僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

27 / 93
Aクラス戦3話目です。



Aクラス戦③

さて康太が勝ったから2勝1敗だが、4勝するまでは勝負は分からないからな

 

「次は藤崎、頼む」

 

雄二は明梨を出すみたいだね

 

「わかりました。行ってきます」

 

「明梨、頑張ってね」

 

「うん、行ってくるね明君」

 

明梨は笑顔でそう言うと教室の中央へと向かう。相手は誰だろう?

 

「Aクラスからは私が出ます」

 

日向か

 

「明久。久遠の成績はどのくらいだ?」

 

「日向は明梨と総合だと変わらないけど、日向の方が得意不得意があんまりないんだよ。教科次第では明梨はツラいかもね」

 

「そうか」

 

雄二はあまりこの試合の勝敗は気にしてないようだ。今のところは雄二の予定通りなのだろう

 

「科目はどうしますか?」

 

高橋先生が二人に科目を聞く

 

「生物でお願いします」

 

日向が生物を選択した

 

「あちゃ~生物か。これはツラいね」

 

「そうなのか?」

 

雄二は二人の詳しい点数は知らないので僕に聞いてきた

 

「うん、生物は日向の得意科目で、明梨の苦手科目だからね。平均点だと200ぐらい差があるよ」

 

「そうか、科目選択できなかったし負けても仕方ないな」

 

「まぁ戦争でも明梨はあまり出番もなかったから、操作技術で補うのも限界があるだろうね」

 

明梨はDクラス戦の時とBクラス戦の時に少ししか召喚してないから操作技術が少しいいくらいだろう

 

「わかりました。生物、承認します」

 

高橋先生が承認すると生物のフィールドが展開された

 

「「試獣召喚!!」」

 

二人の掛け声に応じて現れる二人の召喚獣、明梨は前に見たときと同じで巫女装束に弓矢、日向のはナース服に腕ぐらいの大きさの大きな注射器。やばい二人ともかなりカワイイ

 

「グハッ」

 

僕は軽く吐血してしまったが

 

『『『『うおぉぉぉ~巫女さんにナースさ~ん』』』』

 

「うるせぇ!!黙ってろお前ら!!」

 

不愉快な声が聞こえたので(物理的に)黙らせた。勝手に体が動くことってあるよね

 

「「明君、なにやってるの?!(明久君、なにやっているんですか?!)」」

 

「えっごめん。こいつらに二人の召喚獣を見せたくなくて」

 

こいつらの目に触れさせたくないからだ

 

「「あ、ありがとう(ございます)」」

 

はて、お礼を言われるようなことをしたっけ?

 

Fクラス 藤崎 明梨 VS Aクラス 久遠 日向

生物     326           492

 

やっと二人の点数が表示された。やはりかなりの点差だ

 

 

 

 

明梨Side

 

明君って素であんな発言をするから卑怯だよね。わたしもヒナちゃんも顔が赤くなっちゃったよ

 

「そろそろ試合を開始してください」

 

「「は、はい」」

 

高橋先生に促されてわたし達は返事をする。そうだった試合中なんだからちゃんと集中しないと、ヒナちゃんの点数はわたしの約1.5倍。明君ならばこのぐらいの点差は何とかなるだろうけど、わたしは召喚した回数はあまり多くは無いから気をつけないと

 

「行くよっ」

 

わたしはヒナちゃんの胸に向かって矢を放った。胴体なら大きく避けないといけないから、その後の隙を狙うために次の矢を番える

 

「わ、わっ」

 

ヒナちゃんはわたしの予想通り大きく避ける

 

「そこっ」

 

避けて体勢を崩しているヒナちゃんに向かって矢を放つ

 

「きゃっ」

 

体勢を崩していたため避けきれずに腕に当たる

 

藤崎 明梨 VS 久遠 日向

 326       463

 

少しだけ点数が補正される。やっぱりこの点差じゃそんなに削れないか、

 

「やりますね、明梨ちゃん。なら、こうですっ」

 

ヒナちゃんはメスを3本投擲してくる

 

「あ、危ないっ」

 

判断が一瞬遅れたわたしは足に掠ってしまう

 

藤崎 明梨 VS 久遠 日向

 264      463

 

あちゃ~ちょっと掠っただけでこんなに減っちゃうんだ

 

「これで終わりですっ」

 

ヒナちゃんは飛び上がって注射器を刺してこようとするが

 

「甘いよっ」

 

わたしは避けながら矢を3本纏めてひき絞り、着地と同時に矢を放つ

 

藤崎 明梨 VS 久遠 日向

 264       327

 

強くひき絞ったのでかなり効いたみたいだ

 

「やりますね、明梨ちゃん。でも、これからが勝負です」

 

ヒナちゃんはメスを数本投擲してきて、わたしは躱わしながら矢を放つ。しかしお互いに少しずつ被弾して

 

藤崎 明梨 VS 久遠 日向

  53       72

 

わたし達の点数は残りわずかとなった、たぶん次の攻撃で勝敗は決まるだろう

 

「次で最後です」

 

「それはお互い様でしょ」

 

わたしが矢を放つと同時にヒナちゃんもメスを投げてくる

 

サクッ サクッ

 

点数の減った召喚獣では避けきれずに二人とも被弾する

 

藤崎 明梨 VS 久遠 日向

 戦死       24

 

「あ~あ負けちゃったか。良い勝負だったね、ヒナちゃん」

 

「そうですね。あの点差でここまで追い詰められるとは思いませんでしたよ」

 

わたし達はお互いの健闘を讃えて自分のクラスの陣地へと戻っていった

 

Side out

 

 

 

 

日向との試合を終えた明梨が帰ってくる

 

「明梨、お疲れ様。負けちゃったけどいい勝負だったよ」

 

「あぁ正直、俺もあそこまで粘るとは思っていなかった。お疲れさん藤崎」

 

僕と雄二は明梨に労いの言葉をかける

 

「結局負けちゃいましたけどね」

 

明梨は少しバツが悪そうな感じだ。あんないい勝負をしたんだから試合の結果なんて気にすることじゃないのに

 

「次の代表者は前に!!」

 

明梨を慰めていると高橋先生から指示が出される

 

「Aクラスからは僕が出よう」

 

Aクラスからは久保君が出るようだ

 

「来たか、学年次席。姫路、頼む」

 

雄二はもともと姫路さんを当てるように決めていたので姫路さんに出るように言う

 

「は、はい。頑張ります」

 

姫路さんは緊張しながらも前に出る

 

「さて、この試合どうなるか」

 

「二人の点数はほとんど拮抗しているからね」

 

僕は雄二の言葉に同意する。二人は学年次席争いをするくらいなので点数に大きな差は無い

 

「科目はどうしますか?」

 

「総合科目でお願いします」

 

姫路さんが総合科目を選択した。しかし、総合科目だと確実に点差は無いだろう

 

「「試獣召喚!!」」

 

二人の召喚獣が現れる。姫路さんは西洋鎧に身の丈の倍ほどの大剣、対する久保君は袴姿に甲冑を着ていて武器は二振りの大鎌

 

Fクラス 姫路 瑞希  VS Aクラス 久保 利光

総合科目   4498           4102

 

あれ、結構点差があるな。これなら

 

『マ、マジか!?』

 

『何時の間にこんな実力を!?』

 

『この点数、霧島翔子に匹敵するぞ』

 

至る所から驚きの声が上がる。まぁ姫路さんの実力は有名だから仕方ない

 

「ぐっ……!姫路さん、どうやってそんなに強くなったんだ……?」

 

久保君が悔しそうに尋ねる。やはりこれだけ点差がつけられるときになるのは仕方ないだろう

 

「……私、このクラスの『皆』が好きなんです。人の為に一生懸命な『皆』のいる、Fクラスが」

 

人の為に一生懸命?人の幸せを許さず、人の不幸に喜ぶ奴らのどこがいいのだろうか

 

「『Fクラス』が好き…?」

 

「はい。だから頑張れるんです」

 

姫路さんは腕輪の能力で熱戦を放つが

 

「そうか…なら僕は負けられないね」

 

久保君はギリギリで避けてガラ空きの姫路さんの胴を切る

 

姫路 瑞希  VS 久保 利光

 3548       3998

 

どうやら久保君の一撃は浅かったようで、そこまで点数は減らない。ただ久保君も掠ったようで少し点数が減る。しかし、久保君の目つきが変わった

 

「これは負けたな。明久、後がなくなっちまったが頑張ってくれ」

 

「アキ、負けんなよ」

 

「明君、頑張ってください」

 

「明久、しっかりのぅ」

 

「……頑張れ」

 

みんなは諦めモードで僕に声援をかける

 

「ちょっと、みんな、まだ姫路さんの試合が…」

 

あ、久保君が姫路さんの胴を切り払って一閃した

 

「…終わったな。頑張れよ明久」

 

僕は自陣へと戻る姫路さんを横目に見ながら教室の中央へと向かった。さて、これで僕らは2勝3敗、7戦だから僕が負けたらFクラスの負けだ

 




姫路は負けましたね。
隙もないのに、大技を使えば普通はああなりますよね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。