僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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今回は妨害ではないです


問題解決?!

明「やっぱり明君には勝てないか」

 

日「負けちゃいましたか」

 

二人は負けてしまって落ち込んでいる様子だ。真剣勝負とはいえ悪いことしちゃったかな

 

「二人とも、ほんとゴメンね」

 

僕はひとまず二人に頭を下げる

 

明「謝らないでよ明君」

 

日「そうですよ。これは試合でしたし、明久君が謝ることないですよ」

 

うぅ、二人の優しさに僕の良心が痛むよ。でも優勝しないと学園長に何を頼まれるか分からないからな

 

明「それよりさ、明君。一つ聞いてもいい?」

 

突然話題を変えてくる明梨。聞きたいこと?

 

「うん。答えられるものなら答えるよ」

 

特に二人に隠したい事は無いし、二人に対する気持ち以外は

 

明「その、明君は誰と如月ハイランドに行きたいの?」

 

日「あ、それは私も気になります」

 

おずおずと聞いてくる明梨と日向

 

「ほぇ?」

 

予想もしていなかった質問に間抜けな声を上げてしまった。誰と行きたいか、か…あれ?考えてなかったな

 

よし、ちょっと整理してみよう

 

確かチケットってペアチケットだよね。

それで、そのチケットは『カップルで行くと幸せになる』ってジンクスを作ろうとしている施設のチケット。

僕は二人と幸せになりたい。

二人は僕が誰とペアで行くか聞いてきた。

 

やばい。これは僕の返答次第ではとんでもない誤解を生みそうだ

 

 

 

雄二Side

 

藤崎と久遠に質問されてから明久は頭から煙が出そうなほど考え込んでいる。この二人は自分の思い人が『誰が好きなのか』が気になっているんだろうな。

他の奴の名前が出ても悲しみはするだろうが、嫉妬とかはしないだろう

多分、明久はこの二人のことが好きなんだろうがな。さて、明久はなんて答えるんだろうな

 

明久「……………戦略的撤退!!ごめん二人とも!」

 

明久は俺が見たこともない速さで逃げていった。ソニックブームが起きたのは気のせいだろう

 

藤・日「えっ明君(明久君)?!」

 

明久の突然の行動に驚く二人。ちょっと待て、俺を置いて行くなよ

 

「すまん、明久は俺が連れ戻すから二人は先に店に戻ってくれ」

 

俺は二人に店に戻るように伝えてから明久の逃げた方向に駆け出した

 

 

 

 

?「はぁ~」

 

少し走ると物陰から溜め息が聞こえてきたので、その出所をみると

 

「明久、こんなとこにいたのか」

 

明久がいた

 

Side out

 

 

僕が悩んでいると雄二が声をかけてきた

 

「雄二か、ビックリさせないでよ」

 

雄「突然走り出したお前が言うセリフではないと思うんだが」

 

「うっ」

 

そこは追及しないでほしかったな

 

雄「大方どっちを誘うかで迷っているってところだろう?」

 

なんでコイツはこんなにも的確に当てるんだろう

 

雄「『なんでわかるんだ?』って顔だな。お前との付き合いも長いからよくわかるんだよ」

 

「雄二に隠し事はできないね。雄二の言った通りだよ。普通のチケットならもう一人分を僕が払って二人を誘えばいいんだけど、プレオープンだとそうはいかないからね」

 

プレオープンのチケットは入手困難らしいしね

 

Prrrrrr Prrrrrrr

 

そんなことを考えていると僕の携帯が鳴った

 

雄「俺に気にせずに出てくれ」

 

雄二にそう言われたので僕は携帯を取り出して着信元を見ると

 

『父さん』

 

僕は軽く項垂れてから電話に応答する。父さんから電話なんて碌なことがないんだが

 

ピッ

 

昭『久しぶりだね、明久』

 

いつも通りの元気そうな声が聞こえてきて僕はちょっと鬱になる

 

「うん、久しぶり、父さん。何のようなの?」

 

電話口の向こうで飛行機のエンジン音が聞こえるのは無視しよう。聞いてみるだけ無駄なのだから

 

昭『そっけないねぇ。久しぶりの親子の会話なのに』

 

「どこにいるのか知らないけど、海外でしょ?長電話すると通話料が大変なことになるよ」

 

僕の家族はところどころ常識外れで異常な家族愛があるから困る

 

昭『そうだね。これ以上言っても無駄だと思うから本題に入るよ』

 

この感じからすると重大な話ではないのかな。呑気なままだし

 

昭『明久、今悩んでいるでしょ?』

 

「なんで知っているの?」

 

反射的に聞いてしまった

 

昭『明久が召喚大会に出るって聞いたからね』

 

「それで、なんで僕が悩むの?」

 

昭『召喚大会の賞品にペアチケットがあるでしょ?明久は明梨ちゃんと日向ちゃんのどっちを誘うかって悩んでいるんじゃないかなって』

 

召喚大会の話だけでそこまで思い至るのか、父親だししょうがない……か?

 

昭『そんなわけで明久に朗報があるんだけど』

 

そこで言葉を区切る父さん

 

「もう何かしているんでしょ?だったら早く話してよ」

 

昭『明久はせっかちだね』

 

「そっちが勿体ぶるからでしょ」

 

父さんと話していると疲れるよ。話のペースが独特だし

 

昭『あのペアチケットで3人まで行けるようにしといたよ。3人で幸せになってきなよ』

 

は?何をやっているんだ?

 

昭『いやぁ~、透に話したら喜んで手配してくれたよ。ついでに結婚の話だけはキャンセルにしといたらしいから安心してね』

 

ピッ

 

言いたいことだけ言うと父さんは一方的に通話を切った。これで問題解決か?なんかあっさりしすぎていて怖いんだけど

 

雄「電話、親父さんか?随分と苦労してそうだが」

 

電話が終わったのを見て雄二が話しかけてきた

 

「父さんは自分のペースで話を進めるからね。それと、ペアチケットで3人まで行けるようにしたって」

 

雄「随分と突拍子もない話だがもう突っ込まないぞ」

 

雄二も父さん達の非常識さを理解したのかな

 

「ついでに結婚の話だけはキャンセルにしたらしいよ」

 

雄「随分と早く話が済んだな。なにかあるのか?」

 

「透さんは色んな企業に顔が効くからだと思うけど」

 

あまり深いことは聞かない方が疲れずに済むから話は軽くしか聞かないんだよね

 




果たして明久は『3人で幸せ』になるんでしょうか、乞うご期待。
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