悲報!置いてかれた!
意味が分からないだろうから説明しようと思う。
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ーー2時間前
俺はクロエとは正反対の場所にある実験室でとある技術の被検体をしていた。実験名はドイツ語で『tod von auge』日本語に直訳すると『死神の眼』。カプセルの中からたまたま、資料が見え暇潰しに読んでいたが……
(これ直死の魔眼じゃね?)
資料内容が直死の魔眼の能力と被る点があった。
(え?何?こいつら俺を人間兵器にでもしたいのか?)
それもあながち間違ってもいないが、結局は被検体。成功するか、しないかを確かめるだけであって、実用されるかはまた別の話だ。
そして、調整の為の今回の実験が終わりカプセルから出たと同時に研究所への侵入者を知らせるサイレンがなった。場所は俺がいる実験室とは正反対のクロエがいる実験室だ。この研究所は面積が東京ドーム35個分という巨大な研究所で、俺はサイレンがなった瞬間、篠ノ之束が来たと悟った。元々クロエと一緒にこの施設から逃げようと思っていた俺は急いでクロエのいる実験室に向かい、たどりついた。が、研究者達の邪魔や、この研究所の大きさの性で、素早く仕事を終えた篠ノ之束はその場から既にいなくなっていた。
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クロエちゃーん、足止めしててよ。せめてクロエには何かしら言っておけば良かったな……。
時すでに遅し。今回の襲撃で研究所の1部は封鎖された。さらに警戒が強くなり、IS1機では逃げる事は難しくなった。
うーん……不味くね?いや、料理じゃないよ?此処の料理は不味いどころかとても美味しい。
それから2日間は俺の実験も止まり、俺は白い部屋でゴロゴロと過ごしていた。
実験が再開され、『直死の魔眼(偽)』の実験も今日で終わりを迎える事になった。
『それでは実験を始める』
その声を合図に研究者達がパソコンを弄ったり、資料を見ながら話し合ったりと、研究者らしい事をしていた。
『それでは注入を始めます』
するとカプセルの下にあった機械が回転を始め、光を放ち始めた。
『20%…50%……72%、順調に注入されています』
くっ、左目が疼く……何てことは無く、俺は光を浴びているだけだった。
『残り15%です』
後少しか……と考えていると聞き覚えのある音が響いた。カプセル内が液体で充満していたせいか、音が響き渡り耳を押さえるがまるで効果が無い。
『くっ、こんな時に侵入者か!』
『大変です!被検体の心拍数が上がり、注入されていたシンクロ率が下がっています!』
注入されたシンクロ率って何だよ!と心の中でツッコミを入れていると激しい揺れを感じた。次の瞬間!研究者達がいる天井が崩れ、1人の人影が降りてきた。落ちてきたのでは無く、
「ふぅん、君がクーちゃんの言ってた『お肉さん』か」
「じのぼぼだヴぁね!(篠ノ之束!)」
降りてきたのは数日前にクロエを連れて行った、天災、篠ノ之束だった。