僕は、三島 諦。今年から高校生になって今、入学式を終えたところです。
高校の名前は私立駒王学園であり志望理由は……家から近かったからだ。
そして今日から一人暮らしという新しい生活になるのだ。両親は海外に飛び回ることが多く週に1日しか帰ってこない日が多かったが今回は大きなプロジェクトがあるとかで海外に単身赴任をしなくてはならなくなった。
当然母さんは付いていくが僕は日本におりたかった為に一人残ったのだ。
毎月の生活費も貰いすぎてぐらい振り込まれるから心配はないので逆に楽しくなってきた。
だがそれも今日この日に変わっていった。
「ただいま~……と言ってもいつも通りか」
誰もいない家にはこの挨拶に返しがないことは分かっていた。しかし-------
「「おかえりなさいませ御主人様」」
「へ?」
二人の美人がメイド服を着てお出迎えしてくれた。片方は綺麗なまでの脱色した白い髪に背が170㎝位ある美女ともう片方は銀髪の同じくらいの美女である。
「………どちら様?」
そう言葉にするのが限界だった。
取り敢えずリビングに移動して食卓のテーブルに二人を招いた。がいつの間にやっていたか知らないがお茶を用意しようとしたらもう準備されていた。
「さて、あなた方は一体?」
二人は顔を見合わせてからこちらに向き合った。
「私はミラと申します。この度勝手ながら主、諦様に仕えるべく参上しました。」
白い髪の女性、ミラはそう言った。続いて銀髪の女性が話す。
「私はグレイフィア・ルキフグスです。あなたは覚えているか分かりませんがあなたは私の命の恩人です。」
え~とミラさんにグレイフィアさんね。で、グレイフィアさんはともかくミラさんは接点無さそうだな?
「……私、いや我々はあなたを見て我々の主たる者だと確信いたしました。そのために先んじて私が参上しました。」
う~んやっぱり分からん。
「グレイフィアさんは僕に救われたって言ったのは何で?僕、グレイフィアさんとは会ったことはないよ。」
「……やっぱり」
何だろう?
「失礼します。」
そう言って頭に手を乗せた。すると何かの記憶が入ってきた。
前の家の庭に血だらけの女の人が倒れていた-------
僕はその女の人の頭をを膝に乗せて持ってきたコップの中の水を優しく飲ませてあげた---------
女性は僕を手刀で切りつけてきた---------
僕は、そのあと泣いてしまった-------
女性は僕に何かの魔法をかけた-------
気が付くと女性は姿を消していた-------
「そっか……あの時の………」
「はい。あのときは本当にごめんなさい。私は疲れていて助けてくれたあなたを……」
「いいよ。今更気にしていないよ。」
「……私はあの事を後悔しておりました。あの時のことを謝ろうと思い人間界に来ては貴方を捜していました。ようやく所在を掴めたところで、貴方は既に引っ越しをされていました。」
うん…ごめん。両親が仕事でポンポン移動するからね。
「そして昨日、貴方の所在を掴みこうして会えることが出来ました。今度は貴方にあの時の恩を返すべくお仕えすることにしたのです。」
「…何だか違う方向にいっているかもしれないが。ありがとう。」
こうしてメイドさんが家族に加わったのだ。
次回はミラさんの回。仲間がもっと増えるかもよ。