今回の話は以前の「才能の時間」の後半にあたります。
新規ではなく申し訳ない。
―――特状課
「!!皆、ロイミュードの出現情報だ…場所はエーと…椚ヶ丘中の山の中だって!!」
「ふむ、確かそこは龍哉のいる隔離校舎のところだったはずだ…なぜそこに…」
「もしかすると、最近警察内部でも話に出ていたある存在の性かもしれません…龍哉ちゃん達を放っておくわけにはいきません」
「泊さん、早く行きましょう」
「ああ…あれ?チェイスは?」
「もう行っちまったぞ~」
「「早っ!!」」
その後、進ノ介と霧子はクリムと共にトライドロンでE組に向かった。
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―――特状課駐車場
「『は?』」
「だから、この間新しく俺達の仲間になった龍哉のいるところでロイミュードが出現した、倒しに行くのにお前にも協力してほしいといっているんだ、剛」
「『いやいやいや、この間あいつめっちゃ強かったじゃねーか、それに、何でお前が俺の連絡先知ってんだよ!!』」
「この間霧子に聞いておいた、それに、確かにあいつは強い、だが、
「『あーそうか「場所は送っておいた、来るか来ないかはお前次第だ…それと、恐らくそいつらにはナンバーがない」は?』」
「この間、ナンバーがないタイプのロイミュードがいた、龍哉曰く研究資金の出資者が見返りとしてデータをもらい、作成した可能性があるそうだ」
「『なんでそれを俺に言うんだよ!!』」
「お前は全てのロイミュードをぶっ潰すのだろう?だからこうして教えている」
「『お前もロイミュードだし!!だーっ!!分かったよ!!』」
「了解した、俺もすぐに向かう」
チェイスは剛に連絡をとり、互いにすぐにE組に向かうことになった。
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―――E組校庭
ここでは龍哉VS
「ハァ!!ズァ!!デリャァ!!」
龍哉の一撃で次々に3体のロイミュードが吹っ飛ばされるが…
「そらそらどうしたよぉ!!」
「ちぃっ!!」
鷹岡が変貌したロイミュードはそいつらを囮として使い龍哉に攻撃してくるためとどめを刺せず、結果泥沼の状態に陥っていた。
(くそ、下級オンリーだが、奴がとどめ用のエネルギーを充填する暇を与えてくれないから数を減らせない…)
(くくく…このままつぶしてやるよぉ…)
このまま龍哉が体力切れで負けてしまう、もしくは…
「確かに強い…だが…これでどうだ!!」
鷹岡の指示の下、全ロイミュードが避難した生徒達の方に銃口を向けて光弾を放つ。
「チッ!!」
龍哉は素早くベルト上部にあるシフトアップボタンを4連打する。
「(バ、バ、バ、バースト!!ブーストアップ!!)」
その音声と共にバーストにエネルギーがみなぎり、光弾よりも早く全員の前にたどり着き…
ガガガガガガ!!
「ぐぅぅぅぅ…」
「「「「「「「「「「「龍(哉)君(哉君)(覇月)!!!!!」」」」」」」」」」
その身を盾にして全員をかばい、ダメージの大きさから膝をついてしまう。
「ぐ…」
「安心しろよ…俺がそいつも有効活用してやるからよぉ!!」
その声と共に鷹岡がとどめを刺そうとするが…
「ハァッ!!」
「(ゼンリン!シューター!!)」
ダダダダダダダダ!!!
突如マッハが現れ、ゼンリンシューターで龍哉―バーストを援護する。
「大丈夫か!…あれがチェイスの言っていた」
「はい…ええ、ナンバーなし…ロイミュード開発に出資していた連中が作ったと思われます」
「そうか…たとえ作ったのが誰だろうと…ロイミュードは全て俺がぶっ倒す!!」
「協力します…あいつらは…俺の母さんがベース思考プログラムを作った…だから、親が残した負の遺産は…俺が清算する!!」
「!!…お前も…なら協力して、一気に行くぞ!!」
「はい!!」
マッハとバーストは互いが互いを援護しあうことで数の上では半分でも五分以上の状況に戻す。
「な、な、な…」
「これが、俺達の力だ」
「観念するんだな」
「ふざけやがって…これで…どうだ!!」
「!!」
「しまった!!」
追い詰められた鷹岡は他のロイミュードからエネルギーを集めて巨大なエネルギー弾を生徒達や烏間先生がいる方へ放つ。
しかし…
キュキュキュキュキュキュキュキュ!!!
上空から連続でエネルギー弾が巨大エネルギー弾に打ち込まれて速度が遅くなったところに
「ヒッサツ!!フルスロットル!!マッテローヨ!!………イッテイーヨ!!」
その音声と共にチェイサーが上空からシンゴウアックスを振り下ろしてはじき返し、相手の元に戻った巨大エネルギー弾が爆発する。
そしてそのダメージは大きく、全員が地面に倒れ伏した。
その隙に全員が合流する。
「チェイスさん!!」
「ってことは…やっぱり、進兄さんに…姉ちゃん…」
「すまない、遅くなった」
「大丈夫か!?2人共」
「いえ、むしろナイスタイミングでした…俺も剛さんも間に合いそうになかったので」
「霧子、君は他の人達を頼む」
「俺からもお願いします」
「はい…あ、剛…」
「あ…」
霧子はクリムと龍哉に生徒達を頼まれ、行こうとする前に剛に声をかける。
「あなたが、何か悩んでいる…でも、そのことで…今、あなたは私達と距離を置いているんでしょう?」
「…姉ちゃん…」
「だから、そんなあなたに、一言だけ言わせてもらうわ…あなたには、皆が、私がいるわ…だから、1人で出来ないことがあったら、ちゃんと頼って…」
「…うん、分かったよ、姉ちゃん…」
「さて…さっさとあいつらをぶっ倒さないとな」
「…指揮している奴は…俺にやらせてください…」
「龍哉?」
「分かった、他の奴らは俺達に任せろ」
「おい、チェイス何を勝手に」
「龍哉は引かない、だったら、その意をくんでやるべきだ」
「そうだな、いくぞ、剛!!」
「あーもう!!分かったよ!!」
その間に向こうも立ち直り、再度攻撃態勢に入る。
だが、ドライブ、マッハ、チェイサーが下級ロイミュードに、龍哉が鷹岡に挑みかかる。
「ハァッ!!」
「フン!!」
「ウォリャ!!」
先程までバーストが苦戦していた3体の下級ロイミュードを一気に追い詰めていく。
また、一方で…
「なぜだ…なぜぇ!!」
「分からないか?お前には『信頼』も『仲間』もないからだ」
「なんだと!!」
「他の仮面ライダー達が来てくれたのは、俺を『仲間』と思っているからだ…もっとも、ロイミュードを倒すのがある意味存在意義だからどうあっても来てくれただろうがな」
「そんなことはない!!」
「たとえ、ここに出たのがロイミュード以外だったとしても、俺達は駆け付ける」
「我々は『仲間』だ、剛も龍哉も、だから、君達が危機に陥った時は必ず助ける!!」
「進兄さん、クリム…チェイス」
「私も、同じです!!」
「姉ちゃん…」
「ふざけるな…ふざけるなぁ!!ああぁァァァぁァァァぁ!!!!!」
仮面ライダー達の『絆』を見て鷹岡の体にさらに変化が起きる。
「これは…!!」
「まさか!!」
幾何学的な文様が浮かび上がりさらに変化し、2門のバズーカ砲が付いた牛のようなロイミュードに変化する。
名づけるなら―ビーフバズーカロイミュード
「ナンバーなしでも進化体ロイミュードになれるのか!!」
「まずいな…一気に片付けて龍哉の援護に向かう!!」
「だな!」
「だから何でお前が仕切ってんだ!!同意見だけどよ!!」
鷹岡の変化にドライブ、マッハ、チェイサーの3人は驚き、すぐに援護に向かおうとするが、下級とはいえ相手はロイミュード、倒すのは時間がかかる、そう判断した鷹岡はすぐにバーストを攻撃して始末しようとする。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
両肩のバズーカ砲にエネルギーが充填され、発射される…
「なっ!!」
「いかん!!」
「ヒッサツ!!フルスロットル!!バースト!!」
「俺のこの掌が輝き吠える!!仲間の、大切な人達を守れと雄たけび上げるぅ!!
だが、ビーフバズーカロイミュードとE組の生徒達の間に必殺技を発動させたバーストが割り込む。
「龍君!!」
「龍哉!!」
「うぉぉぉぉぉ!!(俺は失いたくない…かけがえのない仲間を)」
その時、龍哉の脳裏には進ノ介やチェイス、霧子に剛といった特状課の面々と烏間先生といったE組の生徒の一部が浮かびあがる。
(―――何にも変えられない友を!!)
龍哉の脳裏に今度は渚、カルマ、友人に有希子、愛美、カエデといった名前で呼び合っている友達の顔が浮かび上がる。
(そして―――この世で一番大切な
龍哉の脳裏に笑顔の陽菜乃が浮かび上がる。
(見えたぞ、水の一滴!!)
その瞬間に目を見開いて力をこめ、バーストフィンガーでエネルギー砲を相殺、爆散させ、周囲に煙が充満する。
だが、傍目にはバーストが攻撃を食らってしまったようにしか見えなかったため…
「!!リ、龍哉!!」
「龍哉君!!」
「!!きさ…邪魔だ!!」
「くそが!!」
それを見たドライブ達がビーフバズーカロイミュードに向かおうとするが今まで相手していた下級ロイミュードに邪魔される。
当然、同じようにビーフバズーカロイミュードこと、鷹岡も思うため…
「ふっ…ふははははは!ざまあねえぜ!!」
勝利の高笑いをしていた…だが…
「誰がだ?」
そこに、龍哉の、バーストの声が響いた。
「!?」
「龍哉君!?」
「無事だったのか!?」
「ええ…とんでもないパワーアップ付きでね!!」
煙を払って出てきたバーストの体は…超進化体ロイミュード同様
「え、ええええ!!」
「あれは…」
「あれぞまさしく…明鏡止水の境地…龍哉の奴め、父同様こんな土壇場で覚醒するとはな…」
「それってどういう…」
「ありとあらゆる感情を乗り越えた先にあるもの、それが明鏡止水の境地…素質はあったが今一歩のところで乗り越えられなんだが…」
「陽菜乃を含めた友達や仲間が危機に陥ったのを救うためにか…龍哉らしいわね」
「ああ」
「ば、バカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカな」
余りの事態に鷹岡も混乱している。
「進ノ介さん、クリムおじさん、剛さん、チェイスさん、あとは全部俺に任せてください」
「何!!」
「もう…こいつらは…俺1人で十分です」
「っ…調子に…乗るんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
龍哉のその発言に鷹岡が怒って3体の下級ロイミュードを伴って突進してくる。
「龍君!!」
「大丈夫さ、陽菜乃…安心してそこで見ててくれ」
「!!!…うん!!」
「行くぞ!!流派東方不敗の名のもとに!!」
掛け声とともに龍哉は右手を突き出す。
「俺のこの掌が輝き吠える!!仲間の、大切な人達を守れと雄たけび上げるぅ!!
そこまで言ったところで技を放たず、腰だめにエネルギーをためる。
「!!龍哉め、あれを撃つ気か!!」
「あれって…なんですか?」
「龍哉が撃とうとしているのは、我が流派東方不敗が最終奥義…その名も」
「石破!!
龍哉から放たれた『驚』と付いた強力なエネルギー弾は鷹岡を筆頭とするロイミュード4体を飲み込み、一撃で全員をコア毎倒しきる。
「…………」
余りの威力に秀治を含めたその場にいた全員が呆然としてしまう。
「あれが…石破天驚拳…凄まじい威力ですね」
「…儂でもあれほどの威力のものは撃ったことが無い…龍哉め、よもやここまでとはな」
そして、着弾点には威力の余波の性か、服装がボロボロになってのびている鷹岡がいた。
それにドライブが近づき…
「鷹岡明、機械生命体措置法に基づき、貴様を逮捕する!!」
「進兄さん、気絶しているから聞こえてないって」
「周りの人に聞こえるように言わないといけないのよ、剛」
「え、そうなの?」
「そうだったのか」
そんなやり取りの後、鷹岡はそのまま進ノ介達に連れられて警察へ連行されていき、今回の騒動は終端を迎えたのだった。
龍哉「あとがきコーナー・第十四回、進行の龍哉だ、今回もまた特別編だ」
陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」
龍哉「今回は一部の解説と俺専用の武器についてだ」
陽菜「まずは…鷹岡先生がバイラルコアを持っていたことについて?」
龍哉「ああ、と言っても簡単な話、ただ殺せんせーを狙う連中が鷹岡に渡したってだけなんだがな」
陽菜「それってつまり、殺せんせーを狙う人達 = あのロイミュードを開発した人達ってことだよね?」
龍哉「ああ、だがそれだけじゃない…つまり、ロイミュード開発に出資していた人達が殺せんせーを狙う謎がついてきたんだからな」
陽菜「どうして殺せんせーを狙うんだろうね?」
龍哉「大方賞金目当てだろうな…それ以前に、どうして殺せんせーの事を知ったのかが気になるがな、俺は」
陽菜「あ、そっか、国家機密だもんね…どうしてだろうね」
龍哉「まぁ、この辺はおいおい本編で明かすとよ(by作者)」
陽菜「次は…龍君が撃った『石破天驚拳』の威力だよね?」
龍哉「まぁ、今回は単純に気が高ぶってたのもあったんだけど…まぁ普段でも下級ロイミュードなら生身でも破壊できる威力がある」
陽菜「…それって単純に仮面ライダー達の必殺技クラスだよね?」
龍哉「まぁな、ちなみに今回ので鷹岡&下級ロイミュード以外に被害はない、地面にあたってないからな」
陽菜「後付け設定くさすぎるよ…最後は龍君の専用武器についてだね」
龍哉「名前は「コウリンブレードブラスター」…ドア銃やハンドル剣ほどじゃないが…りんなさん…」
陽菜「ま、まぁまぁ、それで、龍君用にいろいろ調節してあるんだよね?」
龍哉「ああ、ま、俺の気をまとわせて切れ味を上げる、気を弾としてはなてるぐらいだがな」
陽菜「(それで十分すぎるような…)あ、武器使っての必殺技は?」
龍哉「本編で描写するからカットだと(再びby作者)」
陽菜「まぁ、今回はほぼ1万字だったからしょうがないか」
龍哉「それではこれで今回は終了、次回はいつも通りの予定だ」
龍哉・陽菜「それでは次回もお楽しみに!!」