僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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多分、Aクラス戦は2戦ずつの投稿になります。


Aクラス戦②

秀吉が勝ったお陰で現在こちらの1勝0敗

 

「次は誰を出す…」

 

雄二は相手を見てから次の代表を決めるみたいだ

 

「Aクラスからはアタシが出ます」

 

「優子か、なら俺が行こう。いいだろう雄二?」

 

「あぁ俺もお前に行ってもらおうと考えていたからな。負けても良いから気軽に行って来い一輝」

 

「あぁ勝ち数を増やしてやるよ!!」

 

そう言って教室の中央へと歩み出る一輝。なんか一輝に負けフラグが立った気がする

 

「雄二、なんか一輝に負けフラグが立った気が」

 

「俺もそう思う」

 

 

 

一輝Side

 

なんかアキと雄二に失礼なこと思われている気がする

 

「一輝君が相手なのね」

 

「まぁお互い頑張ろうぜ」

 

オレは優子と軽く言葉を交わす

 

「科目はどうしますか?」

 

高橋女史が聞いてきたのでオレはどうするか迷っていると

 

「日本史でお願いします」

 

優子が日本史を選択した。ヤバいな日本史は平均300くらいだし今回は手応えがなかったからな

 

「わかりました。日本史、承認します」

 

「「試獣召喚!!」」

 

オレと優子の掛け声に応えデフォルメした召喚獣が現れる。俺の召喚獣はジーンズにロングTシャツ。ミリタリージャケットを羽織っていて、太腿にはポーチが付いている、武器は背中にアサルトライフルを背負っている他に胸ポケットにサバイバルナイフ、ジャケットの中にはヌンチャクとトンファーが入っている。対する優子の召喚獣は西洋鎧に身の丈ほどのランスを片手で持ち、もう一方の手で盾を持っている

 

Fクラス 高瀬 一輝 VS Aクラス 木下 優子

日本史    287          378

 

「先手必勝!!」

 

オレは叫びながら召喚獣にライフルを撃たせるが

 

「甘いわよっ」

 

キキキンッ

 

優子の盾に弾丸は弾かれてしまった。あの盾は邪魔だな

 

「隙ありっ!!」

 

「くっ」

 

考え事をしていて無防備だったオレに優子が突きを放ってきて、オレは何とかライフルでいなしたが少し食らってしまい

 

Fクラス 高瀬 一輝 VS Aクラス 木下 優子

日本史    243          378

 

さらに点差が開いてしまった。オレはライフルを投げ捨て、懐からトンファーを出す。リーチでは不利だがライフルよりはましだ

 

「へぇ一輝君って他にも武器を持っているのね」

 

キンッキンッキン

 

なんどかトンファーでランスと切り結び

 

Fクラス 高瀬 一輝 VS Aクラス 木下 優子

日本史    126          307

 

くっこれじゃ点差が広がる一方だな

 

ダッ

 

オレはバックステップすると、トンファーを捨て胸ポケットからサバイバルナイフを取り出す

 

「まだ、あったのね」

 

やや、呆れ気味の優子。まぁオレも把握しきれてないぐらいだしな。さて決めるか、オレは優子に向かって突進すると

 

フッ

 

突然視界から消えた。これは腕輪の効果ではなく消えたように錯覚させただけだ

 

舞空【首狩】(ぶくう【くびかり】)――前方に走るように見せかけ、飛び上がり相手の視界から消えた後に背後に着地と同時に首を切り落とす

 

オレの召喚獣はナイフを振りぬいた姿で現れた――

 

――優子の召喚獣の正面に

 

しまった、生身の感覚でやっちまった

 

「えっ、隙あり!!」

 

その隙を見逃すことなく優子はランスで胸を突き刺す。もちろん

 

Fクラス 高瀬 一輝

       戦死

 

こうなる。あ~あカッコ悪りぃ

 

「勝者!!Aクラス!!」

 

高橋女史が勝ち名乗りを上げる

 

「おめでとう優子」

 

とりあえず勝者の優子に称賛の言葉をかける

 

「よく言うわよ、最後に一輝君が距離感を間違ってなければアタシの負けだったのに」

 

「要はオレの失敗だ、それに勝ちは勝ちだろ」

 

「そうね、これで一輝君に何かしてもらえるわね」

 

「その時はお手柔らかに」

 

オレは軽く手を振りアキたちの元に戻った

 

Side out

 

 

 

「お疲れさん、一輝。残念だったな、最後のが決まらなくて」

 

雄二が一輝に励ましの言葉をかける

 

「しょうがないよ、召喚獣の感覚には慣れが必要だし、一輝は転校生だからね」

 

「一輝君は1年のころの試験召喚実習を受けてないですからね」

 

僕の言葉に明梨も同意する。しかし1対1か…

 

「次は康太だったな。俺の分も頼むぞ」

 

「……任せろ(グッ)」

 

一輝の言葉に康太は親指を立てる。全く、こういう時には頼りになるよ

 

「次の代表者は前に」

 

「康太、勝って来い」

 

「……科目は保健体育(スッ)」

 

「分かりました。保健体育、承認します」

 

康太は前に出ながら科目を告げる。康太の最大の武器、『保健体育』を

 

「じゃ、Aクラスからはボクが行こうかな」

 

Aクラスからはライトグリーンの髪をショートカットにしたボーイッシュな女の子が出てきた。誰だろう?見覚えがないから転校生かな

 

「一年の終わりに転入してきた工藤愛子です。よろしくね」

 

笑顔で自己紹介をしてきた。元気な子だなぁ

 

「土屋君だっけ?それともムッツリーニ君?随分と保健体育が得意みたいだネ?」

 

工藤さんは康太の実力を知らないのか随分と余裕な様子で康太に話しかける

 

「でもボクだってかなり得意なんだよ?………キミとは違って、実技で、ね♪」

 

かなりの問題発言の後、僕の方を向いてニヤリと笑みを浮かべる、まさか

 

「そっちのキミ、吉井君だっけ?勉強苦手そうだし、保健体育でよかったらボクが教えてあげようか?もちろん実技で」

 

やっぱり僕に狙いを定めたのか

 

「いや、僕はそんなに勉強は苦手じゃないから―「明君にはわたしが教えてあげるから大丈夫です」―ちょ、明梨、何言ってるの?―「私は明久君に教えてもらいたいです」―ひ、日向まで何言ってるの?二人とも意味分かっているの?」

 

僕が丁重に工藤さんの提案を断ろうとしたら明梨と日向が爆弾発言をした。確かにとても魅力的な提案だが

 

『吉井には永遠にそんな機会なんて来ないから、保健体育の勉強なんていらないわよ!!』

 

『そうです!!吉井君には永遠に必要ありません!!』

 

『アキのこと馬鹿にしてんじゃねぇぞ』

 

僕が二人を落ち着かせて振り返ると姫路さんと島田さんが伏していた。何かしたのかな?

 

「……工藤。ふざけ過ぎだ」

 

「ふざけるって、こういうこと?(ピラッ)」

 

工藤さんがスカートの裾を軽く上げる。もちろん見えない程度だが

 

『『『『『ふおおぉぉぉーーー』』』』』

 

馬鹿どもはそれだけで興奮し

 

「……(ポタポタポタ)」

 

康太は鼻血を押さえていた

 

「さっきは言わなかったけどボクの特技はパンチラなんだよネ」

 

「……これは今朝チョコを食べ過ぎたから(ポタポタ)」

 

まだ滴り落ちる鼻血を押さえながら苦しい言い訳をする康太。工藤さんはそんな康太に対して

 

「ふ~ん、ならコレならどうだ(ダキッ)」

 

工藤さんは康太の反応が面白いのか、今度は康太の腕に抱きついた。たぶん胸が当たってるだろう、康太は

 

「……グハッ」

 

吐血した。まぁ康太なら仕方ないか

 

「……これはさっき飲んだトマトジュース」

 

「あはは、やっぱり面白いねムッツリーニ君」

 

「工藤さん、そろそろ試合を始めてくれるかな?」

 

僕は康太を軽く介抱しながら工藤さんにお願いする

 

「ホントはもっと遊びたいけど、分かったよ。試獣召喚っと」

 

「……試獣召喚」

 

二人の呼びかけに応えて召喚される召喚獣。康太の召喚獣は忍者装束に小太刀二刀流。対する工藤さんは

 

『な、なんだあのバカでかい斧は?!』

 

『あんなのに切られたら一溜まりもないじゃねぇか?!』

 

セーラー服に身の丈ほどある大斧を持ち、腕輪までしている。保健体育が得意と言うのは嘘ではないようだな

 

Fクラス 土屋 康太 VS Aクラス 工藤 愛子

保健体育   657          528

 

 

 

康太Side

 

「じゃあバイバイ。ムッツリーニ君」

 

『『『『ムッツリーーーニーーー』』』』

 

工藤が大斧を構えて飛んでくる。腕輪を使っているのか、その斧は帯電している。…勝ったら名前で呼んでもらおう、あの名で呼ばれるのは嫌だからな

 

「……加速」

 

俺は腕輪を使いガラ空きの工藤の胸元に切りかかるが

 

「くっ」

 

とっさに武器を前に構えた工藤は戦死は免れたようだ

 

Fクラス 土屋 康太 VS Aクラス 工藤 愛子

保健体育   598          342

 

点数が補正される。どうやら帯電した斧に触れた分俺の召喚獣もダメージを受けたようだ。コイツのことを甘く見ていた罰だな。気合を入れなくては

 

「隙ありっ!!」

 

俺が考え事をしているのが隙に見えたのか、工藤がまた帯電した斧で切りかかってくるが

 

「……加速」

 

俺は腕輪を使う

 

「二度も食らわないよっ」

 

工藤はまた斧を盾のように構えるが、俺の腕輪の能力は単純に高速移動するのではない。俺は召喚獣を工藤の後ろに回り込ませてから、工藤の背中を切り裂く

 

「えっ、何で後ろに?!」

 

俺の召喚獣が突然後ろに現れたのに気づいたようだがもう遅い

 

「……加速終了」

 

Aクラス 工藤 愛子

       戦死

 

「勝者!!Fクラス!!」

 

「そ、そんなボクが保健体育で負けるなんて」

 

相当ショックだったのか工藤は膝をついて落ち込んでいる。仕方ない

 

「……工藤、お前の敗因は分かるか?」

 

「実力の差、でしょ?」

 

どうやら分かってないようだな

 

「……確かに点数では俺の方が勝っていたが、それだけではない」

 

「え、じゃあ何?」

 

「……慢心。お前は保健体育なら負けないと思っていただろう?」

 

「うん、だから点数で負けていた時には少し焦ったよ」

 

「……俺もお前が格下だと思って油断していたからな。だが、あそこまで点数が近かったのは初めてだ」

 

「え?」

 

「……これからもお互いに頑張ろう」

 

そう言って俺は工藤に握手を求める

 

「うん。ありがとうムッツリーニ君」

 

工藤は俺の手をとってきたが

 

「……土屋康太。勝ったから名前で呼んでくれ」

 

「あ、ゴメンね。…康太君」

 

「……(プイッ)」

 

工藤が笑顔で名前を呼んできてドキッとしてしまい顔を背けてしまった。しかし笑顔がカワイイな

 

「……もう、戻る」

 

俺は逃げるようにFクラス陣営に戻った

 

Side out

 

 

 

康太は工藤さんに惚れたのかな工藤さんと握手してから顔が真っ赤だ

 

「……勝ったぞ」

 

「お疲れさん。だいぶ楽になったぞ」

 

康太はそっぽを向きながら雄二に報告した。たぶん赤い顔を見られたくないのだろう

 

「康太、随分と工藤さんのこと気にかけているんだね?惚れた?」

 

「……当然のことをしたまで、惚れてはいない」

 

「ふ~ん、じゃ僕が告白しても良いの?」

 

「……(クワッ)」

 

康太が目を見開いてこちらを見た

 

「冗談だよ。やっぱり惚れたんだね」

 

「……工藤はカワイイ(コクッ)」

 

「応援するよ。頑張って」

 

「……助かる」

 

どうやら康太にも春が来たようだ。さてこれで2勝1敗、まだ勝負は分からないな

 




康太が愛子に惚れました。
愛子も康太にアドバイスを受けたので好印象です。
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