉「選択理由はぶっちゃけた話周りの奴のためには頑張るけど自分には結構無欲なところだ」
悠馬「それ言われると否定できないんだけど」
龍哉「最終的には自分の欲望理解して強さを得るんだよな」
陽菜「…なんか想像できないんだけど」
悠馬「俺も」
龍哉「安心しろ、欲望ってのは人それぞれだ…ぶっちゃけすでに理解してると思うがな」
陽菜「そうかな?」
悠馬「どうなんだろう…」
龍哉「ま、その辺は本人よりも前原君とかメグさんとか弟君達の方が理解してるかもな」
陽菜「あ~、自分のこと、自分じゃよくわかってなかったりするもんね」
悠馬「龍哉がいい例だよな」
龍哉「否定できん…それではこれで今回は終了、次回はメグさんだ」
龍哉・陽菜・悠馬「それでは次回もお楽しみに!!」