僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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明久が常夏変態をセッキャクします。
クレーマーって面倒ですよね。


クレーム処理

西「勝者、吉井・坂本ペア!!」

 

西村先生が僕達の勝ち名乗りを上げる

 

「で?康太はいつまで気配を消しているの?試合はもう終わったんだし邪魔にはならないよ」

 

僕は気配を消して試合の途中から来ていた康太に声をかけた

 

康「……なぜ、気付いた?気配を消していたのに」

 

雄「うぉっ、康太か。突然現れるんじゃねぇ!!心臓に悪いだろうが」

 

雄二は気付いてなかったみたいだな

 

康「……すまない。試合の邪魔になると思ったから気配を消していた」

 

「空気とかにも気配ってあるからね。勘の鋭い人なら気配を溶け込ませないと気付けるよ。それで?店に何かあったの?」

 

わざわざ会場まで来るってことは面倒事かもな

 

康「……少し面倒な客がいて困っている」

 

雄「わかった。歩きながら話そう」

 

僕らは教室へ向かいながら話を聞くことにした

 

「で?面倒な客って言うのはどんな客なの?」

 

康「……クレーマー。スープに虫が入っていたと言っている」

 

雄「衛生管理はしっかりとしているからそんなはずはないな」

 

「たぶん、自分で入れたんじゃないかな?康太は監視カメラでその映像探して」

 

康「……わかった」

 

雄「そういえば一輝はどうしたんだ?クレーム処理とかはあいつの仕事だろ」

 

康「……トイレ休憩」

 

なるほどな。クレーム処理担当の人間がいない時だったのか、それで康太は僕達を呼びに来たんだな

 

一「アキに雄二、一回戦は終わったみたいだな。康太はなんでこんなとこにいるんだ?」

 

噂をすれば影ってか、一輝が後ろから声をかけてきた

 

「どうもクレーマーがいるらしくてね。康太は僕らを呼びに来たんだよ」

 

一「そうか、すまんな。オレが抜けなければ問題なかったのに」

 

雄「いや、トイレなら仕方ないだろ。っと着いたな」

 

話しているうちに教室まで着いたようだ

 

?1『だから、なんで虫が料理に入ってんだって聞いているんだよ!!』

 

優『そんなものが入っているわけないでしょ!あなたが入れたんじゃないの!?』

 

?2『そんなことするわけねぇだろうが!!この店は接客がなってねぇなぁ!!』

 

優子さんとモヒカン頭&坊主頭のチンピラ、よく見るとこの学校の制服を着ている。タイの色からすると3年生だろう

 

「一輝は優子さんのフォローをお願い、僕が対応してくるよ。康太はさっき言ったことをお願い」

 

一「りょ~かい」

 

康「……わかった」

 

雄「なら俺は他の客のフォローに当たるか」

 

一輝は優子さんの元へと向かった

 

一『優子、ちょっといいか?』

 

優『あ、一輝君。でも、この人たちが』

 

一『そいつ等の対応は明久に任せてあるから大丈夫だ』

 

優『わかったわ』

 

優子さんは一輝に促されてスタッフルームへと向かった。その姿を見送りながら僕はチンピラクレーマー先輩の席に近づく、康太が証拠を探す時間を稼がないといけないからね

 

「先程は当店のスタッフが失礼しました」

 

僕は怒りを押さえながら頭を下げる

 

モ「まったくだ。この店はあんな奴に接客させてんのかよ」

 

「申し訳ありませんが、お客様のお話をわたくしにお話しいただけませんか」

 

僕は怒りと殺気を押さえてチンピラ先輩に尋ねる

 

坊「さっきも言ったんだが、このスープに入っている虫は何だって聞いたんだよ」

 

坊主先輩が自分のオニオンスープに入っている虫を指さす

 

「この虫でございますか」

 

僕はその虫をよく見てから

 

「動物界、節足動物門、昆虫網、鞘翅目、多食亜目、コガネムシ下目、コガネムシ上科、コガネムシ科、スジコガネ亜科、スジコガネ族、スジコガネ亜族、コガネムシ属のコガネムシという昆虫で食性は草食性――」

 

モ「ちょっと待て!!お前は何を言っているんだ?!」

 

モヒカン先輩が僕の話を切って抗議してきた

 

「お客様が『この虫は何だ』とお尋ねになられたので、その虫についてご説明させていただいたのでございますが、何かご不満でも?」

 

もちろん、そんなこと聞いてないのは知っているけど、目的は時間稼ぎだからな

 

坊「俺はなんでこのスープに虫が入っているかって聞いたんだよ!!」

 

「つまり、お客様は当店のスタッフがこの虫の存在に全く気付かずにご提供したとおっしゃりたいんですか」

 

僕は怒りを押さえながら坊主先輩に聞く、たぶん殺気は少し漏れているだろうな

 

坊「そ、その通りだよ」

 

坊主先輩がやや怯えながら頷く。どうやら、康太の方も済んだみたいだ親指を立ててこちらに合図をしている

 

パッ

 

プラズマディスプレイに坊主先輩がスープに虫を入れている姿が写し出される

 

モ「な、なんであの姿が写されているんだよ」

 

坊「おい、常村、さっさと逃げるぞ」

 

その映像を見て逃げ出そうとするチンピラ先輩

 

「逃がすかよっ」

 

俺は逃げる前に襟首をつかむ

 

「お前らは営業妨害だけじゃなく、食い物を粗末にしたからな。じっくりと話を聞かせてもらうぞ」

 

常「虫を入れたのは夏川だから俺は見逃してくれ!!」

 

夏「なっ常村、お前だけ逃げようとするんじゃねぇ」

 

「連帯責任だ。じっくりとその腐った性根を叩きなおしてやる」

 

俺は常村と夏川と呼び合う先輩を連れてスタッフルームの奥へと消える。どうやら優子と一輝はもうここにはいないようだ、ちょうどいいな

 

 

 

雄二Side

 

さて、あのクレーマーは明久が処理してくれるだろうから、俺は他の客を落ち着かせるか

 

「先程はお見苦しいところをお見せしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。現在当店にいらっしゃいますお客様方には全商品を半額でご提供させていただきますので、ご容赦ください」

 

その言葉で満足したのか客はまた落ち着きを取り戻した

 

常「お、覚えていろよ!!」

 

夏「夜道には気をつけるんだな!!」

 

明久に連れて行かれたチンピラ先輩が飛び出してきた。頭にブラジャーを引っ掛けて

 

明久「モブの変態先輩のことを覚えておくなんて無駄な事はしませんよ」

 

たしかに明久の言うとおりだな、あんな奴ら覚えるよりも英単語を一つでも覚えておく方がいい

 

Side out

 

 

 

「雄二、あの二人についてどう思う?」

 

僕はチンピラ先輩について雄二に尋ねる

 

雄「大方、俺らの邪魔をしたかったんだろうな。教頭の差し金ってとこだろう」

 

雄二も同じことを考えていたようだ。高校の学祭程度で営業妨害するなんて暇な事をする人はいないだろうからね

 

「しかし、あんなことやっても大会には支障ないのにねぇ」

 

雄「俺らのことを過小評価しているんだろう。っと、話はこのへんにして仕事に戻ろうぜ」

 

「そうだね」

 

僕らは接客へと戻っていった

 




たぶん清涼祭編では試合と営業妨害への対処をそれぞれ1話ずつ投稿すると思います。
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