僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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やっとAクラス戦です。
書いてみると、なかなか筆が進みません。


Aクラスへの宣戦布告

今日も朝からBクラス戦で消費した点数の補充を行っていて、今は昼休みに入ったところだ。すると雄二は教卓に立った

 

「さて、皆Aクラス戦について話があるから、聞いてくれ」

 

雄二がそう言うとFクラスが静かになる

 

「Aクラス戦だが、これは一騎打ちで決着をつけたいと思っている」

 

『どういうことだ?』

 

『それで本当に勝てるのか?』

 

『誰と誰が戦うんだ?』

 

「落ち着いてくれ、それを今から説明する」

 

雄二が教卓を叩いてみんなを静かにさせる

 

「やるのは当然、代表の俺と翔子だ」

 

試召戦争はどちらかの代表が戦死したら終わりなのが通常のルールなので代表が出るのは当然だろう

 

「バカな坂本が霧島さんに勝てるわけ―」ヒュン

 

須川君がそう言うと彼の近くをカッターが通り過ぎた

 

「なっ危ねぇじゃねぇか」

 

「ツギハミミダ」

 

抗議する須川君に雄二がカッターを構えて言う

 

「須川君、さっきの君の発言は侮辱罪に当たるよ。刑法231条、事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する。それと雄二、君も脅迫罪だよ。刑法222条、生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。今回はお互い様ってことで目をつぶるけど、次は無いからね」

 

「「わ、わかった」」

 

僕の言葉に二人は怯えながら返事をする

 

「話を戻そう。確かに翔子は強いが俺も全力を尽くすから、教科次第では勝てる!!」

 

『『『おぉすげぇ流石坂本だ』』』

 

クラスから雄二を称賛する声が上がるなか

 

「ねぇ坂本」

 

島田さんが雄二に話しかける

 

「坂本と霧島さんってどういう関係なの?」

 

まぁ名前呼びしていれば気になるのも当然か

 

「あ~翔子と俺は……付き合っている」

 

恥ずかしいのか顔をそむけて答える雄二

 

『よし、今から異端者の処遇を決める』

 

『『『『『異端者には死の鉄槌を』』』』』

 

『よし、処刑!!』

 

『『『『『うおぉーーーっ』』』』』

 

覆面集団が雄二へと襲いかかる。仕方ない手伝ってやるか、と腰を上げると

 

「あれ、吉井君も霧島さんが好みなんですか?」

 

姫路さんが光を失った目で僕に聞いてきた

 

「いや、霧島さんは好みのタイプじゃないよ。僕が好きなのは明るい子で――ってなんで姫路さんは僕に攻撃態勢をとっているの?それと島田さん君はなんで教卓なんて持っているの?」

 

「吉井君、むやみにのろ気るのはどうかと思いますよ?」

 

僕がいつのろ気たっていうんだ

 

「吉井、あんたの腐った性根叩きなおしてやるわっ」

 

君に叩きなおされる理由がない。しかしこれでは雄二の援護は難しいな

 

「おい、お前ら雄二の話が終わってないだろ、座れ」

 

一輝がみんなを静かにさせようとするが

 

『『『『『『『『『黙れ高瀬!!異端者の処刑が優先だ!!』』』』』』』』』

 

「二度も言わせるなス・ワ・レ」

 

『『『『『『『『『『『『『『『は、はいっ』』』』』』』』』』』』』』』

 

一輝が殺気を込めて言うとみんな素直に従った。正直僕でも怖かったよあれは

 

「は、話がそれたな。そしてAクラスと一騎打ちにするためこちらは勝利時にAクラスとの設備交換はしない」

 

『なんでだよ』

 

『それなら戦争の意味がないんじゃないか?』

 

「話を最後まで聞け!!Aクラスに勝ったときにFクラスは再度振り分け試験を受けられるように学園長と交渉してきた。このままのメンバーでAクラスに行くよりもAクラスのメンバーと一緒の方が女子と関われるんだ。悪い話ではないだろう」

 

『確かにこんな男どもとAクラスに行っても…』

 

『うおぉぉぉAクラスの女子よ待ってろ~』

 

「よし、じゃあ宣戦布告に行くから明久と秀吉、康太、一輝は一緒に来てくれ」

 

「「「「(……)了解(なのじゃ)」」」」

 

 

 

 

 

ガラッ

 

「失礼する。Fクラスの代表としてAクラスに試召戦争について話があってきた」

 

「話ならアタシが聞くわ。どうぞ、座って」

 

「わかった」

 

優子さんに勧められて僕らはソファに腰掛ける

 

「で、試召戦争についての話ってのは何かしら?」

 

「あぁ戦争の方式を代表同士の一騎打ちにしてもらいたくて来た」

 

この発言にAクラスから驚嘆の声が上がった、まぁ最低クラスの代表が学年主席に一騎打ちを挑むならば仕方ないか

 

「一騎打ちならば手軽に戦争を行えるけど、代表一人にこの設備を賭けるわけにもいかないわ。これは戦争なんだし、坂本君なら何をするか分からないもの」

 

B,Dクラス戦でのことはAクラスにも伝わっていたようでクラス全員が優子さんの言葉に頷いていた

 

「いや、そちらは設備を賭けなくても良い、こちらが勝ったらFクラスの生徒が再度振り分け試験を受けるだけだ」

 

「それなら、こちらにはデメリットは無いけど…」

 

優子さんが渋る。まぁクラスの反応を見れば仕方ないか

 

「それに、BクラスはAクラスに戦争の意思があるらしいじゃないか。大丈夫なのか?」

 

「でも、Bクラスはあなた達と戦争をして負けたのでしょう?なら宣戦布告はできないはずよ」

 

「知っているだろう?実情はどうあれ、あの戦争は対外的には『和平交渉にて終結』したんだ。宣戦布告することはできる、Dクラスもな」

 

「それって、脅迫?」

 

「とんでもない、ただの『お願い』だよ」

 

雄二もAクラスを納得させるために悪役に徹している

 

「分かったわ、一騎打ちでいいわ。3回も戦争をするなんてたまったもんじゃないわ」

 

「お、物わかりが良くて助かるよ」

 

「ただし、こちらからも提案、代表者を選出して7VS7の一騎打ちならばいいわ」

 

本当はこちらは7戦と決めているが優子さんはまるでこちらに妥協させるように言ってきた

 

「なるほど、こちらから姫路や藤崎が出る可能性を考えてか」

 

「えぇ代表でも教科次第では姫路さんや明梨に負けるかもしれないからね」

 

「…わかった、その提案を受けよう。だが科目選択権はこちらが貰っても良いよな?」

 

「え、うーん」

 

科目選択権に関しては昨日話していないため優子さんは迷っている。まぁクラスを代表しているのだから仕方ないことだろう

 

「…雄二の提案を受けても良い」

 

優子さんの後ろから突然霧島さんが現れて言う、気配が薄いけど僕は気付いていたけどね

 

「えっいいの?代表?」

 

「…ただし、条件がある」

 

「翔子、条件ってのはなんだ?」

 

「…負けた方が勝った方の言うことを聞く。1試合ごとに」

 

「……(カチャカチャ)」

 

「康太、何しているの?」

 

僕がカメラを準備している康太に注意すると

 

「……条件反射」

 

どんな条件反射だよ

 

「康太は相変わらずじゃのう」

 

秀吉も呆れているよ

 

「わかった、その条件を呑もう」

 

「ちょっと待って、やっぱり科目選択権は3回はこっちにくれない?4回はそっちにあげるから」

 

Aクラスのみんながまだ納得していなかったので優子さんは妥協案を出してきた

 

「そうだな、それでいい。日時は来週の月曜でいいか?」

 

「…うん」

 

雄二の言葉に霧島さんが同意する

 

「それじゃ、俺らはもう戻るぞ。まだ試験が残っているからな」

 

雄二に続いて僕らはAクラスを後にした

 




ちなみに明久は昭斗に「騙されないように」と刑法をすべて丸暗記しています。
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