休日----
僕はいつも通り起きる。規則正しい生活が一番である。
だが
「うーーん。ハァ!良く寝た。」
ベットから起き上がろうと横に手をついたら
ムニュン
何か柔らかい物を掴んだ感触が左手に伝わる。確認しようと掛け布団をひっぺ返すと
紫色の忍び装束を着た髪が霞色の美女が横になって気持ち良さそうに寝ていました。
だ、
「誰?」
「おはようございま…す…」
僕を呼びにきたミラが僕の横にいる美女に固まってしまった。だが何者か理解していたのか
「ハァ……もう来たのですか。霞、起きなさい。」
「う…ん?」
忍の美女はゆっくりと起き上がる。
「ファー…あっ。おはようございます主様。」
三つ指付いて頭を下げる。さぁ増えましたよお仲間。
「て、この人はミラの同じ古龍なの?」
朝の食卓でミラに質問していた。ちなみに霞さんは僕の右斜め後に立っていた。
「はい。霞、自己紹介を」
「改めまして、霞と申します。オオナズチと呼ばれる古龍です。得意技は霧や幻影を見せたりすることです。」
霧か…忍びには打ってつけだな。
「今回、皆と一緒に顔合わせをと思いましたが最近、この街に堕天使と呼ばれるカラスどもが紛れ込んで来たので安全を考慮して先に来たのですが…」
ミラは言葉を断ちその恐い顔を霞に向けていく。
「…どうしてベットの中まで入る必要があるか説明をしてくれないですか?」
「…あ~えっと……」
「私が入りたかった位ですから抜け駆けはずるいです…(ボソッ)」
恐いよ。その顔やめようよ。それと最後何を言っていたの?
「ま、まぁとにかく落ち着いて。」
とにかく朝はこんな感じに過ぎていった。
「それでは召喚をします。取り敢えず5人位がいいですね。」
リビングの床にはいくつかの魔方陣が重なり光だす。
光が収まるとそこには5人の影が見えた。
メイドが4人と漆黒の騎士が1人である。
「では貴女たち、自己紹介を」
「はい、最初に私は古龍ミラボレアスのアレスです。ミラルーツの妹に当たります。」
「同じくミラ姉の妹である古龍ミラバルカンのカンナで~す。よろしくマスター!」
「俺は覇龍アカムトルムのアルだ。よろしく!」
「私は……崩龍ウカムルバスのウルです。……初めまして///」
またメイドが増えたよ。なんだかなぁ~。
次はっと…
なんか映画でやる騎士の格好をした人が目の前まで来て片膝を立てて頭を下げている。背中には身の丈以上の禍々しい大剣を背負っている。
「…やっと…やっとお会いすることが出来ました。私の永遠の主君。」
えっ?目がうるうるとしているよ。なんだ?何かしたのか!?
「貴女のではないでしょ。」
「分かっていますよ。」
なんか今までとはなんか感じが違う。
「改めまして、主君の剣であり盾でもある古龍unknownのレイアです。この命全ては貴方のために。」
アンノウンってなに?名前?
「さて、これで取り敢えず5人は召喚されました。そしてもうひとつプレゼントです。」
そう言うとミラは空間の裂け目からアタッシュケースを取り出してきた。
「これは?」
「開けてみて下さい。」
言われて開けてみるとそこにはチェスの駒が入っていた。
王が1つに女王が1つ、僧侶かな?と騎士が2つずつと戦車が3つ、兵士が8つか…
なにこれ?
「これは、悪魔にある『悪魔の駒』を元に作ってみました『龍の駒』です。参考がなかったのでそのままパクりました。」
「へぇ~」
と言って王の駒を取ると手のなかに吸い込まれていく。
「えっ!?えっ!?何々これ!?」
あっという間に吸い込まれてしまった。
「…やはりその駒も主を分かっているのね。」
レイアさんが呟いていたけどなに?
「それでは駒も認めたことですし主様はどの駒を誰に入れますか?」
うん…僕はもう驚かないしツッコまないぞ。
じゃあ
女王 ミラ
騎士 レイア
戦車 ウル アル
僧侶 グレイフィア
兵士 カンナ アレス 霞
取り敢えずこんな感じかな?
「ではこれで終わりたいと思います。」
えっ?何が……
言う前に何か柔らかいものが顔に押し付けられた。
「やっとマスターに会えたぜ!うりうり!!」
「あ~!ずるいです!」
「私が一番待っていたから私だよ!」
「私も……マスター触りたい。」
「主君の体…ハァ……ハァ……」
あぁ成る程そういうことね。でも、レイアさん?さっきとは大違いで何だか怖いですよ……