ONE PIECE   《自由》の向こう岸には   作:濱田カオル

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どうも読者の皆さん。
このお話ではある人物がONE PIECE の世界に飛ばされたら、という設定で書いていきます。
原作知識はありません。
特典もありません。
オリジナル悪魔の実を出します。




それでは1話目  "約束"  です。

















          "約束"

あれ?

 

ここはどこだ?

 

いつの間にか俺は何もない、表現のしようがない無の世界にいた。

 

確かに俺は生きていたはずだが・・・・・・・。

 

 

ーー君は死んだんだヨ。

 

 

どこからか声らしき音が聞こえる。

 

 

ーーア、ボクは全ての世界を司っている神様みたいな存在だヨ。

 

 

え?

 

神様?

 

信じられないが、なんでそんなにお偉いさんが俺なんかに?

 

 

ーー君は前世では何万もの人を斬り殺した殺人鬼だったから、特別に君のところに来たんダ。

まあ戦乱の世だったから仕方ないけどネ。

 

 

・・・・・・・え、そうだったのか・・・・・・・。

 

そう思うと、何万人分もの罪悪感が俺に一斉に襲いかかってくる。

 

 

ーーだから君をそのまま輪廻の輪に戻すのは、少し難しいことなんダ。

 

 

・・・・なるほど、つまり俺はどうすればいいんだ??

 

 

ーーそうだネ。

新しい世界に行ってもらって過去の過ちを振り返る事ができたら、輪廻の輪に戻すことを約束 (やくそく)するヨ。

 

 

新しい世界?

 

 

ーーうン。

ボクが作り上げた世界の中で最も自由な世界ニ。

 

 

自由・・・・・・。

 

 

ーー過去の君は政府側から命令され、人をただひたすらに斬り続ける殺人鬼だっタ。

その殺人鬼さんが新たな世界でどういう風に変わるのか、じっくりと見させてもらうヨ。

 

 

分かった。覚悟を決めたよ。

 

 

ーーそれじゃ、新しい世界にイってらっしゃイ。

 

 

 

 

 

 

 

どんどんと無の世界にいたはずの俺の魂の意識が薄くなる。

 

そして、新たな世界に飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー???sideーーー

 

 

ふぅ。

 

まいった。

 

フーシャー村からマリンフォードに戻る途中の偉大なる航路で突然の大嵐。

 

海を流され辿り着いたこの島はどうやら無人島らしい。

 

今は、大嵐のせいで軍艦の損傷した部分を直している。

 

オレは特に何もすることがないから今、無人島を散策してる。

 

別段変わった様子もない砂浜、ぼうぼうと生い茂る草木。

 

普通の無人島だな。

 

ん??!

 

見聞色を使ってみたんだが、あの木の茂みにだれかいるな。

 

どうやらあちらもオレにきずいたらしく、腰に携えていた刀を引き抜く体勢に入っている。

 

見ると、中肉中背のスタイルに、顔もそこそこの男がいた。

 

歳は大体20くらいか?

 

それに奴から放たれるこの気迫、只者ではない。

 

何年も海軍をやっていると分かる。

 

猛者にしか出せない気迫はいつ見てもすごいもんだ。

 

近頃有名になってきつつあるロジャーや、世界の破壊者と呼ばれているバーンディ・ワールドや今、世間を騒がせている白ひげ等の強者だけのこの気迫。

 

しかし、奴からは覇気が全くといっていいほど感じとれんな。

 

奴は覇気というものを知らないのか?

 

まぁ、どちらにしろ、あちらがやる気ならオレも黙ってはいないぜ。

 

ふん、久しぶりに燃えてきた。

 

オレは武装色の腕を構え、奴に向かって飛び込んだ。

 

 

 

 

 

ーーー主人公sideーーー

 

くそっ!

 

どこだここは!

 

神様との二者面談が終わってから気付いたらこんなジャングルみたいなところにいた。

 

一応、服は着てるみたいで安心した。

 

とりあえず、ここはどこなのか探らないと。

 

外に出るため、光が反射してくる海の方に向かって駆ける。

 

どうやらこの体、相当、丈夫だな。

 

今、滅茶苦茶早く走れてないか?

 

前世で殺人鬼と呼ばれた俺の剣術が自然と頭の中に入ってくる。

 

うん、この体なら全部の技が使えそうだ。

 

それだけではなく、前世では使うことの出来なかった技もこの体なら使えそうだな。

 

まあ、それは後で試すとして、時々刻々と近づいてくる海に安堵した、と同時にその浜辺になにやら物凄い気配を感じた。

 

足音が聞こえないようにゆっくりと歩き、木の茂みの陰に隠れ、奴の様子を窺った。

 

!!!しかし奴はこの俺に気づきやがった。

 

どうやってだ?

 

奴の視界からは完全に俺の姿はなかった筈だ。

 

だとすると、視覚を使わずに周りを感知する能力でもあるっていうのか?!

 

そんな非現実的なことはあり得ないな・・・・。

 

とりあえず、斬るか。

 

神様からなんか言われてたけどよく内容思い出せないし、そもそも神様とあったことも忘れかけてんだ。

 

恐らく、神様が俺の意識を操ってんだろう。

 

まあいい、それよりも奴は何者なんだ?という気持ちが先を行き、居ても経ってもいられなくなった。

 

おれは帯刀していた刀を抜く体勢に入り、奴の次の行動を待った。

 

 

「食らえ!!愛の拳!!!」

 

 

いきなり凄いスピードで飛び込んで殴りかかってきた。

 

右にステップを取り、なんとか避けることに成功する。

 

!!!今の拳、普通じゃない!!

 

空気が裂ける音が聞こえたぞ!?!

 

あんなの一撃でも食らったら、即あの世行きだ。

 

 

「いまのを避けるとは、、中々やるな。」

 

 

俺は納めていた刀身を全て引き抜き、次の攻撃に備えた。

 

またしても相手がストレートで俺に拳を振るってきたので、その拳に合わせて刀を振るう。

 

しかし、予想とは裏腹に、俺の刀が奴の拳を斬ることはなく、逆に刀が拳に弾かれ、俺は刀の衝撃で減速した奴の拳を食らった。

 

・・・・・・・・なんだってんだ?

 

刀が拳を斬れないだと?

 

そんな筈はない。

 

今俺が持っている刀は気が付いたらあったものだが、真剣に間違えはない。

 

じゃあなぜ斬れなかったか?

 

答えは単純明解。

 

奴の拳が異常に硬いということ。

 

体を硬化させるなんてありえないけどな。

 

その時、神様に言われたことを走馬灯のように思い出した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ボクが作り上げた世界の中で最も自由な世界ニ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

自由?

 

まさか、俺がいた世界では有り得ないようなことがこの世界では有り得ることなのか?!!!

 

俺は殴られた腹部を押さえながら奴に聞いてみる。

 

 

「お前は何者だ?!!」

 

 

「オレは海軍本部中将、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンキー・D・ガープだ!!!」

 

 

倒れてる俺の目の前にどしんと立つガープ。

 

 

「海軍?なんだそれ??」

 

 

「!!まさか海軍を知らんのか!!?」

 

 

知るかよ。

 

今さっき来たばかりなんだからな。

 

ついでに自分の名前もなにも分からん。

 

 

「ああ。知らん。ここもどこなのか、俺は何者なのかも分からん。」

 

 

「・・・・そうか。海軍というのは世界政府直属の海上治安維持組織のことだ。絶対正義の名のもとに、海賊などの悪党から民衆を守ることを使命としている。中には己の信じている正義に徹してるあまり、冷酷非情な者もいるがな。」

 

 

「海賊?そんなにいるのか?」

 

 

「そんなにというものではないぞ。海賊なんて、ましてや偉大なる航路には星の数ほどいる。海賊には非行に及ばない奴等も稀にいるがな。」

 

 

偉大なる航路?

 

海軍?

 

世界政府?

 

全部知らないな。

 

やっぱり全然違う世界に飛ばされたのか。

 

ここは海軍に入り治安維持に努めるのが得策かもしれないな。

 

 

「ガープさん?でしたっけ?」

 

 

「ああ。」

 

 

「海軍に入れば強くなれますかね?非行に及ばない海賊たちは置いておいて、罪もない人達を懲らしめる人達を倒すことはできますかね?」

 

 

「海軍に入って、強くなるか、ならないかは、お前さん次第だ。」

 

 

「なるほど。それもいい。ガープさん、俺を海軍に入れてくれませんか??」

 

 

「は??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
私はあまり戦闘描写が得意ではありませんので、お許しください。
次の投稿が諸事情が重なり、来月の末あたりになると思いますので、ご了解いただければ幸いです。


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