―翌朝、皆は寝落ちしたことと泊めてもらったこと、家族への連絡をしてもらったことに対して謝るために全員居間に集合していたのだが…
メ「あれ?倉橋さんは?」
桃「見てないよ…というより、昨日の夜からここにいなかったと思う」
神「うん、だってお布団が参加した女子の総人数分より1つ少ないから」
悠「ってことは…」
渚「客間じゃないかな?龍哉前によく客来るからそういう部屋があるって言ってたし」
大「倉橋だけ?それ贔屓じゃね?」
千「いや、覇月の祖父母達はどう見ても龍哉に甘い、そう考えると」
中「恋人の倉橋にも甘いってことか~」
悠「俺と片岡でいってみるよ、龍哉に前部屋教えてもらったし」
業「んじゃ、お願いね~」
そうして行った龍哉の私室で仲良く
メ「…2人とも、何やってるのーーーー!!!」
メグの怒号が響き、何がなんやらよくわからぬまま説教される2人がいたそうな。
陽(…昨日の夜、寝ぼけて龍君の布団に入ってたなんて…)
龍(たかが添い寝ぐらいで何を怒ってたんだ、メグさん)
それでは本編をどうぞ!!
「クラス対抗球技大会…ですか、健康な心身をスポーツで養う大いに結構!!」
「クラス対抗ってことは団体競技のサッカーとかか?」
「覇月君、今から先生が説明します…おや?トーナメント表にE組がありませんねぇ」
「E組は本選にエントリーされないんだ、1チーム余るっていう素敵な理由で」
「その代わり、大会の締めのエキシビションに出なきゃなんない」
「エキシビション?ってことは見世物ってことか?」
「そう、全校生徒が見てる前で男子は野球部の、女子は女子バスケ部の選抜メンバーと
「…そうか、こういうのに部活に所属している生徒は出場禁止されるから力示す場として設けられて…」
「トーナメントに負けたクラスも
「ってことは
「そうよ…でも心配しないで殺せんせー、龍哉君が最近鍛えてくれたから」
「っていっても基礎体力と体幹整えて最小限の動作で最大限の力発揮できる動きの基礎教えただけだぜ?」
「…最近、皆さんの暗殺が強力になりつつあったのはそのせいですか…」
「ううん、スポーツやってた私からするとかなり効果あるよ」
「うんうん、私も最近踊るのだいぶ楽になったし」
「私も」
「俺らもな」
「そっか、なら、どうせなら白星取りに行くか」
「出来るの?」
「お任せを、ゴール率100%のボール射出機を作成しました」
「お前は男女両方のマネージャーな、律…そもそもヒューマンボディじゃないから出れないだろ」
「あッ…」
「あはは…」
「でも、そのボール射出機でどうシュートすれば入れやすいか、とかは研究できるだろう、お前の
「お兄ちゃん…はい、全力でサポートさせていただきます!!」
そうして律、メグを中心に作戦会議を始める。
「おし、んじゃ女子の方はこれでいい…俺らのほうは?」
「龍哉君が律や片岡さんと話してる間に寺坂君達が帰っちゃった、晒し者は勘弁とかで」
「ん~、まぁ人数はそろってるから問題ないね」
「そりゃそうだけど…」
「で、野球ったら友人か、どうなんだ?実際のところ」
「…無理だよ、最低でも3年間野球してきたあいつらと、ほとんどが野球未経験の
「そんなに強いのか?まぁ文武両道ってなると全国クラスはあるんだろうな」
「…まぁな、龍哉が言った通り、全国大会に出場できるぐらい強いんだ、それに今の主将の進藤、剛速球で高校からも注目される」
「ってことは150Km/hぐらい出すのか?」
「いや、140Km/hぐらい」
「覇月君、中学生の最速は145㎞/hです、150Km/hなんて高校野球クラスですよ、ちなみに平均は110㎞/hなのでかなり速い方ですね」
「へぇ…」
「それで、俺はその進藤にエースの座を奪われたんだ」
「…!!」
「勉強もスポーツも一流とか、不公平だよな人間って」
「…そう言って、逃げて誤魔化す気か?自分の本心を」
「…いいや、龍哉に鍛えてもらって、白星を上げようって言った時に、俺もそうも思った、善戦じゃなくて勝ちたいって!!」
「見返すためか?」
「違う!!好きな野球で負けたくない、追い出されて
「ってことはだ」
「ああ…
と、全員が友人から殺せんせーに視線を戻すと野球の衣装に着替えてバット、グローブ、ボールに加えてなぜか野球盤を持っている殺せんせーがいた。
しかもその表情はスっごくわくわくしたものになっている。
「おっ………………おう、殺せんせーも野球したいのはよく伝わった」
「ヌルフフフフフ、先生一度スポ根モノの熱血コーチをやりたかったんです」
「でも俺らに危害加えれねーから体罰は出来ねーぞ」
「ええ、ですからちゃぶ台返しで代用します」
「「「「「「「「「「「「用意よすぎるだろ!!」」」」」」」」」」
「イトナ君が来た後、君達は目的意識をはっきりと口にするようになりました、
そして殺せんせーのバックには炎が見える。
「その心意気に答えて、殺監督が勝てる作戦とトレーニングを授けましょう」
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―――球技大会当日、体育館
まずは女子バスケの試合が行われているのだが…
「…おい、おい……」
「これは…」
「まさか…」
「龍哉、お前、何した?」
「ん?陽菜が勝ちたいって言ったから一緒に練習しただけ、途中で何人か増えて、そのまま続けただけ」
「「「「「「「それであれはおかしいだろ!!」」」」」」」
「皆勝つっていう気持ちからモチベーションが高かったね、俺もつい調子に乗っていろいろ教えちゃった」
龍哉達は自分達の試合まで時間があるので女子バスケの試合を見ているのだが…
ビシィッシュッガガッシュ!!
コート内にいる岡野やメグ、有希子、桃花、速水が素早く相手のボールをカットしてパスを回してシュートを決める。
流れが鮮やかであり、しかも全員の動きのレベルが部活に費やした生徒達には劣るが負けていない。
スコアはほとんど差が出ていないことから、実力差がないことを明確にしている。
「体を鍛えただけでここまで変われるなんてね」
「龍哉君には今度お礼しないと」
「何がいいかな?」
「倉橋が好きなお店を教えて、タコの足止め」
「「「「それだ!!」」」」
と、コート内でこんな会話をしていた…当然、龍哉には聞こえるはずもないのだが…
「…なんか今度上手くデートできそうな気がする」
「「「「「「「いきなりどうした!?」」」」」」」
その会話を拾ったかのような龍哉のセリフに一緒に観戦していた男子から突っ込みが入った。
「お兄ちゃん、そろそろ時間です」
「え、もう?…まだ陽菜の活躍見てねぇのに」
「お前…変わったな」
「まぁそうかもな…でも、嫌じゃない」
「ははは、でも俺も今の龍哉のほうがとっつきやすくていいな」
「「「「「「うんうん」」」」」」
「あ~はっは…さっさと行こうか…律」
「陽菜乃さんの活躍は一部始終逃さず撮っておきます!」
「頼んだb」
((((((歪みねぇなコイツ)))))))
その後、龍哉に見てもらえなかったことに気づいた陽菜乃が八つ当たりとばかりに女子バスケ部相手に無双するのだが、そのことを龍哉が知るのは球技大会が終わった後の事だった。
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―――本校舎運動場
『E組対野球部部選抜の
その放送と共に気合の乗った野球部員たちが現れる。
「…おいおい、なんであんなに気合入ってんだよ」
「野球部としちゃ全校生徒にいいとこ見せる機会だしな」
「今日の試合には出れていないし、普段の試合も見に行く連中もそんなにいないだろうしな」
「そう、それに俺達相手じゃコールド勝ちで当たり前、最低でも圧勝が義務だから…」
「情け容赦なく
対外が整列して並ぶ。
そこに周囲からヤジが飛ぶが、E組は気にしていなかった。
加えて友人に野球部のキャプテンが何やら言っていたが、そもそも勝ちに行こうとしてるため気にしてなどいなかった。
なお、先攻はE組、後攻は野球部となっている。
準備を進める中、菅谷があることに気づく。
「そーいや殺監督どこだ?指揮すんじゃねーのかよ」
「あそこだよ、烏間先生に目立つなって言われてるから」
渚が指さした方向にボールに紛れてヤル気に満ちた殺監督がいた。
「遠近法でボールに紛れてる、顔色とかでサイン出すんだって」
「…そう」
「で、なんだって?」
「渚、お前サイン表もらってたよな?」
「うん、えーと、①青緑⇒②紫⇒③黄土色だから…“殺す気で勝て”ってさ」
「確かに、俺らにはもっとデカい
「あいつら相手に勝てないようじゃ、俺らの先生は
「よっしゃ
「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」
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―――
『E組の攻撃、一番サード木村君』
「フン、まずは雑魚か」
「あ~、やだyだ、どアウェイで学校のスター相手に先頭打者かよ」
「ヌルフフフ、さぁ味合わせてやりましょう、殺意と触手に彩られた野球地獄を」
そして試合が開始したが…
ピッチャーである進藤の剛速球に一球目は流石に正義も棒立ちだった…
「やっぱり速いから棒立ちだったのかな?」
「約140㎞/hか…プロとしても通じなくはない速さだ…ストレートに限ってはな」
「向こうは完全に油断しきっている…そこにこそ付け入るスキがある」
「うん…ただ…」
「ただ?」
「龍哉達の性というかおかげで…」
「「「「「「「あの球ぐらいなら怖くなくなったんだよ」」」」」」」
「そう…(やり過ぎたとは思っていないがな)」
そして2球目は正義がバントでピッチャーとファーストの間に上手く転がしたため一瞬内野は誰がとるか迷い、しかも正義はE組1の俊足(同着で龍哉)のため余裕でセーフとなる。
続く渚も3塁線に強いバントを転がしたため、あっさりと1、2塁まで進む。
これにかなり野球部、及び観客も動揺しており、悪い空気が蔓延している。
「杉野じゃまともな練習なんてできないのにって顔してんね~」
「でもよ、こっちにゃ超人3人に加えて…
殺せんせーは300Km/hの球を投げて、内野守備は分身で鉄壁を敷き、捕手の時はささやき戦術で集中を乱してきた。
なお、この時龍哉に対して実施した結果、練習そっちのけで暗殺されかけたため、即座に取りやめることとなったのは余談である。
それに慣れた頃、偵察に行っていた竹林と律の情報から進藤のストレートを見極め、それを狙ってバントする作戦をとったのだ。
ただ、それだけでは甘いと秀治の
それゆえ、3番打者の悠馬も難なく決めてE組はノーアウト満塁というチャンスをつかむ。
4番の友人もバントの構えをとる。
その様子に進藤は動揺し、自分が本当に野球を行っているのか分からなくなってくる。
したがって、内角高めのストレートと相当打ちやすい球を投げてしまう。
(純粋な野球の実力じゃ俺はお前にかなわねー、でも…たとえ弱者でも狙いすました一刺しで、仕留めることが出来る!!)
その球を見た友人は素早くバットを両手で握り、
その打球は
「顔色が優れませんね寺井先生、お体の具合が悪いのでは?」
そこに野球部監督が声をかけられ、振り向いた先にいる人物に驚愕する。
「すぐ休んだほうがいい、部員達も心配のあまり力が出せていない」
その言葉に反論しようとするも、その人物から放たれる
「病気でよかった、病気でもなければ…こんな醜態をさらすような指導者が…私の学校に在籍しているはずがない」
すさまじく恐ろしさを感じる言葉を聞き、野球部監督は気絶する。
「ああ、やはりすごい熱だ、だれか医務室へ
出てきた人物にE組の面々もまた驚愕する。
「審判タイムを…なぁに、少し教育を施すだけですよ」
野球部の監督として、浅野理事長が現れたのだった…
龍哉「あとがきコーナー・第十一回、進行の龍哉だ」
陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」
正義「ゲストの木村正義です」
龍哉「正義って訓練以外でそんなに絡まないよな?」
陽菜「そうだけどさ、そういう描写無いからわかんないよね」
正義「ああ、どっちのほうが(足が)速いのかよく勝負してるのにな」
龍哉「そんじゃ本題行くぞ」
『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』
龍哉「今回のゲスト、正義が変身するであろうライダーは…これだ!!」
仮面ライダーサソード(原作:仮面ライダーカブト)
龍哉「仮面ライダーカブトに登場する、中二、じゃなくて神代剣がサソードゼクターとサソードヤイバーを使って変身する仮面ライダーだ」
陽菜「何でこれ?」
正義「俺も気になるな、共通点0じゃねーか、変身者との」
龍哉「選択理由はどっちかと言うと仮面ライダーの能力だな」
陽菜「あ~、スピードあるし剣使いってところからか」
正義「あ~、そうなると納得、銃も使えないわけじゃないが、近接のほうが成績いいからな」
陽菜「でも言動的はこれカルマ君のほうが似合ってない?「俺は神に代わって剣を振るう男だ」なんてさ」
龍哉「いや、でも正義の本名」
陽菜「木村ちゃんごめん」
正義「謝るなぁぁぁぁぁ!!その気遣いがきついわ!!」
龍哉「悪い悪い…それではこれで今回は終了、次回は桃花さんだ」
龍哉・陽菜・正義「それでは次回もお楽しみに!!」