そしてGガンファンの皆さん、あれが出ますよ!!
ヒロインを決めるのはもう少し先にしようと思ってましたけど…
今回の話でほぼ確定にします。
それと本校舎卒業生の未来をすさまじく曲解(?)しています。
でもこんな感じじゃないかって本編読んでて思いました。
それではどうぞ!!
イリーナ先生がE組なじんで数日、E組の生徒達は急いで校舎のある山を下りていた。
「急げ、遅れたら今度はどんなひどいペナルティがあるか、分からないぞ」
「この前は本校舎の花壇の掃除だったね」
「あれえぐかったな~…そもそも広すぎるんだよ」
「お前はほとんどサボっていただろ!!」
「あっれ、そうだっけ?」
「というか…なんで私達がこんな目に合わないといけないの~~~!!!」
「岡野さん、叫んでる暇があったら下りるために動いた方ほうがいいよ」
「そうだな」
「あっさり流さないで!!」
今、E組の生徒達は昼放課返上で自分達の通う校舎のある山から下山していた。
理由は…
「しかし、なんでわざわざ昼過ぎに集会をやるんだ?早朝にやった方が効率いいだろうに」
「それ、俺らも本校舎にいた時に思ってたけど…」
「こうなると、私達の差別待遇を行うためってよくわかるわ」
「…そう言えば、覇月の祖父さん、まだ学校に来ないよな」
「そういえば…」
「確かに」
「あ~…そういや今日あたりから行くって確か言ってた」
「ってことは今日の集会でもしかすると挨拶あるかもな」
「わざわざE組に来る先生なのにか?」
「晒し者ってことかも」
「お祖父ちゃん相手にそれ無謀…てか、絶対俺巻き込んで滅茶苦茶なことやると思う」
「滅茶苦茶って…」
「何する気なの…」
「多分度肝を抜くことだろうけど…十中八九、挨拶と紹介を兼ねた
「心当たりあるの?」
「うん…E組含めてってか俺以外の全員の心が一つになると思う」
「どんなことやる気だよ!!」
「それは見てのお楽しみにというより…言っておいても実際に見たらめっちゃ驚くだろうしね」
「…まぁ覇月にはびっくりさせられることが多いから…うん、気にしないでささっと行こう」
「そうだな」
「てか、他の皆大丈夫かな…」
そんなことを龍哉が心配していたら…
「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
「なんだ!?」
「この声って…」
「岡島君…だよね」
「ああ…って皆脇道にそれろ!!大岩が転がってきてる!!」
「「ウソォ!!」」
龍哉の言葉に振り向くと大岩が転がってきて、その前を岡島が爆走していた。
流石にやばいと感じ、即座に磯貝が片岡の、前原が岡野の手を引いて脇道にそれ…
「って龍哉何を!」
「あの大岩を砕く気か!?」
「ああ!!」
「それアブな…くないね」
「覇月だもんね」
ここ数日の体育の授業で龍哉の実力を間近で見ていたため、まったく気にしない4人と
「龍哉~~!!助けてくれ~~~!!」
「おう!!任せときな!!」
そう言って龍哉が構え、そのわきを岡島が通り過ぎると大岩が迫ってきて…
「覇ぁ!!!」
龍哉の一声と共に繰り出した拳が大岩に突き刺さり、大岩は砕け散った。
「はあはあはあ、た、助かった~~」
「無事で何より」
そう言って龍哉は岡路もあのもとに行って体に引っ付いていた蛇をとって森の中に返していく。
「しっかし、なんであんなことになってたんだよ」
「俺が知るかよ」
「よく見るとずぶぬれじゃないか」
「さっき川の橋が落ちてさ…千葉は何とか助かったけど、俺だけ流された」
「おいおい…」
「こうなるとさっき岡野さんが叫んでも仕方なく思えてきた」
「確かにな」
そうして皆でまとまって歩いていくが…道中さんざんなトラブルがあり…
「ぜぇぜぇ」
「いったいどうなってるんだ…この山」
自然ありふれたこのE組がある山、まったくもって手が加えられていないため自然災害(?)も結構な頻度で起きるようだ。
「てか、時間は…」
「大丈夫だ、このくらいなら、余裕で間に合う」
「烏間先生!!」
「あれ?殺せんせーは?」
「奴なら、旧校舎に待機させている。他の生徒達の目にさらさせるわけには、いかないからな」
「勝手に来そうな気もしますがね、独りぼっちを嫌がって」
「…覇月君が言うと説得力が半端ないというか…」
「あたりそうで怖いな」
「まぁいい、覇月君、お祖父さんと段上でることになっているが、大丈夫か?」
「ええまぁ…絶対驚くでしょうが…」
「…何をする気かは聞かないでおくが…暗殺のことがばれるようなことはするな」
「その辺りは大丈夫です、潮田君や赤羽君のように下手すりゃばれかねないことはしませんよ」
「…その2人を引き合いに出したこともまぁ聞かないでおく」
「あれ?ビッチ先生は?」
「ちょっと、昼になったら移動なんて聞いてないわよ!!」
「ビッチ先生」
「どうしたんですか?」
「ヒールだと走りづらいのよ!!」
「山に登るのにヒールはどうかと…」
「しょうがないですね」
そう言って龍哉がイリーナ先生の前に背を向けてしゃがみ込む。
「イリーナ先生、乗ってください。俺がおぶって下まで行きます」
「え!?」
「おいおい覇月…」
「なにもそこまで…」
「だってこれ以上こうしてたらイリーナ先生だけ遅刻だぜ?そうしたらまたなんか言われるんじゃねーの?」
「それは…」
この学校の制度をようやくある程度理解した龍哉の言葉に詰まる皆…だが…
「龍哉、別にいいわ」
「イリーナ先生?」
「生徒に背負ってもらって下りてきた、でも結局なんか言われるわ…だったら自分で下りて自分で何とかするわよ」
「…分かりました」
「でもそういう気づかいはありがとう」
「いえ、イリーナ先生には授業で役立つこと教えてもらってますし」
「ほんといい子」
感激して涙目になってわしゃわしゃと龍哉の頭をなでるイリーナ先生…
「…急がないと遅れるぞ」
「やっべ!!」
「なんかほっこりしている場合じゃなかった!!」
「あわわ、皆待っきゃあ!!」
グキッ!!ドサッ!!
木の根につまずき何か嫌な音がした方を見ると倉橋が倒れていた。
「倉橋さん!?」
「大丈夫か」
不安そうに倉橋のもとに全員が集まってくる。
「これは…」
「完全に足首を捻ってますね…歩くのも難しいよ」
「えっ!!」
「だ、大丈夫ですよ、歩けます」
「いや、無理だよ…腫れてきてるし…集会欠席したほうが…」
「でもそれだとペナルティが…」
「あいつら、俺らが怪我してようが病気になってようが容赦ないだろうしな」
「おいおい…人としてどうなんだ、それ…」
本校舎のやり方に疑問を覚える龍哉…しかし、そうだとするなら倉橋は確実にペナルティを食らうことになる。
「倉橋さんはペナルティを受ける気なくて、行きたいから集会に行く気なんだね?」
「うん」
龍哉の問いに強い意志を持った目でうなづき返す倉橋、それに対して龍哉は…
「…分かった、ここで問答してても時間ないし、俺が連れてくよ、応急処置だけどひねった足の治療もできるし」
「連れてくってどうやひゃあ!!」
龍哉が自分が連れてくと言い出し、どう連れていくのか疑問に思った倉橋だが、その直後の龍哉の行動に驚く。
龍哉が倉橋の左腕を自分の首に回し、そのまま自分の左腕を両ひざ裏に、右腕を背中側に回して抱き上げたのだ。
「は、ははははは、覇っ君!?」
「あ、しゃべらないがいいよ…皆より先に行って倉橋さんの足の応急処置するから」
「へ?」
「じゃ、皆先に行くよ。場所は倉橋さんに聞けばわかるから心配しないで」
言うが早いか龍哉は競歩並みかそれを上回っているような速度でそのまま歩いて山を下り始めた。
「…あれって…」
「いわゆるお姫様抱っこだよね…」
「龍哉の奴なんも躊躇しないでやったな」
「ある意味すげえわ」
「俺らも急ごうぜ」
「そうだな」
龍哉の行動に驚き、既にすごく疲れを感じつつ、嫌味をあまり味わいたくないため皆急いで山を下りていった。
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本校舎生徒達があまり来ない場所にある手洗い場、そこの場所を倉橋に聞いて龍哉はそこに到着した。
「んじゃ、今から応急処置するから靴と靴下脱いで、水で冷やしておいてくれる?」
「う、うん」
真っ赤にしている顔を龍哉から隠すようにうつむいて靴と靴下を脱ぎ、水を流して患部を冷やす。
それを背に龍哉は自分の得物―例の対殺せんせー布―を割いて包帯代わりのものを作り上げる。
「じゃあちょいっと失礼」
「あ、うん」
倉橋の怪我した足首を差し出すと龍哉は割いた布を巻いていく。
「上手だね」
「うん、お祖父ちゃんとの修行で怪我すること多くて…それでお祖父ちゃんに何度もやってもらったから覚えてるんだ」
「そうなんだ…」
「うん、これで終わり!!」
「ありがとう、覇っ君」
そう言って脱いだものを履いて恐る恐る少しだけ体重をかけると、痛みはあるものの歩けないわけではない…が…
「あくまで一時的な応急処置だから、それ以上負荷かけると悪化しかしないから片足立ちがいいんだけど…」
「それはさすがに…」
「うん、だから周りの人に支えてもらってて、戻るときはまた俺が連れてくから」
「…さっきみたいに?」
「だって肩かして歩くなんて俺と倉橋さんの身長差じゃ無理でしょ」
「それはそうだけど…(小声で)恥ずかしいよ」
「何か言った?」
「う、ううん!!それよりも早くいかないと!!」
「と、そうだね」
そう言って集会が行われる体育館に移動する龍哉達…ちなみにまたお姫様抱っこをしようとしたが倉橋が近いから大丈夫といったのでそのまま行くことになった。
「皆!」
「あ、倉橋さん、足大丈夫?」
「多分ギリだと思う…あんまし強くひねってはいないけど、ひねり方がね」
「じゃ、私が集会中支えたりフォローしてやりますか」
「莉緒ちゃん!?」
「よろしく、中村さん」
「お願いね」
委員長コンビも了承し、倉橋の後ろに中村が並び、そのまま全員整列したころに本校舎の生徒達が入ってくる。
その中には整列する最中に嫌味を言ってくるものもいて…
(器小さい…殺せんせー以下だな)
と、龍哉は内心酷評していた。
そして始まった集会でも校長を筆頭にE組批判のオンパレード…途中登場した烏間先生とイリーナ先生に他の生徒達が目を奪われたり、イリーナ先生が潮田に絡んで烏間先生に引き釣り戻されたりといろいろあった。
なお赤羽だが潮田によりサボりであることが判明している。
そして生徒会の連絡の時に…
『…はいっ、今皆さんに配ったプリントが生徒会行事の詳細です』
(いや、配られてないんだが)
龍哉がそう思うと、E組全員が確認しあうと誰も持っていない…
それを見て委員長の磯貝が配られていないことを報告するが、どうやら
「なにこれ、陰湿ね」
「こんな事しないと人を見下せないのか…」
イリーナ先生と龍哉がつぶやく…その次の瞬間、E組全員の手元に
「磯貝君」
E組校舎にいるはずの殺せんせーの声が聞こえてきて磯貝が振り向くと…
「問題ないようですねぇ、
どう見ても変な人にしか見えない殺せんせーがペンを回して烏間先生とイリーナ先生の間に立っていた。
磯貝が問題ないことを告げると壇上の生徒は動揺して笑いどころとか言っている。
(…お祖父ちゃんのやること、ちょっと乗り気じゃなかったけど気ぃ変わった、全力でやってやんよ)
どうやら本校舎の連中の態度に龍哉も腹をくくったようだ。
ちなみに烏間先生が殺せんせーを説教して、イリーナ先生が殺せんせーにナイフを振り、それを見た烏間先生に連れていかれるという一幕があり、それ見てE組の面々は笑っていた。
『それでは最後に講師の先生と新しい生徒を紹介します…ま、E組の生徒と講師なんで適当に聞き流してください』
その放送が終わった瞬間…
「くっくっく…はっはっはっはっは!!」
突如笑い声が響き、龍哉以外の全員がどこからかと体育館を見回しても見当たらない…が、声の主はそんなこと気にもしていないようだ。
その証拠に…
「答えよ龍哉!!流派・東方不敗はぁ!!」
「王者の風よ!!」
いきなり叫ばれたため龍哉の周囲の生徒がビクッ!!と驚く。
ちなみに龍哉は呼ばれて答えた時に腰に布を巻いている。
そして顔を隠した人物―体系的に男だ―が中央を走り、龍哉がその方に走り出す。
「お、おい!!」
「覇月君!?」
一番近くにいた吉田大成と矢田が龍哉に声をかけるが構わず龍哉は自分の名を呼んだ人物のもとに行くと…
その人物が腕が分裂しているような速度で拳を出し、龍哉がそれを寸分たがわず受け止めつつ…
「全新!!」
「系列!!」
「「天破侠乱!!見よ!!東方は赤く燃えている!!」」
という掛け声とともに壇上に上がり、龍哉の左拳と謎の人物が右拳を合わせる。
それを見ていた他の面々は…
((なんぞあれ!?))
余りの行動に全員白目をむいていた…気絶しているわけではないことを確認した謎の人物が話し始める。
「では自己紹介をさせてもらおう、儂が今呼ばれたE組の講師…」
そこまで言うと自分の顔を隠していた布に手をやり…
「覇月秀治よ!!」
布を取り払って自分の名を告げる…
果たして、こんなインパクトのある自己紹介が今まであっただろうか…普通にない。
ある程度非常識になれている、というより慣れざるを得なかったE組は早々に復帰し、普通に聞いていたが…
当然こんな非常識を見せつけられた本校舎の連中は…
「一体何なんだ!!」
「ふざけてるのか!!」
「これだからE組は!!」
「担任もなんとか言えよ!!」
そう言って全員の視線が烏間先生達の方に向くが…
「さ、流石空挺団伝説の教官…おいてなお切れのある動き…素晴らしい…」
「カラスマ、流石に注意したほうがいいんじゃない?」
なぜか感動していた。
思わずイリーナ先生が突っ込みを入れるレベルでだ。
そんな中、秀治が前に出て語り始める。
「ふん、一体何なんだ、か…貴様らのように他人を見下さなければ自分が優位と思えん者どもに、語ることなど何もないわぁ!!」
ちなみにマイクを使っていないのに声は体育館全体に響いていた。
先程の龍哉とのやり取りの際にも響いていたので疑問に思ったのはごく少数だ。
「ただ儂は先程そこのまるメガネが言ったように今月からE組に赴任する講師よ…それ以上、語ることはない!!」
抱負も語らず、ただ自分はそういう存在だ、といっているだけだ。
ある意味シンプル、ある意味本校舎の連中を見下している。
「そもそも、興味がないのであろう、嘲っていたであろう、そんな連中に抱負など語っても馬耳東風、意味などない!!」
そういわれてしまえばそうだ。
「あ~、確かにそうだね、
「龍哉よ、おぬしは言いたいことはあるか?」
「1個だけあります」
龍哉がそう言うと秀治は1歩後ろに下がり、龍哉が壇上の中央に立つ。
「本校舎の皆さんはまるで恐竜ですね、とするなら僕らE組はネズミでしょうか…まぁこれからしっかり頑張ります、以上!!…(小声で)この意味わかる奴いんのかな?」
龍哉の言葉はどこか意味深そうだ…E組は首をかしげている…自分たちをばkにするような性格ではないことを分かっているからだろう。
…まぁ機嫌よくしている本校舎の連中は全く疑問に思っていなさそうだが…
そうして全体集会は終わりを告げた。
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その帰り道、龍哉は来た時のように磯貝達と戻っていた。
「なぁ覇月、さっきの壇上での言葉だけどさ」
「ああ、あれ?意味わかった?」
「いや、まるでお前も俺らをバカにしているみたいだった」
「ああ、普通に聞くとそうだろうけど…あれ、本校舎の連中のことすげーバカにしてたんだぜ」
「マジで!?」
「え~と…もしかして…」
「あ、倉橋さん分かった?」
「多分…こうかなぁっていうのは」
「言ってみろよ」
「そうそう」
「うん…あのね、恐竜って強くて地上支配していたけど、地上の環境が激変して絶滅しちゃったじゃない」
「そういやそうだったな…」
「それでね、もしかして本校舎が恐竜っているのは
「おお~、倉橋さん、正解、その通りだよ」
「やった!!」
「なるほど、逆にネズミはそういう状況で生き残って今なお生きてるから…俺らは卒業しても変わった環境に対応して生きていけるけど本校舎の連中は無理、か…確かに馬鹿にしてるっちゃそうだな」
「そうだな」
「事実、ちょっと聞いた話じゃ有名大学や一流大学に進学してもまともに卒業できたりしてるのって少数らしい、大多数は良くて留年、自主退学もあるってよ」
「うわぁ…」
「マジかよ」
「そもそも自分より下がいなけりゃモチベーション保てないなんて、非効率だよ…まず自分よりも下の奴探して見つけてそいつをバカにしてもさ、そいつがそれで一念発起して逆に自分よりも上に行ったらどうするんだよ」
「それは…」
「
「…学校に通うのってこれが初めてだよな」
「初めてだけど、そういう事を勉強してないわけじゃないぜ」
「なるほどね」
そう言いあいながらE組校舎に戻って残りの授業を消化し放課後と相成った。
なお、校舎に戻る山を登るとき倉橋は行き同様龍哉にお姫様抱っこされてそのまま保健室に連れていかれて治療を受け、戻るときに殺せんせーにピンクのにやにや顔で見られたのは余談だろう…
はい、アニメの話も盛り込んだ話でした。
見ていてこんなシーンあってもいいんじゃと思ってました。
それを主人公とヒロインでやろうと思ってました。
書いてて思った事…暗殺教室の強者=鈍感の法則が成り立つ。
この小説の主人公はどちらかといえば「知らない」側になるとおもいますがね。