前回、来月の末まで投稿できないと言いましたが、キリがよくなかったので、投稿します。
次回、3話目は来月の末に投稿します。
それでは2話目"獅子王【天國】"です。
どうぞ!!!
ーーー海軍本部・マリンフォードーーー
俺は今、海賊本部・マリンフォードという三日月型の地形をした島に来ている。
その中の建物の最上階の一つ下の部屋、《仏》と大きく入口に書かれている部屋に俺はいた。
「それで?、得体の知れないそいつをここに連れてきたというわけか?」
「まぁ、そういうな!センゴク!!ぶわっはっはっはっ!」
「はぁ。ところでそこのお前!」
咄嗟に呼ばれ、心の準備をしていなかった俺は、聞き返す。
「ん?俺のことですか?」
「ハァ、お前以外に誰がいるんだ。お前の実力はどのくらいなんだ?」
「ええっと、人斬r・・・・・・いえ、分かりません。」
「なら、少し実力を試させてもらうぞ。」
「は、はい!!」
どうやら海軍の訓練所みたいなところに連れてこられたらしい。
そこに待っていたのは、
「ゼファー?いるか?」
センゴクさんが口を開く。
すると中から紫色の髪をした短髪の滅茶苦茶ごっついおっさんが出てきた。
この人・・・・・・・強ぇ......。
こいつからはガープさんやセンゴクさんのようなとんでもない気迫を感じる。
海軍にはこんなやつばかりなのか?!
「どうした?センゴク。」
「いや、なに、こいつの強さを試したいんだが。」
と言って、センゴクさんは俺の頭を鷲掴みし、強制的にゼファー?さんと対面させられた。
そして、そのゼファーさんにじろりと見られ、こう言われる。
「ほう、こいつを。悪くねぇが、こいつからは覇気を感じないな。」
「まあ、実力だけでも見てやってくれ。」
「分かった。小僧!かかってこい!」
「え?でもいいんですか?こっちは刀で、そちらさんは素手ですよ?」
「ふん。構わん。俺は武器は使わねぇからな。」
「それでは容赦なく。」
おれはガープさんとの戦闘の時に使った刀を鞘から抜き、ゼファーさんの右側に移動する。
そのまま俊敏性を生かして急接近し、ゼファーさんの右肩から腹部にかけて縦に太刀筋を入れた。
・・・・・・筈だった。
俺が太刀筋を入れた箇所からは血が一滴も出ず、黒く固くなっていた。
これは......まるであの時のガープさんの???
「小僧。スピードはかなりのものだ。太刀筋も悪くはない。が、覇気が全く使えてないな。」
「・・・・ええっと、覇気ってなんですか??」
「覇気とは全世界の全ての人間に潜在する力だ。気配、気合、威圧、それら人として当たり前の感覚と何ら変わりはない。ただし大半の人間はその力に気付かず、あるいは引き出そうにも引き出せず一生を終える。」
「覇気・・・・・・・・・。」
「小僧。やる気があるなら俺が直接叩き込んでやるが?」
「え!!!!いいんですか!?」
「ふん。別に構わん。俺は教官だからな。元々は大将だったがな。」
「た、た、た、た、大将ォ~~~~~~~??!!!??そ、そ、それじゃあ、宜しくお願いします!」
「ああ。今日はもう遅いから、明日からだ。」
ここで今まで黙っていたセンゴクさんが俺に話しかける。
「お前の住居は訓練所の寮でいいだろう。十分に実力をつけたら、海軍に入隊することを承認するよう、元帥に言っておこう。因みに私も海軍本部大将だ。」
「えええっ!!!???大将~~~~~~~??!!!??わ、わ、わ、わ、分かりました!宜しくお願いします!」
と言って、足早にこの場を去る俺。
今日は本当にたくさん大変な事があったけど!
この世界に来てから、一日も立たずに海軍本部に来て、いきなり中将、大将、の2トップに会うとか。
全員俺より滅茶苦茶強かったし。
けど明日からゼファーさんから直接指導してもらえるんだ。
俺もまだまだ強くなれる筈だ!
よし!!頑張るぞ!!!!!!!
「ゼファー。どうだった?」
「さっきも言ったが、スピードはかなりのものだ。太刀筋は、一年前まで俺は海軍大将として幾多の剣士を見てきたが、その中でも、奴は変幻自在のトリッキーな動き。今まで見たことのない、類のない太刀筋だった。それに加えてあのスピード、俺もなんとか硬化できたがあと一歩遅かったら斬られてたな。ガープ、いい人材を見つけたもんだな。」
「ぶわっはっはっはっ!ほれ、見ろセンゴク!!」
「覇気を覚えれば相当の海兵になる筈だ。これは将来が期待できる。」
翌日
俺は今、訓練所の前にいる。
中から大きな気配を感じる。
恐らく、もう中でゼファーさんが待ってるんだろう。
とうとう今日から修行が始まるんだ。
そう思うと自然に体が震え上がる。
これは恐れや恐怖等から出る震えではない。
心が勇み立つために体が震える、武者震いってやつだ。
気持ちを改め、俺はドアに手をかけ、ノブを回し、中に入る。
すると、そのには悠々と仁王立ちで待っているゼファーさんが。
俺は声を出す。
「宜しくお願いします!」
「よろしくな。それよりも小僧、名は何て言う?」
「名前?ええっと、まだ自分でも分からないんです。」
「やはりか。ガープから聞いた情報は間違えではないか。なら、俺がお前に名をつけてやる。」
「え?」
「小僧。今日からお前の名は【ゼータ】だ。」
「ゼータ。。。いい名ですね。ありがとうございます。」
「ああ。それともう一つ気になっていたんだが。」
と言って、ゼファーさんは訓練所の奥の方から神々しい光を放つ一振りの刀を持ってくる。
「ゼータ。今お前が帯刀している刀を抜いてみろ。」
そう言われ、俺は鞘から刀身を引き抜く。
すると、ひびが入っており、振ってみると刀の刀身が真っ二つになった。
「やはりな。名もない刀が俺の武装色と、ガープの武装色を受けたんだ。耐えられる筈がない。その詫びと言っちゃあなんだが、これをお前にやろう。」
と言ってゼファーさんが俺にさっきの神々しい刀を投げてくる。
俺はそれを空中で掴み取り、手前に持ち寄せ、鞘から刀身を少しだけ抜く。
「!!!!!!!!これは?」
「そいつはもう触らんと決めてたんだがな。
《獅子王【天國(あまくに)】》。最上大業物12工の一振りだ。昔、俺がまだ現役の頃に拾ったもんだが、俺は剣士ではないんでな。もう使わないと決めて保管していたたところ、お前が俺の前に表れた。それはお前が持っておくべきだろう。」
「いいんですか?こんな凄いものを俺に。」
「いいんだ。世代は時と共に変わっていく。俺はお前に託した。だが、だからと言って修行に手は抜かんぞ。」
「はい!!!改めて、宜しくお願いします!!!!」
俺は新しい刀を腰に帯刀し、ゼファーさんに向かって大きく挨拶をした。
さあ、始めようか、修行を!!!!
いかがだったでしょうか?
今回出した主人公の名前はZの名前から取りました。
ζと書いて、ゼータと読みます。ギリシア文字です。
ラテン語のZと同系の文字です。
なぜ、ゼファーがその名をつけたかって???
それは後の話の重要なポイントになってくるので、お楽しみを。
それとタイトルにもなっている"獅子王【天國】"。
これは二つの著名な日本刀の名前から取りました。
一つ目は、源頼政が鶴を退治した恩賞として与えられた伝説の太刀、【獅子王】。
二つ目は、日本刀剣の祖とされているが、いまだに謎の多い、【天国】。
"獅子王【天國】"についての説明は後々、本文で紹介するので、これもお楽しみを。
少し説明が長くなってしまいましたが、今回はここまでにしようと思います。
次回こそ来月の末で会いましょう!!!!
ご不明な点やご指摘、ご感想は感想欄の所に書いてくれれば幸いです。