アスナの妹を作って、SAOに放り込んだ   作:フリーザ様

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第41話

 

 

障壁のすぐ下。キリトがユイに聞いた。

 

「どうだ、ユイ届いたか⁉︎」

 

「分かりません……んっ?」

 

「どうしたの?ユイちゃん」

 

アスナが聞いた。

 

「いえ、何か……空から降って来ています。プレイヤーです」

 

「プレイヤーだと?」

 

キリトとアスナは空を見上げた。すると、確かに何かが落ちて来る。見覚えのある影だった。

 

「アレって……!」

 

「ママ〜!」

 

ユイが声を上げた。アスカが降って来た。

 

「うおっ!」

 

慌てて受け止めるキリト。

 

「アスカ!」

 

「キリト……!お姉ちゃん!」

 

そのままアスカはキリトと近くにいたアスナに抱き付いた。

 

「キリト、お姉ちゃん、ユイちゃん……会いたかったよ……」

 

「うん、私もだよ。アスカ……」

 

アスナも抱き返す。キリトが聞いた。

 

「お前なぁ……何処から降って来た?」

 

「鳥籠……相変わらずオベイロンはチョロいよ。すぐに抜け出せた……」

 

「相変わらず無茶苦茶な奴だ……」

 

「キリトに言われたくないよ……」

 

アスカもキリトもアスナも涙を流す。

 

「えっ?オベイロン……?どういうこと?」

 

リーファが声を漏らした。

 

「……お姉ちゃん、この人は?」

 

「リーファちゃん、私達の協力者でキリトくんの妹さんよ」

 

「………リーファさん、ありがとうございます」

 

「い、いえいえ。こちらこそキリトくんに助けてもらってましたから……。それより、オベイロンって……?」

 

そこで、アスカはすべて説明した。オベイロンの目的、天空都市なんて存在しないこと、実験台格納室のこと。全部。

 

「そんな……ひどい……!」

 

リーファは今すぐにでもログアウトしたかった。こんなゲーム、気持ち悪いからだ。特にGMが。

キリトが聞いた。

 

「でも途中、百何人かは目を覚ましたよな?アレは何があったんだ?」

 

「二回目なんだ。あの鳥籠から逃げ出したの。その時に何人か逃がしてあげられたんだけど、見つかっちゃって……こんな、メチャクチャにされちゃった……えへへっ」

 

そう無理して微笑むアスカの身体はボロボロだ。服は破れ、刺し傷などはないものの、何故か歯型などが付けられている。キリトもアスナも奥歯を噛み締めた。

 

「人の妹に……!あんの野郎……!」

 

「それで、どうすればいい?」

 

「あそこのドームから天井に到着すれば、そこから入れば私がある程度中は案内出来るんだけど……」

 

「けど、なんだ?」

 

「オベイロンが言ってた。このグランドクエストは絶対にクリアできないみたい」

 

「なっ………⁉︎」

 

アスカの言葉に、キリトもアスナもリーファも絶句する。

 

「どういう意味だ……?」

 

「分からない。けど、そう言ってた」

 

「難易度がそれだけ高いということか……?」

 

キリトもアスナも、うつむいた。このままじゃ、アスカを助けられない。そう思った時だ。

 

「なら、私達が力を貸しますよ」

 

キリト達が振り返ると、いつの間にかそこは100人以上のプレイヤーが並んでいた。そして、その先頭に立つのはエギル、クライン、シリカだった。シリカは振り返り、言った。

 

「アスカ親衛隊隊長」

 

「はいっ!」

 

「アスカファンクラブ会長」

 

「はいっ!」

 

「アスカ防衛隊総隊長」

 

「はいっ!」

 

「アスカ護衛部隊全隊長」

 

「はいっ!」

 

「アスカ聖教教範」

 

「はいっ!」

 

「アスカ研究会研究室長兼教授」

 

「はいっ!」

 

「アスカエンジェル艦長」

 

「はいっ!」

 

「アスカ合衆国大統領」

 

「はいっ!」

 

「アスカ海賊団船長」

 

「はいっ!」

 

「シン・アスカ」

 

「はいっ!」

 

「アスカ愛護団体団長」

 

「はいっ!」

 

「その他アスカ組織全リーダー」

 

「「「はいっ!」」」

 

「全568名、我々が力を貸しましょう」

 

「………なんか、増えてない?」

 

アスナが若干引き気味に言った。

 

「みんな……」

 

アスカが声を漏らした時だ。クラインが言った。

 

「そゆことだ。こんだけ数がいれば、クリアできねェクエストはねェだろ!」

 

「全員、エギルさんが集めてくれたんですよ」

 

シリカが言うと、エギルが親指を立てた。

 

「エギル……エギルー!」

 

アスカはエギルに抱き付いた。その瞬間、シリカの目の色が変わった。エギルを指差す。

 

「全員、こいつ、死刑」

 

「ま、待て待て待て!今はそんなん言ってる場合か!」

 

言うと、何とか収まった。そして、シリカが全員に言った。

 

「全員聞こえるか!このゲームのゲームマスターは我らの主神、アスカに涙を流させた!その上、暴力的にも精神的にも性的にも我が主を縛り続けた。この暴挙は許し難いものであるッ!」

 

『オウッ‼︎』

 

「ならば教えてやろうぞ!我らの神に手を下した者への神罰を!」

 

『うおおおおおおおおおおおッッッ‼︎‼︎‼︎』

 

男達の拳が突き上げられる。その様子を見ながらリーファはアスカに聞いた。

 

「あの、アスカさん?」

 

「は、はい」

 

「何したんですか?SAOで」

 

「何もしてないはずなんですけどね……」

 

そして、一同はグランドクエストに突入した。

 

 

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