片岡メグはカッコキレイ系女子だと思ってます。
倉橋陽菜乃はゆるふわかわいい系女子だと思ってます。
―――E組裏山山中
ここにE組の生徒達と烏間先生、秀治が集合していた。
イリーナ先生は諸事情によりおらず、殺せんせーは今までに何度かあったように外国スイーツを購入に行っている。
「…まず一番の問題は殺せんせーが本当に泳げないのかというところだ」
「湿気が多いとふやけるのは梅雨の時期に見たよね」
「さっきも…倉橋が水をかけたところだけふやけてた」
「とういうことは、もし仮に全身が水でふやけたら…」
「死ぬまではいかなくても、極端に動きが悪くなる可能性は…」
「かなり高いと思う…ふやけると体積が大きくなるから俺達の射撃もかなり当てやすくなるだろうしな」
「だからね皆、さっき龍哉君と磯貝君と相談して決めた方針は…」
「まず、この夏の間にどっかいいタイミングで殺せんせーを水中に引き込むか、叩き落す」
「
「どうしてそんなことが分かるの?」
「何度か暗殺を試みた時に、殺気なしで触手の破壊を優先した時に防御反応が遅かったんだ…それで何度か触手切り落としたことあるからな」
「あ~、そういえば龍君と一緒に暗殺した時にそんなことしてたね…」
「ってことは…」
「そう、そしてふやけて動きが悪くなったところを…」
「水中で待ち伏せていた生徒達でグサリ!ってことか」
「そして、水中にいるのが私だったらいつでも任せて、
「おお~」
「昨年度水泳部クロール学年代表、片岡メグ選手の出番ってわけだ」
「まず大事なのは、殺せんせーに水場の近くで警戒心を起こさせない事だ」
「とは言っても、夏は長いわ…じっくりチャンスを狙っていこう!!」
そのメグの言葉に大半の生徒が「おうっ!!」と気合の乗った返事を出す。
もっとも、一部の生徒達は遠巻きで見ているだけだったが…
「では、こちらでもそれに対応できる準備をしておこう…夏休み中に水場の近くの宿を貸し切る、などのな」
「ふむ、では儂は水場での戦い方を教えるのと…市之助と明に強力な水鉄砲の開発を要請しておこう」
「お願いします」
そうしてその場は解散となった。
三々五々立ち去る中…
「うーむ、さすがは「イケメグ」…」
「こういう時、頼れる度合いは龍哉とタメはるよなー」
女子委員であるメグは文武両道且つ面倒見が良い上に颯爽として凛々しい姿から…
「「イケメグ」ってよばれてるんだよ~」
「そうなのか…」
「さっき飛び込んで助けてくれた時とかさぁ、イケメンすぎて惚れそうになっちゃった」
「すげぇな…にしても」
「どうしたの?」
「なんであんなにすげぇのに
「それは…」
「ま、気にしてもしゃーないか…過去に何があったかは詮索しないほうがメグさんのためだろうしな」
「うん…そうだね」
==========
―――椚が丘駅前
この日、龍哉と陽菜乃はメグさんが殺せんせー対策に泳ぎの特訓をすると聞いてそれを見に行かれるのを防ぐため、出刃亀させるためにデートしていたのだが…
「律からの情報、どうやら見抜かれてたみてーだ」
「あちゃー」
「とは言っても渚からの暴露情報がある…巨乳女優の田出はるこってやつにセクハラもののファンレター送ろうとしてたみてーだ」
「う~、見たかった…渚ちゃんが追い詰めてるところ」
「確かに、面白そうだ…後、メグさんこっちの方に来るみてーだけど…浮かねー顔してたから様子を見といてくれってよ」
「ふ~ん、じゃ、メグちゃんの様子見に行こうか」
「だな、駅前のサイベリアだってよ…殺せんせーと渚とカエデさんも来るみたいだから、途中で合流だ」
数分後、龍哉達は渚達と合流し、こっそりメグさんの様子を窺っていた。
それを見て…
「…おい、メグさんの友達ってあれか?なんであんな寄生虫みたいなのと友達付き合い出来るんだ…」
「龍哉、いきなりそれ…」
更に聞こえてきたメグの友達の言葉に…
「龍君の寄生虫っていうの、あってる気がしてきちゃった」
「「倉橋さんまで!?」」
その後も会話している最中に、いきなり友達が立ち上がりメグに何かを告げ、気持ち悪い顔で涙を流してメグの手をなめた…
「ちょっと皆目ぇ閉じて離れてて、ちょっと真っ赤な雨降らしてくっから」
「ちょっと待って龍君」
(((倉橋さんいてくれてよかった)))
「私も行く、メグちゃんは私が庇っておくから思う存分やっちゃって」
「「「いや、倉橋さんもちょっと待って!!!」」」
龍哉がシバキに行こうとするのを陽菜乃が止めるのかと思いきや、友達の態度に憤っていたらしくむしろ率先して加担しようとしていた。
それには流石に渚達も止めに入る。
そんなやり取りをしている間にどうやら友達は帰ったのだが…
龍哉達の危機はこれが始まりなのかもしれない、なぜなら…
「説明、してもらえるよね」
尾行されて怒り心頭な状態のメグがいたのだから…
「ちゃんとするさ…こっちも、ちょっといろいろ聞きたいしな」
==========
―――椚が丘住宅街
そのまま帰宅することになった5人と殺せんせーはメグから話を聞いていた。
「去年の夏にね、同じ組だったあの子から泳ぎを教えてくれって頼まれたの」
「なんで?普通は授業で習うよね?」
「好きな男子含むグループで海に行くことになったらしくて、カッコ悪いところ見せたくないからって…しかも金づちに近いらしくて、ね」
「はぁ~、しっかし、海で泳ぐのに…そんなのはいらなくないか…むしろ溺れないようにする方が必要じゃないのか?」
「そうかもね…で、1回目のトレーニングで何とかプールで泳げるくらいには上達したんだけど…でも、なんだかんだ理由付けてそれっきり練習に来なくてそのまま海に行っちゃった」
「…なんで?」
「ちょっと泳げてもう十分だと思ったんでしょうね…元々反復練習とか大嫌いな子だったし」
「で、結果は?」
「案の定、海流に流されて溺れちゃって救助沙汰に」
「海流が原因ならメグちゃん悪くないんじゃ…だって、そんなところで泳いだのが悪いと思うんだけど」
「同感…と、言いたいがそもそも海流を見極めるなんて航海士とかしかできん…もっとも練習しなかったそいつが悪いんだからメグさんに非はないな」
「そう言ってくれてありがとう…でも、それ以来ずっとあの調子、「死にかけて大恥かいてトラウマだ」「役に立たない泳ぎを教えた償いをしろ」って」
「「律(っちゃん)、ちょっとあの女の居場所調べて」」
「「「何しに聞く気!?」」」
「「ちょっと記憶を失わせようかと…」」
「「「絶対だめ!!」」」
自業自得なのに完全にメグのせいにしていることに龍哉と陽菜がキレて襲撃しそうになるのを全員で必死に止めた。
何とかなだめすかすと、渚が続きを促す。
「それで?」
「テストの度につきっきりで勉強教えている間に…私のほうが苦手科目こじらせちゃってE組行きよ」
「そんな…彼女ちょっと片岡さんに甘え過ぎじゃない?」
「むしろ依存って言ったほうが正しいな…下手すりゃ高校、大学と付きまとわれるぞ」
「いいよ、こういうの慣れっこだか「ゴッ!!」っ~~~~~(涙目)」
まるでそれはしょうがない、とあきらめたような表情のメグの頭に龍哉が容赦なしに拳を落とした。
((((い、痛そ~))))
「メグさん、そいつは間違ってるよ」
「…どうしてよ、龍哉君にそんなことは…」
「正直に言って、陽菜の告白に答えるのは、すごく悩んだからな…陽菜の優しさと愛情に依存するんじゃないかって」
龍哉の言葉に全員が目を見開く…特に陽菜乃は驚いていた。
「陽菜は俺が本当に欲しいもの与えてくれた…だけど、それを与えてもらうだけの、依存しているだけの関係になってしまわないようにはならないよう気を付けてるんだ、こうして付き合ってもね」
「龍君、そうだったんだ…」
「ああ、依存することと、愛し合う事とか、想い合うことは違ってるからな…もっとも友情とかでも一緒だけど」
「フフフフフ、覇月君はしがみつくのではなく、自分で泳ぐ道を選んだんですね」
「ええ、じゃないと相手に失礼ですから」
「覇月君の考え方は立派です、片岡さんもそうしたほうがいいですよ…こうなってしまう前にね」
そう言って殺せんせーは素早く紙芝居を描く、そのタイトルは…『主婦の憂鬱』
内容はダメ夫(なぜかモデルは悠馬)を止めようとする妻(モデルはメグ)、だが夫は好き勝手…
そしてピンチになると泣きついて「お前がいないとだめだ」と言われてそれに絆される、というもので…
(((((今のメグ(片岡さん)(ちゃん)(私)だと十二分にあり得る)))))
「いわゆる共依存と言うやつです、あなた自身も依存されることに依存してしまうのです」
「…そういうのって家庭環境とかも問題あるんですか?俺のも家庭環境が原因に近かったですし…」
「一概にそうとは言えませ「「あ」」…思い当たるフシがあるんですか?」
「えっと…メグちゃんのお兄ちゃんが…」
「うん、ちょとダメなところというか…間が抜けてて頼りないところがあって…」
「…もしかして、そのお兄さんのフォローをよくしているうちに…」
「他の人を優先して自分の事を疎かにしがちになってしまった、というわけでしょうねぇ…そして、そんな人がいると放っておけなくなってしまったと…」
「ほとんどそうとしか言えません…」
そう言って落ち込んでしまったメグに思わず龍哉と陽菜乃は肩をポンッと叩いてしまう。
「片岡さん、先程のお兄さんの話からも、あなたの面倒見の良さや責任感は本当に素晴らしい…ですが、時には相手の自立心を育てることも必要です」
「確かにな…お兄さんと言い、さっきの友達といい、メグさんがいなくてもいい状態にしてやるのがいいな…メグさんにはメグさんの生き方ってもんがあるし」
「ええ、「こいつならどんなにしがみついても沈まない」そう思うと人は自力で泳ぐのをやめてしまいます、それはしがみついている人のためになりません」
「………どうすればいいのかな、殺せんせー」
「決まっています、彼女が自力で泳げるようにすればいい」
「そうか、そいつのトラウマ払拭してやれば、これ以上メグさんに付きまとうことはない」
「ええ、1人で背負わず先生に任せなさい!!このタコが魚も真っ青のマッハスイミングを教えてあげます」
そういうと同時に殺せんせーは水着に着替える。
「…泳ぎを教える?」
「自分の身体能力を基準に体育をやる殺せんせーが?」
「「無理無理、絶対無理」」
「覇月君、倉橋さん、いったいどういう意味ですか!?」
「「そのままの意味です」」
「ヌルフフフフフ、そう言って油断していると痛い目を見ますよ」
「まぁそれはどうでもいいんですけど」
「「どうでもいいの!?」」
龍哉と陽菜乃は殺せんせーによる泳ぎ指導は無理だろうと即座に否定を入れる。
そのことに殺せんせーから注意を受けるがどうでもいいと受け流した龍哉に渚とカエデは思わず突っ込みを入れる。
「で、どうすんだよ殺せんせー、俺らはともかく、殺せんせーは国家重要機密なんだからそいつの前に姿出せねーぞ」
「「「あ…」」」
一番の問題点はそこだが…
「問題ありません、変装すればいいんですよ」
「よし、創介も巻き込もう、殺せんせーが用意するものより120%上のクオリティの変装を用意してくれる」
「それなら寿美鈴ちゃんに衣装を作るの頼もう、家庭科得意だし」
「そういや、調理実習にしろ、家庭科の成績よかったな…」
「そうだね、殺せんせーってちょっと抜けてるから…」
「中途半端な変装で私達ってばれても困るしね」
「あの、皆さん…」
「場所は?」
「もう俺んちをそういうのに使う事にしようぜ、広いし家族全員知ってるから変に隠す必要ないし」
「でも、ここまでしなくても…」
「「「「メグさん(ちゃん)(片岡さん)はちょっと黙ってて」」」」
「自分の事なのに!?」
そうして、張本人であるメグ(ついでに殺せんせーも)ほったらかしで龍哉が創介を、陽菜乃が原を呼び出して協力を仰いだ。
事情を知った2人はあっさりと乗っかり、こうしてメグを救うための作戦がスタートするのだった。
龍哉「あとがきコーナー・第十七回、進行の龍哉だ」
陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」
不破「ゲストの不破優月だよ」
龍哉「不破さんとは本編中で絡んだと思われる描写が1回あっただけなんだよな」
陽菜「あ、律ちゃんが市之助さん達にカスタムされたときだね」
不破「実際はマンガとかそういうのあんまり知らない覇月君にいろいろ貸してるんだけどね」
龍哉「その後に「これ出来る!?」って聞いてくるのは正直やめてほしいがな…」
陽菜「最近のイチオシは?」
不破「『NA○UTO』!!あとは『BL○ACH』!!」
龍哉「ここで『ONE○IECE』を出さない当たりある程度の分別はついてる…のか?」
陽菜「さあ~?」
不破「他にもやってほしいのはあるんだけど作者が主に読むのが上記の作品だからね、しょうがない」
龍哉「メメタぁ…そんじゃ本題行くぞ」
『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』
龍哉「今回のゲスト、不破さんが変身するであろうライダーは…これだ!!」
仮面ライダーディケイド(原作:仮面ライダーディケイド)
龍哉「仮面ライダーディケイドに登場する、門矢士がディケイドライバーとライダーカードを使って変身する仮面ライダーだ」
陽菜「まさかの主役級!?共通点は…」
龍哉「卒アル作ってるときのなりきりシーンから、後は洞察力の高さや不測の事態にあんまり動じないことかな、夏休みとかの」
陽菜「あ~、納得」
不破「おー、いいね、いいね!!あるのかな、漫画のカード!!」
龍哉「あるといいな(多分ないと思うが)」
不破「もしかしたらこっちに来るかな!?」
陽菜「作者曰く「特別編でだったら」だそうだよ、作中に出すのは流石にきついって」
不破「え~、それだと私出番ないじゃん」
龍哉「そこに不満を言うな…それではこれで今回は終了、次回は千葉君だ」
龍哉・陽菜・不破「それでは次回もお楽しみに!!」