暗殺教室~拳法家の青春物語~   作:GGG-EX

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これからの展開の都合上、タイトルを変更しました。

とはいっても主流戦術に流派東方不敗に他の拳法が加わるだけなんですけどね…

この先も応援、評価、感想等よろしくお願いします!


夏の時間

―――特状課

 

「なるほど、そういうことですか」

 

「はい」

 

今しがた、烏間先生から本願寺さんを筆頭に特状課メンバーに殺せんせーについて説明がなされていた。

 

これは先日逮捕された鷹岡が取り調べの際に殺せんせーベラベラげろったためで、決して龍哉達の本意ではないことを付け加えておく。

 

「そんな生物がいるとはな」

 

「未だに信じらんねー」

 

「ですが、龍哉ちゃん達の目は嘘を言っていません」

 

「そうですね」

 

「あ、じゃあもしかしてこの噂ってその殺せんせーの事じゃない?」

 

「「え?」」

 

究ちゃんから展開されたネット上で椚が丘市近郊で起きている不審者の噂の事を聞いた。

 

内容は…

・黄色いタコを目撃した

・コンビニスウィーツを買い占める黒ずくめの男

・Gカップの女性が「ヌルフフフフフ」という声がして後ろを振り向くと誰もいなかった

 

というもので、当然…

 

「あのタコ…(怒)」

 

「はぁ…(呆)」

 

烏間先生は怒り、龍哉は呆れ果てる…そして、その反応(リアクション)で全員そいつが噂の人物で実在することを確信した。

 

「とりあえず、このネット上の噂は律に消させます」

 

「頼む」

 

「律?」

 

「母さんが俺の我儘を叶えるために作ってくれた電子データ上にいる妹で…あ、チェイスさんとはある意味俺も含めて兄弟みたいな感じですね」

 

「…ああ、そういえば、龍哉の母親がチェイスの基本データを作ったんだもんな」

 

「なるほど、そう言われれば確かにそうだ」

 

「おいおいマジか…」

 

「なるほど、では龍哉ちゃん、実は、今追っているロイミュード関連でチェイスちゃんに協力してもらいたいのですが…如何せん、どうにもならない部分がありまして…」

 

「協力できることなら、なんでも」

 

「では……」

 

真剣な表情になった本願寺さんに全員が息をのむ…そして告げられたのは…

 

「チェイスちゃんが免許を取得できるよう、戸籍を準備してください」

 

がたたたたっ!!

 

告げられた内容にその場にいたほぼ全員がずっこける。

 

「それは…重要なんですか?」

 

「ええ、今追っているのはロイミュード006、彼は車でデートしているカップルの女性を狙ってさらっていく誘拐犯罪を行っています」

 

「…はい?」

 

「それで、我々は囮捜査を行うことにしたのですが…」

 

「囮になれるのが進ノ介さんと霧子さんだけ、ですか」

 

「追田警部補とりんなちゃんにも協力してもらっていますが、人手は多いほうがいいので」

 

「なるほど…分かりました、やってみます」

 

「お願いします」

 

「となると、龍哉君とチェイスは兄弟になるのね」

 

「そうだな」

 

「おいおいおいいいのかよ」

 

「俺は構いません…正直言うと、『兄』がいるのに…ちょっとあこがれてて」

 

「俺が『兄』でいいのか?」

 

「見た目でいくと俺が『兄』じゃ違和感しかないですし…そうすると学校に通うことになって中々出動できなくなりますよ」

 

「なるほど、確かにそうなると困るな」

 

「ね?だから『兄』はチェイ兄さんで」

 

「ああ…待て、どうしてそう呼ぶ?」

 

「え?だってもう決まったことだし…いやだった?」

 

「いや、少し驚いただけだ」

 

「ならいいね」

 

「ふぅ…今後ともよろしくな、龍哉(・・)

 

「うん、チェイ兄さん」

 

この話によりホンワカした空気が流れていく特状課だった。

 

その後、剛がちょっと羨ましそうにチェイ兄さんを見ていたことに気づいた龍哉が剛も同じく「剛兄さん」と呼んだら可愛がられた。

 

加えて「剛君の事を兄呼びするんなら霧子ちゃんは姉だね」と言う究ちゃんの言葉と、「そういえば、剛は泊進ノ介を「進兄さん」と呼んでいたな」というチェイ兄さんの言葉に2人の事も霧子姉さん、進兄さんと呼んだら同じく可愛がられた。

 

最後に本願寺さんから剛兄さんに加えて龍哉も免許取得の要請がきたため、烏間先生との相談の元、龍哉も要請を引き受けた後、資料という名の教材をもらい、特状課を後にしてE組に向かうのだった。

 

==========

 

―――E組校舎

 

ちょうど社会の時間が終わり、次は体育のプールの時間に龍哉達は学校についた。

 

「おはようございます…って皆何してんの?」

 

「あ、龍哉、いや、殺せんせーが今からプールだけど裏山に小さい沢があるからそこに涼み行こうって」

 

「で、今から水着に着替えんだよ、行こうぜ」

 

「…まぁ事情は理解した、今から行くよ」

 

そうして全員着替え終わり、殺せんせーの後についていく。

 

「裏山に沢なんてあったんだ」

 

「一応な、つっても足首まであるかないかの深さだぜ」

 

「そんなところで水かけ遊びしたら余計に暑くならないか?」

 

「そういう覇月は平気そうだな」

 

「心頭滅却すれば火もまた涼し、だ」(背中は汗まみれ)

 

「「「「「「「「「「「やせ我慢か!!つーか汗かき過ぎ!!」」」」」」」」」」

 

「そういや渚君、この前凄かったらしいじゃん、見ときゃよかった渚君の暗殺!」

 

「ホントだよー、カルマ君面倒な授業はサボるんだから」

 

「エーだってあのデブ嫌だったし」

 

「でもその後の龍哉君の活躍も格好良かったです」

 

「うん、正直いなかったらと思うとぞっとするわ」

 

「はは、まぁああいうことがあると思ってたからなったわけだしね」

 

「そういえば、今日はどういうお話だったの?」

 

ここで陽菜乃が龍哉に今日遅れてきた理由の核心に迫る。

 

「まぁまずはこないだ逮捕した鷹岡が殺せんせーの事げろったからそのことに対する説明と、今後の作戦とかで必要になるからって俺に運転免許取れって要請だった」

 

「え、龍哉運転免許取るの?」

 

「一応な、とはいっても仮面ライダーとして行動する時にしか使えないとかいろいろ制約もつくだろうけど」

 

「え~~」

 

「そんな不満気な声をあげられても…法律上15歳は取れないんだから、使えるようにしてもらえるだけでもありがたいんだよ」

 

「それはわかるけど…」

 

「陽菜乃ちゃんは龍哉君とドライブデートできないから不満なんだよね?」

 

「う…」

 

「はぁ…ついでに言っておくと2人乗りとかは免許取って1年、初心者期間すぎないと出来ないから、どっちにしろしばらくは待ってもらわないいけないぞ」

 

「うぅ~~(泣)」

 

「まぁまぁ倉橋さん、龍哉もしたくないわけじゃないんだし、我慢しなよ」

 

「分かってるけど…うぅ~」

 

「…今度ふれあい動物園とか八景島シーパラダイスに連れて行ってやるから、機嫌なおせよ」

 

「…熊やイルカのぬいぐるみ」

 

「抱き枕みてーな大型サイズでいいか?」

 

「ん、我慢する」

 

そしてこれまでの様相を見ていた周りの生徒達は…

 

「「「痴話げんか乙」」」

 

という感想を漏らしたのだった。

 

それとほぼタイミングを同じくして殺せんせーが皆に話しかけた。

 

「さて皆さん、さっき先生は言いましたよね、マッハ20でも出来ないことがあると」

 

「出来ない事…大気圏離脱?」

 

「え、出来ないの?」

 

「全ての条件を加味すると最低でもマッハ23以上は必要だよ」

 

「…あれ?」

 

「覇月君!!そもそも生身で言ったら普通に焼け死にます!!と言うかそういう話ではありません!!プール関係です!!」

 

「プール関係って…ただ本校舎まで移動するだけ…あ、見られないようには確かに無理か」

 

「それもありますが…そもそも1日がかりになってしまうんですよ」

 

「1日って…大袈裟ですよ、E組校舎(ここ)から歩いて20分程で…」

 

「おや、誰が本校舎に行くといいました?」

 

「え?」

 

「水音…まさか…」

 

殺せんせーの奥に全員で走って行くとそこには…

 

「何せ小さな沢をせき止めたので…水が溜まるまで20時間!」

 

全員がそこにあるプールに驚いている。

 

「ばっちり25mコースの幅も確保、シーズンオフは水を抜けば元通り、水位を調整すれば魚を飼って観察できます…制作に1日、移動に1分、後は1秒あれば飛び込めますよ」

 

その言葉にジャージの上着を脱ぎ…

 

「「「「「「「「「「い…いやっほぉう!!」」」」」」」」」」

 

大半の生徒が我先にと飛び込んでいった。

 

もっとも…

 

「ちょっと、皆!!」

 

「準備運動せずに飛び込んで…足吊っても知らんぞ」

 

「でも、こういう事をしてくれるから殺せんせーって殺しづらいよな」

 

「まぁな…取り敢えず、吊った奴はちゃんと助けるか」

 

「「優先順位は付けないで、近い人からちゃんと助けてね」」

 

「…善処する」

 

と、委員長コンビと龍哉はちゃっかりしっかり準備運動を行うのだった。

 

==========

 

―――E組プール

 

ここでは全員が思い思いに楽しんでいた。

 

ビーチボールで遊ぶグループ、25mでガッツリ泳ぐもの、色々とやっていた。

 

その中で、カエデは唯一浮き輪でビーチボールを抱えて浮かんでいた。

 

「楽しいけどちょっと憂鬱、泳ぎは苦手だし…水着は体のラインがはっきり出るし」

 

「大丈夫さ茅野、その体もいつかどこかで需要があるさ」

 

「…うん岡島君、二枚目面して盗撮カメラを用意するのやめようか」

 

「同感だな、というわけで」

 

ゴグワシャぁ!!

 

龍哉が問答無用で大河のカメラを奪い取り、メモリーカード毎本体を殴り壊した。

 

「俺のカメラーーーーー!!」

 

「龍哉ナイス」

 

それから少しして別の方で…

 

「渚…あんた…男なのね」

 

「今更!!??」

 

「…まぁ仕方ない」

 

「いや、最初っから分かっててやるな!!そういう事!!」

 

「そうだ!!この際だから教えてやる、渚のって結構デカいんだからな!!龍哉もだけど!!」

 

「「えっ!!」」

 

「「大河(岡島君)!!!!!!なんで今そういうことを言うんだ(の)!!」」

 

「陽菜乃ちゃん、食いつき速いよ」

 

「倉橋はわかるけど、どうして中村も食いついた」

 

「ノリ」

 

「おいこら」

 

と、大河が自分の迂闊な発言の性で龍哉にアイアンクローで頭をがっちり握られるという悲劇に見舞われたりもした。

 

そんなことがありつつも楽しんでいたら…

 

ピピピピッ!!

 

「木村君!!プールサイドは走っちゃいけません!!転んだら危ないですよ!!」

 

「あ、す、すんません」

 

ピピーー!!

 

「原さんに中村さん!!潜水遊びはほどほどに!!長く潜ると溺れたかと心配します!!」

 

「は、はーい」

 

ピピっ

 

「狭間さん、本ばかり読んでないで泳ぎなさい!!」

 

ピーッ!!

 

「菅谷君!!ボディアートは普通のプールなら入場禁止ですよ!!」

 

その後も殺せんせーの吹く笛の音がピーピー響き渡るため…

 

((((((((((小うるせぇ…))))))))))

 

「いるよな、ああいう自分の作ったフィールドの中だと王様気分になる人…」

 

「うん、せっかくのありがたいものもありがたくなくなっちゃうよね」

 

「ヌルフフフフフ、景観選びから間取りまで自然を生かした緻密な設計、皆さんにはふさわしく整然と遊んでもらわなくては」

 

「カタい事言わないでよ殺せんせー…水かけちゃえ!!」

 

「キャン!!」

 

と、陽菜乃が水をかけた瞬間、殺せんせーから甲高い悲鳴が上がった。

 

「…え?」

 

「何今の悲鳴」

 

それを見て龍哉とカルマがこっそり殺せんせーの座っている監視椅子に近付き…

 

「きゃあ!!揺らさないで水に落ちる!!」

 

2人で交互に椅子をゆすっている…殺せんせーはよほど水に落ちるのが嫌なのか触手を椅子に絡ませて落ちないようにするのに必死だ。

 

これに全員はこう思った。

 

((((((((((…………!!殺せんせー、もしかして!!))))))))))

 

「…いや別に泳ぐ気分じゃないだけだし、水中だと触手がふやけて動けなくなるとかそんなんないし」

 

「手にビート版持ってるじゃん、てっきり泳ぐ気満々かと…」

 

「これビート版じゃありません、麩菓子です」

 

「「「「「「「「「「「おやつかよ!!」」」」」」」」」」

 

この時に大半の生徒が思った…この手はおそらく今までの中で一番使えると…

 

「水絡みの暗殺か…俺ららしい自由研究のテーマになりそうだな」

 

「だね」

 

「覇月君!!カルマ君!!いい加減揺らすのやめてください!!」

 

そしてその揺らす余波で波が大きくなり…

 

「!!あ、やばバランスが…」

 

浮き輪で浮かんでいたカエデがバランスを崩してプールに落ちてしまう。

 

「やっべ!!」

 

「ちょ…何してんだよ!!」

 

「おい、あいつ背ぇ低いから立ててねーぞ!!」

 

殺せんせーもなんとかプールサイドに下りてカエデを助けようとするが…

 

「(おろおろ)か、茅野さん、この麩菓子につかまって」

 

「「「「「「「「「「「掴まれるかぁ!!」」」」」」」」」」

 

麩菓子で助けようとしたためほぼ全員に突っ込まれた。

 

そんな全員をしり目に1人の女子生徒が颯爽とプールに飛び込み、カエデをクロスチェストキャリーで救い出す。

 

「はい、大丈夫だよ茅野さん、すぐに浅いとこに行くからね」

 

「助かった…ありがとう片岡さん!!」

 

「…フフ、水の中なら出番かもね」

 

と、メグさんがカエデを救助し、頼もしい発言をした直後…

 

「!!」

 

不意に陽菜乃が水中に沈みこんだ。

 

「陽菜乃ちゃん!!」

 

桃花が声を上げるとほぼ同時に龍哉が水中にもぐり、陽菜乃を抱えて水面に出てくると近くにカエデが乗っていた浮き輪がありその上に陽菜乃をお姫様抱っこしつつ立つ。

 

「「「「「「「「「「「いや待ってなんでそんな自然に立てるの!!??」」」」」」」」」」

 

「集中力とバランス感覚だよ、ってかやっぱしこうなったか…準備運動しないからこういうことになるんだよ」

 

とはいっても陽菜乃は吊った足の痛みで涙目でかつ痛みをこらえているため声が出せない。

 

「ま、反省しているならそれでいいけどね」

 

そう言いながら龍哉は器用にジャンプしてプールサイドに着地する。

 

「俺はこのまま陽菜乃の治療してきます」

 

そう言ってそのままプールから離れていく龍哉、その際にメグ、悠馬に口パクで『放課後』と伝える。

 

そのしぐさに2人が頷いたのを確信して、龍哉は陽菜乃を連れて保健室に向かった。

 

そして放課後、校舎とプールの中間地点でクラス全員に烏間先生、秀治が集合したのだった。

 

 




龍哉「あとがきコーナー・第十五回、進行の龍哉だ」

陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」

中村「ゲストの中村莉緒だよ~」

龍哉「中村って絡んだのは前回が実質初だよな」

陽菜「あ~、確かにそれまでほぼ出番0だったもんね」

中村「開幕早々きついお言葉で…」

龍哉「原作での活躍シーンは今後の期末と後半だからな…作者もいつ名前呼びにさせようかかなり迷ってるらしい」

中村「発言がメタいわ!!」

龍哉「まぁそんなのはどうでもいいしな…」

陽菜「確かにね~」

中村「2人共発言内容が前原ん時よりひどくない!?」

龍哉「うるさい黙れ変態覗き魔(中村)

陽菜「ちょっと黙っててよ盗撮覗き魔(莉緒ちゃん)

中村「いや、あの、その節は本当にご迷惑を…って2人共なんて書いて私を呼んだ!!それから私基本ボケキャラなのになんでこんなに突込みばっかさせられてんの!?」

龍哉「(無視)そんじゃ本題行くぞ」

『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』

龍哉「今回のゲスト、変態覗き魔(中村)が変身するであろうライダーは…これだ!!」

 仮面ライダーグリドン(原作:仮面ライダー鎧武)

龍哉「仮面ライダー鎧武に登場する、城乃内秀保がドングリロックシードと戦極ドライバーを使って変身する仮面ライダーだ」

陽菜「共通点は?」

龍哉「原作最後の殺せんせーへのスイーツ」

陽菜「あ~、確かに買えないし保存もそんなに長く効かないだろうから、盗撮覗き魔(莉緒ちゃん)が作ったと考えるのが妥当だよね」

中村「そこらへんは作者の創造でってまだそう呼ぶの!?いい加減にしてよ!!」

龍哉・陽菜「キスの時間で自分がしでかしたことを心の底から悔いるまでこう呼ぶのはやめない」

中村「息ピッタリだねコンチクショー!!」

龍哉「それではこれで今回は終了、次回は不破さんだ」

龍哉・陽菜・中村「それでは次回もお楽しみに!!」
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