暗殺教室~拳法家の青春物語~   作:GGG-EX

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仮面ライダーバースト用のシグナルバイクは下記4つです
マッハ、チェイサーも使用できる

・シグナルマシンガン
⇒能力:弾丸を連射できる、シフトアップすることで連射弾数、速度が上昇する
    ヒッサツフルスロットル時にタイヤを回転させることで
    その威力、連射弾数、速度を向上させる

・シグナルスナイプ
⇒能力:超高速の弾丸を射出できる、シフトアップすることで射程距離、速度が上昇する
    ヒッサツフルスロットル時にタイヤを回転させることで
    その威力、射程距離、速度を向上させる

・シグナルライトニング
⇒能力:雷の力を付与する、シフトアップすることで威力を向上させる
    その力を全身に伝達させることで全身の筋肉/神経を活性化させ、
    自身の身体能力を向上させる

・シグナルストーム
⇒能力:嵐の力を付与する、シフトアップすることで威力を向上させる
    その力を四肢にまとわせることで打撃の威力を向上させられる



異変と伏魔の時間

―――海上

 

「うぉっ!!」「キャっ!!」「どわっ!!」「くっ!!」

 

殺せんせーが弾け飛んだ時の衝撃で周囲にいた生徒たち全員が海に吹き飛ばされた

 

何も影響を受けなかったのは離れていた烏間・イリーナ両先生と手漕ぎボートの上にいた陽菜乃だけである

 

「全員、無事か!?」

 

「何とか」「大丈夫です!!」

 

「それより、()ったのか!?」

 

今までの暗殺とは明らかに違い、殺せんせーが爆発し、後には何も残っていない…故に()ったを感じ取っていた

 

「油断するな!!奴には再生能力がある!!片岡さんを中心(リーダー)に水面を見張れ!!」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

「陽菜!!ボートの上から気泡を探してくれ!!おそらく殺せんせーはそこから浮かんでくる!!」

 

「うん、任せて!!」

 

「残りは銃を海面近くにしつつ、メグさんと探すよ!!」

 

「でもよ、水圧の檻と対先生物質の弾の弾幕っつー二重の檻だぜ、逃場はなかっただろ」

 

「しかも、唯一逃げれる下にはお前の彼女(倉橋)指揮下のイルカ達がいたんだぜ、流石に…」

 

「あっ!!皆!!気泡だよ!!」

 

「「「「「「「「「「!!!!!」」」」」」」」」」

 

「構えろ!!」

 

気泡がどんどん大きくなるも、全員が油断なく銃を構える…

 

しかし、海中から出てきた殺せんせーは…

 

「ふぅ」

 

「………なんだあれ」

 

「殺せんせーの」「顔がはいった」「オレンジの」「変な球体」「何アレ」

 

「これは先生の奥の手中の奥の手、完全防御形態!!」

 

「「「「「「「「「「完全防御形態!?」」」」」」」」」」

 

「外側の透明な部分は…高密度に圧縮されたエネルギーの結晶体です」

 

「…!!普段、俺らが触手切り落としたりした後、再生に使っているエネルギー、か…」

 

「その通りです、覇月君…この形態は肉体を思い切り小さく縮めることで余剰エネルギーを作り出し、肉体の周囲をがっちり固めた状態です」

 

「…加えて、先生の弱点の1つである【水】も克服してやがる…まさか」

 

「ええ、この形態になった先生はまさに無敵!!水も、対先生物質も、あらゆる攻撃をはね返します」

 

「…そんな、じゃ、ずっとその形態でいたら殺せないじゃん」

 

「ところがそうは上手くいきません」

 

「だろうな、そもそもそんな形態になれるのなら、わざわざ愛美さんに液状化する薬を作ってもらう必要はない」

 

「その通りです、このエネルギー結晶は…24時間程で自然崩壊します、その瞬間先生は肉体を膨らませ、エネルギーを吸収して元の姿に戻ります」

 

「逆に言えば、結晶が崩壊するまでの(・・・・・・・・・・)24時間(・・・・)先生は身動きできない(・・・・・・・・・・)ってことですよね」

 

「その通りです、ゆえにこの形態は様々なリスクを伴います、最も恐れているのは24時間の間に高速ロケットに詰め込まれてはるか遠くの宇宙空間に捨てられることですが…覇月君は、分かってますよね」

 

「……今この瞬間から24時間以内に、高速ロケットに詰め込んで捨てる、そんなのはありはしない(・・・・・・・・・・・)…!!」

 

「おや、どうしました、覇月君、何やら嬉しそうですが…」

 

「もう1つある、殺せる方法が!!」

 

「ニュヤ!?」

 

「マジか!!」「どんな方法だよ!!」

 

「烏間先生、今から出発して、24時間以内に日本海溝に到達できる船ってありますか?」

 

「船を?日本海溝に?なぜそんなことを…」

 

「この形態の殺せんせーに重りつけて海に沈めるんです、例えさっきのように元に戻るときに爆発できるとしても…水圧による圧力で爆発の規模は小さくなるはずです」

 

「そして、こいつ自身は動けないし、元に戻っても水は苦手だから動きも鈍る…なるほど、試してみる価値はあるかもしれん、上層部には掛け合っておく」

 

「んな事しなくても、無敵だか何だか知らねーけど、ぶっ壊せばいいだろ!!」

 

そう言って寺坂がスパナで殴り掛かるも、かすり傷一つ付かない

 

「ヌルフフフ、無駄ですねぇ、核爆弾でも傷一つ付けられませんよ」

 

「ならこれならどうだ…俺のこの掌が輝き吠える!仲間と大切な人達を護れと雄たけび上げる!!爆裂(バァァァクレツ)!!!バァァァストォォォフィンガァァァァァッ!!!!」

 

龍哉が寺坂の元から殺せんせーを右手で掬い上げつつ自信の必殺技であるバーストフィンガーを決める

 

「おぉ!!」「これなら!!」

 

周りの生徒達から期待がかかるが…

 

「………チッ」

 

肝心の龍哉は数秒ほど続けてすぐに必殺技を止めてしまった

 

「どうしてやめちまうんだよ!!」

 

「内包しているエネルギー量がやばい、破壊するにしても放出を1点に絞った(・・・・・・・・・)石破天驚拳(・・・・・)…およそ10発分(・・・・)ぐらいかな」

 

「…いや、ドンだけすごいんだよ」

 

「物理的なエネルギー単位で言うなら、2億ジュール以上(・・・・・・・・)だな」

 

「「「「「「「「「「!!!」」」」」」」」」」

 

「ま、そう言うことなら砕けないし、弱点なしって感じだから…さっき龍哉が言ったプラン以外打つ手なしだね、龍哉パス」

 

「何する気だよ…思いっきり回転掛けるぜ」

 

ギュルルルルルッと言う効果音が聞こえるくらい殺せんせーを回転させて龍哉はカルマに渡す…むろん、渡る前に海上でワンバウンドさせて回転を殺しているが…

 

「うぉっと…ちょ、龍哉殺せんせー酔ってんじゃん」

 

「うぶ…先生…吐きそうです」

 

「…よし、もっと回転掛けて回して吐かせよう」

 

「ついでだから恥ずかし映像とウミウシを引っ付けてさ~最後に不潔なおっさん見つけてパンツの中にねじ込もう」

 

「ニュヤぁ…やめてください…誰か…助けてください…」

 

「「「「「「「「「「暗殺対象(ターゲット)暗殺者(アサシン)に助け求めるなよ」」」」」」」」」」

 

「……取り敢えず解散だ皆、上層部とは先程の覇月君の案で検討する」

 

「う…確かに、先程の覇月君の案でしたら…うぷ…深度によっては…おぇ…先生のエネルギーの爆散による…あぁぁ…吹き飛ばしも…効果が…薄れるでしょうしねぇ…うっぷ」

 

「しゃべるか気持ち悪いのを止めるのかどっちかにしろ」

 

「…ですが、皆さんは誇って良いです…うぶ…世界中の軍隊でも…うぐぅ…先生をここ(・・)までは…おぉぅ…追い込めませんでした」

 

「いや、見てるこっちも気持ち悪くなるからいい加減してくれません?殺せんせー」

 

「覇月君、君の…うぷぷ…せいですよ…おう…ひとえに…あう…皆さんの計画の…ああぅ…素晴らしさです」

 

殺せんせーはE組全員で知恵を絞って立てた計画を褒め称えたが…全員の落胆―龍哉でさえ―隠せなかった

 

かつてなく大がかりで…全員で力を合わせたうえでの渾身の一撃を外したショック…異常な疲労感と共に全員はホテルへと戻った

 

==========

―――ホテルのコテージ(E組の宿泊先)

 

ここで、何人かのグループに分かれて座っている、特に今回の計画(プラン)の中心だった龍哉、龍之介、凛香に陽菜乃が1つのテーブルに揃っていた

 

「…律、今回の…記録に取れていたか?」

 

「はい、可能な限りのハイスピード撮影で今回の暗殺の一部始終を」

 

「…何か、気になることでもあるの?」

 

「だな、あんな隠し玉流石にあるなんて誰も思わないが…」

 

「…俺さ、撃った瞬間分かっちゃったんだよ…「ミスった、この弾じゃ殺せない」って」

 

「「!!」」

 

「…いえ、断定はできません、あの形態に移行するまでの正確な時間は不明瞭です」

 

「龍君、傍で見ていてどうだった?」

 

「…目測+勘での推測だが、約2~3秒ってところかな…」

 

「はい、ですので千葉君の射撃が後0.5秒早いか、速水さんの射撃が後標的(ターゲット)に30㎝程近ければ…」

 

「殺せてたってこと?」

 

「はい」

 

「…やっぱり」

 

「自信はあったんだ、リハーサルは勿論、龍哉に付き合ってもらってあそこより不安定な場所で練習しても外さなかった」

 

「でも、あの瞬間(・・・・)硬直しちまったんだろ、まぁ、俺とは違う理由だろうけど」

 

「…いや、同じような理由だ…指先の硬直とか、視界の狭さとか、前に龍哉が話してた…殺す瞬間の戸惑いだった」

 

「…同じく」

 

「しかも、絶対に外せないという重圧(プレッシャー)、「ここしかない!!」って大事な瞬間」

 

「……こんなにも練習と違うなんて、思わなかった」

 

そんな2人を見て、龍哉と陽菜乃は顔を近づけて小声で会話しあう

 

「…だいぶ落ち込んでるね」

 

「無理もねぇよ、あれだけ周りからのサポート+期待がかかった状態で外したんだから…とは言っても、これは外からどうこう言ってもしょうがない…自分でどうにか解決してもらうしかない」

 

「…それはそうかもしれないけど、でもでも、何か…」

 

「…それは俺も同じさ…だけど…こんな状況になるのも(・・・・・・・・・・)皆初めてなんだ(・・・・・・・)

 

「あ、そっか…どう励ましたりしたらいいか、自信を取り戻させたらいいか、分かんないんだ…」

 

「そう言うこと…俺だって…あの2人をどうにか元気づけたいが…」

 

「難しいよね…でもそれ以上に、皆…疲れてない?」

 

「…そういや確かにな、龍之介や凛香さんはともかく、ほとんどサポートだった三村君達まで…」

 

「り、龍哉!!」

 

「どうした、渚…!!皆!!」

 

「「「!!」」」

 

「これは…いったい…」

 

「ぼうっとしてる場合じゃないよ、龍君!!莉緒ちゃん、有希ちゃん、大丈夫!?」

 

「ちょっと、原さん、大丈夫?」

 

「三村、岡島、大丈夫なのか?」

 

「陽斗に友人、一体どうした?」

 

龍哉達が反省会とどうにか自信を取り戻させる方法を考えていたら急に周りがあわただしくなった

 

ふと見渡すと中村、有希子、寿美鈴、三村、大河、用途に友人がへたり込んでいた

 

「………!!フロント!!この島の病院はどこだ!!」

 

「え…いやその、何分小さな島なので…小さな診療所はありますが、当直医は夜になると本島に帰ってしまいます、船は明日の朝十時にならないと…」

 

「くっ…」

 

「烏間先生、状況は…」

 

「かなり悪い…むっ…」

 

「電話…こんな時に…」

 

そう言うと烏間先生が電話に出る…前に龍哉に一緒に聞くようハンドサインで指示を出し、ともに携帯に耳を当てる

 

「『……やぁ先生、可愛い生徒達がずいぶん苦しそうだねぇ』」

 

それを聞いた龍哉が陽菜乃に手渡されたメモ帳ですぐに筆談を開始する

 

「【ボイスチェンジャー使ってます、今、律に発信源の特定を頼みます】」

 

それに烏間先生は頷き、相手からの会話をできるだけ長引かせ、正確な位置を特定しようとする

 

「何者だ、まさかこれはお前の仕業か?」

 

「『ククク、最近の先生は察しがいいな、人工的に作り出したウイルスだ、感染力はやや低いが一度感染したら最後…潜伏期間や初期症状に個人差はあれど、一週間もすれば全身の細胞がグズグズになって死に至る…治療薬も一種のみの独自開発(オリジナル)、当然、私の手元にしかない…渡すのが面倒だから、直接取りに来てくれないか?』」

 

「【特定できました、場所は山頂のホテルの最上階です】」

 

「『山頂にホテルが見えるだろう、手土産はその袋の賞金首だ』」

 

「【今の話から、このコテージ内は一部見張られています、ここは問題ありません】」

 

その文言に、烏間先生も確かにと納得する、なぜならば一緒に聞いている(・・・・・・・・)龍哉についてなにも(・・・・・・・・・)言及してこないからだ(・・・・・・・・・・)

 

「『クラスの半分…特に危険な奴は見えないが…ウイルスに感染しているようだな…フフフ結構結構』」

 

「もう一度聞く、お前は」

 

「『俺が何者かなどどうでもいい、ただ…百億の首を狙っているのはガキ共だけじゃないという事だ』」

 

((同業者(他の暗殺者)か!!))

 

「『治療薬はスイッチ1つで爆破できる、我々の機嫌を損ねれば感染者は助からない』」

 

「…念入りだな」

 

「『そのタコが動ける状態を想定しての計画だからな、動けないなら尚更こちらの思い通りだ』」

 

その言葉に龍哉達は言葉を失ってしまう

 

「『山頂の「普久間殿上ホテル」最上階まで1時間以内に賞金首を持ってこい…だが先生よ、お前は(・・・)相当腕が立つそうだから危険だ…だから、動ける生徒の中で最も背が低い男女に持ってこさせろ』」

 

「「!!!」」

 

電話主から言われた言葉に龍哉も烏間先生も思わず渚、カエデの方を見てしまう

 

「「……?」」

 

当然、いきなり向けられた視線に2人も困惑するも、仲間の看病の手は止めなかった

 

「『フロントに話は通してある、素直に来れば賞金首と薬の交換はすぐに済む…だが…外部との連絡を取ったり…1時間を少しでも遅れれば…即座に治療薬は爆破する』」

 

「「っ!!」」

 

声が出そうになるも、龍哉は慌てて自分の手で口を塞ぐ

 

「『礼を言うよ、よくぞそいつを行動不能にまで追い込んでくれた…天は我々の味方のようだ』」

 

そこまで言って電話が切れる

 

そして龍哉はその電話主のやりように…怒りが溜まり…

 

「~~~ッ!!」

 

両こぶしを思いっきりテーブルに叩き付けて…

 

ドカァァァァン!!

 

強さのあまり、テーブルを1つ破壊してしまった…

 

「り、龍君!!大丈夫?」

 

「…ああ、だが、まさか…」

 

「どうしたの?」

 

「第三者が…狙ってきた」

 

「!!」

 

龍哉の言葉と烏間先生の表情と雰囲気から…生徒達は非常事態になったのだと悟るのだった…

 

 




龍哉「あとがきコーナー・第三十三回、進行の龍哉だ」

陽菜「補佐の倉橋陽菜乃です」

龍哉「そんじゃ、NGシーンに行ってみようか」

NGシーン

「うぉっと…ちょ、龍哉殺せんせー酔ってんじゃん」

「うぶ…先生…吐きそうです」

「…よし、もっと回転掛けて回して吐かせよう」

「ついでだから恥ずかし映像とウミウシを引っ付けてさ~最後に不潔なおっさん見つけてパンツの中にねじ込もう」

「むしろ下水に流そうぜ、汚物がたっぷりある場所にさ」

「ニュヤぁ…やめてください…誰か…助けてください…」

しかし、殺せんせーの願いは聞き入れられず、烏間先生も含めた全員で殺せんせーを苦しめる方法を話し合うのだった

陽菜「これって暗殺失敗後のどうするか相談してるとき?」

龍哉「そう、でもなんでこれ採用されなかったんだろうな」

(流石にまずいと思ったので…by作者)

龍哉・陽菜「それでは次回もお楽しみに!!」
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