アスナの妹を作って、SAOに放り込んだ   作:フリーザ様

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第47話

 

「あ、あなた……どんな敏捷値の上げ方したの?」

 

シノンが聞いた。

 

「それに、反射神経も……弾道予測線すらも躱してたんじゃないの……?」

 

「あ、えーっと……特に特殊なことはしてませんでしたけど、一層の時からステータスはとにかく速さを極めようって思ってましたからね。当たらなければどうということはないとも思ってましたし。ヒースクリフ戦の時だってほとんど速さで」

 

「……一層?ヒース……?」

 

「なんでもないです」

 

黙った。

 

「そ、そんなことよりお金手に入りましたよ!早く買いに行きましょう!」

 

「そう?」

 

そんなわけで、二人は武器を選びに向かった。

 

「で、どんな武器が良いの?」

 

「とりあえず……ライフル、サーベル、バズーカ、バルカンがいいです!」

 

「ガンダムじゃない」

 

「サブウェポンでハイパーハンマーとジャベリン追加」

 

「だからあのね?」

 

「冗談ですよ」

 

シレッとアスカは言った。

 

「実際は何がいいのよ」

 

「うーん……でも、ガンダムみたいな……バランス取れた感じが良いです」

 

「バランスって……このゲームは銃が基本なのよ?」

 

「わ、私はほら、今までやってきたゲームが剣メインでしたから……その、何、剣があったほうが落ち着くんです」

 

「……まぁ、あれくらい速いならあっても良いと思うけど……剣ならあそこにあるわよ」

 

シノンの指差す先には筒のようなものがあった。

 

「……あれって、まさか」

 

「そうよ。ビームサーベル」

 

「ふおおおおお!」

 

興奮気味にダッシュで壁に引っ付いた。

 

「こ、こんなものがあるとは……」

 

「正式名称は光剣っていうんだけどね」

 

「これ買う!」

 

「……まぁ、止めはしないけど」

 

「いえーっす!」

 

拳を天井に突き上げたあと、腰に引き戻して喜び、アスカは買った。

 

「……ま、戦闘スタイルは好きずきだけど、さ」

 

シノンの台詞を流してアスカは剣をブウンと出した。

 

「おお……」

 

ヴンヴォンヴォンッ!と簡単なソードスキルを試すアスカ。

 

「……結構、サマになってるのね。剣がないと落ち着かないって言ってたけど、なんのゲームやってたの?」

 

「えーっと、SA……LO」

 

「ALO?へぇ〜……」

 

「うん……。あとその前に少しね、……丸2年ほど……」

 

「案外侮れないのかな?」

 

「それほどでもないですよ」

 

「一応、メインがそれで良いとしても、サブに何か持ってた方が良いわよ」

 

「……じゃあ、ビーム兵器とかないですか?」

 

「残りいくらある?」

 

「えーっと……25万くらい、ですね」

 

「うへ、光剣って無闇と高いんだなぁ。残り150Kだと……弾や防具にかかる代金を考えるとハンドガンかな」

 

「もう一個買えるな」

 

「へっ?」

 

もう一個買った。

 

「な、何してるのよ!」

 

「へ?キリトの真似、二刀流」

 

「二本も剣買って……牽制射撃も無しにどうやって近付くつもりよ!」

 

「うーん……まぁ大丈夫ですよ。魔法同士の遠距離戦の中にキリト……彼氏と二人で剣一本で飛び込んで生き残りましたし」

 

「彼氏⁉︎あなた、その歳で彼氏いるの⁉︎」

 

「その歳って……あっ、いや、小学校の四年生にでもなれば彼氏……というより両想いの相手くらい出来ますよ」

 

と、なんとか言い訳してみた。

 

「ふぅーん……」

 

で、そのまま二人で防具と安い拳銃を買って、店を出た。

 

「すっかりお世話になっちゃいました。ありがとうございます」

 

と、アスカが頭を下げると、シノンは胸前で小さく手を振った。

 

「ううん、私も予選が始まるまで、特に予定なかったから。……あっ、いけない。確か3時で締め切りだよ。うわ、総督府までダッシュしても間に合わないかも……」

 

「えっ、あなたもこれからエントリーだったんですか?」

 

「うん」

 

すると、アスカはシノンの手を取った。

 

「えっ?」

 

「走るよ」

 

アスカは言うと猛ダッシュ。シノンの身体が宙に浮くほどの速さだ。

 

「っ⁉︎ ち、ちょっと……!」

 

「舌噛むよ!」

 

そして、走ってる間に駐車スペースのようなものが見えた。そこには小型車量が3台並んでいた。

 

「………よしっ」

 

小さく呟くと、アスカはバイクに跨った。この方が速く移動出来ると判断したからだ。だが、

 

「……足が届かねぇ……」

 

「ダメじゃない!それにこれは運転がメチャクチャ難しくて……!」

 

だが、アスカは足の裏に買った光剣二つを、これまた買ったワイヤーで括り付けて、脚を延長して運転した。

 

「きゃっ……!」

 

急発進したからか、シノンから可愛らしい悲鳴が聞こえた。

 

「す、すごい……!あはは……気持ち良い!」

 

「あ?なに?」

 

「もっと……もっと飛ばして!」

 

「ええっ⁉︎」

 

「早く!」

 

言われてアスカはスピードを上げた。

 

「やっほおおおおおおお!」

 

と、気持ちよさそうに雄叫びを上げた。それを微笑みながらアスカは眺めつつ、総督府まで飛ばした。

 

 

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