アスナの妹を作って、SAOに放り込んだ   作:フリーザ様

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第19話

 

そんなわけで55層。

 

「びえっくし!」

 

リズが豪快にくしゃみした。

 

「寒いの?」

 

「………雪山なんて知らなかったのよ……」

 

なんて話してると、先頭を歩いてたキリトが振り返った。

 

「余分の服とかないのか」

 

「ない」

 

すると、キリトは大きな黒革のマントをオブジェクト化させて、リズに投げた。

 

「ほら」

 

「……あんたは大丈夫なの?」

 

「精神力の問題だ、きみ」

 

「いちいちムカつく言い方するんだから……」

 

その様子をアスカは見て、自分も加藤茶バリにワザとらしいくしゃみをぶちかました。

 

「アスカも寒いのか?」

 

「うん。だからコートを……」

 

「お前は55層は氷山地帯だって知ってただろ。持ってこなかったお前の自業自得だ」

 

「……………」

 

イラッとしたアスカは後ろからキリトの尻を蹴った。

 

「いてっ!何すんだよ!」

 

「るせーバーカ」

 

プイッと不機嫌そうにそっぽを向くアスカ。「なんなんだよ……」と、ブツブツ呟きながらもキリトは先を進んだ。そのアスカにリズが気まずげに聞いた。

 

「あの……使う?」

 

「………いい。自分の使う」

 

「自分のあるんだ……」

 

リズは呆れた。で、なんだかんだ話しながら山頂に到着。山頂は一面に巨大なクリスタルがキラキラと輝いていた。

 

「わあ……!」

 

リズが声を漏らした。そして、走り出そうとしたリズの襟首をキリトが掴んだ。

 

「ふぐ!何すんのよ!」

 

「転移結晶の準備しとけよ」

 

真面目な顔で言うキリト。

 

「それから、ここからは危険だから俺とアスカだけでやる。リズはドラゴンが出たらそのへんの水晶の陰に隠れてるんだ」

 

「……なによ、あたしだってそこそこレベル高いんだから、手伝うわよ」

 

「リズ」

 

アスカが口を挟んだ。真面目な顔で首を横に振ると、リズは小声で「わかったわよ……」と、引き下がった。すると、ドラゴンの鳴き声がした。

 

「! その陰に入れ!」

 

キリトに言われてリズは従った。そして、アスカとキリトがドラゴンを探す。そして、ドラゴンが真ん前のでっかい水晶の上に降り立った。

 

「行くぞアスカ」

 

「うん!」

 

ドラゴンが走る二人にブレスを吐いた。それをキリトは正面から斬ってガードした。そして、そのキリトの肩を後ろから踏み台にして大きくジャンプした。

そして、空中から閃光玉を投げ付けた。カッ!と輝き、怯むドラゴン。その隙に正面からキリト、背後からアスカがボコボコにする。

その様子を見て、リズは思わずスゴイと、思った。完璧に二人の攻撃は息が合ってる。正面から戦うキリトと、それをサポートするようにいろんな道具を使うアスカ。

もう勝ったなこれは……と、リズは思い、一歩踏み出す。その瞬間、キリトが声を上げた。

 

「馬鹿‼︎まだ出てくるな‼︎」

 

「何よ、もう終わるじゃない。さっさとカタを……」

 

と、言いかけたところでドラゴンの目が光った。そして、リズに向かって突風攻撃をした。

 

「きゃあっ!」

 

飛ばされるリズ。幸い、さほどダメージはなかったが、大きく吹き飛ばされた。

 

「リズ!」

 

キリトが戦闘を中断し、リズに向かって手を伸ばす。なんとかキャッチしたものの、二人の着地地点は穴の上だった。

 

「うそ……」

 

リズが声を漏らした時だ。その二人の手をアスカが握った。

 

「!」

 

「アスカ……!」

 

そして、ワイヤーを水晶に巻き付けて、上手い具合に地上へ着地しようとした。だが、そのアスカにブレスを放つドラゴン。

 

「アスカ!」

 

無理矢理、キリトはリズの手を握ったまま、アスカの肩の上に立ち、ブレスを弾いた。だが、完全に弾けるはずもなく、なんとかリズだけでも地上に残そうと投げ飛ばした。

 

「きゃっ……!キリ……!」

 

「キリトー‼︎」

 

リズが地上に着地して、声を出す前にアスカがワイヤーから手を離した。そして、落下しながらキリトの手を掴んだ。

 

「馬鹿!なんで付いてきた!」

 

「ほっとけるわけないじゃん!」

 

「今すぐ戻れ!」

 

「もう無理だよ!」

 

口喧嘩しながら落ちてった。

 

 

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