俺は目を覚まし周りを見る。俺はベビーベッドで寝かされているらしい。昨日とは違い、しっかりと目を開けれるようになっていた。
(うーん……なかなか美人じゃないか)
俺の横には母親が寝ていた。
黒髪のロングヘヤーで顔も大和撫子って感じな顔だった。
(俺の顔ってどうなってんの?)
俺は鏡を探そうと周りを見る。すると近くのテーブルに手鏡が置いてあった。俺はベビーベッドの隙間から手を伸ばす。
(あと……もうちょい……………おら!)
俺は鏡の取手を掴むことが出来た。
(よし、後は持ってくるだけ……)
と、思っていたが鏡は一向に動かない。引きずることも出来なかった。
俺は諦めて部屋を観察する事にした。どうやら此処は個室らしい。俺は母親が寝ているベッドの反対側を見た。そこには……赤ん坊がいた。
(…………え?)
やや茶髪ぽい髪をした赤ん坊が寝ていた。そこで俺は考える。
(えー……っと、此処は我が家の個室→母親寝てる→赤ん坊寝てる→俺も寝てた……あぁ、双子か)
めちゃくちゃな考えだが実は正解である。名前は
(何これむっちゃ可愛い)
「うぅ……」
隣で寝ている赤ん坊の頬をつつきながら遊んでいると母親が起きたらしい。
「だぁー(おはよう)」
「……え」
「バブ?(何か?)」
「な……何で」
「バブブブルブブッバビンブー(どうした母さん)」
「目が……目が……」
「バブ?(目が?)」
「何で目が赤いの!」
「ブリブリ?ブブブリ?(紅いの?赤いの?)」
(つか何だよ、発音出来るのが「バ」と「ブ」と「リ」と「ッ」だけなんだよ……屁の音かよ……ブリブリとかブブブッとか……)
「……医者」
「ブリ?(医者?)」
「先生!!」
母親はナースコールを押した。
(何が起きた?)
〜数分後〜
俺の周りには母親(もう1人の赤ん坊をあやしている)、父親、医者数名がいた。
(てか俺のfatherめちゃダディー)
黒髪黒目、めちゃくちゃゴツい身体にでかくて日に焼けた渋い顔……
(カッコイイか?けど、めっちゃ厳しそう……厳しい親やだなぁー)
俺は大人達が色々考えている中、そんな事を考えていた。
「ダー……バブッダ!(暇ー……別の言えた!)」
すると、話し合っていた医者の1人が口を開いた。
「突然変異の1種かと……」
(は?何言ってんの?もうちょい考えろよ)
母親が俺を見て驚いた理由、それは目の色である。
母親→黒髪黒目
父親→黒髪黒目
妹→黒髪黒目
んで俺は黒髪赤目……あれ?
しかも父親の先祖、母親の先祖や親戚等にハーフや赤目の人がいないとか……。
(ん?だけど気にすることか?)
天災になった俺は考える。もし、俺の子供の目が赤目だったら……。
(産まれながらの厨二病……)
残念な天災である。
(『厨二病→イジメ→子供悲しむ→可哀想→それはダメ→どうしよう』ってところか?)
違います。母親がびっくりしたのは、純日本人である自分達の子供が外国人の様な目をしているとは思っていなかったからだ。
「……ふぅ、落ち着きました大丈夫です。どんな目をしていても私達の子供です」
(母さん……)
俺只今感動中です!優しい、女神ですよ俺の母親。
しかし、その時楓樹は母親の方を見ていて気づかなかったが、父親は楓樹を汚物を見るような目で見ていた。
実はこの父親、外国人嫌いの為日本人とは思えない赤目を持つ楓樹を見た時、
(何だこの巫山戯た目は!!虫唾が走る)
と、自分の息子である事も忘れ怪訝な目で見ていたのだ。
この時もしも楓樹が父親のことに気付いていれば未来は変わっていたかもしれない……。
〜それから数週間後〜
(俺達やっと退院ですよ!)
今日、母親と楓樹、燐華は無事に退院をし初めて自宅に帰るのだった。
双子の燐華ですが産まれたのは楓樹な寝た直後です…………はい。