今回は今までで一番の長い話になってしまいました。転生1、2は適当でしたがこの人は適当にするのは嫌だったので長くなりました。
では本編どうぞ!!
私は死んだ。
生前の世界で『天才』人によっては『天災』と私は呼ばれていた。周りからは色々な事を「成功させた幸せ者だ」と思われていたが、
ーー現実は違う。
親には化け物扱いされ誰からも愛されず理解されず孤独だった。そんな世界にうんざりした私は……
ーー自殺した。
あぁ、これで楽になれるんだ……。何て思っていると、気付けば神と名乗る少女の目の前にいた。彼女は私を転生させる際に1つ願いを叶えてくれると言う。私は疑い半分、期待半分で「私を心から愛し、理解してくれる人が欲しい」と願った。
それを聞いた彼女は少し驚いた顔をしてから了承してくれた。それから彼女は「君には『インフィニット・ストラトス』と言う君の世界でアニメだった世界に転生して貰う」と言い私を穴に落とした。
アニメだとか言われても生前私はアニメ等は一切見ていない。と言うより見る暇が無かった。
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気付けば私は赤ん坊になりベッドの上で寝ていた。まだ視力は安定せず何も見えないが誰かが顔を触っているのを感じた。
しかし私は、赤ん坊になった性か直ぐに眠気に襲われ寝てしまった。意識が朦朧としている中、誰かが騒いでいるのが聞こえた。
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あれから3年、私は歩ける様になり、最近は走り回り双子の兄と遊んでいる。私は前世とは違い天才では無いらしい。体も思った通りに動かないし、思考もあまり追いつかない。赤ん坊だからかもしれない。しかし、これが普通なのだ。私はこうして普通を手に入れ、私を愛してくれる家族を手に入れた。
私の双子の兄は……お兄ちゃんはまるで前世の私の様だった。
お兄ちゃんは家族の中で唯一赤目だった。それは良い、父は外国人嫌いでこの赤目をとても嫌っていたが、育児をする母は気にしていなかった。問題は……そう、お兄ちゃんは『天才』だったのだ。
驚くスピードで色々な言語を覚え、色々な研究をし、成功させている。最初から気付ければ止める事が出来た。しかし、今の私は気付く事が出来なかった。
私はこの時初めて普通になった事を呪った。
気付いたら時にはもう遅く、お兄ちゃんは止まらない。このままだと両親に突き放される。今は母も現状を知らないから普通に接しているが知ってしまった時にどうなるか……。
ここで私は考える。
ーー自分がお兄ちゃんを支えれば良いのでは無いか?
ーー私がお兄ちゃんを見捨てなければ、私がお兄ちゃんを愛せれば、私と……前世の私と同じ様にはならない筈だ。
私はこの出来損ないの脳を全力で丸一日使いその答えに辿り着いた。
それから私はお兄ちゃんを愛し、そしてお兄ちゃんから愛される幸せな時間を過ごした。
お兄ちゃんは躊躇という物知らない様だった。自分を実験の被検体にする。私はそれを辞めるように説得するとお兄ちゃんは自分を被検体にしなくなった。
今思うと何とも複雑な気分だ。
お兄ちゃんは犬の死体を拾って来てそれを被検体にした。この犬の死体が私の生まれ変わってから一番の後悔になったーー
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あれから5年……
私は10歳になった。あの後私はお兄ちゃんから自分の試作品を全て破棄するように言われた。そして私はその試作品を使って車に細工をして、両親を事故に見せかけて殺した。後悔はない、後悔はお兄ちゃんを守れ無かった事だ。
父親……いや、あの糞野郎に関しては論外だが、母に関しては少し考えた。一緒に殺すべきか生かしておくべきか……。結果としては一緒に殺した。理由としてはあの糞野郎を信じてお兄ちゃんが施設で幸せに過ごしていると思い込んでいる事だ。腹がたった。糞野郎の部屋を調べると兄は施設ではなく人身売買業者に連れて行かれた事が直ぐに分かった。体が脳のスペックが落ちていても知識はある。パソコンをハッキング、消したデータを復元して何処の業者かを突き止めた。が、そこから先は全く分からなかった。
両親
色々な人に告白されたりしたが全部断った。だって私はお兄ちゃんを一番愛しているんだから。
それでもコミュニケーションは取った。お兄ちゃんはいつも友達を作れ、コミュニケーションは大切だって言っていた。もし、お兄ちゃんが帰ってきた時に私に友達と言える人がいなかったら悲しむと思うから。
努力をして体がある程度思った通りに動く様になった。状況を理解する力をつけた。それでも前世の私には、お兄ちゃんには届かない。周りは私を優秀だと言っているが、私が目指している所はもっと高い所だ。前世の私程とまでは言わない。せめてそれに少しでも近付きたい。
そんな努力を続けていたある日私にメールが届いた。知らないメールアドレスだったが、何故かそれを見ないといけない気がした。そのメールは私の大好きな、待ち望んでいたお兄ちゃんからだった。
だけどメールアドレスに『HOUKI』とあって少しイラッとした。どうして『RINKA』じゃないんだろう……。聞いてみると自分のパソコンらしい。しかもそのパソコンの持ち主は篠ノ之 束博士らしい。
それからお兄ちゃんとはメールでのやり取りをした。
小学校を卒業し、中学校もあっという間に残り僅かになった。
私は考えに考え抜いて適正のあったインフィニット・ストラトスの学校、『IS学園』に通う事にした。今はその事を先生に伝えに来ている。
「それで貴女はIS学園にしたんですか?」
「はい」
「貴女なら大丈夫だと思うけど頑張って下さいね『白良木 燐華』さん」
「はい」
私は職員室から出た。