俺は3歳になった。
俺がこの3年間でしてきた事は……
生後2ヶ月 英語マスター
生後半年 フランス語、ドイツ語、中国語マスター
1歳 コーンフレークから未知の化学薬品制作(即廃棄)
2歳 GN粒子の研究開始
こんな感じでドタバタした3年間だった。3歳の今はまだGN粒子の研究途中だが、後1歩の所まで来ている。
家ではまだ幼い憐華と遊んだり昼寝をしたりしている。GN粒子の研究は遊んでいる時に『お絵かき』を名目に紙とクレヨンで計算式等を書いている。最近じゃあ筋力が付き始めて2人で走り回っている。
だけど俺の妹、抱き癖があるせいか、すぐに俺に抱きついて来る。まぁ?可愛いしご褒美にしか感じないから良いけどね!俺シスコンになろうかな……。
母親の方は俺の赤い目を得に気にせずに接してくれてるし、マジで聖母様です。最初の1週間は全然上手く泣けなかったけど最近じゃあ、嘘泣きも上手くなってきた。
問題は父親だ。
まず、俺への態度が酷い。すぐ怒るし、憐華と走り回っていたら俺だけ睨むし……絶対あのクソ親父俺の目が気に入らないんだろうなぁ……。
そんな感じで上手くやれてる気がする。
〜楓樹side〜
「ふあぁぁぁ〜」
何か変な夢見た気がする……。俺が何か家族紹介的なことしてる夢……。
俺はそんな事を考えながら起き上がろうとする。が、妹の憐華に抱き着かれて起き上がれない。
「はぁ、またか……おーいれんかーおきろー」
この3年間で日本語を入れた5か国語を習得したけど実際に喋れるようになったのは1歳の時からだからどうも上手く喋ることが出来ない。
「おはよう……おにいちゃん」
「ん、おはよう」
憐華は目が覚め、ようやく手を離してくれた。目を擦りながら起きる憐華は妙に機嫌が悪そうだ。やっぱりまだ子供だから朝に弱いのか?
「ん〜♪」
憐華が俺が起き上がるとまた抱きついて来た。抱き着くと先程までの不機嫌さは何処へやら……嬉しそうな表情を見せる。
「あらあら、2人とも仲がいいわね」
あ、母さんだ。母さんは毎朝俺達の部屋に俺達を起こしに来る。
「れんちゃんも偶には自分のベットで寝ましょうね」
「えーやだー。おにいちゃんといっしょがいい〜」
ブラコンなのかな?
「2人とも顔を洗いなさぁい」
「「はーい」」
2人で顔を洗い終え、食卓のあるリビングに向かうとそこには朝食が用意されていた。
「「いただいまーす」」
「はい、召し上がれ」
いや〜最近はマジで飯がうまい!離乳食とかマジで不味かった。何であんなベチャベチャした物食べさせるかねぇ……。
「おにいちゃん!あそんで〜」
「いいよ、なにしてあそぶ?」
「うーん……あ!アレがいいアレ!」
「アレって?」
「おにいちゃんがつくってくれたやつ」
「あぁ〜アレねいいよ」
「やったー♪」
マジでれんちゃん可愛い。見てるだけでニコニコ出来ちゃうレベル。でも……そのうち『あぁ?何だよクソ兄貴!!』見たいな反抗期が来ちゃうんだろうなぁ……。考えただけで欝になりそうだ。
「?どうしたのー?おにいちゃん」
「なんでもないよ」
「ん♪」
憐華がまた抱きついて来た。今日何回目だよ……。そんなに抱き着くのが好きなのか?
「れんかー」
「んー?なに?」
「(抱き着くの)そんなにすき?」
「うん!!(おにいちゃんが)だぁーいすき」
何か意味がズレてる気がするけどまぁいいや。前世じゃ兄妹何ていなかったしどう接すればいいか分からないけど何となくやっていこうとっ。
「あー!もうすぐ『じぇなしーせんたいくべろん』がはじまるー」
「見る?」
「うん!」
いやーこっちの世界にもアニメとかラノベとかあって良かった〜。こっちに来てからまずそれが気になったね。
今から始まる『ジェナシー戦隊クベロン』は子供に大人気の戦隊モノで、ジェナシーとか言う謎のエネルギーを毎回悪の組織『ワガママン』が奪おうとするんだが、正義のヒーロー5人組『クベロン』がボコボコにするって内容何だがめちゃくちゃな設定過ぎて眠くなりそうだ。そもそもこの悪の組織、無能過ぎる。ヒーローモノってだいたい、世界征服にしても『〜〜を使ってーーをするぞ!』みたいな感じなのにこの悪の組織毎回『よーし!今回もジェナシー取りに行くぞー!』『おぉ!!』みたいな感じで考え無しに突っ込んでいくし、必殺技の対策もしない、マジでこれ考えた監督誰よ!?駄作にも程があるにも関わらず子供に大人気。
俺には一生理解出来ない話だな……。
「アハハハ、おもしろーい」
「ソウダネー」
まぁ可愛い可愛い妹ちゃんが喜んでる事だしどうでもいいか。
「……」
「?なにー?おにいちゃん」
「いや、なんでもないよ」
俺はそう言って憐華の頭を撫でる。憐華は撫でられると猫の様に目を細め喜んでいた。「うふふ、おにいちゃんになでられてる」と小声で言いながら顔を紅く染めるもんだから尚更可愛い……。
感想待ってマース!