暗殺教室~拳法家の青春物語~   作:GGG-EX

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この話の前日譚です。

龍「あ、陽菜、明日俺んとこで皆と特訓する話だけどさ」

陽「どうしたの?」

龍「今日から泊まりに来て準備とか手伝ってくれない?」

陽「うん…えぇぇ!!」

龍「ダメ…か?お祖母ちゃんが用意してくれた服が大丈夫かの確認とかね、男子は俺がいるけど女子は…その場でだめだからって交換には時間かかるし」

陽「あ、そうだよね(うん、龍君が変な意味で誘うわけないよね)」

龍(本当はこんな理由もなく一緒に居たいからなんだがな…それでも陽菜のご両親を説得する材料がこれしかないし…くそっ)

その日、陽菜乃は龍哉の家で泊りがけで勉強すると言って覇月家にお泊りしましたとさ。


特訓の時間

―――週末、覇月家

 

この日、E組生徒達の大半が家の門の前に集合していた。

 

「でけぇな…」

 

「で、まだ入っちゃダメなんだっけ?」

 

「ああ、龍哉が『俺やお祖父ちゃん達と一緒なら問題ないけど勝手には入ろうとするとセキュリティが発動してズタボロにされっから門の前に全員集合したら連絡してくれ』ってさ」

 

「いや、大丈夫なんじゃねーの?」

 

「そう思って私達も聞いてみたんだけど…」

 

「見せられた写真がさ…」

 

「どんなのなんだよ」

 

「「これ」」

 

そう言って悠馬とメグが出したのは…

 

【アフロヘアーになって所々にダーツが突き刺さってぶっ倒れている男の写メ】

 

「さすがに…」

 

「これは…」

 

「だろ?」

 

「で、連絡は?」

 

「それが…」

 

「まだ倉橋が来ていないんだ」

 

「…先に来てるとか、昨日の内から来てるってオチは?」

 

「……確認を兼ねて連絡してみるわ」

 

そう言ってメグが龍哉に連絡を取る。

 

龍哉もすぐに対応できるようにしていたのか反応は早かった。

 

「『もしもし、おはようメグさん、揃ったの?』」

 

「あ、おはよう龍哉君、いえ、まだ倉橋さんが来てなくて…」

 

「『へ?陽菜なら昨日から来てるけど?』」

 

「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

「『あれ?昨日陽菜にちゃんと連絡するように言っといたんだが…』」

 

「聞いてないよ!!」

 

「『ちょっと待っててくれ……………すまん、どうやら忘れてたようだ』」

 

「はぁ、やっぱり…で、どうすればいいの?」

 

「『ちょっと待っててくれ、今迎えに行く』」

 

そう言ってメグは龍哉との電話を終了させる。

 

「なんだって?」

 

「今迎えに来てくれるって…それと、渚の言う通り、昨日から倉橋さんは来てたみたい」

 

「え、マジで!?」

 

「という事はまた泊まったってことだね」

 

「まぁ前回と違ってちゃんと許可とかとってるだろ、龍哉ってその辺ぬかりなさそうだし」

 

「そうだな、で、なんで倉橋さんは先に来てることを言わなかったんだろう…」

 

「龍哉君が聞いたら忘れてたそうよ」

 

「なんじゃそりゃ」

 

「まぁ、倉橋さんらしいよね」

 

「というより、恋人の家に泊まるから浮かれてうっかり忘れてたってことだと思うんだけど…」

 

「「「「「「「「「「「それ以外理由思いつかないけどね」」」」」」」」」」

 

と、そんなことを喋っていたら

 

「皆、すまない、待たせてしまって」

 

「龍哉」

 

「ううん、まだ指定された時間よりかは早いから迷惑かと思ったんだけど…」

 

「いや、全く…むしろそこまで真剣になってもらえるなんて、こっちとしても指導のしがいがあるよ…こっちだ」

 

龍哉の案内のもと、まずは居間に通される。

 

「荷物はここに置いといて、まずは着替え持ってくっから」

 

「あ、龍哉、倉橋さんは?」

 

「陽菜は今先に着替えてる、終わったら女子を道場に案内してもらってそっちで着替えてもらう」

 

「俺らは?」

 

「ここで、女子と一緒に着替えたいとかいう馬鹿はいねーよな?」

 

わずかに龍哉から放たれた殺気に思わず残像が見えるほどの速度で首を振る男子達に、女子達はちょっと呆れていた。

 

「龍君」

 

「お、陽菜、着替え終わったか、んじゃ女子連れてってさっき言った通りに」

 

「は~い」

 

そう言って陽菜乃が女子達と共に出ていき、龍哉達が残される。

 

「んじゃ、着替えはこれな、俺が子供の頃から愛用してるやつだから使いやすいと思う」

 

「お、マジで?」

 

「専門家推薦のか、これはいいな」

 

「それはそうと龍哉、倉橋さんのほっぺちょっと赤かったけど…」

 

「ん、ああ、昨日ちゃんと言っとけって言ったのにコロッと忘れてたからお仕置きと称してちょっと引っ張ったんだよ」

 

「あ~それで…」

 

「んじゃ、ちゃっちゃっと着替えてくれや、向こうが全員着替え終わったら陽菜から連絡くるから」

 

「「「「「「「「「「「りょうか~い」」」」」」」」」」

 

そうして皆が着替え終わって少ししたら陽菜乃から連絡があり、全員道場に集合した。

 

==========

 

―――覇月家道場

 

「んじゃ、始めようか…あ、メニューというか内容はこれな」

 

集合して龍哉から渡された紙に書かれていた内容は

有酸素(エアロビクス)運動系統×10種目

・コアトレーニング系統×10種目

・護身用のボディコントロール×10種目

etcetc…

 

と、普通に体を鍛えるつもりで来たメンバーからすればちょっと拍子抜けするような内容だった。

 

「…こんなんでいいのか?」

 

「ああ、まずは基礎体力とボディバランスを鍛えることからやっていかないとな」

 

「でもなんで?」

 

「まず、暗殺において筋肉はあり過ぎても無駄になる、もともと力勝負じゃなくてある意味技術力の世界だからね」

 

「そう言われれば…」

 

「確かに、力ずくってのはなんか暗殺とは言いづらいな」

 

「んで、目的だけどまず有酸素(エアロビクス)運動、こいつで基礎体力がつけておけば暗殺対象(ターゲット)を追い続けたり、狙い続けるのがたやすくなる」

 

「なるほどね」

 

「ついでに、脂肪燃焼効果とかも付随するからまぁダイエットとしても効果ありかな」

 

「「「「「!!!」」」」」

 

龍哉の言葉に参加している女子全員が反応する。

 

「次にコアトレーニングの目的はボディバランスの強化だ、ボディバランスが向上すれば困難な場所での行動もしやすくなる」

 

「例えば?」

 

「フリークライミングの授業でちょいちょいバランス崩しやすい場所があるけど、そういうところでも上手く動けるようになるんだ」

 

「へぇ~」

 

「私としてはぜひ覚えたいな!!」

 

「そうだね、岡野さんみたいなタイプは割と覚えておいて損はない…むしろメリットしかないね」

 

その後も龍哉の説明と解説が続き、全員が理解できたところで実際にやってみたのだが…

 

(以下ダイジェストでお送りします)

有酸素(エアロビクス)運動時

「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…はぁ…」

 

「こ、これは…」

 

「き、休憩挟んでるのに…」

 

「ほらほら、もっとしっかり動いて!!効果なくなってしまうよ!!」

 

「「「「「!!!」」」」」

 

龍哉の言葉に女子達の動きの精度が上がる。

 

「それ、男子達!!女子に負けていいのか?」

 

「良いわけ…ない!!」

 

・コアトレーニング時

「うわ、ちょ、これきついきついきつい!!」

 

「ひ、膝が…肘も…」

 

「お、お腹が…お腹がぁ…」

 

「ほら、あともうちょいだから、それまで耐えろ!!」

 

と、休憩をはさみつつ皆で必死こいて続けました。

 

==========

 

―――夕方、覇月家道場

 

((((((((((チーーーーーン))))))))))

 

「あ~、やっぱりこうなったか…」

 

「こうなったかって…お前な…」

 

「まぁクールダウンも済んでるから、ちょっとこのまま休んでて俺は風呂の準備してくるよ、出来たら女子から入って」

 

「「「「「「…お言葉に甘えまーす」」」」」

 

「さてと、んじゃ沸かしてくるか」

 

そう言って龍哉は道場から出ていった。

 

「…そういえば、女子から入ってって言ってたけど…」

 

「多くても2~3人しか入れないわよね…」

 

「あ、それなら大丈夫だよ…龍君家のお風呂、スっごく広かったから…銭湯みたいに」

 

「…もう突っ込む気力もない…」

 

「同じく」

 

「後、薪炊きだからちょっと時間かかるかも…」

 

「古いな…おい…」

 

「しっかし…ほんと…ようしゃない…」

 

「でも…なんか…ちょっと…効果あったような…感じはする」

 

「とりあえず…もうちょっと…休もうぜ…」

 

それから数十分後…

 

「ごめん、遅くなったな…風呂が沸いたから女子から入ってくれ、場所は陽菜が知ってるから」

 

「ううん、長かったからだいぶ休めた…それじゃ、皆行こう」

 

「あ、着替えはちゃんと持っていってね、そのままだとまたその服に着替えないといけなくなりそうだし」

 

「っと、そうね」

 

「危ない危ない」

 

「それと着替え終わったら居間に戻ってて」

 

「「「「「は~い」」」」」

 

龍哉の忠告に女子全員荷物ごと風呂場の方に移動する。

 

「皆はもうだいぶましになった?」

 

「なん…とかな…」

 

「そっか、それと皆の荷物持ってきたよ、これで女子が出たら風呂に入んぞ」

 

「「「「「りょうか~い」」」」」

 

「それと、お祖母ちゃんが飯用意してくれてるから」

 

「「「「「うぉっしゃーー!!」」」」」

 

このさらに数十分後、女子が風呂から出てきたのだが…

 

その際に前原文句をぼやした瞬間岡野に蹴り倒されたのは余談である。

 

==========

 

―――夕食後、覇月家居間

 

「はい、皆今日はお疲れ様、帰宅する気力のある子はいる?」

 

「お祖母ちゃん、それもう聞く必要ないと思うよ」

 

「様式美、というやつよ」

 

そんな祖母と孫の会話を他所に…

 

「「「「「「「「「「「Zzz…………」」」」」」」」」」

 

全員疲れと満腹感から眠りこけていた。

 

「それじゃ、私は皆さんの親御さんに勉強合宿をやっていると説明してきますね」

 

「うん、お願い」

 

「あ、お布団は男子の分は道場に、女子の分は居間の方に敷いてありますから」

 

「ありがとう、お祖母ちゃん」

 

そう言って神奈が出ていき、龍哉はまず男子から運び始めた。

 

(皆重てぇからな、まぁこうやって、と)

 

肩を貸して左右両方に1人ずつ支える形で2人ずつ運んでいく。

 

(次は女子か…あれ?)

 

龍哉は敷かれている布団の数を数えておかしいと思った、何せ女子の人数に対して布団が1つ足りないのだ。

 

ちょうどそこに神奈が戻ってくる。

 

「あ、お祖母ちゃん、女子側布団足りなくない?」

 

「いいえ、それでちょうどですよ」

 

「いや、明らかに1つ足りないんだけど…」

 

「あら、陽菜乃さんは今日も(・・・)あなたの部屋に泊めればいいじゃないですか」

 

「あのね、昨日はある意味しょうがないから俺の部屋に止めたけど…ていうか客間まだ使い物になってないの!?」

 

「しょうがないでしょう、ロヴロさんと秀治さんが暴れたんだから」

 

「あの糞爺コンビ…(怒)」

 

「そういう事を言わない!!」(←いうと同時に龍哉をひっぱたいた)

 

「って!!…はぁ、分かった、陽菜は今日も俺の部屋に泊めるよ」

 

「それでいいのよ」

 

「ついでだから手伝って」

 

「ええ、分かっていますよ」

 

そうして神奈と手分けして陽菜乃以外を何とか床につかせる。

 

「んじゃ、俺も寝るから」

 

「ええ、おやすみなさい、龍哉」

 

「ん、お休み」

 

「ああ、1つ言い忘れてました」

 

「何さ?」

 

「私、初ひ孫は女の子がいいですね」

 

「気が早すぎるわ!!!」

 

「んっ…」

 

「!!」

 

「大きい声を出すと起きてしまいますよ」

 

(誰のせいだと…)

 

若干怒りに震えながらも、陽菜乃への愛からかすぐに立て直してゆっくりとお姫様抱っこで部屋に戻っていく。

 

そしてそんな龍哉を見て神奈がつぶやく。

 

「フフ…良くなりましたね、龍哉…陽菜乃さん、龍哉の事、よろしくお願いします」

 

==========

 

―――覇月家龍哉私室

 

「…ったく、こういう風ならあんな冗談いうなよ」

 

龍哉の部屋にはちゃんと布団が2つ(・・)敷かれていた。

 

「よいしょっと…」

 

まずは陽菜乃のを布団に寝かせる。

 

疲れから完全にぐっすりと眠り込んでいる。

 

「…お休み」

 

そう言って龍哉は陽菜乃の額にキスをして自分も床につき…

 

(…さすがに口には互いに起きてるときにしたい…でもなぁ…俺のヘタレ)

 

なんてことを考えていたのはこれもまた余談である。

 

 




龍哉「あとがきコーナー・第十回、進行の龍哉だ」

陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」

メグ「ゲストの片岡メグです」

龍哉「メグも悠馬同様、あんまり関わりなかったな、今回冒頭まで」

陽菜「そういえば…」

メグ「確かにね」

陽菜「…あれ、でもよく話をしてるところ見たけど…」

メグ「本編に描写されないんだからしょうがないわ」

龍哉「そんじゃ本題行くぞ」

『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』

龍哉「今回のゲスト、メグが変身するであろうライダーは…これだ!!」

 仮面ライダーアクア(原作:仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX)

龍哉「仮面ライダーオーズ アンク復活と未来のメダルとつながる希望編に登場する、湊ミハルががアクアドライバーを使って変身する仮面ライダーだ」

陽菜「うわ、これはピッタリだね」

メグ「…これ本編のネタバレにならない?」

龍哉「選択理由はまぁ原作を読んでいる人なら納得のチョイスだろう」

メグ「もう好きにして…」

龍哉「人の手助けを経て自分の弱さを受け入れて強くなるところなんか特にな」

陽菜「ちょっと龍君!?」

メグ「メタばれ自重して!!」

龍哉「といっても原作映画の方も見ていないと納得はいかんと思うがな」

陽菜「そこまで言う!?」

メグ「やりたい放題じゃない!!」

龍哉「しょうがないだろ、作者が悪い」

陽菜・メグ「いい加減にしなさい!!」

龍哉「へいへい…それではこれで今回は終了、次回は正義だ」

龍哉・陽菜・メグ「それでは次回もお楽しみに!!」
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