暗殺教室~拳法家の青春物語~   作:GGG-EX

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今回で期末導入編は終わりです。

ちなみに龍哉は力の強弱は付けますし人に言われたらしますが、基本的に手加減はせずに全力で行くタイプです。


期末の時間:2時間目

―――本校舎図書室

 

ここでは悠馬、メグに誘われて渚、カエデ、愛美、有希子、中村、陽菜乃、龍哉、友人、千葉、速水が来て勉強していた。

 

とは言っても龍哉は友人と共に現在参考書を探しに席をはずしているが…

 

しかしそこに…

 

「おや、E組のみなさんじゃないか!」

 

その声に反応して全員が声のした方を向くと…

 

「もったいない、君達にこの図書室は豚に真珠じゃないのかな?」

 

五英傑の内浅野を除いた4人がその場にいた。

 

(うわぁ…)

 

(このタイミングで例の五英傑さん達か…)

 

(龍哉がいなくてよかった)

 

「どけよ雑魚供、そこ俺等の席だからとっと帰れ」

 

「なっ何をゥ!?参考書読んでるんだから邪魔しないで!!」

 

「…って茅野、何読んでるのさ」

 

カエデが読んでいたのは世界のプリンという本…龍哉に見られたらほぼ100%鉄拳制裁が飛んでくるのは想像に難くない。

 

「ここは俺等がちゃんと予約して取った席だぞ」

 

「そーそー、クーラーの利いた部屋の中で勉強するなんて超久々~」

 

「君達は本当に記憶力がないなぁ…この学校じゃE組はA組に逆らえないの!成績が悪いんだから」

 

「さっ…逆らえます!!」

 

「何…?」

 

「私達次のテストで全科目で1位を取るの狙ってるんです!!そしたら大きな顔させませんから!!」

 

「「「「奥田(愛美)さん」」」」

 

「口答えすんな生意気な女だ…おまけにメガネのせいでイモ臭い…ギシシシなぁ荒木!!」

 

「お、おぅ…」

 

((お前の方はメガネとかなく生理的に気持ち悪いことこの上ない))

 

((ちょっと荒木に同情する))

 

「腐すばかりでは見逃すよ小山、御覧、どんな掃き溜めにも鶴がいる」

 

「!!」

 

(((((あ、やばい…二重の意味で…)))))

 

「…そうだな、倉橋さんも久しぶりだねぇ…」

 

「ひっ!!」

 

((((((あ、小山死んだ))))))

 

「ギシシシ」

 

「もったいない…学力があれば僕に釣り合う容姿なのに、君うちに小間使いとして奉公に来ない?」

 

「い、いえ…あの…その…」

 

「……神崎さんって…」

 

「…うん、とことん男運ないよね(っていうか早く戻って来い杉野)」

 

有希子の髪を勝手に榊原が取り、陽菜乃に小山が迫ったその瞬間…!!

 

ヒュルルルル…ガガガガッ!!!

 

「「うグぉぉぉぉぉ……」」

 

頭上から分厚いハードカバーの本が落ちてきて…しかもその見開き側の角が直撃したのだ。

 

(((((((((あれは…痛い)))))))))

 

「うわ、龍哉の言った通りだった」

 

「アレ(小山の事)には石破天驚拳ぶち込みたかったんだけどな」

 

「やめてやれ…図書室がぶっ壊れる…木っ端みじんに」

 

「んじゃ友人、お前はあいつ(榊原の事)許せんの?」

 

「いや全く」

 

「だろ」

 

どうやら龍哉が勘で危機を察知して友人と協力して先程の事をやったようだ。

 

「陽菜、大丈夫か?」

 

「うん、大丈夫だよ龍君」

 

「(別に強がる必要は無いんだけどな…顔色悪いことも言わないでおくか)成績が全てなら…俺がいるから問題ないだろ」

 

「何…」

 

「あ~龍哉は中間1位だったもんな」

 

「「「「!!」」」」

 

「だからいいだろ」

 

「…そういえば…記憶を辿れば…そいつ(龍哉の事)だけじゃなくここにいる奴らの何人かは一概には学力なしとは言い切れない…磯貝悠馬、社会14位…奥田愛美、理科17位…茅野カエデ、国語28位…神崎有希子、国語23位…中村莉緒、英語11位…1教科だけなら…一応勝負できそうなのが揃ってるな」

 

「面白い、じゃあこういうのはどうだろう?」

 

「僕たちA組と君たちE組、5教科でより多く学年トップを取ったクラスが…負けたクラスにどんなことでも命令できる」

 

「どうした?急に黙ってビビったか?自信あるのは口だけか雑魚共」

 

「ギシシシ、なんならこっちは…命かけたっていいぜ?」

 

その瞬間、龍哉と陽菜乃が小山に、友人と有希子が榊原に、悠馬とメグが荒木に、渚とカエデが瀬尾にシャーペンや定規を首筋に…特に龍哉はちょっと本気の殺気を放って当てている。

 

「命を簡単に…賭けるな」

 

「じょっ…上等だよ受けるんだなこの勝負」

 

「あぁ…ただ、単純に1位を取った方が勝ちじゃない…」

 

「何?」

 

「同じ点数―例えば100点だな―を取った生徒が複数いる場合…数が多い側が勝ちだ」

 

「けっ…それだとお前達が不利だぜ…それを分かって言っているのか?」

 

「不利、か…思い上がりもほどほどにしておけよ」

 

「へん!!死ぬよりもきつい命令を与えてやるぜ!!」

 

そう言って来ていた4人は逃げ去るように去っていった…

 

そして、この図書室の騒動は…たちまち全校の知るところとなり、この賭けはテストの後の僕らの暗殺を…大きく左右する事になる

 

==========

 

―――E組教室

 

「こらカルマ君真面目に勉強やりなさい!!君も覇月君同様充分総合トップが狙えるでしょう!!」

 

「言われなくてもちゃんととるよ、あんたの教え方が良いせいでね…けどさぁ殺せんせー、あんた最近「トップを取れ」言ってばっかり…フツーの先生みたいに安っぽくてつまらないね」

 

「…………」

 

「それよりどーすんの?そのA組が出した条件って…なーんか裏で企んでいる気がする」

 

「企んでるんだろうな…勝った方が下せる命令はひとつだけ(・・・・・)、しかもその命令はテスト後に発表とか…おそらく何かしらの協定書とかにサインでもいれさせられそうだな」

 

「心配ねーよカルマ、龍哉、このE組がこれ以上失うモンありやしない」

 

「バカなこと言わないでよ岡チン、人間としての尊厳…あ、岡チンは捨ててたからないんだね、ごめん」

 

陽菜乃の言葉に全員が頷く。

 

「なんだよそれ!!……って全員納得してる!?」

 

「でも勝ったらなんでもひとつかぁ…学食の使用権とか欲しいなぁ~」

 

「…学食って…倉橋食いしん坊だな」

 

「「「「「「「「「「死ねくそ原」」」」」」」」」」

 

「お前は一生木でも食ってろ(言って椅子を投げつけた)」

 

「グゴガ!!」

 

「ヌルフフフ、それについては先生に考えがあります」

 

「それって…もしかしてこの学校のパンフが関係してるんですか?」

 

「ええ、とっても欲しいものを見つけました、これ(・・)をよこせと命令するのはどうでしょう?」

 

殺せんせーが見せたパンフのページを見て全員が驚愕の表情になる。

 

「君達は一度どん底を経験しました…だからこそ次は、バチバチのトップ争いも経験して欲しいのです」

 

「あ~だから最近はトップ狙えって言ってたのか」

 

「はい、先生の触手、そしてこれ(・・)(先程のパンフのページ)、ご褒美は十分に揃いました…暗殺者なら狙ってトップを()るのです!!」

 

そして、時間は過ぎていく…

 

それぞれの利害が交錯する期末テスト!!!!

 

ある者にとっての勝利は別のものにとっての敗北である!!

 

それぞれが自分にとっての勝利を求め…やってきた試験当日!!

 

==========

 

―――本校舎

 

「どーよ渚?ちゃんと仕上がってる?」

 

「中村さん…まぁヤマが当たれば…龍哉は?」

 

「ちゃんと、と言っていい状態になっていると思うよ…それに、獅子欺かざるってね」

 

「油断なくいく気だねぇ…渚も男ならしゃんとしな!!英語ならあんたも上位狙えるんだから!!」

 

「同感だな」

 

そう言って中村が渚の尻をたたき、龍哉は頭に手を置く。

 

「楽しみだな~~A組と無謀な賭けをしたんだって?」

 

「お前ら負けたらどんな命令されんだろうな~」

 

そう言ってからもうとしたモブのような2人の前にいる方に…ペン2本を鼻に突っ込んで思いっきりひっかく。

 

「うわ…」

 

「やるな、中村さん」

 

そして試験会場の教室に着く。

 

「さて…あたしらのテスト会場ここだよね」

 

「うん…あれ?」

 

((誰だ!?))

 

「ん?律役だよ」

 

「え?なんで龍哉が?」

 

「俺の妹だぜ?まぁどうしてなのかっていうと…」

 

「流石に理事長から人工知能の参加は許されなくてな、ネット授業で律が教えた替え玉を使うことで何とか解決した」

 

「そういう事、ちなみに彼女は烏間先生の直属の上司の娘さん、俺も昔あったことはある」

 

「そうなんだ」

 

「…といっても陽菜に会った後だから居たってことぐらいしか覚えてなかったけどな」

 

「「おいおい」」

 

「それと烏間先生、俺の代わりに交渉してくださってありがとうございました」

 

「ああ…交渉の時の理事長に「大変だなコイツも」…と言う憐みの目を向けられたと俺の気持ちも察してくれたらな…」

 

「本当にありがとうございました(最敬礼)」

 

「律と合わせて俺からも伝えておこう…頑張れよ」

 

「「…はい!!」」

 

そして全員揃ってチャイムが鳴り響く…

 

(本来1人で受けるはずの試験なのに…いろんな人と同じ舞台にいるのを感じる)

 

(一緒になって戦う人、敵となって戦う人、応援をくれたりヤジを飛ばす観客(ギャラリー)達)

 

((これはまるで…闘技場にいる闘技者(グラディエーター)!!))

 

そして、戦いのゴングが鳴る!!

 

 




龍哉「あとがきコーナー・第二十三回、進行の龍哉だ」

陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」

岡野「ゲストの岡野ひなのだよ」

龍哉「期末テスト始まったな」

陽菜「うん、今回は中間の時よりも自信があるよ」

岡野「私もだよ!!」

龍哉「そりゃそうだ…中間と違って範囲も変わってないんだもんな」

陽菜「うん!!」

岡野「頑張るよ!!」

龍哉「んじゃ、本題に行くか」

『もしもE組生徒が仮面ライダーになったら』

龍哉「今回のゲスト、岡野さんが変身するであろうライダーは…これだ!!」

 仮面ライダーなでしこ(原作:仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX)

龍哉「仮面ライダーフォーゼ 撫・子・降・臨編に登場する美咲 撫子をコピーした宇宙生命体『SOUL』がなでしこドライバーを使って変身する仮面ライダーだ」

陽菜「チョイスした理由は?」

岡野「この子って確か唯一クロスオーバー映画に2回出てる仮面ライダーだよね?」

龍哉「それと、チョイスした理由は彼女の戦闘シーンは岡野さんみたいに新体操のような動きをするからだ」

岡野「うん、確かに似てるって思った」

陽菜「でもちょっと違うよね」

龍哉「あ~、まぁ戦うときにヒップアタックとかしてたしね」

陽菜「うん、でもひなたちゃんはやらないよね」

岡野「やらない!!恥ずかしいし!!」

龍哉「むしろやると死人が出そうだな…デリカシーのない奴もいるし」

陽菜「いるね~出席番号3番の人とか、22番の人とかね」

岡野「うん、今回も言ってたしね」

龍哉「それではこれで今回は終了、次回は竹林君だ」

龍哉・陽菜・岡野「それでは次回もお楽しみに!!」
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