アスナの妹を作って、SAOに放り込んだ   作:フリーザ様

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第37話

 

 

キリト、アスナ、リーファ、ユイはとりあえず飛んだ。

 

「ありがとう。アスナのお陰で助かったよ」

 

「いえいえ。ああいういざこざはよくあったから」

 

「へっ?」

 

「あーいやなんでもない」

 

「ごめんね。嫌なことに巻き込んじゃって」

 

リーファはしゅんっと詫びた。

 

「いや、俺も火にガソリン注ぐような真似しちゃって……」

 

「ほんとだよー。キリトくん」

 

ジトーっとアスナがキリトを睨んだ。

 

「し、仕方ないだろ!あの言い草は少しイラッとしたんだから!」

 

「ふーん、まぁ別にどうでもいいケド」

 

「お前こそナンパされてたじゃないか」

 

「あんな堅そうなヒト、私はゴメンよ」

 

「じゃあ、どんな人が好みなの?」

 

リーファが聞いた。

 

「私は………」

 

アスナは口を開きかけて、チラッとキリトを見た。バッチリ目が合い、カァーッと顔を赤くする。

 

「な、なんでもないわよ!」

 

「ふぅーん?」

 

ニマニマするリーファとキョトンとするキリト。

 

「つまり、アスナさんはパパのことが好」

 

と、言いかけた所でユイを掴むアスナ。

 

「余計なこと、言わないで」

 

「ん〜!ん〜!」

 

「お、おいアスナ!」

 

「あら、ごめんなさい」

 

「ケホッケホッ……う〜……酷い目に合いましたぁ〜」

 

言いながらキリトのポケットに入るユイ。

 

「ど、どうしたんだよ……」

 

「何でもないわよアホキリトくん」

 

「はぁ?」

 

アスナの肩にリーファは手を置いた。

 

「頑張ってね」

 

「いえ、別に良いのよ。多分、勝てないから」

 

「勝てない……?」

 

「なんでもないわ。さ、急ぎましょう」

 

アスナが速度を上げ、それにキリトとリーファは続いた。

 

 

 

 

PGユニコーンガンダムをオベイロンは持ってきた。ご丁寧にコンセントとか作ってくれた。

 

『あっ、でもこの世界で電気の再現は中々難しくてねぇ、威力が電気属性武器並みだから、扱い気を付けてね』

 

それはアスカにとって好都合だった。今はオベイロンはいない。頼んだプリンを取りに行ってる。

 

(ま、上手くいくかは分からんけど……)

 

そんな事を思いながらアスカはプラモを作った。

 

 

 

 

四人は洞窟の前に到着。ローテアウトを済ませた。アスナが待機してる間に、和人と直葉が自宅に戻り、鉢合わせした。

 

「あ、二人とも起きた。おかえり……何かあったの?」

 

「「いや、なんでもない……」」

 

「いや、なんでもない事なさそうだけど……」

 

「なんでもないよアスナ……」

 

「ちょっと、自分たちに兄妹である資格があるか悩んでるだけ……」

 

「は?兄妹?」

 

アスナに聞かれて、二人は頷いた。顔を手で抑えながら。

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………行こっか」

 

「「はい」」

 

洞窟に入った。

 

 

 

 

「「「…………」」」

 

三人揃って気まずい。微妙な空気の中、三人は洞窟を進む。すると、リーファにメッセージが入った。

 

「あ、メッセージ入った。ごめん、たんま」

 

「ああ」

 

リーファはそのメッセージを開く。

 

【やっぱり思ったとおりだった!気をつけて、s】

 

「………何これ」

 

思わず呟くリーファ。

 

「どうしたの?」

 

アスナに聞かれたので答えようとしたのだが、その前にユイの声がした。

 

「パパ、接近する反応があります」

 

「モンスターか?」

 

「いえ、プレイヤーです。十二人」

 

「じゅうに……⁉︎」

 

リーファは絶句した。

 

「隠れてやり過ごすわよ」

 

「どこに……?」

 

「そこはお任せよん」

 

リーファはそう言うと、キリトとアスナを壁際に寄せ、スペルを詠唱した。すると、薄茶色の壁が出てきた。キリト達から外は見えるが、外からは見えない。

 

「喋るときは最低のボリュームでね。あんまり大きい声出すと、魔法が解けちゃうから」

 

「了解」

 

アスナが短く返事をした。で、三人は通り過ぎるのを待つ。だが、

 

「あれは、なんだ?」

 

「へ?」

 

「モンスターかな?赤い、ちっちゃいコウモリが……」

 

「⁉︎」

 

リーファはそれを見るなり、隠蔽魔法から抜け出して、そのコウモリを始末した。

 

「お、おい。どうしたんだよ」

 

「高位魔法のトレーシング・サーチャーよ!街まで走るよ!」

 

そう言うと、三人は走った。たったかたったか湖の上の橋を通る。すると、街の入り口に壁が現れた。

 

「やばっ……」

 

「な……」

 

だが、キリトは走る勢いは止まらない。背中の剣を抜いて斬った。当然弾かれる。

 

「無駄よ。術者を倒さないと消えない」

 

「もっと早く言ってくれ……」

 

「君がせっかち過ぎるんだよ」

 

「それより、戦うしかないわよね」

 

アスナが言うと、リーファとキリトとアスナは剣を抜く。

 

「リーファ、君の腕を信用してないわけじゃないんだけど、ここはアスナと俺に任せてくれないか」

 

「へっ……?」

 

「そうね。ごめんなさいリーファ」

 

「わ、分かったけど……」

 

で、キリトとアスナは突撃した。キリトが先に斬りかかった。が、前衛の盾装備にガギィィンッ!と阻まれる。そのキリトの背中をアスナは踏み台にし、あっさり前衛を突破すると、敵の真ん中に飛び込んだ。

 

「えっ」

 

「あれ?」

 

そして、背後から盾装備をあっさり撃破。

 

「あっ……」

 

「サンキューアスナ!」

 

それによってキリトも懐に潜り込んだ。

 

「なっ……!」

 

後方からの魔法の援護をキリトは橋の欄干を跳ねて躱し、斬った。その動きに怯んだ中衛のメンバーをアスナはモーションだけフラッシングペネトレイターで倒した。その様子を見ながらリーファは呟いた。

 

「………なんなのあの人たち」

 

強過ぎて引いた。

 

 

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